日活
配給:日活
製作年:1965年
公開日:1965年7月28日 併映「006は浮気の番号」
監督:野口晴康
企画:浅田健三
脚本:浅田健三 上田潤
撮影:中尾利太郎
照明:吉田一夫
録音:高橋三郎
美術:中村公彦
編集:井上親彌
助監督:橋本裕
製作担当者:杉山暢孝
音楽:川邊公一
主題歌:「深川くづし」三島敏夫
刺青:河野弘
技斗:高瀬将敏
出演:野川由美子 二谷英明 郷鍈治 藤竜也 南寿美子
シネマスコープ モノクロ 88分
象牙彫り師の江口金次郎が謎の死を遂げた。身寄りのない彼の一人娘の雪子を有川組の親分が引き取ったのだが奇妙なことが起こった。何故か雪子は賭場でツボを振りたいと言い出したのだ。変わった娘だと思いながらも親分は好きにさせることにした。鉄火場が開かれると雪子は盆の片隅で静かに様子を観察した。
金次郎の月命日になると木下刑事が線香をあげにやってきた。雪子は捜査の進展について尋ねるが、一年経っても犯人の目星はついていなかった。それでも彼が迷宮入りにさせまいと奔走するのは半年後に定年退職が迫っているからだった。ある夜、雪子は研究と特訓を重ねた結果ついに自分の思い通りの目が出せるようになった。そのことを仏壇の金次郎に報告するとともに殺した犯人を突き止める決心をした。居ても立っても居られない雪子は実際に賭場でツボを振りたいと申し出るが、有川は一つ間違えれば命を落とすかもしれない危険な場所へは行かせられないと断った。そして博奕が本職の俺が素人を使うわけにはいかないと言うと、雪子は帯から二万円を出し今ここで勝負しましょうと啖呵を切った。「私が負けたらこの金を差し上げてきっぱりとツボ振りは諦めます」。そう言われると有川も引くわけにはいかなくなり勝負を受けた。一回勝負で有川は丁を選んだ。盆の上の賽の出目はイチニの半。これには有川も隣で見ていた妻も目を丸くしたのだった。今度は丁目を出して見ろと言うと雪子は言われた通りにシゾロの丁を出した。彼女の腕を認めた有川は自信を持って鉄火場を任せたのだが、デビュー当日に警察の手入れが入り雪子は有川組の上層団体である互竜会に匿われた。
警察署で取り調べを行っていた木下は、有川組の組員から初耳の話を聞いた。金次郎は表向きは象牙彫り師ということになっているが、裏ではイカサマ賽の名人として名が通っているのだという。自分の好きな目を出すことが出来る賽を作れるのは金次郎だけであり、彼の娘がそのイカサマ賽を使って賭場に出入りしているらしいと組員が話すが、木下はそんなはずはないと否定した。
屋台的映画館
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