東宝
配給:東宝
製作年:1962年
公開日:1962年7月14日 併映「香港の星」
監督:福田純
製作:藤本真澄
脚本:笠原良三 田波靖男
撮影:飯村正
美術:村木忍
録音:刀根紀雄
照明:金子光男
整音:下永尚
音楽:広瀬健次郎
監督助手:坪島孝
編集:藤井良平
合成:泉実
現像:東京現像所
製作担当者:井上卓之
出演:加山雄三 星由里子 田村奈己 北あけみ 藤山陽子
シネマスコープ カラー 94分
京南大学のマラソン部キャプテンの「若大将」こと田沼雄一が練習を終えて部室に戻るとマネージャーの江口敏が浮かない顔をしていた。家庭の事情で実家からの仕送りがストップしたため、このままでは生活出来なくなるのだ。そこで田能久でアルバイトさせて欲しいと頭を下げると雄一は何とかするから任せておけと約束した。だが雄一が心配していたのは江口がマネージャーの仕事をおろそかにしていることだった。夏休みには秋の全日本大学マラソン大会に向けての合宿を行うことになっているが、日程など詳細な事項を発表しないのだ。雄一がそのことを問い詰めると江口は学業との両立が難しくなったから辞めたいと言った。そんな彼が後任候補として指名したのがよりによって「青大将」こと石山新次郎だったことから部員たちはざわついた。江口によると石山は名誉職をやりたがっており、ブルジョアだから自腹を切っても汚職をする心配ないというのが理由だった。引き受ける条件は雄一が頭を下げることだったが、悪友の彼に従うことは雄一のプライドが許さなかった。だが江口に促されて仕方なく言うことを聞いた。石山は従妹の越智英子と車で銀座へ行くことになっており、雄一も用事を済ますために同乗させてもらうことにした。するとその途中でカミナリ族に絡まれた車を見つけ、居ても立っても居られない雄一は三人をノックアウトした。中里澄子がお礼を言う間もなく雄一はその場を去って行った。
雄一の用事はメトロスポーツというスポーツ用品店で新しいユニフォームの相談をすることだった。以前から決まっていたデザイン案を提出しようとするが、石山はマネージャーの特権を使い地味過ぎると言って反対した。彼のせいで発注が延期になり皆で帰ろうとしたところ、澄子が出先から戻ってきた。彼女は外国人客と商談を行い、400万円もするオーダーメイドのデラックスなモーターボートを納品することになっていたが、本国に帰ることを理由に突然キャンセルされたのだ。そのことを店長に伝えると、近くで聞いていた石山がしゃしゃり出てきてそのカタログを見せて欲しいと言った。
雄一が帰宅すると父親の久太郎が店を手伝いなさいと急かした。彼の実家は麻布の老舗すき焼き屋「田能久」で、経営の改善により猫の手も借りたいほど忙しくなっていたのだ。すると雄一が仕事の手伝いにはいい奴がいると江口を紹介した。久太郎は住み込みでなければ雇えないと言ったが、下宿代を溜めて追い出されたばかりの江口には朗報でしかなかった。
屋台的映画館
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