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宇宙刑事ギャバン THE MOVIE

  • posted at:2023-07-01
  • written by:砂月(すなつき)
うちゅうけいじぎゃばんざむーびー
「ギャバン」製作委員会(東映=テレビ朝日=東映ビデオ=木下工務店=東映エージエンシー=バンダイ=日本コロムビア)
配給:東映
製作年:2012年
公開日:2012年10月20日
監督:金田治
製作:鈴木武幸 平城隆司 間宮登良松 木下直哉 松田英史 古澤圭亮 前川寛邦
企画:白倉伸一郎 桑田潔 日達長夫 天野智弘 疋田和樹 小野口征 八木仁
エグゼクティブプロデューサー:杉山登
原作:八手三郎
脚本:小林雄次
音楽:渡辺宙明 山下康介
撮影:菊池亘
照明:本田純一
美術:竹内公一
録音:深井康之
編集:佐藤連
助監督:近藤孔明
スクリプター:國米美子
制作担当:本間隆廣
AP:久慈麗人
ラインプロデューサー:道木広志 青柳夕子
装置:福居勉
装飾:小宮孝司 富田元 恒遠実沙
衣裳:滝口晶子
ヘア・メイク:唐澤知子
絵コンテ:小池智実
カースタント:西村信宏
操演:船越幹雄 高木友善 橋本一輝 苗村真志
製作デスク:佐々木幸司 平岩一輝
音響効果:小川広美
選曲:宮本明子
キャラクターデザイン:篠原保
造型:前澤範 前澤まさる 吉川学
イラスト:野口竜
企画協力:企画者104
資料担当:横田誠 松井大 原昂生
視覚効果:沖満
主題歌:「宇宙刑事ギャバン」串田アキラ
・・・:「宇宙刑事ギャバン type G」串田アキラ
音楽プロデューサー:本谷侑紀 高木彩
音楽製作:東映音楽出版 日本コロムビア
製作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
プロデューサー:日笠淳 加藤和夫 佐藤現 佐々木基
アクション監督:おぐらとしひろ
特撮監督:佛田洋
出演:石垣佑磨 永岡卓也 滝裕可里 森田涼花 三浦力
アメリカンビスタ カラー 82分

種子島宇宙センターから日本初の火星有人探査を目的としたスペースシャトル「かなた」が打ち上げられることになった。宇宙飛行士に選ばれたのは元サイドカーレーサーの十文字撃と、その相棒で今は宇宙物理学研究開発機構「SARD」の研究者として働く大熊遠矢だった。彼らがかなたに搭乗する直前に、二人の幼馴染でSARDの研究者の河井衣月は星形をしたお守り代わりのペンダントを渡した。遠矢は自分の研究が正しかったことを証明してくると約束し衣月と別れた。打ち上げは成功し計画は順調に進んでいたが、火星衛星軌道上に異常を検知してから通信が途絶え消息不明となった。

事故から1年後、SARDが突然謎の停電を起こし岩本室長や警備員が次々と襲われた。残業をしていた衣月は怖くなり逃げ出すが、マクーモンスターのザン・バルドに行く手を阻まれた。するとそこに現れ彼女のピンチを救ったのは銀色に輝くコンバットスーツに身を包んだ伝説の宇宙刑事ギャバンだった。宇宙犯罪組織マクーに仕えるザン・バルドの体はかつてギャバンに倒された行動隊長のサン・ドルバの怨念で出来た鎧で覆われており攻撃を容易く跳ね返した。ザン・バルドが衣月を盾にしたことでギャバンは手を出せずにいたが、何者かの攻撃によって隙が生まれたため最大出力にしたレーザーブレードで縦に一刀両断した。ギャバンは変身を解いて超次元光速機ドルギランに乗り込むが、衣月はその人物の顔を見て唖然とした。

ドルギランで銀河連邦警察に帰還したギャバン。その正体は撃だった。宇宙を彷徨っていた彼は救助され、回復後に銀河連邦警察の最高責任者であるコム長官からスカウトされた。正式の宇宙刑事ではない彼は演習中に地球に接近する未知の物体を発見し、その到達予測地点がSARDだったことから長官の許可なく救助に向かった。ザン・バルドが所属するマクーは30年前に伝説の宇宙刑事・ギャバンによって壊滅したが、その残党が暗躍していたのだ。長官は撃を地球へ派遣する条件としてコードネームを汚すなと釘を刺した。

屋台的映画館
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の・ようなもの

  • posted at:2023-06-27
  • written by:砂月(すなつき)
のようなもの
ニューズ・コーポレーション
配給:日本ヘラルド映画
製作年:1981年
公開日:1981年9月12日
監督:森田芳光
製作:鈴木光
脚本:森田芳光
撮影:わたなべまこと
照明:木村太朗
録音:橋本泰夫
編集:川島章正
整音:小野寺修
効果:小島義雄
音楽:塩村宰
助監督:山本厚
製作進行:宇田川正明 篠崎誠歩
出演:秋吉久美子 伊藤克信 小林まさひろ でんでん 大野貴保
アメリカンビスタ カラー 103分

志ん魚は出船亭一門の二ツ目の落語家。23歳を迎えた彼は兄弟子の志ん米たちからもらったお祝いで生まれて初めて特殊浴場に行くことになった。胴上げで送り出してもらった志ん魚は歌川という店に向かったが、志ん米たちは様子を見るために後をつけ店に入る記念すべき瞬間を写真に収めようと待ち構えた。ところが入り口でためらうためもどかしい思いをした。そしてようやく戸を開けると志ん水がシャッターを切った。おどおどする彼の態度で初めての客だと気づいたフロントの男はといい娘を紹介しましょうと言った。

その数時間前、出船亭扇橋の家を訪ねた志ん魚におかみさんは師匠から誕生日のお言葉があるからすぐに上がりなさいと言った。そして奥の部屋に通すと志ん魚と向かい合って座り、落語家というのは落語家らしく歳をとっていかなければならないことを頭に入れて精進しなさいと師匠の言葉を伝えた。

ホステスのエリザベスは志ん魚の前に正座しよろしくお願いしますと挨拶した。最初は緊張していた志ん魚だったが、二人の時間を過ごすうちに打ち解けやがて彼女に好意を抱くようになった。だがまた来てねと名刺を渡されてももう会う金がない。そのことを正直に言うとエリザベスはいつでもいいから電話してと名刺に自宅の電話番号を書き込んだのだった。それから二人はデートを重ねることになった。

ある日、師匠の家を訪ねたのは下町女子高校の落語研究会に所属する上級生のまりや、由美、佐紀、真代の四人だった。彼女たちは文化祭で落語を披露することになったのだが、誰かに指導してもらいたいと考えたのだ。応対に出たおかみさんは一門の中でも問題を起こしそうになさそうな志ん魚と志ん菜をコーチとして派遣することにした。

女子高の近くにある都電の駅に到着した二人を部長のまりやと係長の佐紀が案内した。挨拶も早々に志ん魚は「道具屋」の始めの方を演じてもらうことにした。まりや、佐紀、真代、由美の順でリレー形式で行うが、由美のかわいさが気になった志ん魚は後で連絡することがありますからと言って電話番号を聞き出すことに成功したのだった。

屋台的映画館
かいぞくせんたいごーかいじゃーたいうちゅうけいじぎゃばんざむーびー
「ゴーカイジャーVSギャバン」製作委員会(テレビ朝日=東映ビデオ=東映=東映エージエンシー=木下工務店)
配給:東映
製作年:2011年
公開日:2012年1月21日
監督:中澤祥次郎
製作:平城隆司 福原英行 鈴木武幸 松田英史 木下直哉
企画:桑田潔 日達長夫 香月純一 小川政則 沖村佳昭
エグゼクティブ・プロデューサー:杉山登 加藤和夫 疋田和樹
プロデューサー:佐々木基 中野剛 宇都宮孝明 大森敬仁 矢田晃一 深田明宏
原作:八手三郎 石ノ森章太郎
脚本:荒川稔久
音楽:山下康介 渡辺宙明
撮影:松村文雄
照明:柴田守
美術:大谷和正
録音:伝田直樹
編集:佐藤連
整音:小林喬
スクリプター:渋谷康子
助監督:荒川史絵
製作担当:小林智裕
計測:岩崎智之
装置:福居勉
装飾:塩満義幸 高津装飾美術
小道具:淀名和祐介
持道具:山口康孝
キャラクター管理:熊谷卓弥
衣裳:滝口晶子
美粧:久野友子
操演:橋本一輝 苗村真志
ガンエフェクト:近藤佳徳
絵コンテ:相田夏美
助監督:茶谷和行 谷本健晋
カースタント:西村信宏
進行主任:式守修
進行:奥田和雅
製作デスク:佐々木幸司
ラインプロデューサー:谷口正洋
ラインプロデューサー補:下前明弘
音響効果:小川広美
選曲:宮葉勝行.R
スタジオエンジニア:原口崇正 錦織真里 一坂早希
視覚効果:沖満
キャラクターデザイン:韮沢靖 篠原保 酉澤安施 さとうけいいち K-SuKe
魔空監獄デザイン:野口竜
企画協力:企画者104
資料担当:葛西おと 松井大
デザイン協力:プレックス
造型:前澤範 前澤まさる 吉川学
・・・:「宇宙刑事ギャバン」串田アキラ
・・・:「海賊戦隊ゴーカイジャー」松原剛志(Project.R) ヤング・フレッシュ Project.R
・・・:「JUMP」松原剛志&串田アキラ
音楽プロデュース:津島玄一 Project.R
音楽製作:東映音楽出版 日本コロムビア
音楽製作協力:ジェニュイン
特撮監督:佛田洋
アクション監督:石垣広文
協力:東映東京撮影所 東映デジタルセンター
製作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
出演:小澤亮太 山田裕貴 市道真央 清水一希 小池唯
アメリカンビスタ カラー 64分

日本上空を航行するゴーカイジャーの母艦ゴーカイガレオンが謎の巨大宇宙船に突然攻撃を仕掛けられ航行不能に陥った。彼らの前に現れたのは銀色に輝くコンバットスーツに身を包んだ伝説の宇宙刑事ギャバンだった。容疑は海賊行為だというが、海賊戦隊を名乗っていても略奪などは行った覚えはないし「S.P.D」の調査で彼らに掛かった容疑は全て宇宙帝国ザンギャックの捏造だということが証明されていた。それでもギャバンが聞く耳を持たないため、キャプテン・マーベラスたちは変身して抵抗を試みた。だが彼の前では無力に等しく、敗れた5人は逮捕された。

マーベラス、ジョー、ルカ、ハカセ、アイムの5人はギャバンの活動拠点である超次元光速機ドルギランの留置場に入れられた。海賊行為の罪は死刑を意味するが、もしそうであれば宇宙最高裁判所によるジャッジメントが即時に下されないことにジョーは疑いを持っていた。マーベラスたちは夜食の買い出しに行って難を逃れた伊狩鎧が助けにくることに賭けた。夜が明けた頃にドルギランが到着したのはある都市の室内競技場だった。5人がその中に転送されると待っていた宇宙警察総裁のウィーバルは部下たちに処刑の準備を命じた。死刑台へ連行されるマーベラスたちの姿を見て薄ら笑いを浮かべるウィーバルにギャバンこと一条寺烈は一つだけ確認させてくださいと言った。彼らの海賊行為とはどんなことですか、と。するとウィーバルはザンギャックに逆らったことが宇宙最大の悪であり即時処刑に値するのだと冷たく言った。それを聞いた一条寺はついに本音を吐いたなと言い手元のボタンで5人の手錠を解除した。自由を得たマーベラスたちは銃弾を掻い潜って部下を倒したが、その正体は下級兵士のゴーミンだった。何者かがウィーバルに化けて宇宙警察を乗っ取ろうとしていることに気づいた一条寺はそれを止めるために大芝居を打ち、ゴーカイジャーはそれに巻き込まれたのだった。ウィーバルに化けていた魔空監獄獄長のアシュラーダは本当の姿を現し、ザンギャックと宇宙警察の技術の融合で生まれたギャバンブートレグを派遣した。その性能はギャバンのそれを遥かに上回っていた。一条寺は巻き込んで済まなかったと詫び逃げるように言った。そして5人に変身アイテムのモバイレーツを返すと別れ際に「よろしく勇気、だよ」と言った。その言葉を聞いたマーベラスは彼と昔会ったことがあるような気がした。

屋台的映画館

赤胴鈴之助 どくろ団退治

  • posted at:2023-06-20
  • written by:砂月(すなつき)
あかどうすずのすけどくろだんたいじ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1958年
公開日:1958年12月21日 併映「化け猫御用だ」「水戸黄門漫遊記」
監督:弘津三男
製作:三浦信夫
企画:八尋大和
原作:武内つなよし
脚本:岡本繁男 吉田哲郎
撮影:竹村康和
録音:奥村雅弘
照明:島崎一二
美術:神田孝一郎
編集:伊藤嘉英
音楽:渡辺浦人
製作主任:田辺満
装置:本島陽三
装飾:後藤栄三郎
背景:滝野好男
美粧:小林昌典
結髪:中井つる
衣裳:万木利昭
擬斗:宮内昌平
普通写真:杉山卯三郎
助監督:古川俊男
撮影助手:野本一雄
録音助手:武田十九男
照明助手:美間博
移動効果:宇野薫
音響効果:倉島暢
記録:田巻町子
演技事務:中村元次郎
進行:今村喬
出演:桃山太郎 浅野寿々子 林成年 黒川弥太郎 美川純子
シネマスコープ モノクロ 60分

黒雲谷の雷人を退治した赤胴鈴之助は祖父の仇である火京物太夫と岳林坊を追って下野国の山中に差し掛かった。鈴之助はその先で休息する二人を見つけ追い掛けるが、彼の前に立ち塞がったのは風太郎という野獣のような男だった。物太夫から悪い男に追われているという嘘を真に受けた風太郎は鈴之助に襲い掛かるが、傍で見ていた師匠の乾卜心斎は鈴之助の立ち振る舞いを見て止めよと命じた。そして物太夫たちが本当の仇であることを知ると近道へ連れて行った。風太郎が一人で稽古を続けていると青江玄蕃と嶋十郎太という二人の武士が現れた。彼らは真の武芸者を探していると言い、その腕前なら立身出世は間違いないから江戸へこぬかと誘った。立派な屋敷に住んで美しい着物を着てうまい物が食べ放題な生活が出来ると聞き心が動くが、卜心斎が同行しなければ嫌だと言った。そこで玄蕃は卜心斎が今から十年前に仲間と組んでお前の父加賀美源左衛門を殺した憎い仇だと吹き込み、その証拠だという血染めの陣羽織を見せて恨みを抱く我々に力を貸して欲しいと願い出た。すると風太郎は逆上し卜心斎を追い掛けて行った。その頃、鈴之助は真っ直ぐ下りて行けば必ず麓で物太夫たちに追いつくという近道を教えてもらっていた。卜心斎が鈴之助を見送っているとそこに風太郎が現れよくも今日まで騙したなと暴力を振るった。弁当を届けにきた卜心斎の娘の美雪が止めようとするが風太郎は聞く耳を持たず崖から突き落とした。女の叫び声を聞いた鈴之助が沢へ向かうと美雪が卜心斎を介抱していた。鈴之助の姿を見た卜心斎は何者かにたぶらかされた風太郎を止めなければ恐ろしいことが起きると言い一刻も早く捜し出して欲しいと願い出たのだった。

江戸の町には夜な夜などくろ団が出没するようになった。彼らは天下万民のために徳川幕府を倒し世直しを計るための軍資金の徴収と称した押込み強盗を働いていたのだ。豪商ばかり襲うその集団の首領は玄蕃であり、千両箱を奪うと風太郎が捕方と大暴れしている間に逃げるのだ。事態を重く見た町奉行の池田播磨守の依頼で千葉周作の弟子の竜巻雷之進が警護を行うことになった。播磨守が仕掛けた大捕物により風太郎は逃げ出すが、追い掛けた雷之進が見失った場所は南丈二刀流青葉天心道場の前だった。

屋台的映画館

喜劇 団体列車

  • posted at:2023-06-17
  • written by:砂月(すなつき)
きげきだんたいれっしゃ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1967年
公開日:1967年11月12日 併映「旅路」
監督:瀬川昌治
製作:大川博
企画:秋田亨 加茂秀男
脚本:舟橋和郎
撮影:坪井誠
録音:小松忠之
照明:元持秀雄
美術:北川弘
編集:祖田冨美夫
助監督:三堀篤
進行主任:武田英治
現像:東映化学工業株式会社
音楽:木下忠司
挿入歌:「駅弁小唄」東ひかり
協力:奥道後国際観光 日本国有鉄道 四国支社
出演:渥美清 佐久間良子 小沢昭一 笠智衆 城野ゆき
シネマスコープ カラー 91分

愛媛県の奥道後温泉に行くには国鉄伊予和田駅からバスに乗り換えるのがとても便利だ。その伊予和田駅に勤務する山川彦一は30歳で未だ独身。母・お杉が営む実家の山川雑貨店から毎日自転車で通っている。国鉄のローカル線は何処も赤字を抱えており、先日行われた現場長会議ではそれを克服するための増資運動の徹底が強調された。それは伊予和田駅も同じで、駅長の倉持は大型連休の期間に当たるこの4、5月の多客期が大事だと訓示した。ある日、改札業務を行っていた彦一は到着した列車の車掌から迷子を引き渡されたが、手掛かりはその子が志村敬一という名前であることと住んでいるのが城のある所とだけしかわからなかった。彦一は彼を連れて松山駅へ行くが同期の太宰淳一によると捜索願は出ていないという。とりあえず腹ごしらえをするためにうどん屋に入ったが、その時の会話で敬一が母子家庭であることとその母親が学校の先生をしていること、そして住んでいる場所が宇和島であることが新たにわかった。宇和島駅の駅長たちの尽力により敬一の母親と連絡を取ることが出来た。彦一は倉持に電話を掛け折り返しの列車で帰ることを伝えると敬一に別れを告げたが、彼を迎えにきた美しい母・小百合を見て気が変わった。お礼を言いたいいう小百合の厚意に甘えて自宅を訪ねると、彼女の母・すみ江が昼食を用意してくれていた。食事をしながら会話をするうちに彦一は小百合が心の優しい人だと思った。

ある日曜日、彦一が朝食を取っていると了賢和尚が昨夜きたとお杉が言った。何事かと尋ねるとどうやら見合いの話らしい。その相手というのが駅長の娘とのことだが 過去に三度試験に落ちている彼は助役になるまで結婚しないと決めていた。お杉がその話をしつこくしてくるため食事を途中で切り上げると四国団体旅行募集のポスターを貼りに出掛けた。彦一が最初に向かったのは叔父の風間八五郎が営む理髪店だったが、お杉が見合い話を進めるように頼んだのが彼だった。八五郎は彦一を椅子に強引に座らせると髪型を整え、了賢が旅行のことで相談があるらしいと嘘をつき寺へ向かわせた。そこで待っていたのは日高友造とその娘の邦子だった。友造は42年間勤めていた国鉄を定年になり、今はロープウェイの駅長をしていた。これが見合いとは知らずにざっくばらんに父と話す彦一に邦子は好感を持った。

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