東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年4月26日 併映「華麗なる追跡」
監督:深作欣二
企画:日下部五朗
脚本:笠原和夫
撮影:赤塚滋
照明:中山治雄
録音:溝口正義
美術:井川徳道
音楽:津島利章
編集:堀池幸三
監督補佐:皆川隆之
助監督:藤原敏之
記録:田中美佐江
装置:近藤幸一
装飾:山田久司
背景:西村和比古
美粧・結髪:東和美粧
スチール:木村武司
衣裳:岩逧保
演技事務:森村英次
擬斗:上野隆三
進行主任:真沢洋士
出演:菅原文太 梅宮辰夫 池玲子 成田三樹夫 山城新伍
アメリカンビスタ カラー 100分
昭和三十二年、大原組の内紛により三宅組が独立したが、間もなく三宅組長が何者かによって殺害された。この事件により大原組と三宅組の対立が深刻化するが、翌年に大原組の組長逮捕されたことで抗争は終了した。昭和三十五年、三宅派だった友安組も解散に追い込まれるが、その二年後に元組長の友安政市が倉島市の市議選挙に立候補し当選した。友安が川手組を結成した川手勝美と手を組んだことで、大原組の留守を預かる組長代理の若衆頭・広谷賢次との間に小競り合いが度々起こるようになった。
昭和三十八年、倉島市。川手組の関連企業オーシャン観光が経営するキャバレー「ハレム」には友安の接待で向井市長や久保日光石油所長などが来ていたが、ホステスとして働く麻里子が引き抜かれたことを根に持つ沖本九一たちが暴れたことで騒動に発展した。それをきっかけにして大原組の庄司悟たちが川手や友安の暗殺を実行するが、二人は駆け付けた警官のパトカーを奪って逃げ切ったのだった。翌日、広谷が庄司を連れて倉島署に出頭すると、久能徳松捜査二課巡査部長は後を引かないようにするから自分に任せて欲しいと池田刑事課課長に言った。そして若い庄司に三年の刑務所暮らしは酷だと考えその役目に沖本を指名した。六年前の三宅組長射殺事件で久能が広谷の犯行を見逃したことをきっかけに二人は協力し合うようになったのだ。
同僚の河本靖男刑事と川手建材に乗り込んだ久能は松井卓を恐喝容疑で連行した。だがその本当の目的は友安と川手との関係を暴くことだった。取り調べで松井を徹底的に締め上げたことで久能は貴重な情報を手に入れた。倒産した山陽工業の五万坪の土地が競売に掛けられそこに目を付けた日光石油が石油タンクの増設を計画した。だがそのことが公になれば公害問題が発生すると漁業組合などが騒ぎ出す恐れがあるため、友安が中に立ちオーシャン観光をダミーにしてレジャー用地として買収しようという相談が出来上がっていたのだ。川手が談合屋と話をつけて五百万円のリベートで落札する手筈になっており、久能は予定通りに落札させて買収容疑で逮捕した方が面白いと考えたのだった。
屋台的映画館
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