「ポッピンQ」製作委員会(東映アニメーション=サミー=セガゲームス セガネットワークス カンパニー)
配給:東映
製作年:2016年
公開日:2016年12月23日
監督:宮原直樹
製作総指揮:高木勝裕
製作:北崎広実 里見治紀 岩城農
原作:東堂いづみ
脚本:荒井修子
キャラクター原案:黒星紅白
キャラクターデザイン:浦上貴之
総作画監督:浦上貴之
絵コンテ:宮原直樹 平山美穂 高橋裕哉
作画監督:浦上貴之 伊藤郁子
美術監督:大西穰
撮影監督:中村俊介
編集:瀧田隆一
製作担当:坂井和男
記録:沢井尚子
製作進行:海野知義
助監督:高橋裕哉
アシスタントプロデューサー:木下陽介 国広守
協力プロデューサー:島村朋通
音楽:水谷広美 片山修志
タイアップ音楽プロデューサー:宮地大輔
主題歌:「FANTASY」Questy
挿入歌:「未来(ソラ)の歌」Questy
OPソング:「ティーンエイジ・ブルース」P.IDL
卒業ソング:「さようなら。ありがとう。」小湊伊純 日岡蒼 友立小夏 大道あさひ 都久井沙紀
振付:EXILE PROFESSIONAL GYM
音楽プロデューサー:犬塚舞 小宮彩 大胡寛二
音響監督:宮原直樹
音響監督補:稲葉順一
録音:野口あきら
音響効果:出雲範子
制作:東映アニメーション
プロデューサー:金丸裕
企画・プロデュース:松井俊之
声の出演:瀬戸麻沙美 井澤詩織 種崎敦美 小澤亜李 黒沢ともよ
アメリカンビスタ カラー 95分
高知県の漁師町に住む中学3年生の小湊伊純は様々なことに思い悩んでいた。父・俊平が突然会社を立ち上げると言い出し彼女の卒業を待って東京に引っ越すというのだ。都会で生活しそこの高校に通うことは夢だったが、それとこれとは別の話だ。元漁師の祖父・元治を一人残して行くのが不安であり、他にも心残りもあった。彼女は陸上部に所属しているが納得出来る成績が出せていなかったのだ。本来なら退部している卒業間近になっても彼女は残り、後輩でマネージャーである深町美晴の支えもあって走り続けた。周囲からは県大会で優勝した三橋ナナへの当てつけだと思われていたが、自身はただ走りたかっただけなのだ。だが怪我のせいで目標とするタイムを上回ることはなくもう走ることから距離を置こうと心に決めた。そして卒業式に出ることもないだろう、と。翌日、母・恵理子から無理矢理家を出された伊純はいつものように通学に使う駅にいた。卒業式に出るか、それとも止めるか。悩んだ彼女はいつもの電車とは違う反対方向の電車に乗った。
伊純が降りたのは目の前に白い砂浜が広がる星ヶ浜という駅だった。こんなところがあったのかと海の方へ歩いて行くとその先に何か光る物が落ちており、拾い上げるとそれはクリスタルガラスのように透き通っていた。その美しさに思わず見とれているとスマホに美晴からのメッセージが届いたことに気づいた。そこには「青春って案外短いですよ」と書かれており、思い直した伊純は引き返して学校へ行くことにした。いつもの習慣で改札機にICカードの定期券をタッチしたが、この駅は通学圏外であることを思い出した。当然エラーになると覚悟したが、何故か通過出来たのだ。次の瞬間、彼女は見知らぬ場所へ転送されたがそこは異世界だった。そこにポッピン族のポコンが現れると伊純のマフラーにバッジを取り付け「フレスク!」と唱えた。すると彼女の制服のポケットから時のカケラが飛び出しバッジの中に吸い込まれたのだった。それをきっかけにして伊純はポコンと会話が出来るようになった。ポコンはここが時の谷でお前は時空をスライドしてやってきたんだと説明した。そして同位体(いつでも繋がるパートナー)である自分がわからないことを何でも教えてやると胸を張るが伊純にはわからないことだらけだった。混乱した彼女はその場で寝ることにした。今、目の前で起きていることは全て夢だと考えたからだ。呆れたポコンは彼女を街まで強引に連れて行くことにした。
屋台的映画館
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