東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1965年
公開日:1965年6月5日 併映「逃亡」
監督:小山幹夫
企画:園田実彦
脚本:笠原良三 安部徹郎
撮影:坪井誠
照明:川崎保之丞
録音:大谷政信
美術:森幹男
編集:田中修
音楽:木下忠司
助監督:山田稔
進行主任:武田英治
現像:東映化学工業
出演:藤田まこと 園まり 中西杏子 ミヤコ蝶々 犬塚弘
シネマスコープ モノクロ 87分
ロマンス製薬では社長の一声で新製品の精力剤・サムソンDの販売に全勢力を傾けることになった。そのきっかけとなったのはライバル会社のハッピー製薬が類似の精力剤を販売し始めたためであった。そこで目玉となるアイデアとして採用されたのが宣伝課長の半間が提案した巨大な広告塔で、その奇抜さを気に入った社長はすぐに採用し隣のビルの屋上に設置したのだった。気を良くした社長は社員たちを屋上に集めて朝礼を行ったが、そこに遅れてやってきたのは宣伝課の日森千太郎だった。
社長の逆鱗に触れた千太郎は半間から5千円の減俸を言い渡されショックを受けた。このままでは生活出来ないことから藤岡部長の屋敷を訪ね泣き落としで許しを請うことにした。作戦は成功し今回は大目に見てもらえることになったが、今後は絶対に遅刻をしないという条件付きだった。千太郎の遅刻癖は相当なもので、たくさんの目覚まし時計をセットしても寝坊をする時はするのだ。そこで足に繋いだロープを通学中の小学生に外から引っ張ってもらうことにしたのだが、これが効果覿面。一番乗りで出社したのだが入り口で守衛に止められた。5月10日の今日は創立記念日なので会社は休みだというのだ。俺はなんて慌て者なのだろうと頭を抱えているとやくざ風の二人の男が彼を訪ねてきた。千太郎は厄介な事に巻き込まれてはたまらないと逃げ出すが、二人は下宿にまで押し掛けてきたのだ。二人は千太郎の父・万太郎に昔世話になった大阪千波組の大村鉄三(吉良鉄)と丘金吉(飛車金)で、獄死した親分の後継者となってバラバラになった組を再建して欲しいというのだ。突然の申し出に千太郎が困惑していると、吉良鉄と飛車金は500万円の札束や形見の着物などを渡そうとした。だが妾の子供である千太郎は縁も所縁もない世界に足を踏み入れる気など更々なかった。すると吉良鉄たちも意地になり、気が変わるまで居座ると言い出したのだ。三人の奇妙な共同生活が始まったが、おかげで千太郎は寝坊をすることがなくなった。
屋台的映画館
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