「死者の学園祭」製作委員会(角川書店=ホリプロ=東映=アスミック・エース エンタテインメント)
配給:東映
製作年:2000年
公開日:2000年8月5日 併映「仮面学園」
監督:篠原哲雄
エグゼクティブ・プロデューサー:原正人
プロデューサー:柘植靖司 井上文雄
原作:赤川次郎
脚本:安倍照男 山田珠美
撮影:柴主高秀
音楽:溝口肇
美術:稲垣尚夫
照明:豊見山明長
録音:山田均
編集:冨田功
音響効果:帆刈幸雄
キャスティング:杉野剛
スクリプター:皆川悦子
助監督:片島章三
製作担当:木次谷良助
出演:深田恭子 加藤雅也 内田朝陽 根津甚八 林知花
アメリカンビスタ カラー 101分
手塚学園の創立80周年を祝う春橙祭で「青い瞳の天使」という演劇が上演されることになっていたが、台本を書いた山口由子が校舎の屋上から投身自殺をしたため中止となった。演劇部部長の結城真知子は親友が最後に遺した台本をこのままで終らせたくないとの思いから、顧問の倉林らとともに学園長・手塚と掛け合い上演の許可を貰うことができた。
「青い瞳の天使」は、80年前に起こった学園の伝説といわれる悲恋がベースとなっていた。初代学園長の娘であり音楽教師の手塚澄子は、ドイツからやって来た美術教師・オイガン・メトカフと恋に落ちた。ところがメトカフには妻子がいたため、周囲の猛反対で二人は引き離された。澄子はメトカフへの想いを伝えるため講堂のピアノで彼の大好きなドビュッシーの「月の光」を毎日演奏し、メトカフはそれを聞くことで彼女への想いを確かめていた。しかしある日を境にピアノの音色が聞こえなくなった。初代学園長がピアノを講堂から礼拝堂へ移動してしまったのだ。澄子は毎日弾き続けたが、メトカフのいる美術室までは届かなかった。彼女の自分への想いが冷めてしまったと勘違いしたメトカフは「青い瞳の天使」という絵を残して帰国した。それを知った澄子は絶望の末に校舎の屋上から身を投げた。その後、学園長は娘への謝罪をこめてピアノを講堂に戻し、二度とその場所から動かないようにピアノの足を釘で打ち付けたのだった。
放課後、内申書が気になる部員の小野治子は、柳田真弓と舞台稽古そっちのけで学園内のデータベースにアクセスしようとしていた。パスワードがわからず苦肉の策で台本の最初に書いてある一文を入力した。するとプロテクトは解除されたが、現れたのは「民数記 29章 1節 134000000」という文字だった。治子は由子が書いた台本を記録したフロッピーディスクを持っており、その最後の部分に「民数記」という言葉が書かれていたことを思い出した。
翌日、治子は転校生の神山英人にデートに誘われたことで真知子とフロッピーディスクに記録された内容を確認する約束をすっぽかした。彼女は、真知子との別れ際に「由子のフロッピーに書かれてたのは、メトカフはこの学園で殺された」と告げると、うれしさを隠し切れずに走っていった。その夜、治子は車に撥ねられ帰らぬ人となった。
屋台的映画館
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