忍者ブログ

序の舞

  • posted at:2025-02-24
  • written by:砂月(すなつき)
じょのまい
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1984年
公開日:1984年1月14日
監督:中島貞夫
企画:日下部五朗 奈村協
原作:宮尾登美子
脚本:松田寛夫
撮影:森田富士郎
音楽:黛敏郎
美術:井川徳道 佐野義和
照明:増田悦章
編集:市田勇
助監督:清水彰
録音:栗山日出登
整音:荒川輝彦
記録:森村幸子
装置:太田正二
装飾:福井啓三
背景:西村三郎
絵画指導・題字:山本六郎
絵画制作・協力:白数徳郎 宮本道夫 藤森哲朗 秋好泰海
美粧結髪:東和美粧
衣裳:黒木宗幸
舞踊振付:藤間紋蔵
演技事務:下川護
進行主任:山本吉應
出演:名取裕子 風間杜夫 三田村邦彦 水沢アキ 小林綾子
アメリカンビスタ カラー 145分

安政五年、貧しい農家で生まれ育った勢以は九歳の時に養女に出された。勢以の養家である島村家は京都でちきりやという葉茶屋を営んでおり、主人の甚八は彼女を本当の子供のように育てた。勢以が十八歳の時に三百年続いた徳川幕府が倒れ、その翌年の明治二年に養父母が相次いで世を去った。翌明治三年、世話人の紹介により壬生寺で御華足という供物を盛る台の彫物職人をしていた若者を婿養子に迎えたが、五年後の明治八年に夫は二児を残して急死した。勢以は二十六歳で若後家となり、心配した母親の麻はちきりやを訪れると女手一つで食べていくのは大変だから、家族が共倒れになるのなら長女の志満を養女として手放した方がいいと助言した。勢以は自分が働けば何とか暮らして行けるだろうと考えており、それを聞いた麻が女子はどうせ嫁に出さなければならないのだから遅いも早いも同じだと言った。それが養女に出された理由だと知った勢以は信念を貫くことにした。その夜、自分が養女に出されるのではないかと不安を覚えた志満は赤ん坊である妹の津也の目を潰そうとした。茶の手揉みをしていた勢以はそのことに気づくと急いで止めさせるが、志満はその時に囲炉裏の鉄瓶を倒してしまい右腕に火傷を負った。この件をきっかけにして勢以はこれまで以上に二人に愛情を注ぐことに決めた。

津也は小学校に上がると担任の西内太鳳のおかげで絵の才能を開花させた。母を描いた絵が展覧会で賞を取ったことから西内は卒業したら画塾へ行くことを勧めた。だが女性が画家として食べて行くのは不可能に近いと考えていた勢以は反対した。すると志満は彼女の分まで家の手伝いをするから望みを叶えて欲しいと懇願した。津也の頑固で気の強い性格は母親譲りで、卒業すると画家の高木松溪が主宰する松溪塾に通った。そこで筆の使い方から始まる技法を習得した彼女は十六歳で島村松翠を名乗り、明治二十三年の第三回内国勧業博覧会に「四季美人図」を出品して一等褒状を受賞した。その絵は来日中だった英国皇族のコンノート殿下が買い上げたということで忽ち話題になり、そのことを新聞の記事で知った勢以は涙ながらに喜んだのだった。

屋台的映画館
PR

地獄の花園

  • posted at:2025-02-21
  • written by:砂月(すなつき)
じごくのはなぞの
「地獄の花園」製作委員会(フジテレビジョン=S・D・P)
配給:ワーナー・ブラザース映画
製作年:2021年
公開日:2021年5月21日
監督:関和亮
製作:石原隆  細野義朗
プロデューサー:加藤達也  櫻井雄一 山邊博文
脚本:バカリズム
音楽:宗形勇輝 植田能平 眞鍋昭大
企画原案:バカリズム 関和亮 櫻井雄一 加藤達也
スタントコーディネーター:富田稔
撮影:奥平功
照明:渡辺良平
録音:反町憲人
美術プロデューサー:柴田慎一郎
アートコーディネーター:渡部哲也
装飾:高桑道明
衣裳統括:三田真一
ヘアメイクデザイナー:小西神士
ヘアメイク:塚原ひろの
編集:小野寺絵美
VFXスーパーバイザー:菅原悦史
カラリスト:宮下蔵
音楽プロデューサー:谷口広紀
スクリプター:内田智美
助監督:戸塚寛人
共同プロデューサー:大塚健二
ラインプロデューサー:木村和弘
主題歌:「Another Great Day!!」LiSA
制作プロダクション:SOKET
出演:永野芽郁 広瀬アリス 菜々緒 川栄李奈  大島美幸
アメリカンビスタ カラー 102分

田中直子は株式会社三冨士に勤めるごく普通のOL。彼女たちがいる職場は華やかな花園のように見えるが、実は地獄のような派閥争いが行われていた。営業部を牛耳る佐竹一派を束ねる佐竹紫織は学生時代に5つの学校を支配していた強者で、ケンカは負けなし。キレると何を仕出かすかわからない凶暴さから「狂犬紫織」と呼ばれていた。彼女は営業部に入社早々、腕っぷしの強そうなOLたちに片っ端からタイマン勝負を挑みその全てに勝利した。初日に営業部のトップに立った彼女は佐竹一派を結成し、会社の完全制覇に向けて勢力を伸ばしていた。しかしその前に立ちはだかったのが開発部の「悪魔の朱里」こと安藤朱里だった。彼女も10代の頃、3つの暴走族を束ねていた超有名人で、入社初日から乱闘事件を起こすなど目立つ行動を取っていた。そんな朱里は先輩OLからトイレに呼び出されるが全員を血祭りにあげて社内にその名を轟かせたのだった。紫織率いる佐竹一派と朱里率いる安藤一派はこれまで何度も派閥同士のいざこざを繰り返していたが、ついにトップ同士の直接対決が始まった。そして悪魔が狂犬を下し安藤一派が佐竹一派を支配下に収めたのだった。

朱里が紫織を倒したからと言ってこの会社を制覇出来るわけではなかった。三冨士には三大勢力が存在するが、その中でも最大規模で軍隊のような結束を誇るのが神田一派だった。そのリーダーである「大怪獣悦子」こと神田悦子はタイマン勝負で300戦無敗を誇るケンカの申し子だった。だが半年前に他の会社のOLと乱闘になり、5人を半殺しにして傷害罪で刑務所送りとなった。朱里にとって刑期を終えて会社に戻ってきた悦子は完全制覇を目指す上で避けては通れない存在だった。そして今日、歴史が動いた。朱里の勝利によってこれまで群雄割拠だった三冨士のOL勢力図は塗り替わり、ついに安藤一派の天下となった。OLの世界は力が全て。ここでは強さこそが正義であり、女の中の女だけが成り上がることを許される。だが直子のようなカタギのOLには関係のない話だった。

屋台的映画館

女帝 春日局

  • posted at:2025-02-17
  • written by:砂月(すなつき)
じょていかすがのつぼね
東映
配給:東映
製作年:1990年
公開日:1990年1月20日
監督:中島貞夫
企画:日下部五朗
プロデューサー:本田達男 中山正久
原作:高田宏治
脚本:高田宏治
撮影:木村大作
照明:増田悦章
美術:井川徳道
音楽:佐藤勝
編集:市田勇
録音:伊藤宏一
記録:田中美佐江
助監督:藤原敏之
撮影補佐:信坂利文
装置:梶谷信男
装飾:長谷川優市呂
背景:西村三郎
衣裳:松田孝
美粧:田中利男
結髪:福本るみ
擬斗:上野隆三
進行主任:長岡功
出演:十朱幸代 名取裕子 鳥越マリ 金田賢一 吉川十和子
アメリカンビスタ カラー 114分

西暦一六〇〇年、天下分け目といわれる関ヶ原の合戦で徳川家康率いる東軍が大勝利を収めたのは西軍の将小早川秀秋の裏切りのおかげであった。秀秋は西国随一の大名に出世し、彼を東軍に寝返らせる事に成功した家臣の稲葉正成は筆頭家老として二万石の高禄を得た。だが僅か二年の後に秀秋は突然発狂して死去し小早川家は廃絶となった。世の人々は裏切りの報いとあざ笑い、正成以下の家臣たちは一夜にして浪人の身となった。おふくは夫正成の仕官を依頼すべく京都伏見城を訪ねるが、好色絶倫の家康は彼女の艶めかしい姿態に心を引き付けられた。

一六〇五年、江戸城では徳川大納言秀忠の正室お江与が懐妊した。当時の江戸城の主は家康の三男秀忠であったが未だ武蔵国の一大名に過ぎず、幕府政治の実権は全て京の家康が握っていた。家康は若君の誕生を心待ちにしていたが、子宝には恵まれたものの千姫、珠姫、長丸、勝姫、初姫といずれも姫御前だったため、世継ぎが誕生した暁には将軍家の幼名である竹千代を与えると約束した。そのことを老中本多正信が伝えると秀忠は大喜びするが、お江与は男か女かは神様仏様がお決めになることなのでどうにもならないと言った。それを聞いた正信がいつまでも世継ぎがないと将軍家が心もとないと思われても仕方がない嘆くと、豊臣秀吉の妻淀殿の妹であり、その亡き秀吉に押し付けられた嫁だから家康は疎ましく思っているのだとお江与は言った。世継ぎを産むことが家康への復讐だと考えていた彼女は、それが叶わない場合は命を絶つと宣言した。

ある日、おふくは突然の吐き気に襲われ家康の子を懐妊したことを悟った。堕胎すべきか取上げ婆アに相談したところ、銀なら一分、米なら一斗が必要だと言われた。悩みながら家に帰ると正成の傍に裸の女がいた。小早川家が断絶し浪人なった正成は酒浸りの毎日を送っていたが、御家再興を夢見る女中のおつめはその子供を欲したのだ。だが正成は不能になっており、おふくは落胆する彼女の髪を掴むと外へ放り出した。正成は誰の子か話せぬというおふくに自害を迫るが、逆に槍を突き付けられ腰砕けになった。おふくが子供とともに家を出て行く決意をすると、自分が浅はかだったと考え直したおつめは彼女について行くことにした。その年の夏、お江与の出産が間近に迫り、江戸城では乳母を募ることになった。

屋台的映画館

七人の挑戦者

  • posted at:2025-01-16
  • written by:砂月(すなつき)
しちにんのちょうせんしゃ
日活
配給:日活
製作年:1961年
公開日:1961年7月9日 併映「青い狩人」
監督:松尾昭典
企画:水の江滝子
脚本:熊井啓
撮影:萩原泉
照明:吉田協佐
録音:高橋三郎
美術:佐谷晃能
編集:井上親弥
音楽:伊部晴美
助監督:前田満州夫
色彩計測:滝田巌
現像:東洋現像所
製作担当者:園山蕃里
技斗:高瀬将敏
出演:二谷英明 葉山良二 小高雄二 吉行和子 沢本忠雄
シネマスコープ カラー 84分

秋葉プロを預かる秋葉昭造は流行りのジャズ・ブームに目をつけ、暴力で弱小の事務所から有望なタレントを引き抜いていた。ある日、ジャズ楽団の事務所に乗り込んだ彼らは社長の桐沢新助を脅して楽団だけでなく建物まで乗っ取ろうと企んだが、ふらりとやってきた男に叩きのめされた。その男は三年前までこの事務所にいたテナーサックス奏者の福田宏次だった。箸を持つことも出来ない程の傷を負った右手がリハビリによって回復したため、新たなバンドを作るために帰って来たのだ。命を救われた桐沢は福田をバーへ連れて行き感謝の言葉を並べもう故郷へ帰ろうかと考えているとこぼした。すると福田は君と二人でバンドを作りたいと言った。テナーサックス、アルトサックス、ドラム、トランペット、ベース、ギター、ピアノ。優秀で根性の座った連中を集めれば必ず秋葉プロに挑戦出来るはずだと彼は考えていたのだ。

翌日、福田はキャバレー・ニュータウンの支配人である坂本に会いに行った。彼には坂本の妹で歌手の梨絵という恋人がいたが、嫉妬した秋葉によって殺されたのだ。梨絵の墓参りに行った福田はそこで坂本から店の屋上を稽古場として使っていいと許可をもらった。早速、桐沢の事務所の表に「セブン・ガイズ」のバンドマン募集の看板を出すと二人の男がやってきた。一人は作曲志望で神戸のシックス・ジョーカーズに所属していたピアノ奏者の長嶺芳郎、そしてもう一人はトランペット奏者の村上久夫だった。その後ギター奏者で大学生の杉本進が訪ねてきたが、福田は彼の演奏を聴きながら梨絵と過ごした日々を思い出していた。

福田は昔の仲間だったベース奏者の神山隆一と演奏繋がりでアルトサックス奏者の清水寛をスカウトするが、秋葉の仕返しが怖いと言って断られた。だがその後、木内組の乾分・松の紹介で木内政雄と会うことになった。木内組は魚河岸の魚政一家として知られているが、二代目の木内は跡目を継ぐのを嫌がり大学へ進学するとドラムと出会ってのめりこむようになった。演奏への熱意は卒業してからも変わらず、彼は福田のスカウトを渡りに船と考えたのだ。後に残った組の人たちはどうするのかと福田が尋ねると、木内は親の代から店を預かる代貸の大場がいるから大丈夫だと言った。するとそれを聞いた大場はぷいと他所を向いた。

屋台的映画館

修道女ルナの告白

  • posted at:2024-06-15
  • written by:砂月(すなつき)
しゅうどうじょるなのこくはく
日活
配給:日活
製作年:1976年
公開日:1976年1月8日 併映「未亡人下宿 すぐ入れます」「淫絶夫人 快楽の奥」
監督:小沼勝
プロデューサー:樋口弘美
脚本:芦沢俊郎
撮影:水野尾信正
照明:福島利隆
録音:橋本文雄
美術:坂口武玄
編集:井上親弥
音楽:畠山明博
主題歌:「天使の朝」高村ルナ
・・・:「鈍色の雨」高村ルナ
助監督:高橋芳郎
色彩計測:青柳勝義
現像:東洋現像所
製作担当者:田中雅夫
出演:高村ルナ 中島葵 田口久美 中丸信 梓ようこ
アメリカンビスタ カラー 74分

小谷バレエ教室で講師を務める小谷真弓の前に突然妹のゆかりが現れた。今から三年前、真弓に恋人の篠崎圭吾を寝取られたゆかりは失意の末に北国にある修道院に入り、ルナという修道名を与えられた。にも拘らず彼女が真弓を訪ねてきたのには理由があった。ルナは神父とアフリカへ伝道の旅に出ることになり、もう日本に帰ることはないことから土地を処分することになったのだ。ルナは真弓と圭吾の関係が今も続いていると思い、彼が営む不動産会社に話をして欲しいと頼んだ。だが二人の関係は既に破綻していた。

この件で一儲け出来ると考えた真弓は久しぶりに圭吾と連絡を取ることにした。ルナは彼女に圭吾を奪われたことを死ぬほど憎んだが、長い信仰生活がそれを薄れさせた。だが真弓は血の繋がらない姉妹ということもあってそのことに罪を感じていなかった。アフリカへ行くまでの一週間、ルナは真弓の部屋で生活することになった。その部屋を訪ねた圭吾にルナは話を始めた。彼女が所属する教団は十年ほど前に約十ヘクタールの土地を購入したが、派遣された神父が努力したおかげで使命は一応の成果を挙げ、次の布教へ向かうことになった。そのためにあの土地を誰かに引き取ってもらう必要があり、圭吾のことを思い出して神父に相談したところ了承を得たのだった。教団は利益が目的ではないため販売価格は買った当時の値段を希望しており、その金を真弓の結婚資金に当てることにも神父は理解を示していた。

圭吾はゆかりが修道女になったのは自分のせいだと悔いていた。だがルナはそのおかげで神を知ることが出来たことを感謝していた。彼女は神と同時に悪魔を知った。外界と距離を置く修道院に入り信仰を深める生活を送るつもりでいたが、禁欲生活に耐えられない神父によって強姦された。礼拝堂で一人悲しむ彼女に手を差し伸べたのはシスターだった。ルナはシスターから罰が大きければ大きいほどそれだけ快楽も大きくなると教えられた。

屋台的映画館

プロフィール

HN:
砂月(すなつき)
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

P R

 

フリーエリア