忍者ブログ

暴動・島根刑務所

  • posted at:2026-05-24
  • written by:砂月(すなつき)
ぼうどうしまねけいむしょ
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年6月7日 併映「青春讃歌 暴力学園大革命」
監督:中島貞夫
企画:日下部五朗
脚本:野上龍雄
撮影:増田敏雄
照明:若木得二
録音:荒川輝彦
美術:佐野義和
音楽:広瀬健次郎
編集:堀池幸三
助監督:清水彰
記録:梅津泰子
装置:稲田源兵衛
装飾:宮川俊夫
背景:西村三郎
美粧・結髪:東和美粧
スチール:中山健司
衣裳:豊中健
演技事務:森村英次
擬斗:上野隆三
進行主任:野口忠志
挿入歌:「おとこ流れ唄」松方弘樹
出演:松方弘樹 伊吹吾郎 川地民夫 田中邦衛 室田日出男
シネマスコープ カラー 97分

昭和二十三年、山口県徳山市。闇市で知り合った仲間とともに暴力団幹部の氷藤辰雄を殺害した沢本保は死体を採石場に埋めた。ところが二ヶ月後に作業員が発見したことで事件が発覚し沢本は逮捕された。目撃者がいないのをいいことに正当防衛を主張するが、取り合ってもらえず殺人罪で懲役九年を宣告され島根刑務所へ送られた。入所時は警察と変わらないと考えていた沢本だったが、時間が経つに連れてそれを改めなければならなくなった。

食事の時間になると自分たちで配膳を行い、それが終わると吉成虎雄(懲役五年)が辺りを確認して合掌する。それが開始の合図となり、腹が減ってたまらない沢本は貪り食うが、隣の皆川喜一(無期懲役)からそれじゃあダメだと注意された。そして社会にいた時と同じ食べ方をしていたら腹が減って役目が十分に果たせないから満腹感を覚えるようなやり方でなければならないと言われた。改めてそのやり方で食事をしていると、吉成が傍にやってきて今夜から三日間の夕飯をわしのところへ回せと言った。ここでは牢名主的な役割を受け持つ彼が全てを取り仕切っており、それが新人のしきたりとなっていた。隣で静かに聞いていた皆川が勘弁してあげてはどうかと提案するが、それが吉成の逆鱗に触れた。皆川は覚えのない喫煙の罪を着せられて独房に入れられるが、その見え透いたやり方に業を煮やした沢本は作業中の便所休憩を利用して吉成を複数回殴打した。看守たちによって取り押さえられ制裁を加えられた沢本は懲罰房へ送られた。懲罰房には指導員を務める川村勇次(懲役八年)がおり、真面目に働いたことで仮釈放を迎えていた。川村は最後の仕事として沢本に吉成が死んだことを伝えた。

裁判を待つ間、沢本は村井吉蔵看守の下で絞首台の掃除を行うことになった。その日は一件が執行されておりそこら辺に血が飛び散っていた。彼の仕事はバケツに汲んだを使ってブラシで流し落とすのだ。昼までにやっておけと言って村井が出て行くと、沢本はふざけて絞縄を自分の首に掛けてみた。ところが足を滑らせてしまい、何とか抜け出したものの死の恐怖を味わった彼は脱走を決意した。

屋台的映画館
PR

ポッピンQ

  • posted at:2025-07-11
  • written by:砂月(すなつき)
ぽっぴんきゅー
「ポッピンQ」製作委員会(東映アニメーション=サミー=セガゲームス セガネットワークス カンパニー)
配給:東映
製作年:2016年
公開日:2016年12月23日 
監督:宮原直樹
製作総指揮:高木勝裕
製作:北崎広実 里見治紀 岩城農
原作:東堂いづみ
脚本:荒井修子
キャラクター原案:黒星紅白
キャラクターデザイン:浦上貴之
総作画監督:浦上貴之
絵コンテ:宮原直樹 平山美穂 高橋裕哉
作画監督:浦上貴之 伊藤郁子
美術監督:大西穰
撮影監督:中村俊介
編集:瀧田隆一
製作担当:坂井和男
記録:沢井尚子
製作進行:海野知義
助監督:高橋裕哉
アシスタントプロデューサー:木下陽介 国広守
協力プロデューサー:島村朋通
音楽:水谷広美 片山修志
タイアップ音楽プロデューサー:宮地大輔
主題歌:「FANTASY」Questy
挿入歌:「未来(ソラ)の歌」Questy
OPソング:「ティーンエイジ・ブルース」P.IDL
卒業ソング:「さようなら。ありがとう。」小湊伊純 日岡蒼 友立小夏 大道あさひ 都久井沙紀 
振付:EXILE PROFESSIONAL GYM
音楽プロデューサー:犬塚舞 小宮彩 大胡寛二
音響監督:宮原直樹
音響監督補:稲葉順一
録音:野口あきら
音響効果:出雲範子
制作:東映アニメーション
プロデューサー:金丸裕
企画・プロデュース:松井俊之
声の出演:瀬戸麻沙美 井澤詩織 種崎敦美 小澤亜李 黒沢ともよ
アメリカンビスタ カラー 95分

高知県の漁師町に住む中学3年生の小湊伊純は様々なことに思い悩んでいた。父・俊平が突然会社を立ち上げると言い出し彼女の卒業を待って東京に引っ越すというのだ。都会で生活しそこの高校に通うことは夢だったが、それとこれとは別の話だ。元漁師の祖父・元治を一人残して行くのが不安であり、他にも心残りもあった。彼女は陸上部に所属しているが納得出来る成績が出せていなかったのだ。本来なら退部している卒業間近になっても彼女は残り、後輩でマネージャーである深町美晴の支えもあって走り続けた。周囲からは県大会で優勝した三橋ナナへの当てつけだと思われていたが、自身はただ走りたかっただけなのだ。だが怪我のせいで目標とするタイムを上回ることはなくもう走ることから距離を置こうと心に決めた。そして卒業式に出ることもないだろう、と。翌日、母・恵理子から無理矢理家を出された伊純はいつものように通学に使う駅にいた。卒業式に出るか、それとも止めるか。悩んだ彼女はいつもの電車とは違う反対方向の電車に乗った。

伊純が降りたのは目の前に白い砂浜が広がる星ヶ浜という駅だった。こんなところがあったのかと海の方へ歩いて行くとその先に何か光る物が落ちており、拾い上げるとそれはクリスタルガラスのように透き通っていた。その美しさに思わず見とれているとスマホに美晴からのメッセージが届いたことに気づいた。そこには「青春って案外短いですよ」と書かれており、思い直した伊純は引き返して学校へ行くことにした。いつもの習慣で改札機にICカードの定期券をタッチしたが、この駅は通学圏外であることを思い出した。当然エラーになると覚悟したが、何故か通過出来たのだ。次の瞬間、彼女は見知らぬ場所へ転送されたがそこは異世界だった。そこにポッピン族のポコンが現れると伊純のマフラーにバッジを取り付け「フレスク!」と唱えた。すると彼女の制服のポケットから時のカケラが飛び出しバッジの中に吸い込まれたのだった。それをきっかけにして伊純はポコンと会話が出来るようになった。ポコンはここが時の谷でお前は時空をスライドしてやってきたんだと説明した。そして同位体(いつでも繋がるパートナー)である自分がわからないことを何でも教えてやると胸を張るが伊純にはわからないことだらけだった。混乱した彼女はその場で寝ることにした。今、目の前で起きていることは全て夢だと考えたからだ。呆れたポコンは彼女を街まで強引に連れて行くことにした。

屋台的映画館

北斎漫画

  • posted at:2024-09-05
  • written by:砂月(すなつき)
ほくさいまんが
松竹
配給:富士映画
製作年:1981年
公開日:1981年9月12日
監督:新藤兼人
企画:金井彰久
製作:赤司学文 中條宏行
原作:矢代静一
脚本:新藤兼人
撮影:丸山恵司
美術:重田重盛
音楽:林光
録音:島田満
調音:小尾幸魚
照明:野田正博
編集:杉原よ志
スチール:金田正
記録:新藤銀子
監督助手:満友敬司 松井稔
絵画指導:田中博之
考証:林美一
メークアップ:工藤芳照
装置:石渡敬之助
装飾:宮崎琢郎 奥村松太郎
衣裳:鈴木康之
現像:東京現像所
進行:田沢連二
製作主任:池田義徳
題字:中川一政
製作協力:近代映画協会 青年座映画放送
出演:緒形拳 西田敏行 田中裕子 樋口可南子 乙羽信子
アメリカンビスタ カラー 119分

江戸時代後期の頃、浮世絵師の鉄蔵は焦っていた。世間では喜多川歌麿の美人画が流行していたからだ。ある夜、彼は銭湯からの帰りに白い着物を着た妖艶な女と出会った。お直というその女はどうやら夜鷹らしく声を掛けるとついてきた。鉄蔵は娘のお栄とともに履物商伊勢屋の屋根裏に居候していたが、彼がお直を連れ帰ると作業をしていた左七は気になり手を止めた。左七は幼い時から文芸に親しんだこともあり、武士の身分を捨て伊勢屋の養子となった。年の離れた左七の女房のお百は何食わぬ顔で屋根裏へ上がる鉄蔵を見て怪訝な顔をした。それから鉄蔵は朝から晩まで裸になったお直の絵を筆で描き続け、お栄は隣でその手伝いをした。毎日お直の体を見ていることで欲望が押さえ切れなくなった鉄蔵だったが、そんなつもりで連れてきたのかと言われ我に返った。そこで彼女を利用することに決めた鉄蔵は御用鏡磨師中島伊勢の屋敷へ連れて行くことにした。彼は屋敷から出てきた伊勢と顔を合わせるなりお直が御眼鏡に適うか伺いに来たと言った。

鉄蔵は葛飾で生まれ本所割下水で育った。彼の父親は貧乏を絵に描いたような土方人足で母親は愛想をつかして逃げ出した。鉄蔵が伊勢の養子となるきっかけとなったのは蜆売りをしている彼のおじが出入りしていたからだった。一緒についてきた利発そうな少年に一目惚れし養子に迎えたが、それは伊勢に子がなかったため御上の御用鏡磨師としての跡継ぎに育てるためだった。ところが突然一人前の絵師になると言って家を飛び出したことから伊勢は勘当を言い渡した。だが役者絵を得意とする勝川春章に師事したことがわかり資金の援助は続けた。鉄蔵は心変りが激しく、それを本人曰く「夕立がやってくる」と表現した。夕立だから何処かの軒先で雨宿りをして止むのを待ってりゃいいが、居ても立っても居られずずぶ濡れになるのを承知で何処に向かっていいかわからずに駆け出すのが彼の性格だった。伊勢は今度こそ腰を据えて春章のところでしっかりと修行しろと忠告し、これが最後の親心だからと小判をばら撒いた。鉄蔵はひざまずいてそれを全て拾い、代わりに女を置いて行くと言った。

屋台的映画館

香港クレージー作戦

  • posted at:2023-09-15
  • written by:砂月(すなつき)
ほんこんくれーじーさくせん
東宝
配給:東宝
製作年:1963年
公開日:1963年12月22日 併映「海底軍艦」
監督:杉江敏男
製作:藤本真澄 渡辺晋
脚本:笠原良三
撮影:完倉泰一
美術:村木忍
録音:小沼渡
照明:西川鶴三
整音:下永尚
音楽:神津善行
挿入歌:「股旅の唄」植木等
・・・:「どうせやるなら」植木等
・・・:「女の娘だもん」中尾ミエ
ショウ構成:谷啓
監督助手:野長瀬三摩地
編集:小畑長蔵
合成:松田博
現像:東京現像所
製作担当者:島田武治
協力:パン・アメリカン航空
出演:植木等 ハナ肇 谷啓 浜美枝 中尾ミエ
シネマスコープ カラー 93分

第百商事の営業部に属する植田等は要領のいい無責任男。企業回りの前払い交通費を認めてもらうために上司の中村課長にゴマをすり、そのくせ営業活動は午前中に全て電話で済ます始末。運よくカッカウヰスキーから梱包資材300ダースの注文があり、空いた時間を埋めるために公衆浴場へ行くと自宅に帰って昼寝した。そして夕方に再び出社し活動報告すると何も知らない中村は彼を高く評価した。

その日は給料日だったが、等は行きつけののん平横丁に行く足取りが重かった。何故ならツケが溜まっている店がいくつもあり、見つかれば今すぐにでも払えと催促されることがわかっているからだ。今月はこの店に払ってやろうととんかつ屋「とん安」の暖簾をくぐろうとしたところ小料理屋「八ちゃん」の店主・花岡八太郎と鉢合わせした。初めから君のところで飲むつもりでいたと言い訳し八ちゃんでビールのグラスをグイッと空けた。そして料理を作るために八太郎が二階へ消えるとこっそり逃げ出そうとしたが、そこにホルモン焼「エネルギー」の谷田敬一がやってきたため慌てて顔を隠した。更にはとん安の安井安吉まで現れたことで、等はどうして忙しい時間に来たのかと話をすり替えた。そこで彼はのん平横丁に立ち退き問題が起きていることを初めて知った。のん平横丁一帯の土地を持っていた地主が勝手に香港の中南公司に売却したをという話を聞いた等は、立退料の増額交渉の成功報酬としてツケを棒引きにして欲しいと言った。そこに八太郎がやってきてお前たち何をやっているんだと敬一たちに怒鳴った。彼らが来た理由は立ち退きに対する作戦会議を行うためだった。だが他に誰も来ないことからきっと皆土地を明け渡すに違いないと勘繰った。中南公司に明け渡すということは日本料理の敗北を意味すると考えていた八太郎はいくら積まれてもこの土地から離れる気はなかった。そこに敬一たちが等の提案を口にしたものだから彼の怒りは頂点に達した。カウンターで飲んでいた等に帰れと怒鳴りつけると、店から逃げるタイミングを図っていた彼は喜んで出て行った。帰り道にいいアイデアを思いついた等は翌日、中南公司を訪ねることにした。

屋台的映画館

ポルノ時代劇 忘八武士道

  • posted at:2022-08-25
  • written by:砂月(すなつき)
ぽるのじだいげきぼうはちぶしどう
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1973年
公開日:1973年2月3日 併映「セックスドキュメント エロスの女王」
監督:石井輝男
企画:俊藤浩滋 橋本慶一 三村敬三
原作:小池一夫 小島剛夕
脚本:佐治乾
撮影:鈴木重平
照明:若木得二
録音:中山茂二
美術:吉村晟
編集:市田勇
助監督:篠塚正秀
音楽:鏑木創
記録:石田照
装置:米沢勝
装飾:宮川俊夫
スチール:中山健司
美粧結髪:東和美粧
衣裳:高安彦司
擬斗:土井淳之祐
進行主任:俵坂孝宏
出演:丹波哲郎 ひし美ゆり子 相川圭子 一の瀬レナ 城恵美
アメリカンビスタ カラー 81分

人斬り死能と恐れられる明日死能は御公儀に追われていたが、橋に追い詰められると「もう斬り飽きた」と呟き冷たい川へ身を投げた。死んで行くのも地獄なら生きていたとてまた地獄。彼の体は静かに水底へ沈んで行った。そんな彼の命を救ったのは吉原遊廓の三浦屋に居を構える忘八者の元締白首袈裟蔵だった。遊女の肌の温かみによって蘇生した死能に物好きなお方の命令で助けたと言った。忘八とは親孝行の「孝」、兄や目上に対する「悌」、君に尽くす「忠」、人を信ずる「信」、礼儀の「礼」、正義の「義」、欲心なく正しい行いの「廉」、恥の「恥」のこれらを忘れることであり、忘八者とは吉原一帯を取り仕切る鬼畜外道の輩のことだった。死能を客分として迎えた袈裟蔵は女衒玉出しの姫次郎の用心棒を任せると長屋に住む侍の娘を連れてこさせた。

手の掛かる厄介な侍の娘を人形に仕立てるには手足を縛って身動きを出来なくし、二日二晩絶え間なく男に抱かせる「達磨抱かせ」を行うことになっていた。最初の客は競りで落とすのがしきたりで、これで競ってみるんだなと袈裟蔵は五十両を渡そうとするが、今日は気が乗らないと死能は受け取ろうとしなかった。すると忘八者の招きは断れないのがしきたりだと言って袈裟蔵は無理矢理それを押しつけたのだった。その夜、店の奥で競りが行われ、正真正銘のおぼこと聞いた参加者は目の色が変わった。だが死能が五十両を見せると静まり返り競りはすぐに終わった。死能が娘を抱くことなく静かに座っていると姫次郎が入ってきた。そして娘の様子を見て抱かなかったことがわかると娘の縄をほどき始めた。これは「人形試し」という云わば忘八加入の試験で、これまでに出会った長屋の女たちなどは全て両国の芝居小屋から借りてきた役者だった。そして侍の娘は吉原総名主大門四郎兵衛配下の女忘八お紋だった。結局外道に徹することが出来なかった死能は袈裟蔵に追い出された。忘八者にも見放された彼を待っていたのは御公儀の一団だった。

屋台的映画館

プロフィール

HN:
砂月(すなつき)
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

P R

 

フリーエリア