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クレージー大作戦

  • posted at:2024-09-27
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーだいさくせん
東宝=渡辺プロ
配給:東宝
製作年:1966年
公開日:1966年10月29日 併映「喜劇 駅前競馬」
監督:古澤憲吾
製作:渡辺晋
脚本:笠原良三 池田一朗 田波靖男 坪島孝
撮影:永井仙吉
美術:村木忍
録音:増尾鼎
照明:平野清久
整音:下永尚
音楽:山本直純 萩原哲晶
主題歌:「大作戦マーチ」ハナ肇とクレージーキャッツ
監督助手:出目昌伸
編集:黒岩義民
合成:松田博
現像:東洋現像所
製作担当者:酒井靖史
協賛:伊豆富士見ランド
出演:植木等 ハナ肇 谷啓 野川由美子 犬塚弘
シネマスコープ カラー 100分

砂橋刑務所ではドラムの演奏を得意とする看守の加古井守が楽器を得意とする6人の受刑者を集め、社会復帰した際に楽団に就職出来るように指導を行っていた。トロンボーンはトロこと太平久が、クラリネットは与太クラこと藪越与太郎が、アコーディオンはピー麿こと花見小路抜麿が、電子オルガンはヤロパこと馬場ジョージが、ウッドベースは陣鉄こと陣十郎が担当していた。いつものように練習が始まると調子に乗った加古井が陶酔しながらドラムを叩き始めた。そうなると手が付けられないことを知っている5人は自分たちの雑居房に帰って昼寝でもして時間を過ごそうと考えたのだが、そこにいたのは見知らぬ男だった。石川五郎という受刑者が今日からここに泊まるからよろしく頼むと言うと、ヤロパが新入りの癖に態度がデカすぎるぞと食って掛かった。すると石川はうるせえと一喝し、俺はお前らのようなコソ泥や置き引きなどの類とはわけが違うから一緒の部屋に住まわせてもらうだけありがたく思えと言った。するとそこに現れたのは5人がいないこと気づいて所内を捜し回っていた加古井で、石川が歌とギターが得意だとわかると途端に上機嫌になった。

石川が銀座にある宝石店で強盗を働いて警察にわざと捕まったのには理由があった。東京のあるところには10億円もの現ナマが眠っているらしく、それは日本の暗黒街で頭取と呼ばれるボスがかき集めた悪銭だった。彼はそれをごっそりいただこうを考えていたのだ。だがそれには仲間が必要で、白羽の矢を立てたのが砂橋刑務所にいるトロだった。金庫破りの特技を持っているトロに作業時間を利用して接触するが、彼は5億円の山分け話にも興味を示さなかった。何故なら逃亡生活に疲れ果て刑務所での生活の方が余程気楽だと考えるようになったからだ。それを聞いた石川は悪党から金を巻き上げるのだから立派な社会正義だと説くが、トロは他の奴に頼みなと素っ気なく言った。すると石川は日本一の金庫破りなんて噂だけなんだなと鼻で笑い、頭取の金庫と聞いて怖気づいたんだとがっかりした。プライドを傷つけられたトロは10億円が金庫に仕舞われていることがわかると、俺の腕を見せてやると息巻いた。

屋台的映画館
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クレージーのぶちゃむくれ大発見

  • posted at:2024-09-02
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーのぶちゃむくれだいはっけん
東宝=渡辺プロ
配給:東宝
製作年:1969年
公開日:1969年1月1日 併映「フレッシュマン若大将」
監督:古澤憲吾
製作:渡辺晋 大森幹彦
脚本:田波靖男
撮影:永井仙吉
美術:小川一男
録音:田中信行
照明:金子光男
整音:下永尚
音楽:山本直純
主題歌:「俺は売り出し中」植木等
・・・:「笑って笑って幸せに」ハナ肇とクレージーキャッツ
監督助手:西村潔
編集:黒岩義民
合成:松田博
現像:東洋現像所
製作担当者:堤博康
出演:植木等 谷啓 ハナ肇 犬塚弘 桜井センリ
シネマスコープ カラー 84分

課長になれるかなれないかの瀬戸際に立っている東西電気工業の花川戸大五郎は、サラリーマン人生を賭けて3025型コンピューターの売り込みを掛けていた。得意先の担当者の遠山宏を高級クラブ「あんぶれら」に度々招いて接待していたがいつも結論を先送りされていた。ある夜、意を決してそろそろ答えが聞きたいと申し出ると、遠山は思わぬところから首脳部に圧力を掛けてきて困っていると打ち明けた。その圧力というのが政界の黒幕と言われる鬼熊という名の男で、東西電気工業のライバルである外資系企業・ABCマシンのコンピューターを一手に引き受けている東洋商会が傍に控えていた。その結果、入札はABCマシンに軍配が上がり花川戸は中島部長からこっぴどく叱られた。更に悪いことは続き、課長昇進の夢は泡と消えた上にあんぶれらで飲食した経費が認められなくなった。東西電気工業では経営の合理化でコンピューターを導入し、効率の悪い社用交際費は細かいところまでチェックするようになったのだ。これだけは認めて欲しいと花川戸は頭を下げるが、中島はコンピューターの経営管理は絶対だと言って譲らなかった。

どうしたものかと花川戸がうなだれているとあんぶれらのフロアマネージャーの植村浩が請求書を持って訪ねてきた。ツケはホステスからクラブに払うことになっているが、花川戸が贔屓にしているナンバーワンホステスの好子は最近無断で店を休んでいる上にアパートにも帰っていなかった。植村がそのことを伝えると、花川戸は自分が取り引きを成功させていればこんなことにならなかったのにと悔いた。部長と掛け合っても無駄だと言う花川戸に、植村はそれならコンピューターと会って話をつけましょうと言った。東西電気工業のコンピューター室に案内された植村はプログラマーの安西が紹介した皆から先生と呼ばれる開発者の谷井明と会うことにした。谷井はコンピューターの仕組みについて説明をするが、植村からツケのことで詰め寄られると僕はただの技術者だから関係ないと突っぱねた。そこで例え先生が偉い人だとしても会社のコンピューターにうちのツケを払うことを命令出来ないなら大したことないなと言うと、カチンときた谷井は支払いが出来るようにプログラムを作ってやると約束した。ところがちょっとした手違いにより東西電気工業に入金されるはずの金が全て好子の口座に入金されたのだった。

屋台的映画館
えいがくれよんしんちゃんあらしをよぶえいこうのやきにくろーど
シンエイ動画=テレビ朝日=ADK
配給:東宝
製作年:2003年
公開日:2003年4月19日
監督:水島努
チーフプロデューサー:茂木仁史 太田賢司 生田英隆
プロデューサー:山川順市 和田泰 福吉健 梶淳
原作:臼井儀人
脚本:水島努 原恵一
作画監督:原勝徳 大森孝敏 針金屋英郎 間々田益男
キャラクターデザイン:末吉裕一郎
美術監督:高野正道 古賀徹
撮影監督:梅田俊之
ねんどアニメ:石井卓也
音楽:荒川敏行 浜口史郎
録音監督:大熊昭
編集:小島俊彦
絵コンテ:水島努 原恵一
オープニング曲:「PLEASURE」華原朋美
エンディング曲:「こんな時こそ焼肉がある」のはら家オールスターズ
声の出演:矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 こおろぎさとみ 真柴摩利
アメリカンビスタ カラー 88分

野原家では朝から騒動が起きていた。朝食があまりにも貧相なのだ。今日は朝から外回りだから体力をつけなきゃいけないんだぞとひろしが文句を言うと、それにつられてしんのすけやひまわり、そしてシロまでが抗議に加わった。するとこれには理由があるのよとみさえが言った。彼女が冷蔵庫から取り出したのは高級焼肉セットだった。たまには豪勢に行きたいと思い数か月やりくりしてようやく昨日買ったのだ。少しだけ予算オーバーしたため、その分が朝食に反映されたのだった。ひろしたちがみさえの気持ちを知って目を潤ませていると、突然車が壁を破って庭に飛び込み降りて来た白衣の男が匿ってくれと縋り付いて来たのだ。ひろしがそんなことは警察に頼めよと言うと、それはちょっと困ると男は弱弱しい声で言った。すると今度は堂ヶ島少佐というサングラスの男が現れて白衣の男にさっさとアレを出せと凄んだ。怯える男はこの家族に託したと言い、俺たちは何ももらっていないとひろしが反論した。すると堂ヶ島は男に一撃を喰らわせて意識を失わせると担ぎ上げ、さあ行こうとひろしたちに合図した。命の危険を感じた野原家は一斉に家を飛び出すが、堂ヶ島は彼らを凶悪犯一家に仕立て上げた嘘の情報を流したのだった。捕まえた際の報奨金一億円に目がくらんだ人々が彼らを追い掛け、その中にはふたば幼稚園の園長や職員、ひろしの会社の部下などの親しい人までいた。

追手の目から逃れるために身を隠していたひろしたちは頃合いを見て地下にある電話線の管路を伝って逃げることにした。逃走は成功したかに見えたが、その先で待っていたのはスウィートボーイズという会社で営業部長をしている下田長九朗とその一団だった。下田によると「アレ」というのはどうやら物ではないらしい。そこに天城という女性幹部が現れ小競り合いを始めると、ひろしたちはその隙を見て逃げ出した。地上に出た野原一家はかわのそば児童公園の遊具の中に逃げ込んだが、その途中でショッキングな出来事を目撃した。電気店のショーケースの中に置かれたテレビにひろしの父の銀の介が重要参考人として警察に連行されたというニュースが流れていたのだ。一体奴らは何が欲しいんだろう。ひろしは誤解を解くには下田が言っていた熱海にある本部のボスと会うことが最適だと考えた。何しろ冷蔵庫の中で高級焼肉セットが彼らの帰りを待っているのだ。

屋台的映画館

クレージーだよ 奇想天外

  • posted at:2024-05-30
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーだよきそうてんがい
東宝=渡辺プロ
配給:東宝
製作年:1966年
公開日:1966年7月11日 併映「アルプスの若大将」
監督:坪島孝
製作:渡辺晋
製作補:五明忠人
脚本:田波靖男
撮影:宇野晋作
美術:村木忍
録音:伴利也
照明:小島正七
整音:下永尚
音楽:広瀬健次郎 萩原哲晶
主題歌:「虹を渡って来た男」
監督助手:浅野正雄
編集:武田うめ
合成:松田博
現像:東京現像所
製作担当者:山田順彦
出演:谷啓 藤田まこと 星由里子 ハナ肇 植木等
シネマスコープ カラー 90分

地球では人工衛星の打ち上げや月ロケットの打ち上げ成功に浮かれていたが、その騒ぎに巻き込まれた最大の被害者は遊星アルファだった。たまに軌道を外れたロケットが飛んできて突き刺さり地震を起こすのだ。原水爆をどんどん作って戦争ばかりしている地球の人間が平和な宇宙に乗り出してきたらどうなることやら。そう考えた長官はM7(ミステイク・セブン)に地球へ行って戦争という悪習慣を取り除いてこいと命じた。地球と言ったって何処に行ったらいいかわからないとM7がゴネると、長官は憲法で戦争を放棄している軍隊のない日本がいいと言った。そして1年間誰かの体を借りて平和のために働く見返りとしてどんな望みも叶う超能力を与えると約束した。それでもM7は断固拒否するが、結局従わざるを得なくなった。

翌日に入社式を控えた鈴木太郎は酒場を梯子し千鳥足で帰宅していた。すると夜空に流れ星が見え、フラフラと道路に出たところを車に撥ねられた。鈴木は気を失ったが、M7はその体に入り込んで鈴木太郎として活動することにした。強く倒れたにも拘らずすっくと何事もなく立ち上がったことに驚いたのは、大聖化学社長の磯村平吉と秘書の城山和子だった。運転していた和子は責任を感じ彼を病院へ連れて行くことにしたのだが、診察をした外科医はレントゲン撮影をしても異常を見つけることは出来なかった。問題ないと和子に伝えたものの地球のことを知らないM7のその後の言動や行動を疑問視した外科医は診察を続けようとするが、事が大きくなるのを恐れた和子は強引に診察室から出た。彼を家まで送ろうとするが鈴木はその家が何処にあるのかわからないと言う。困った和子は彼の持ち物の中から名刺を見つけ、それを手掛かりに日之出荘まで送り届けた。

自分の部屋に辿りついた鈴木は部屋の中にある物を興味深げに調べ始めるが、隣の部屋に住む恋人の佐々木ゆかりが入ってきたことに気づかなかった。声を掛けられ驚いた鈴木が誰だと尋ねると、ゆかりはふざけているのだと思った。ゆかりがさっきいた女は誰なのかと問い詰めると、鈴木はあれが女だったのかと驚いた。アルファ星は科学が発達しており人間は機械で生産されていた。彼は女を見たことがなく男女の見分け方がわからなかったのだ。

屋台的映画館

クレージーの大爆発

  • posted at:2023-12-08
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーのだいばくはつ
東宝=渡辺プロ
配給:東宝
製作年:1969年
公開日:1969年4月27日 併映「ドリフターズですよ! 全員突撃」
監督:古澤憲吾
製作:大森幹彦 田波靖男
脚本:田波靖男
撮影:永井仙吉
美術:小川一男
録音:増尾鼎
照明:金子光男
整音:下永尚
音楽:荻原哲晶
挿入歌:「悪気じゃないんだ」ハナ肇とクレージーキャッツ
・・・:「キンキラキン」ハナ肇とクレージーキャッツ
・・・:「恋はそよ風」いしだあゆみ
監督助手:渡辺邦彦
編集:黒岩義民
現像:東京現像所
製作担当者:鈴木政雄
特殊技術・監督:中野昭慶
特殊技術・撮影:真野田陽一
特殊技術・美術:井上泰幸
特殊技術・照明:原文良
特殊技術・合成:松田博
出演:植木等 ハナ肇 谷啓 犬塚弘 桜井センリ
シネマスコープ カラー 83分

1980年、地球は新しい宇宙時代に向けて沸き立っていた。しかし宇宙に目を奪われていた人々がひとたび足元を見つめると、そこには危機が迫っていた。それは世界経済の破綻による生活不安である。そしてその不安は各国の金市場における値上がりが示していた。それはニューヨークでもロンドンでもパリでもローマでも各国の取引市場では、日本が金の買い占めを止めない限り続くであろうと発表した。第二次世界大戦による廃墟から再起した極東の小国・日本は奇跡的な経済成長により今やアメリカに次ぐ世界第2位の生産力を誇っていた。今や円はドルよりも信頼され、世界中の金は日本へと流れ込んでいた。かつてマルコ・ポーロは日本を黄金の国「ジパング」と呼んだが、20世紀末の日本はまさしく黄金の国となっていた。日本に世界中の金が集中していることを知った秘密結社GIB本部は日本支部に向けて緊急司令を発した。「金を盗め」と。GIBとは密かに世界征服を目指す大地下組織だった。日本支部のWが待つオフィスに出頭したX14号は司令を伝えられた。それは三一銀行の地下金庫に眠る200億円もの金の延べ棒を盗み出せというものだった。その方法は第三者に盗ませ金だけいただくという狡猾なやり方だった。

大金を手にした大木健太郎は運転手の松田を従えて競馬場通いをしていた。重い札束が邪魔でしょうがない彼は競馬につぎ込めば減るだろうと考えたが、ツキまくって逆に増えてしまった。その帰り、踏切で遮断機が上がるのを待っていると後続の赤い車が追突してきた。健太郎は気絶した女性を助手席に移しその車を運転して病院へ連れて行こうとしたが、その途中で女性が目を覚ましもう何ともないからマンションへ連れて行って欲しいと言った。原宿のマンションに到着すると女性は毛利エリ子と名乗り健太郎を部屋に通した。そしてお見せしたい物があると言って映写機を準備すると、スクリーンにはかの有名な三億円強奪事件の犯行現場が映っていた。そして白バイ警官の格好をした人物の顔が健太郎であることがはっきりわかった。健太郎は強請りだと思ったが、エリ子からもっと大きな仕事がしたいと言われて驚いた。三一銀行の地下金庫に眠る500億円の金の延べ棒を盗み出すというのだ。毎日同じフィルムを見続けることであなたと組んで世間をあっと言わせたくなったとエリ子は言うが、金を見るのに飽き飽きしていた健太郎は断った。フィルムを警察に提出すると脅しても贅沢し尽したからもういいという始末。困ったエリ子は色仕掛けで迫ると、一晩考えるから明日うちにいらっしゃいと健太郎は言った。翌日、エリ子が教えられた住所に行くとそこは田んぼに囲まれた古民家があり、その横には宇宙真丸教(うちゅうまんまるきょう)の修練道場があった。真丸教教祖の健太郎はつまらない考えを捨てて入信すれば世の中のことは何事もうまく行くよと勧誘した。するとエリ子が懐から拳銃を出したため、健太郎は御本尊の霊を呼び出して伺いを立ててみると言った。

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