日活
配給:日活
製作年:1966年
公開日:1966年3月12日 併映「エロ事師たちより 人類学入門」
監督:野口晴康
企画:浅田健三
脚本:浅田健三 西田一夫
撮影:中尾利太郎
照明:土田守保
録音:米津次男
美術:川原資三
編集:丹治睦夫
助監督:橋本裕
製作担当者:松吉信幸
音楽:河辺公一
主題歌:「一発勝負」野川由美子
・・・:「流れ星仁義」野川由美子
挿入歌:「北海の満月」井沢八郎
・・・:「嵐に立つ兄弟」白根一男 井沢八郎
刺青:河野弘
賭場所作指導:笛田直一
振付:漆沢政子
技斗:高瀬将敏
出演:野川由美子 宍戸錠 山本陽子 平田大三郎 郷鍈治
シネマスコープ モノクロ 80分
イカサマ賽作りに手を染め命を奪われた父・金次郎の仇を討った江口雪子は遺骨を抱えて列車に揺られていた。和歌山県にある温泉街の駅で降りた雪子だったが黒いスーツの男たちに拉致された。彼女は列車の中でスリを捕まえてそのうちの一人を警察に突き出したのだが、待ち伏せしていたのは残りのメンバーだった。舞坂興業の事務所へ連れて行かれた雪子は組長の舞坂竜二から体で償えと迫られるが、客人の山口幸吉が止めに入ったことで事なきを得た。彼は箱根の総長賭博での雪子の鮮やかなツボ振りに魅せられた一人だった。敵に回せば怖いが味方にすれば大した力になると舞坂に助言した山口は、今日のことは詫びさせるからその気になったらここの賭場でツボを振って欲しいとお願いした。
翌日、常楽寺での骨納めを終えた雪子は職を紹介してもらうために金次郎の昔馴染みである郡司組を訪ねた。するとそこには列車内でスリから助けた仙吉がいたのだ。事情を知った親分の郡司礼三郎はおかげで組が潰れずに済んだと頭を下げた。郡司組は東京から流れてきた舞坂興業にシマを食い荒らされており、今は新風座という劇場の上がりで細々と生き長らえていた。仙吉は大切な荷の契約書が入った財布を懐に入れていたが、舞坂はそれを狙っていたのだ。話を聞き終えた雪子がこの組で働かせて欲しいと願い出ると郡司は困った顔をした。彼女を雇う程の余裕がないからだ。だからこそ働かせて欲しいと雪子が頭を下げると郡司はとても喜んだ。新風座は舞坂興業の妨害を度々受けており、それが原因で客足が遠のいていた。だが雪子が小屋を仕切るようになってからは形勢が逆転した。いつ見られるかわからない追い出し劇が話題を呼び連日満員が続いた。同じ頃、この街にアメリカ軍の基地が半年後に建設されることが決まり、近々先発隊が乗り込んで来ることがわかった。秘密賭博場やエロフィルムの上映を行える大娯楽センターを新風座の跡地に建設しようと画策する舞坂は問題を一気に片付けることした。
新風座では二大スター歌手による歌謡ショーが行われることになっており、郡司はこれで風が変わると考えていた。だがその矢先に山口によって契約書を奪われ郡司組は窮地に陥ったのだった。郡司の一人息子である光一から助けを求められた雪子は山口と取り引きをした。今後郡司組と関わらないことを条件に舞坂興業でツボを振ることに決めたのだ。
屋台的映画館
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