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黒い家

  • posted at:2026-04-12
  • written by:砂月(すなつき)
くろいいえ
「黒い家」製作委員会(角川書店=松竹=IMAGICA=住友商事=日本出版販売=オーガスタ パブリッシング=アスミック・エース エンタテインメント)
配給:松竹
製作年:1999年
公開日:1999年11月13日
監督:森田芳光
製作総指揮:角川歴彦 大谷信義
エグゼクティブプロデューサー:原正人
プロデューサー:柘植靖司 三沢和子 山本勉
原作:貴志祐介
脚本:大森寿美男
撮影:北信康
照明:渡辺三雄
美術:山崎秀満
録音:柿澤潔
編集:田中愼二
スクリプター:森永恭子
助監督:杉山泰一
製作担当:望月政雄 橋本靖
音楽:山崎哲雄
音楽プロデューサー:浅沼一郎 安井輝
主題歌:「chronopsychology」m-flo
特殊メイク:江川悦子
衣裳:岩崎文男
ヘアメイク:菱沼佳子
スチール:安保隆
製作プロダクション:アスミック・エース エンタテインメント
出演:内野聖陽 大竹しのぶ 西村雅彦 田中美里 町田康
アメリカンビスタ カラー 118分

昭和生命保険北陸支社で査定業務担当の主任をしている若槻慎二は、自殺の場合は保険金が出るのかという女からの問い合わせの電話を受けた。気弱な性格の若槻はおっかなびっくりしながら支払いが出来る場合とそうでない場合があり、加入から一年間は免責扱いになると丁寧に説明した。それを聞いた女が不機嫌そうな声を出したため、若槻は彼女が自殺を考えているのではないかと考え思い直すようにと説得した。納得したのかどうかはわからないが女は若槻の名前を尋ねるとありがとうと言って切った。それから数日後、菰田重徳という保険加入者から名指しして来てくれと言われた。菰田家を約束した時間に訪問した若槻だったがブザーを何度鳴らしても反応がなかった。そこで辺りを見回していると駐車場に停めてある車の中から重徳が降りてきたのだった。若槻を家に招いた彼は玄関に息子の和也の靴を見つけると何だいるんじゃないかと陽気に言った。重徳は居間で若槻と話している間も和也の名を呼び続け、お客さんが来ているのに知らん顔しているなんて失礼じゃないかと叱った。そして俺に似て人見知りする子だからあんたから声を掛けてやって欲しいと言った。若槻が言われた通りに背中の戸を開けると、和也は首を吊って死んでいた。その思わぬ光景に若槻は驚きを隠せなかったが、重徳は何故か平然としていた。

昭和生命では重徳への保険金査定に関する会議が行われていた。この契約は1年半前に別の営業所で結ばれたもので、後に北陸支社へ移管された。契約の担当をしたのは元保険外交員の大西光代で、重徳の妻・幸子とは小学校の同級生だったということがわかっていた。若槻の上司である葛西好夫は募集の経緯に問題があると指摘した。光代が市内のパチンコ屋に入ったところで偶然幸子と再会した。契約が取れずに悩む彼女が雑談のついでに名刺を渡すと、その3日後に重徳が保険に入ってやるといきなり電話を掛けてきたのだった。しかも3件も。保険金は菰田夫婦がそれぞれ3千万円で子供が5百万円。特約フル装備で保険料は合計月額61872円だった。それを聞いた大迫外務次長が何故加入時にチェック出来なかったのかと机を叩くと、木谷内務次長は募集が一昨年の11月だっだと言った。大迫は頭を抱えたが、保険会社の11月はキャンペーン期間なのだ。怒りが収まらない大迫は、てめえの子供を絞め殺して若槻を死体の第一発見者に仕立てるための呼び出すなんてと吐き捨てるように言った。すると若槻がそれを否定した。死んだ和也は重徳の子ではなく幸子の連れ子だったのだ。2年前に彼女と結婚する前の重徳の旧姓は小坂であり、葛西が改めて過去のデータを調べ直したところ、重徳は「指狩り族」の残党であることがわかった。そのグループは障害給付金をせしめるために自分で自分の指を切断するのだ。同じ頃、支社に黄色い服を着た女が和也の保険金はまだかと訪ねてきた。若槻は彼女のしゃべり方で電話の女と幸子が同一人物であることを理解した。

屋台的映画館
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クレオパトラ

  • posted at:2026-03-29
  • written by:砂月(すなつき)
くれおぱとら
虫プロダクション
配給:日本ヘラルド映画
製作年:1970年
公開日:1970年9月15日
監督:手塚治虫 山本暎一
製作:米山安彦
原案・構成:手塚治虫
脚本:里吉しげみ
考証:カセム・アリ
キャラクターデザイン:小島功
音楽:冨田勲
作画:中村和子 波多正美 赤堀幹治 上口照人 杉井ギサブロー 島村達雄 古沢日出夫 木下蓮三
トレス:池田径子
ペイント:福永雅子 木戸桂子 松田和子
ブラシ:安斎儀之
美術:伊藤主計
背景:槻間八郎 伊藤攻洋
色彩設定:山本義也
装置:深田達郎
撮影:三沢勝治
実写撮影:本田毅
実写合成:堀口忠彦
実写演出:佐藤肇
編集:古川雅士
音響:田代敦己
効果:柏原満
録音:熊谷良兵衛 東京スタジオセンター
指揮:中村英夫
主題歌:「クレオパトラのテーマ」由紀さおり
挿入歌:「ゲリラの歌」六文銭
製作進行:中山宏徳 南川博 本橋誠 若尾博司
資料:飯塚正夫
現像:東洋現像所
声の出演:中山千夏 ハナ肇 なべおさみ 吉村実子 加藤芳郎
アメリカンビスタ カラー 112分

時は21世紀。宇宙征服に乗り出した地球のある組織は遠征隊をパサトリネ星に派遣したが、歓迎しない原住民の抵抗によって計画が大幅に遅れていた。ゲリラたちの合言葉は「デケス・ド・マント」、すなわち地球語に訳すと「クレオパトラ計画」。何故彼らが地球人の名を計画につけたのか。タラバッハ所長は、その謎を解くためにはその時代に遡って調査をするのが一番だと考え、部下のマリア、ジロー、ハルミッチャーの三人をクレオパトラが生きている時代へ送ることにしたのだ。その方法はタイムマシンではなくサイコテレポートというものだった。タイムマシンは肉体を未来や過去へ送るが、サイコテレポートは肉体から精神だけが離れて過去の人物の体の中に入り込むのだ。タラバッハは三人に同意を得る間を与えずスイッチを入れた。何故なら装置は完成したばかりで実験をほとんど行っていないため、成功するかわからないからだ。

古代エジプトはシーザーが指揮するローマ軍の侵略を受けていた。首都アレキサンドリアに駐留することにしたシーザーは市長の娘を市民の前で誘拐したが、それはこの街にいるゲリラを炙り出すためわざと市民の反感を買う真似をしたのだ。その結果、ぺルシオンにゲリラのアジトがあることがわかったのだった。シーザーは市長の娘に無礼を詫びて解放すると、ぺルシオンに兵を送ってゲリラを皆殺しにせよと部下に命じた。

地下組織では女を使ってシーザーの寝首を搔く計画を思案していたが、彼をのぼせ上らせるような逸材を見つけることが出来なかった。そこに現れたアポロドリアは生贄を志願する生娘のリビアにあなたは一晩で捨てられると言った。彼を振り向かせるには天賦の名器と娼婦のテクニックが必要であり、聖女の気品と世界一の美貌を兼ね備えた特別な女でなければ無理だと言った。アポロドリアが連れてきたのはプトレマイオス王の姉のクレオパトラだったがお世辞にも美人とは言えなかった。プトレマイオスは権力を一手に握るために内戦を起こして姉を追放したが、シーザーを前にするとあっさりと降伏したのだった。そこで彼女は全身の整形手術を受けて別人に生まれ変わりシーザーの命を奪うというアポロドリアの計画に賛同したのだ。アジトはローマの兵隊の襲撃を受けゲリラは壊滅したが、リビアの手引きでクレオパトラとアポロドリアは秘密の通路から脱出した。アポロドリアは、ぺルシオンの仲間は全滅したがクレオパトラがいると街に帰って同志に伝えよとリビアに伝えた。舟で川を下る二人を見送るリビアだったが突然変化が起きた。彼女の体にマリアの精神が入り込んだのだ。

屋台的映画館

クレージーの殴り込み清水港

  • posted at:2025-01-28
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーのなぐりこみしみずみなと
東宝=渡辺プロ
配給:東宝
製作年:1970年
公開日:1970年1月15日 併映「社長学ABC」
監督:坪島孝
製作:渡辺晋 田波靖男
脚本:田波靖男
撮影:田島文雄
美術:阿久根巌
録音:指田漸
照明:小島正七
整音:下永尚
音楽:萩原哲晶
主題歌:「旅の空」植木等
・・・:「馬鹿は死んでも直らない」植木等 谷啓
監督助手:砂原博泰
編集:武田うめ
現像:東京現像所
製作担当者:古賀祥一
出演:植木等 谷啓 ハナ肇 星由里子 内藤洋子
シネマスコープ カラー 95分

清水港に一家を構える次郎長のところにお葉という娘が駆け込んできた。信州にある木曽谷下張戸(げばると)村から遥々やってきた彼女は親分である仏一家の友吉の手紙を預かってきたのだが、そこには借金返済のために百五十両を貸して欲しいと書かれていた。その昔、清水一家が渡世の間違いを起こして長い草鞋を履いた際に親身になって面倒を見てくれたのが友吉だった。その友吉がこうして頼んできたのだから余程の事情があるに違いない。そう考えた次郎長は、頼まれた物は今すぐには都合がつかないが後で必ず若い者に持って行かせるとお葉に伝えた。

何とか百五十両を工面した次郎長だったが、問題はその遣いを誰に任せるかだった。大政が頭を悩ませていると、あっしが行きますと隣にいた小政が言った。するとその短い脚なら下張戸宿まで時間が掛かっていけねえと法印大五郎が名乗り出た。それを合図に他の者たちも手を挙げたが、この遣いに行く者は酒も女も博奕も一切御法度だがそれでも行きたい奴はいるかと次郎長が問うと皆黙った。それならくじ引きで決めようということになり、紙縒りの端を結んだのを引いた者が遣いに行くことになった。誰が最初に引くのか決めているとそこに酔っぱらった森の石松が割り込んできた。事情を知らない彼は何かいい物が貰えると思い最初に引いてみたが外れだった。端を結んであるのが当たりだと知って急いで結び皆に見せびらかすが、真相を知ったときは後の祭り。嫌だとごねると次郎長は物の道理をわきまえないような奴は叩き切ってやると御冠だ。仲裁に入った大政は石松を裏へ連れて行きお前のように馬鹿正直な奴は見たことがないと言った。そして誰がついてくるわけでもないのだから途中でいくら飲んだってわかりゃしねえと助言すると、物わかりのいい石松はその言葉通りに実行することにした。

旅に出た石松は渡し舟に乗ったが、船頭はいつまで経っても出発しようとしなかった。石松がブツクサ文句を言っていると後から乗ってきた浪人の荒船五十郎が瓢箪に入れた酒をうまそうに飲み始めたのだ。それをうらやましそうに眺めていると五十郎が喧嘩を吹っ掛け騒動になった。拙者が無礼討ちにしてみせると五十郎が刀を抜こうとしたところ、それを後ろから邪魔したのは追分の三五郎だった。舟の中で斬ったりすれば出血多量で沈むかもしれないと三五郎が言うとそれを真に受けた五十郎は岸に上がった。それを見た三五郎は待ってましたとばかりに舟を出したのだった。

屋台的映画館

クレージーの無責任清水港

  • posted at:2024-11-29
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーのむせきにんしみずみなと
東宝=渡辺プロ
配給:東宝
製作年:1966年
公開日:1966年1月3日 併映「社長行状記」
監督:坪島孝
製作:藤本真澄 渡辺晋
脚本:小国英雄
撮影:小泉福造
美術:育野重一
録音:刀根紀雄
照明:高島利雄
整音:下永尚
音楽:萩原哲晶 宮川泰
監督助手:坂野義光
編集:武田うめ
殺陣:久世竜
現像:東京現像所
製作担当者:山田順彦
出演:植木等 谷啓 ハナ肇 団令子 浜美枝
シネマスコープ カラー 94分

信州は追分の生まれで歌がうまいところから追分節の三五郎と呼ばれる冴えない男は手持ちの金を使い果たして腹を空かしながら旅をしていた。ようやく清水の宿場にある一膳飯屋に辿りついた三五郎は、銭金のことは言わないから何でもうまい物を持ってこいと啖呵を切った。そして注文のたびに料理の名前を紙に一つひとつ書き記すと勘定の時にそれを主人に渡した。それは食べた物を忘れないために記した覚書ではなく借用証だった。三五郎は無銭飲食の罪で目明しの多吉親分に捕らえられ牢へ入れられた。新入りはキメ板で尻を百回ぶん殴られるという牢のしきたりがあったが、調子のいい三五郎は話をすり替え賽子で勝負しましょうと言った。三五郎が勝てばキメ板はなしで負ければ酒一升を工面する。それを条件にして彼が牢内の囚人相手に勝ち続けていると、高く積み上げた畳に座る男が見兼ねて勝負を申し出た。彼は清水次郎長の子分森の石松だった。だが威勢がいいのもそこまでで、勝負に負けて居場所も着物も奪われたのだった。牢名主となった三五郎が例え罪咎の重さ軽さはあったとしても罪人としての上下関係があってはならないと持論を説くと囚人たちは感銘を受けた。休む畳や飯は平等であるべきだとして積んであった畳を平たく敷き直したが、そのきっかけとなったのは寝ぼけて落っこちたからだった。かっこいいことを言ったものの不味い飯は食いたくない。そこで針金を使って錠前を開けると外に出た。

再び一膳飯屋を訪れた三五郎は借用証の金を返済した上でたらふく食った。満足して牢に戻ると騒動が起きていたが、その原因が自分であることがわかるとただ散歩してきただけだと多吉に言った。そして捕らえられる際に抜き取った財布を返し、少しばかり減ってはいるがそれは只吉と陰口を叩かれるお前さんが一膳飯屋で只食い只飲みする分のお代だと言うと何も言い返せなかった。自分だけいい思いをしたのでは申し訳ないと三五郎が手土産の鯖寿司と酒徳利を持ち帰ったことで囚人たちは彼に心を開いた。特に三五郎を気に入った石松は六人相手に大立ち回りを繰り広げたった一人で奴らをコテンパンにやっつけたと自慢気に話すが、その割にはかすり傷一つないことを指摘されるとやったのは同じ次郎長一家の四天王の一人大瀬半五郎だと白状した。彼はその身代わりで牢に入ったのだ。後に三五郎は石松とともに放免を言い渡されたが、牢暮らしが気に入った三五郎はそれを拒否した。

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空想天国

  • posted at:2024-10-20
  • written by:砂月(すなつき)
くうそうてんごく
東宝=渡辺プロ
配給:東宝
製作年:1968年
公開日:1968年8月14日 併映「連合艦隊指令長官 山本五十六」
監督:松森健
製作:渡辺晋
脚本:田波靖男
撮影:西垣六郎
美術:本多好文
録音:矢野口文雄
照明:西川鶴三
整音:下永尚
音楽:萩原哲晶
主題歌:「夢が夢がこぼれる」谷啓
監督助手:田中春一
編集:武田うめ
現像:東洋現像所
製作担当者:橋本利明
出演:谷啓 酒井和歌子 ハナ肇 藤田まこと 藤岡琢也
シネマスコープ カラー 85分

山水建設設計部に勤務する田丸圭太郎はある日部長に呼ばれた。その日の早朝に大きな地震があったが、山水建設が設計を請け負った鉄筋四階建ての海東高校の校舎が倒壊したというのだ。部長は設計上のミスではなく、工事を請け負った黒田組が設計図通りに施工を行わなかったからなのではないかと考えていた。そこで現地での調査を行うために彼が指名されたのだった。

田丸が早速列車に乗って現地に向かうと駅前で女性が歩いてきた。歓迎してくれるかと思ったらいきなりビンタを食らった。彼女の父親は校舎の下敷きになって亡くなり、その原因が杜撰な設計をした山水建設のせいだと考えていたのだ。思うことのありったけをぶちまけて女性が帰って行くと、入れ替わるようにやってきたのは黒田組の黒田社長だった。女性は海東高校校長の娘の山村宏子で、突然の父親の死で気が動転しているのだろうと言った。田丸は今すぐにでも調査を開始したいと考えていたが、黒田は何故か一度宿に落ち着いて調査は明日からにした方がいいと言った。押し問答の末に黒田に任せることになったが、宿で待っていたのは芸者衆だった。その夜、部屋で寝ているとそのうちの一人が枕元にきた。驚いた田丸が何事かと尋ねると、その芸者は社長が何もかも心得ていると言った。それを聞いて臭いと感じた田丸は急遽調査をすることにした。倒壊現場に来た田丸は一目見て建物が指定通りに建設されていないことに気づいた。何故なら鉄筋は注文よりも細く、コンクリートは出来の悪い大根のようにスが入っていたからだ。そこに宏子が花を手向けに来ていたことがわかると、倒壊に至った原因を事細かに説明した。すると黒田が部下たちを従えて現れ命が惜しくないのかと凄んだ。やれるもんならやってみろと田丸は啖呵を切り、宏子を逃がすと大立ち回りを演じた。それをきっかけに二人は結ばれたが、それは全て田丸の空想だった。

田丸が早速列車に乗って現地に向かうと駅前で女性が歩いてきた。空想と同じシチュエーションだと期待をしていると、その女性は全くの他人だった。そこに黒田組の黒田社長がやってきたがすぐに現場を見てもらおうと言った。接待を少しだけ期待していた田丸はちょっと違うなと呟いた。

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