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飛びだす冒険映画 赤影

  • posted at:2023-01-28
  • written by:砂月(すなつき)
とびだすぼうけんえいがあかかげ
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1969年
公開日:1969年7月20日 併映「空飛ぶゆうれい船」「もーれつア太郎」「ひみつのアッコちゃん」
監督:倉田準二 山内鉄也
プロデューサー:加藤哲夫 平山亨 高田正雄
原作:横山光輝
脚本:伊上勝 倉田準二
撮影:脇武夫 平山善樹
特撮:松木春吉
音楽:小川寛興
照明:岡田耕二 佐々木政一
計測:佐賀彰 山口鉄雄
録音:矢部吉三 小金丸輝貴
記録:高木弘子 桧垣久恵 森村幸子
編集:細谷修三 川上忠
美術:塚本隆治 寺島孝男
衣裳:上野徳三郎 工藤昭
美粧:林三郎
結髪:河野節子
装飾:秋田実 甲田豊 管田浩
助監督:福井司 古市真也 高見育男
擬斗:三好郁夫 東映剣会
進行主任:北村良一
主題歌:「赤影の歌」ヤング・フレッシュ ヴォーカル・ショップ
・・・:「忍者マーチ」ヤング・フレッシュ ヴォーカル・ショップ
出演:坂口徹 牧冬吉 金子吉延 恵とも子 岡田千代
スタンダード カラー 52分

豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南に金目教という妖しい宗教が蔓延っていた。それを信じない者は忽ち恐ろしい祟りに見舞われるのだという。藤吉郎は密かに乱破を放ち天下を乱す金目教の正体を探った。

甲賀流忍者の祈祷師甲賀幻妖斎は霞谷で祈祷を行い集まった農民の前で金目像を呼び出した。そしてその目が金色に光り農民の中に乱破が紛れ込んでいると見るや仏罰を与えた。その頃、近江国横山城の藤吉郎と家臣竹中半兵衛は乱破が戻るのを今か今かと待っていたが、助けを求める狼煙の花火が上がったため只事ではないことを悟った。半兵衛が火球を打つとやがて二人の影が現れた。一人は飛騨影一門の一番手である赤影、そしてもう一人は少年忍者の青影だった。彼らは飛騨山中で変幻自在の術を会得した類なる忍法者で人の心を見る特殊な能力を持っていた。二人は金目教の探索と乱破衆を救出するために霞谷へ向かった。

霞谷七人衆の鬼念坊から乱破を救い出した赤影たちだったが、肩に負った傷は深く間もなく息を引き取った。気になったのは彼が今わの際に言った「光る目」という言葉だった。翌日、赤影は怪力の持ち主の鬼念坊に襲われるが、杖による攻撃を交わして脳天に一撃を食らわせた。傷を負った鬼念坊は煙を残して姿を消すが、赤影は残された血の跡を辿って敵の本拠を突き止めることにした。

血の跡を追って五重塔に辿りついた赤影だったが、彼を待っていたのは霞谷七人衆の蟇法師だった。わざと血を落として呼び寄せた赤影に蟇法師は甲賀下忍衆を差し向けるが、赤影はそれをいとも簡単に退けた。すると今度は忍法蟇変化と唱えて巨大な千年蟇を呼び出した。千年蟇は火焔を吐いて迫るが、赤影は頃合いを見て体に貼りつくと刀で突き刺した。痛みにもがく千年蟇に振り落とされたが、更に攻撃を加えて橋へと誘導すると足元に爆薬を投げ込んだ。すると爆発で足を掬われた千年蟇は谷底深く落ちて行った。

屋台的映画館
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東京流れ者

  • posted at:2022-11-30
  • written by:砂月(すなつき)
とうきょうながれもの
日活
配給:日活
製作年:1966年
公開日:1966年4月10日 併映「日本仁侠伝 血祭り喧嘩状」
監督:鈴木清順
企画:仲川哲朗
原作:川内康範
脚本:川内康範
撮影:峰重義
照明:熊谷秀夫
録音:秋野能伸
美術:木村威夫
編集:井上親彌
助監督:葛生雅美
色彩計測:森勝
現像:東洋現像所
製作担当者:岡田康房
漫画:清水崑
音楽:鏑木創
主題歌:「東京流れ者」渡哲也
挿入歌:「ブルーナイトインアカサカ」鹿乃侑子
・・・:「男のエレジー」二谷英明
技斗:高瀬将敏
出演:渡哲也 松原智恵子 川地民夫 二谷英明 郷鍈治
シネマスコープ カラー 110分

やくざ稼業から不動産業にくら替えした倉田組を苦々しく思う大塚組は元組長の倉田が持つ自社ビルを分捕る計画を立てたが、いつ暴発するかわからない本堂哲也の存在を脅威に感じていた。かつて不死身の哲と呼ばれた哲也だったが、倉田組が解散したことにより自らも足を洗った。組長の大塚は身内になるよう誘ったが断られたため、ちょっかいを出して昔のように暴れさせ倉田の責任問題に発展させようとした。だが倉田を慕う彼は言いつけを守り一切抵抗をしなかった。今までとは人が変わり倉田の片腕にはなりそうもないと考えた大塚はそれをチャンスと見て計画を推し進めることにした。

倉田はクラブ・アルルを買い入れるために金融業者の吉井から借金をしていた。800万円の手形の期限が3日後に迫っていたが、アルルの支配人をする部下の熊本によると300万円しか用意出来そうもないという。本来なら余裕で工面出来る金額だが、組を解散したことや大塚組に遠慮して誰も見向きもしなくなったのだ。倉田から話を聞いた哲也は吉井に会って直接掛け合うことにした。300万円を先に払い残金の500万円を毎月100万円ずつ返済し、出来なければ命を差し上げると言った。するとあんたはそんなに倉田さんのことが好きなのかいと吉井は笑い返済期限を延ばすことにした。やがて二人が酒を飲み始めると事務員の睦子はこっそりと抜け出しジャズ喫茶マンホールに出入りする恋人の田中に二人の会話を報告した。翌日の午後3時に手形の書き換えのために倉田が尋ねてくることを伝えると、田中はうまく行ったら結婚しようと言った。大塚の命令でアルル専属の歌手で哲也の恋人の千春を誘拐した田中は待っていた車に乗り込んだが、違う道を走っていることに気づき何処へ行くんだと運転手に尋ねた。振り向いたその顔は哲也だった。驚いた田中は殴り掛かるが、彼のハンドル捌きにより気絶した。千春を救い出した哲也はタクシーでマンションまで送るとおやすみとだけ言って別れた。

午後3時前に800万円を耳を揃えて返すという電話が哲也から掛かった。何かあったら困るから持ってきて欲しいと吉井が言うと、哲也は命を差し上げると言った話を信用出来ないのかと苛立たし気に言った。吉井は少し考えた末に抵当物件の一切を用意して伺うと約束すると、哲也は早速車を向かわせますと喜んで電話を切った。吉井が会話したのは哲也の声真似をした田中だった。

屋台的映画館

飛び出す 人造人間キカイダー

  • posted at:2022-09-27
  • written by:砂月(すなつき)
とびだすじんぞうにんげんきかいだー
東映
配給:東映
製作年:1973年
公開日:1973年3月17日 併映「パンダの大冒険」「バビル2世」「マジンガーZ」「ひみつのアッコちゃん」「仮面ライダーV3」
監督:北村秀敏
企画:平山亨 吉川進
原作:石森章太郎
脚本:長坂秀佳
音楽:渡辺宙明
演奏:スクリーン・ミュージック
主題歌:「ゴーゴー・キカイダー」秀夕木
・・・:「戦え!!人造人間キカイダー」秀夕木
撮影:いのくままさお
録音:織本道雄
照明:石垣敏雄
美術:平高主計
編集:松谷正雄
記録:高橋扶佐緒
特殊撮影:特撮研究所 藤井和文
操演:日高秀行
助監督:西原和紀
進行主任:鈴木善喜
現像:東映化学
現地協力:横浜ドリームランド 山陰・米子 皆生グランドホテル 日本交通 砂丘センター
擬斗:三島一夫
スタントマン:JAC 高橋健二
オートバイスタントマン:室町健三
ナレーター:岡部政明
出演:伴大介 水の江じゅん 植田峻 神谷政浩 上原ゆかり
アメリカンビスタ カラー 33分
世界各国と武器などの取り引きを行い世界征服を企む悪の組織・ダーク。それを率いるロボット工学者のプロフェッサー・ギルは、東京、大阪、名古屋、横浜、札幌の五大都市全滅作戦を行うために開発途中だったオールマイティ装置を完成させ、作戦の重要人物をようやく見つけ出したのだった。ギルは秋月ユカから必要な物を奪い取るためにダークロボットのマダラスナトカゲを派遣した。その頃、ユカは遊園地・横浜ドリームランドに恋人の青木ヒロシときていたが、ユカを庇いマダラスナトカゲの伸びた舌に首を絞められたヒロシはトカゲ毒牙で絶命した。一方、ユカは切り離された尻尾の攻撃を掻い潜り何とか逃げ延びた。
ヒロシの故郷である鳥取砂丘に昔の思い出を見つけにきたユカだったが、そこにもギルの魔の手は伸びていた。セスナ機に乗るアンドロイドマンに追い掛けられたが彼女を救ったのは私立探偵の服部半平と、父・光明寺信彦博士を捜すミツ子とマサルの姉弟だった。何故自分たちがギルに命を狙われていたのかわからないとユカがこぼすと、ミツ子は負けちゃだめよと勇気づけた。だが砂の下からマダラスナトカゲが現れユカは捕まった。すると何処からかギターの調べが聞こえ、赤いギターを持つジローが現れたのだった。戦闘モードにチェンジしキカイダーとなったジローだったがトカゲ毒牙の攻撃を受けて胸の回路が破損した。それでも何とか尻尾に一撃を加えて退散させたが、ジローの負った傷は深かった。

皆生グランドホテルのベッドに横たわるジロー。同じ頃、ミツ子とマサルは横浜へ帰るユカを米子駅まで送り届けていた。その間にジローをギルの攻撃から守ろうとした半平は留守番を買って出たのだが、思わず居眠りをしてしまった。そこに現れた一人の男。彼は記憶を失い全国を彷徨い続ける光明寺博士だった。自分の危機を何度も救ってくたこの人造人間に惹かれるものを感じた光明寺は手近にあった部品を手に取り修理を行おうとした。だがそれが特殊金属であることを思い出すと今に大変なことが起きるに違いないと直感した。その頃、研究室に運ばれたマダラスナトカゲはギルから処置を施されていた。光明寺が開発中だったオールマイティ装置を完成させたギルが故障箇所に光を浴びせるとオールマイティ合金が再生し元通りの姿に戻ったのだった。成果に満足したギルは今までキカイダーに倒されたダーク破壊部隊の戦士たちを蘇らせることにした。

屋台的映画館

徳川セックス禁止令 色情大名

  • posted at:2022-08-18
  • written by:砂月(すなつき)
とくがわせっくすきんしれいしきじょうだいみょう
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年4月26日 併映「不良番長 のら犬機動隊」
監督:鈴木則文
企画:天尾完次
脚本:掛札昌裕 鈴木則文
撮影:増田敏雄
照明:中山治雄
録音:堀場一朗
美術:雨森義允
編集:神田忠男
助監督:依田智臣
記録:石田照
装置:吉岡茂一
装飾:宮川俊夫
美粧結髪:東和美粧
演技事務:森村英次
スチール:諸角義雄
衣裳:豊中健
擬斗:土井淳之祐
進行主任:西村哲勇
挿入歌:「ジュテームはサヨナラのはじまり」サンドラ・ジュリアン
音楽:荒木一郎
出演:杉本美樹 サンドラ・ジュリアン 池島ルリ子 三原葉子 衣麻遼子
アメリカンビスタ カラー 89分

十一代将軍徳川家斉の治世の頃、巷には遊楽淫蕩の空気が漲り江戸文化爛熟期と言われた文化文政の世が訪れた。精力絶倫の家斉は御台所を別にして二十一人の愛妾を抱え五十四人の子を得た。幕閣の主とした問題は姫や若君の処遇であり、そして今三十四番目の清姫の嫁入り先が連日検討されていた。そんな中、九州唐島藩藩主小倉忠輝が家柄人柄何れも相応しいのではないかという話になり、例え女嫌いであっても尾州、水戸、紀州を始めとする全国の親藩譜代各藩に独り身の大名家が見当たらないことから忠輝の一択となった。

文政七年甲申三月、清姫を乗せた輿は唐島城に御国入りした。御付年寄以下御用達まで総勢千三百名を数えた。初夜を迎えるに当たり教育係の藤浪は近習からの情報で忠輝の一物が馬並みであることを張形で示すと清姫は目を丸くした。一方、家老の米津勘兵衛も恋愛経験のない忠輝に女の扱いを指南した。だが忠輝はそのようなことは御免だと突っぱね、女の機嫌を取るために今日まで武道に励んできた訳ではないと声を荒げた。すると勘兵衛は、女体を征服することは清姫を征服すること、清姫を征服することは葵の紋を征服することでございますとまくし立てた。輿入れの後、初夜を迎えることになった忠輝は勘兵衛からの教え「ある時は浅く、ある時は深く、これを二十一回繰り返すこと」を念仏のように唱えた。やがて清姫が寝所に入ってくると教え通りに三所攻めを行い城門深く進入しようと試みるが、清姫から余計な手数は掛けなくて良い言われ意気消沈した。それでも諦めずに試してみるが、秘所は草深くて何処がどうなっているかわからず途中で止めた。寝所から出てきた忠輝が落胆していることに気づいた勘兵衛は太鼓で合図をすると言い、それに従うことで何とか契りは終わった。ところが味気ない交わりだったと清姫から聞いた藤浪は憤慨しそれは武骨者の殿のせいだと勘兵衛を叱った。御褥辞退を言い渡され困った勘兵衛は忠輝を女好きにするために商人の博多屋伝衛門の力を借りることにした。伝衛門は忠輝を洋館に連れて行くと三日三晩女漬けにした。そして最後の仕上げとして用意したのはフランス人娼婦のサンドラだった。透き通るような肌を持つ彼女により漲る程の自信を得た忠輝は帰城するなり清姫を抱こうとした。だが勝気な正確な故に清姫は忠輝を拒絶したのだった。周囲の反対を押し切り忠輝はサンドラを側室に迎えることにした。それを聞いて黙っていられないのは清姫だった。獣呼ばわりされた忠輝は城下を視察し、下々の男女が自由に交わっていることを知った。我が身の窮屈さに不満を爆発させた彼は徳川幕府への反発として前代未聞の「閨房禁止令」を発した。

屋台的映画館

どぶ鼠作戦

  • posted at:2022-08-15
  • written by:砂月(すなつき)
どぶねずみさくせん
東宝
配給:東宝
製作年:1962年
公開日:1962年6月1日 併映「続 社長洋行記」
監督:岡本喜八
製作:田中友幸 角田健一郎
脚本:岡本喜八
撮影:逢沢譲
美術:育野重一
録音:伴利也
照明:猪原一郎
音楽:佐藤勝
整音:下永尚
監督助手:山本迪夫
編集:黒岩義民
中国語指導:林冲
現像:キヌタ・ラボラトリー
製作担当者:鈴木政雄
出演:加山雄三 夏木陽介 佐藤允 水野久美 田村奈己
シネマスコープ モノクロ 102分

北支最前線の三元守備隊に転属になった林一等兵は相棒の小豚と歩いて向かっていたが、その途中でひと休みしていると軍の輸送トラックが通り掛かった。行く場所が同じなので乗せて欲しいと頼むが、荷台は兵隊で満員だから乗せられないと運転兵に断られた。足を引きずる林がお礼に小豚をあげるから何とかして欲しいと言うと、運転兵の態度がコロリと変わりしょうがないと笑顔を見せた。ところが林はトラックのナンバープレートを見て気が変わった。その番号は「42259」、つまり「死にに行く」と読めるからだ。呆れた運転兵は小豚を返すとトラックをスタートさせるが、その先で大爆発を起こしたのだった。吹き飛んだトラックの残骸を見た林はホッと胸をなで下ろしたが、その近くで何食わぬ顔で作物を収穫している農民の姿を見つけた。林はサイコロで丁半博奕を行うことにした。勝てば荷物持ち、負ければ小豚を引き渡す。この勝負は林に軍配が上がった。

三元守備隊に到着すると林は申告を行おうとしたが、そこでは正宗中尉による作戦の説明が行われており外で待つように言われた。ところが少し目を離した際に小豚がいなくなり、捜し回っているうちに住宅街に迷い込んでしまった。だが彼の関心は見つけた小豚よりも男たちが囲む麻雀卓の方に移っていた。そこで林はあの農民と思わぬ再会をした。白という農民の正体は特務隊隊長の長船元軍曹で、今は白虎という名で五、六十人の中国人を従えていた。彼は敵の密偵長である無双と麻雀卓を囲み、彼の組織が行ったトラックの爆破が時限爆弾によるものという情報を得た。守備隊を訪れた白虎はそのことを正宗に報告するが、無双がこの近くにきているなんて馬鹿げた話だと呆れた。白虎は衛兵に無双の銃撃を命じていたが、敵もさるもの引っ掻くもの。銃弾を掻い潜って逃走した。その無双が手ぶらで帰るとは考えにくいと考えた白虎は部屋の何処かに時限爆弾が仕掛けられていることを突き止めた。だが秒針の音は聞こえるがその場所を特定することが出来ずやむなく全員を退避させた。

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