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銀座の若大将

  • posted at:2026-08-05
  • written by:砂月(すなつき)
ぎんざのわかだいしょう
東宝
配給:東宝
製作年:1962年
公開日:1962年2月10日 併映「明日ある限り」
監督:杉江敏男
製作:藤本真澄
脚本:笠原良三 田波靖男
撮影:完倉泰一
美術:小川一男
録音:斉藤昭
照明:森弘充
整音:下永尚
音楽:広瀬健次郎
監督助手:野長瀬三摩地
編集:小畑長蔵
現像:東京現像所
製作担当者:喜多村俊男
協力:万座温泉スキー場
擬斗:阿部幸四郎
出演:加山雄三 団令子 星由里子 有島一郎 北あけみ
シネマスコープ カラー 94分

京南大学法学部政治学科の田沼雄一は水泳部がシーズンオフの間、軽音楽部で活動をしていた。ある日、授業中に早弁をしていることを石山新次郎から告げ口された。石脇教授は弁当箱を出したまえと言い、肉のうま煮をつまみ食いするとさすが「田能久」の肉だと絶賛した。雄一の実家は麻布の老舗すき焼き屋なのだ。授業が終わると同じ授業に出ていた団野京子が彼に声を掛けた。京子は新聞部に所属しているが学校からもらう予算だけでは足りないため田能久の広告を学生新聞に載せて欲しいと頼んだのだ。困った雄一はうちよりいい店を紹介してやると言った。銀座の「のーすぽーる」というレストランは父・久太郎の幼友達が社長をしており、評判がいいから間違いないはずだ。話がうまく行けば英文学と経済学の論文を録音音声を無料で提供してくれると聞いた雄一は上機嫌になった。二人は早速レストランに向かったが、その隣がラベルという洋裁店だとわかると京子は先にそっちと交渉すると言った。彼女は「らべる」のマダムと知り合いなのだ。店内で待っていると雄一を見た客たちが加山雄三に似ているとひそひそ話は始めた。やがて従業員室から出てきた京子は交渉がうまくいったと喜び彼を連れて出て行った。

すぐ帰ってくるというのーすぽーるの社長を待つ間、雄一と京子は食事をすることにした。すると店内でちょっとしたいざこざから京南大学と城東大学の拳闘部同士のケンカが始まり、居ても立っても居られない雄一は仲裁に入った。ところが相手が手を出してきたためやむを得ず大暴れしたのだった。雄一の強さに惚れ込んだ拳闘部マネージャーの江口敏は再建に力を貸して欲しいと頭を下げるが、バンド活動が忙しいからとけんもほろろに断られた。

数日後、拳闘部の部長をしている石脇は部員を引き連れて田能久を訪れた。その目的とは客としてではなく雄一を拳闘部に勧誘するためだった。石脇と雄一の祖母・りきは学生時代からの付き合いであり、何かあれば相談し合える仲なのだ。城東大学との試合で完敗し責任を取って坊主にした部員たちの頭を見たりきは協力を約束した。

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一発かましたれ

  • posted at:2026-08-02
  • written by:砂月(すなつき)
いっぱつかましたれ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1965年
公開日:1965年6月5日 併映「逃亡」
監督:小山幹夫
企画:園田実彦
脚本:笠原良三 安部徹郎
撮影:坪井誠
照明:川崎保之丞
録音:大谷政信
美術:森幹男
編集:田中修
音楽:木下忠司
助監督:山田稔
進行主任:武田英治
現像:東映化学工業
出演:藤田まこと 園まり 中西杏子 ミヤコ蝶々 犬塚弘
シネマスコープ モノクロ 87分

ロマンス製薬では社長の一声で新製品の精力剤・サムソンDの販売に全勢力を傾けることになった。そのきっかけとなったのはライバル会社のハッピー製薬が類似の精力剤を販売し始めたためであった。そこで目玉となるアイデアとして採用されたのが宣伝課長の半間が提案した巨大な広告塔で、その奇抜さを気に入った社長はすぐに採用し隣のビルの屋上に設置したのだった。気を良くした社長は社員たちを屋上に集めて朝礼を行ったが、そこに遅れてやってきたのは宣伝課の日森千太郎だった。

社長の逆鱗に触れた千太郎は半間から5千円の減俸を言い渡されショックを受けた。このままでは生活出来ないことから藤岡部長の屋敷を訪ね泣き落としで許しを請うことにした。作戦は成功し今回は大目に見てもらえることになったが、今後は絶対に遅刻をしないという条件付きだった。千太郎の遅刻癖は相当なもので、たくさんの目覚まし時計をセットしても寝坊をする時はするのだ。そこで足に繋いだロープを通学中の小学生に外から引っ張ってもらうことにしたのだが、これが効果覿面。一番乗りで出社したのだが入り口で守衛に止められた。5月10日の今日は創立記念日なので会社は休みだというのだ。俺はなんて慌て者なのだろうと頭を抱えているとやくざ風の二人の男が彼を訪ねてきた。千太郎は厄介な事に巻き込まれてはたまらないと逃げ出すが、二人は下宿にまで押し掛けてきたのだ。二人は千太郎の父・万太郎に昔世話になった大阪千波組の大村鉄三(吉良鉄)と丘金吉(飛車金)で、獄死した親分の後継者となってバラバラになった組を再建して欲しいというのだ。突然の申し出に千太郎が困惑していると、吉良鉄と飛車金は500万円の札束や形見の着物などを渡そうとした。だが妾の子供である千太郎は縁も所縁もない世界に足を踏み入れる気など更々なかった。すると吉良鉄たちも意地になり、気が変わるまで居座ると言い出したのだ。三人の奇妙な共同生活が始まったが、おかげで千太郎は寝坊をすることがなくなった。

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特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦

  • posted at:2026-07-30
  • written by:砂月(すなつき)
とくさつきげきおおきゆうぞうじんせいさいだいのけっせん
チーム・ベター・トゥモロー
配給:Cinemago
製作年:2022年
公開日:2022年12月9日
監督:石井良和
製作:石井良和
共同制作:櫻川ヒロ
アソシエイトプロデューサー:出町光識
原作:石井良和
脚本:田中元 石井良和
撮影:高橋義仁 岡村浩代
録音:飴田秀彦
小道具:阿紋太郎
衣裳:櫻川ヒロ
ヘアメイク:ビューティ★佐口 鈴木愛
監督助手:豊田崇史 鹿嶋佑斗
振付:小金井麻衣
アクション指導:杉山裕右
スチール:伊藤寛晃
特撮撮影班
 撮影:高橋義仁 岡村浩代
 撮影応援:鶴崎直樹 佐藤大介
 ヴァイラスキングデザイン:松本智明
 ヴァイラスキング造型:佐藤大介 松本朋大
 特殊効果:岩田安司 中條勝美
 応援スタッフ:寺尾一真 ダニエル・アギラル
 編集:平井将人
 合成:平井将人
音楽:伊藤寛晃 永田空 井上輔 佐藤博之 マイコンピューター
サウンドデザイン&エフェクト:若林大介
配給協力:Giggly BOX
制作協力:オフィス・ヌイ
特技監督:石井良和
出演:藤田健彦 町田政則 藤崎卓也 斉木テツ 草場愛
アメリカンビスタ カラー 88分

一流企業・角紅の中間管理職として働く大木勇造は面倒な仕事を部下の加藤圭太に丸投げするなどして悠々自適な生活を送っていた。東京は56年ぶりとなるオリンピックの開催に浮かれていたが、新型コロナウイルスが日本に上陸したことで社会が一転した。だが勤務体系がテレワークになったことは大木にとってラッキーでしかなかった。在宅勤務だとリモート会議の時間ギリギリまで寝ていられるし、カメラに映る箇所だけ正装にしていればいいからだ。彼はまだ知らなかったが、東京の感染者数が増加する一方で角紅の売上高は下降線を辿っていた。そんな中で部署の再編成が行われることになり大木はもれなく解雇された。彼が仕事をさぼっていたことは上層部に筒抜けだったのだ。ショックを受けた大木は街をふらふらと彷徨いいつしか日が暮れていた。行きつけのバーへ向かった彼はママやホステスに行動しなければ何も変わらないと励まされ再就職を決意した。

大木がママから紹介されたギャラクシー商会を訪ねると社長は面接もそこそこに彼を採用した。そして一律10万円給付金と感染拡大防止協力金の書類を取り出すと記入するように促した。仕事の内容は聞いてはいなかったが、翌日の午前5時に出社するように言われたため素直に従うことにした。翌日、時間通りに会社の前で待っていると回収業務課の日向という男がやってきた。素早く作業着に着替え向かった先はゴミ収集場所だった。8時に回収車が来ることからその前に使えそうでリサイクル出来そうな物をいただくのだ。回収を終えると今度はマスク事業部を手伝うことになった。担当の猫島宮雄は犬の着ぐるみで身を隠し会話は筆談で行った。マスク事業部の仕事とは街中に落ちている使い捨てマスクを回収し消毒して再生するのだ。営業部でのマスクの電話営業、フィットネス事業部での会員勧誘を経てリサイクル事業部を訪ねた大木は木戸というこれまであった中で一番まともな人物と出会った。彼から専属にならないかと誘われた大木は喜んで申し出を受けることにした。翌日、社長から頼まれた大木は先代社長(会長)と会うことになった。会長が社長を務めていた頃のギャラクシー商会は研究施設で宇宙生命体との交流を主に行っていたが、事業内容が助成金対象になっていたにも関わらずうまく行かなかったため弟に社長の座を譲ったのだ。自由になった彼は宇宙生命体第三種接近遭遇のための準備を独自に行っていた。

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名探偵アジャパー氏

  • posted at:2026-07-26
  • written by:砂月(すなつき)
めいたんていあじゃぱーし
新東宝
配給:新東宝
製作年:1953年
公開日:1953年7月7日
監督:佐伯幸三
製作:杉原貞雄
原作:あおいき・くらぶ
脚本:笠原良三 淀橋太郎 中田竜雄
撮影:平野好美
照明:小山正治
録音:鈴木勇
美術:鳥井塚誠一
音楽:服部正
助監督:瀬川昌治
編集:笠間秀敏
特殊技術:新東宝特殊技術
製作主任:加島誠哉
主題歌:「名探偵アジャパー氏」伴淳三郎 泉友子
・・・:「不思議なブルース」伴淳三郎 泉友子
出演:伴淳三郎 柳家金語楼 古川緑波 横山エンタツ 清川虹子
スタンダード モノクロ 99分

ある嵐の夜、小杉刑務所から残忍かつ獰猛な死刑囚・ダバオの狼が脱走した。直ちに全国に指名手配させたがその後の足取りは掴めていなかった。その男は強盗殺人の前科七犯の凶悪犯で最近死刑の最終判決を受けたばかりだったが、刑の執行直前に脱獄したのだ。そのニュースを自宅のラジオで聞いていた山並卓造は気が気ではなかった。一方、ダバオの狼は仲間のアジトに身を隠していた。彼が脱獄した理由は仲間を裏切った山並に復讐するためだった。新聞を読んでいたダバオの狼ははある記事が気になった。それは整形外科医の大家である荘田亮輔博士が顔の変貌手術に成功したというものだった。そこで彼は仲間に荘田の誘拐を命じた。

阿地弥八探偵事務所に二人の婦人が訪ねてきたが、それは荘田の妻の民江と娘の信子だった。荘田が診察中に突然いなくなり、「急用でしばらく留守にするが心配するな」と書いた手紙がを机の上に置かれているのを看護師が見つけたのだ。只事ではないと考え探偵に調査を依頼することにしたのだが、民江は阿地の風貌を見て信用出来ないと感じ部屋を出て行った。信子の案内で阿地と助手の五味章太が荘田医院にやってくると、民江は別の探偵の工藤常子を雇っていたのだ。それなら両先生に手伝ってもらえばいいと信子が提案するが、先に手柄を挙げたい常子はきっぱりと断った。そして荘田の机の引き出しの中から白菊という店のマッチ箱を見つけると、これで事件が解決したようなものだと勝ち誇った。常子が夫で助手の大五郎とともに引き上げると阿地は無念に思ったが、ふと棚に目をやると何かのバッジがあることに気づいた。それを信子に見せると今まで見たことがないと言った。それが荘田の物でないとなると誘拐犯の物か。阿地は思わぬ証拠物件を見つけた。

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カクトウ便 BATTLE RUN XX

  • posted at:2026-07-23
  • written by:砂月(すなつき)
かくとうびんばとるらんだぶるえっくす
カクトウ便製作委員会(クレイ=キティライツ&エンタテインメント=ハピネット=ADDENDIS)
配給:クレイ
製作年:2007年
公開日:2008年3月29日
監督:植田中
製作:斎藤正明
企画:田中歩 多賀徹 高口聖世巨 柳谷文昭
プロデューサー:杉浦敬 植田中
脚本:江面貴亮
撮影:早坂伸
録音:上林俊哉
キャスティング:小林良二
美術:山本俊輔
音楽:佐藤悠輔
音楽プロデューサー:大平太一
助監督:石川浩之
プロデューサー補:林大造
オープニング曲:「Kill the Weekend」ELECTRIC EEL SHOCK
エンディング曲:「Fly to the Moon」La Bluzu
制作:キックファクトリー
アクション監督:谷垣健治
出演:小阪由佳 甲斐麻美 内ヶ崎ツトム 大内貴仁 BJ BOSS
アメリカンビスタ カラー 90分

野木市の再開発事業の入札において談合を行った疑いがあるとして大崎権三議員は裁判を起こされた。だが権力によってそれらは一切報道されず、また証拠不十分で不起訴となる可能性が高かった。桜木憲治という人物が持っていたコインロッカーの鍵を人づてに預かったジャーナリスト志望の大学生・恩田アカネはそのコインロッカーへ向かっていた。そこには桜木が独自に調査した大崎の悪事を立証出来る証拠書類が眠っているのだ。だがアカネは大崎の手下に追われていたため簡単には近づけそうになかった。公判まであと2時間弱。そんな時ふと友人との会話が頭の中に浮かんだ。どんな物でも何処にでも邪魔が入れば戦って確実に運んでくれる時間厳守の「カクトウ便」というのがあるらしい。あくまでも噂だが、本気で探せば見つかるというのだ。そこで彼女はオフィス街にあるカフェに身を隠して人の良さそうなサラリーマンに近づき、パソコンを借りるとカクトウ便について調べ始めた。だが検索結果には真偽不明な情報ばかり。その中から今一番近い場所にある「赫々軒」というラーメン屋でメニューに載っていない五目チャーハン八盛りを頼めば情報を得られるという書き込みを確証はないが信じることにした。

飲食店街の路地裏を進んで行くと赫々軒はあったが、暖簾は出ているものの店内は薄暗かった。とりあえず中に入るがテレビはつけっぱなしで店主は寝っ転がって新聞を読んでいる。わざと音を出して椅子に座るとようやく店主は立ち上がり水を持ってきた。思い切って五目チャーハン八盛りを頼むと店主は厨房に立った。五目チャーハン八盛りというのは金魚鉢に五目チャーハンを数字の「8」の形に盛った常連向けの特別料理だった。その量にげんなりしたが米粒一つでも残したら罰金をもらうぞと凄まれたため完食を目指した。急いで頬張ると鉢の底にメールアドレスが見えてきた。だがそのメアドは途中で切れており、がっかりしていると店主はサービスだと言って大盛りのフルーツポンチを持ってきた。無理して腹に詰め込むとその底にもメアドの一部が書いてあり、最後に熱いお茶を飲み干すと完全なメアドが完成した。公判までの時間が1時間半を切っていることもありアカネは早速用件を送った。ところがいくら待っても返信は来なかったのだ。

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