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網走番外地(1959年)

  • posted at:2026-09-16
  • written by:砂月(すなつき)
あばしりばんがいち
日活
配給:日活
製作年:1959年
公開日:1959年2月17日 併映「愛は空の果てへ」
監督:松尾昭典
企画:水の江滝子
原作:伊藤一
脚本:松尾昭典 柏木和彦
撮影:永塚一栄
照明:高橋勇
録音:中村敏夫
美術:千葉一彦
編集:辻井正則
音楽:真鍋理一郎
助監督:浦山桐郎
特殊撮影:日活特殊技術部
製作主任:森山幸晴
擬斗:高瀬将敏
出演:小高雄二 浅丘ルリ子 大坂志郎 芦田伸介 小沢昭一
シネマスコープ モノクロ 92分

北海道の網走刑務所に収監された石塚肇はその夜、房の中でこれまでの経緯を振り返るような夢を見た。やくざ同士の喧嘩により太ももをナイフで刺された石塚はひどい出血で気を失った。そんな彼の命を救ったのは父親が藤山医院の院長である看護婦見習いの藤山みち子だった。偶然通り掛かった藤山によって病院に運び込まれた石塚は、同じ血液型を持つみち子の輸血によって一命を取り留めたのだ。石塚はお嬢様育ちの彼女が自分の孤独さなどわかるはずもないと思っていたが、話をしているうちに孤児だったと知り親近感が湧いた。みち子は血が繋がっていなくても看護婦の勉強をすることが一番の親孝行だと考えていた。

刑務所の生活は起床の合図で目覚めると素早く身支度を整え、洗顔、食事、そして作業に取り掛かる。石塚は稲わらで草鞋を編みながらみち子のことを思い出していた。傷が癒え退院した彼は治療費を支払おうと藤山医院を訪ねたが敷居が高くて引き返した。駅前の飲み屋で一杯引っ掛けるつもりが酔い潰れてしまい、再び藤山医院を訪ねた時には足腰が立たなくなっていた。門に寄り掛かった時に偶然呼び鈴が鳴り、その音で出てきたみち子は父親の手を借りて部屋に連れて行こうとするがいつの間にか姿を消していた。辺りを捜すと石塚は公園のベンチに座っており、彼は命の恩人である君に借りを返すまでこれを預かって欲しいと母親のたった一つの形見である御守りを渡した。その時から石塚はみち子を本当に愛せる人物か考えるようになったが、会いたい気持ちはより強くなった。そして実際に会って話すと不思議と気分が落ち着くようになっていた。やくざの生活が嫌になった石塚は彼女を心の支えとしていたが、優子という昔の女との関係や仲間からの誘惑と戦わなければならなかった。ある夜、家出をしたみち子が部屋を訪ねてきた。藤山は石塚のことを理解していたが、母親の杉江が拒絶していた。自分がいない方が藤山家のためであると考えたみち子は石塚と同居することに決めたが、そこに優子が割り込んできたのだった。

屋台的映画館
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まぼろしかいとうだん/まぼろしかいとうだんまおうのみっし/まぼろしかいとうだんあくまのおうかん
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1955年
公開日(まぼろし怪盗団):1955年11月8日 併映「荒獅子判官」
公開日(まぼろし怪盗団 魔王の密使):1955年11月15日 併映「薩摩飛脚 完結篇」
公開日(まぼろし怪盗団 悪魔の王冠):1955年11月29日 併映「殺人現行犯」
監督:小沢茂弘
企画:坪井与 原伸光
脚本:旗一兵 森田新
撮影:小西昌三
照明:城田昌貞
録音:小松忠之
美術:田辺達
音楽:山田栄一
編集:祖田冨美夫
記録:宮本衣子
監督補佐:鷹森立一
装置:岩腰助三郎
メーキャップ:住吉久良蔵
スチール:山守勇
進行担当:田島作也
出演:波島進 南原伸二 三笠博子 中原ひとみ 神田隆
(まぼろし怪盗団):スタンダード モノクロ 51分
(まぼろし怪盗団 魔王の密使):スタンダード モノクロ 59分
(まぼろし怪盗団 悪魔の王冠):スタンダード モノクロ 51分

大都会東京を揺るがす事件が発生した。「魔王の密使」と名乗る怪盗がダイヤモンドを盗んで行くのだ。ある日、三度目の事件でついに人命が奪われた。大東貿易の西沢社長が凶弾に倒れ、世界七ダイヤの一つといわれる時価一千万円の「ベンガルの星」が盗まれたのだ。この難事件は警視庁の村田警部も手を焼いていた。

佐山英夫はこの奇妙な事件に興味を示していた。元刑事の彼は村田の片腕として活躍していたが、突然退職し今は探偵事務所に勤めていた。尾崎邸に下宿する彼は一郎少年たちと本当の家族のように暮らしていた。その日は資産家である神岡専之助の娘・百合子の誕生日会が開かれることになっていた。彼は娘や招待した子供たちを喜ばせるために友人の田中から紹介されたインド人のアプロ・カーンというマジシャンを招いた。彼は様々なマジックを披露した後、人を消すマジックを行うことになり百合子を指名した。そして三つ数えると電気が消えたがそれは人為的な停電だった。再び電気が点くと百合子もマジシャンも姿を消しており、神岡が警察に通報しようと受話器を手に取ったところ目の前に警告文が貼られていた。そこには「麝香の虹」を持って表通りで待つライトを点滅させる車に乗れと書いており、神岡はどうすべきか途方に暮れた。彼は家宝のダイヤモンドを所有していたが、絶対に誰にも渡してはならぬという約束を死んだ兄と交わしていたのだ。娘の命かダイヤモンドか。神岡は書棚の奥に隠してある金庫から二つのダイヤモンドを取り出した。一つは麝香の虹、そしてもう一つは良く出来た模造品だった。悩んだ末に偽物で勝負することにした彼は銀杏の木の下で待つ車に乗った。やがて車は大きな屋敷の前で停まると神岡は男たちに挟まれて部屋に入った。

目隠しを外された神岡はそこで初めてヴェネチアンマスクのような仮面をつけた魔王の密使の姿を見た。彼は百合子との引き換えを条件にダイヤモンドを渡すが、部下はそれが模造品であることを一目で見抜いたのだった。銃を抜く魔王の密使に恐れおののいた神岡は自宅に電話を掛け、本物を持ってくるように言った。すると佐山がその役目を引き受けることにした。

屋台的映画館

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

  • posted at:2026-09-08
  • written by:砂月(すなつき)
うるせいやつらつーびゅーてぃふるどりーまー
東宝=キティ・フィルム
配給:東宝
製作年:1984年
公開日:1984年2月11日 併映「すかんぴんウォーク」
監督:押井守
製作:多賀英典
企画:落合茂一
原作:高橋留美子
脚本:押井守
音楽:星勝
主題歌:「愛はブーメラン」松谷祐子
音楽監督:早川裕
演出:西村純二
作画監督:やまざきかずお 森山ゆうじ
作監補:青木康直
キャラクターデザイン:やまざきかずお
美術設定:小林七郎 森山ゆうじ
美術監督:小林七郎
撮影監督:若菜章夫
編集:森田清次
音響監督:斯波重治
アシスタント・プロデューサー:長谷川洋
制作担当:渡辺明
アニメーション制作プロデューサー:久保真
企画協力:週刊少年サンデー 岡正
製作協力:スタジオぴえろ
声の出演:平野文 古川登志夫 神谷明 杉山佳寿子 島津冴子
アメリカンビスタ カラー 98分

学園祭を翌日に控え、友引高校では各クラスが準備に追われていた。2年4組は諸星あたるが美人喫茶を提案したが、ラム親衛隊の最高幹部会議長のメガネが彼女にそんなことはさせられないと猛反対しドイツ国防軍をテーマとした「純喫茶 第三帝国」に落ち着いたのだった。準備の最中に担任教師の温泉マークが責任者のあたるを捜しに来たが何処にもいない。だが聞こえてきた壮大な寝言は面堂終太郎が持ち込んだ面堂財閥私設機甲師団の戦車・レオパルド1の砲手席からだった。後から来て事情を知らないラムはあたるが浮気をしていると勘違いし電撃を喰らわせると戦車の周囲にいた人たちは皆感電した。ラムの電撃のせいで戦車の電装品は全てスクラップとなり完成した模擬店は滅茶苦茶になった。面堂は怒りを何とか抑えながらあたるを連れて夜食の買い出しに出掛けるが、信号で停車した車の前をちんどん屋が横切り唖然とした。

夜が明けた学園祭の前日、あたるたちが水飲み場で歯を磨いていると温泉マークが疲れ果てた姿で歩いているのが目に留まった。ハードなスケジュールに連日のドタバタ騒ぎ、そして校長室の上にはいつ落ちてもおかしくない40トンの戦車がミシミシと音を立てていた。巫女で保険医のサクラから心身ともに疲労していると診断された彼はトランキライザーを一瓶貰って静養することにした。だが後にサクラは超強力下剤を誤って渡したことに気づきバイクを飛ばしてアパートに向かうが、部屋の中は何故かカビやキノコに侵食されていた。温泉マークを救出し自宅へ招いたサクラがこれまでの経緯を尋ねると、部屋を数日空けただけで廃墟のようになっていたというのだ。彼は疲れているから既視感という奇妙な考えに取り憑かれるのだと思っていたが、校長が言った「あと一日、明日は学園祭初日ですからな」というセリフを何処かで聞いたような気がした。そう考え出して初めて気づいたのは、昨日やその前日のこと、うっかりすると数時間前のことまで忘れていることがあり、何時何処で誰と会い何をしたのか、そして学校に泊まり込んで何日経過したのかもわからなくなっていた。温泉マークが立てた仮説は、気の遠くなる前から学園祭の前日という同じ一日の同じドタバタを繰り返しているのではないか、と。

屋台的映画館

ミックスマシン

  • posted at:2026-09-04
  • written by:砂月(すなつき)
みっくすましん
トリウッドスタジオプロジェクト(トリウッド=専門学校東京ビジュアルアーツ)
配給:トリウッドスタジオプロジェクト
製作年:2010年
公開日:2010年10月9日
監督:斉藤可奈子
プロジェクト・マネージャー:大槻貴宏
プロデューサー:山本達也
テクニカル・プロデューサー:日根野普一
脚本:斉藤可奈子
撮影:井端裕輝
照明:手塚毅
録音:スティーブン・スネダカ
編集:山本達也 斉藤可奈子
音楽:伊藤ひさ子
ミックス:中村尚朗
エンディング曲:「空色ペダル ~sea of summer~」pop chocolat
ライン・プロデューサー:樋口洋介
制作進行:米山美穂 福本武ワウベル
助監督:渡辺力
記録:本圓木綿子
美術:村上恵美 井手美沙音
スチール:亀島由香
メイク:増渕あつみ 幸田由希 山本あかり
出演:三枝万莉 沼澤貴宏 中川和恵 平久保雅史 高野歩日
アメリカンビスタ カラー 57分

周囲の人たちとどううまく付き合っていいかわからない高校生のタエ。クラスメイトの明日香と美佳が繰り広げる他愛にない会話にいつも聞き役として参加しているが、愛想笑いをしてやり過ごすしかない。そんな彼女を担任の木下は気に掛けているが、原因の一つは家庭にあった。家に帰ると姉・美咲は母・京子にいつも強く当たった。美咲は自分の思い通りにならないと誰かのせいにする性格なのだ。タエを陽子を気遣うが、様々なストレスが耳鳴りを呼び起こすためそれが始まるとヘッドホンをして世の中から逃げることにしていた。

ある日の放課後、帰宅中にいつもの耳鳴りが始まり我慢しながら歩いていると青年とぶつかった。タエは反射的に彼が作った発明品を掴むが、青年はそのおかげで壊れなかったことに感謝しありがとうと言った。彼女は青年の名前を知らなかったが、いつも変わった道具を抱えている姿を見ているため以前から気にはなっていた。そこで好奇心に駆られたタエは後をつけることにした。自宅から出てきた青年はまた別の発明品を抱えて土手に向かった。そこで何やら調整をしているとタエはさりげなく近づき隣にちょこんと座った。ミツルというその青年に自分と同じ匂いを感じた彼女はいつになく気さくに話し掛けたのだった。ミツルは立体歩道橋に着くと掃除機のような物を操作し星形のノズルを空に向けた。この機械で星を吸い取るのだという。だがいくらスイッチを入れても機械は動かなかった。その姿に親近感を覚えたタエはありがとうと握手をして立ち去った。

ミツルの母・京子は病気で床に臥せっていた。いくら看病をしても良くならないことからミツルは自分に何も出来ないもどかしさから、母から逃げる口実として発明品作りに没頭した。そんな彼に心惹かれるタエは息苦しい家から解放されたいと思い度々土手に行った。

屋台的映画館

がんばれ!!ロボコン ゆかいな仲間

  • posted at:2026-09-01
  • written by:砂月(すなつき)
がんばれろぼこんゆかいななかま
NET=東映
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年3月21日 併映「ちびっ子レミと名犬カピより 家なき子」「グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突」「野生のエルザ」「仮面ライダーストロンガー」「宇宙円盤大戦争」「秘密戦隊ゴレンジャー」
監督:北村秀敏
プロデューサー:小沢英輔 平山亨 鈴木武幸
原作:石森章太郎
脚本:藤川桂介
音楽:菊池俊輔
音楽制作:あんだんて
撮影:いのくままさお
照明:斉藤久
録音:佐藤修一
効果:阿部作二
美術:宮国登
編集:成島一城
記録:宮瀬淳子
計測:松井由守
助監督:坂本太郎
進行:桐山勝
特撮:特撮研究所 中村英暉
装置:紀和美建
現像:東映化学
主題歌:「がんばれ!!ロボコン」水木一郎 山上満智子とコロムビアゆりかご会
・・・:「ロボコン・ロボット世界一」水木一郎 コロムビアゆりかご会
出演:大野しげひさ 加藤みどり 佐久間真由美 山田芳一 島田歌穂
アメリカンビスタ カラー 21分

午前2時、大山家を突然の地震が襲った。慌てて庭に飛び出したパパ、ママ、はじめ、みどり、まことの5人が整列するとそこにはロボコンがいた。それはパパがロボコンにお願いして企画した万が一に備えての避難訓練だった。「備えあれば患いなし」。どんな時にでも落ち着いて行動しなければならないと教えるつもりだったが、一番冷静さを欠いていたのはママのスカートをはいたパパの方だった。町中を自転車で巡回していた町田巡査はその心がけにいたく感心した。だがその訓練のせいでまことは寝坊し幼稚園の植物園見学に遅刻しそうになった。こんな時こそハートマークを貰えるチャンスだと考えたロボコンは彼を乗せて幼稚園バスに追いつこうとしたが、途中でガス欠を起こしパパの言葉を思い出した。ガソリンスタンドで満タンにするとまことを抱えて植物園まで飛んだ。

植物園に到着すると植物博士が自慢の植物を園児たちに説明していた。それは身の丈を超える程の大きなニンジンで、世界で起こる食糧不足に備えて研究開発した物の一つだった。博士はいざという時に困らないために普段の心掛けが大切だから帰りにニンジンの種を差し上げますと言った。ここにガソリンの種はないのかとロボコンが尋ねると、まことはそんな種はないが地面の下にあると答えた。それを聞いてガソリンがなくなったら大変なことになると考えたロボコンはこの辺りにもあるのではないかと勘違いし調べてみようとニンジンを引き抜いたのだった。

家に帰ったまことは、はじめとみどりにニンジンの種を見せた。こんな小さな種から出来るのかとはじめたちが感心していると、ロボコンが地球儀を持ってやってきてガソリンは何処にあるのかと大騒ぎした。その拍子に種が飛んでしまい三人は大変なことになったとロボコンそっちのけで探した。誰も取り合ってくれないことに腹を立てたロボコンは怒って家を飛び出したのだった。

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