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花と蛇(1974年)

  • posted at:2020-07-12
  • written by:砂月(すなつき)
はなとへび
日活
配給:日活
製作年:1974年
公開日:1974年6月22日 併映「赤線最後の日 昭和33年3月31日」
監督:小沼勝
プロデューサー:松岡明
原作:団鬼六
脚本:田中陽造
撮影:安藤庄平
照明:木村誠作
録音:片桐登司美
美術:横尾嘉良
編集:鈴木晄
音楽:真鍋理一郎
助監督:鴨田好史
色彩計測:田村輝行
現像:東洋現像所
製作担当者:青木勝彦
出演:谷ナオミ 坂本長利 石津康彦 藤ひろ子 高橋明
シネマスコープ カラー 73分

一流企業の課長を務める片桐誠は、幼い頃にアメリカ兵相手に売春行為をして生計を立てていた母・美代の情事を目撃した。驚いた彼は脱いだ服と一緒に置いてあった拳銃で黒人兵士を射殺したのだが、それがトラウマとなり同じ夢でうなされる日々が続いた。思春期を迎えて自分が勃起不能であることがわかるとそれをジミーの亡霊のせいだと信じ込んでいたが、儲かるという理由で美代が大人の玩具屋よりもSMをテーマにしたブルーフィルムの撮影に重きを置いたことで、治らないのはいつしかそのせいだと思うようになった。

ある日、誠は社長の遠山千造から奇妙な相談を持ち掛けられた。誠の身辺を調べ上げた千造は彼が緊縛写真を持ち歩いていることを突き止め、同じことを妻の静子にもして欲しいと依頼したのだ。彼女はここ一年半ほどセックスを拒み続け離婚をしたがっていた。そこで貴族の出で気位の高い静子を服従させようと考えたのだ。実家から連れてきた小間使いのハルとは一心同体のような関係で、当初は二人の妻を得たような気分でいた。ところが時が経つに連れて状況が変わってきたため特別な飼育と調教で静子のプライドをぶち壊して欲しいというのだ。そう言われて困ったのは誠だった。何故なら彼には人を縛る経験がないからだ。美代が撮影する際には専属の緊縛師がおり誠はスタジオにすら入れさせてもらえなかった。恐縮して本当のことが言えずに断ると、千造は激怒して社長命令だと怒鳴った。自宅に戻った誠はテキストを参考にダッチワイフを縛って練習を重ねた。

数日後、千造は静子を画廊に連れて行きお茶に睡眠薬を混入させてそのときを待った。そして薬が効き始めると誠の助けを得て車に乗せた。静子の飼育は一切任せるが貞操を破れば許さないと千造が言い含めると、信用出来ない男に何故任せるんですかと誠は開き直った。そして飼育状況を正確に報告すると約束すると車を出発させた。しばらくして空き地に車を停めると、誠は静子の顔を舐め回すように眺めると自信を取り戻すために彼女の体で試してみることにした。だが目の前に突然ジミーの亡霊が現れたことで諦めて車を出した。自宅に戻ると辺りはすっかり暗くなっていた。誠は自室のベッドに静子の両腕を縛ると着物をはだけさせたが、そのとき彼女が目を覚ましたのだ。静子は主人に言いつけますよと抵抗したが、その依頼主が千造だと知り愕然とした。

屋台的映画館
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拝啓天皇陛下様

  • posted at:2020-06-16
  • written by:砂月(すなつき)
はいけいてんのうへいかさま
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1963年
公開日:1963年4月28日 併映「独立美人隊」
監督:野村芳太郎
製作:白井昌夫
制作補:六車進
企画:市川喜一 高島幸夫
原作:棟田博
脚本:野村芳太郎 多賀祥介
美術:宇野耕司
撮影:川又昻
照明:三浦礼
編集:浜村義康
録音:栗田周十郎
録音技術:伊藤暢男
音楽:芥川也寸志
装置:岩井三郎
装飾:宗田八郎
現像:東洋現像所
色彩技術:坂巻佐平
衣裳:長島勇治
監督助手:杉岡次郎
撮影助手:高羽哲夫
録音助手:日向国雄
照明助手:堀利英
進行:岸本公夫
出演:渥美清 左幸子 中村メイ子 高千穂ひづる 長門裕之
シネマスコープ カラー 98分

昭和六年一月十日、棟本博は岡山にある歩兵第十連隊に入隊したが、そのときに出会った山田正助という男のことが気になった。何故なら彼は自分の名を漢字で書くことが出来ず、宣誓書にカタカナで署名したからだ。棟本と親しくなった山田は風呂場で生い立ちを話し始めた。三歳のときに母親と死に別れそれ以来天涯孤独。父親は顔さえ知らず、鬼のような親戚は馬以上に働かせた。十三歳のときに村を飛び出すと沖仲仕、炭鉱夫、土工もやった。肉体労働の毎日と比べれば軍隊は天国だ。山田はそう言って笑った。初年兵は二年兵から厳しく指導を受けるため棟本は毎日がつらいと思っていたが、山田は雨が降っても三度三度の飯が食える生活があと二年も続くことを考えると天国だと言った。例え二年兵から厳しいしごきを受けたとしても。

ある夜、教官の菊地少尉が初年兵だけを練兵場へ連れ出した。他言ならぬというその集会で菊地は胸の内を明かした。今年の下士志願者は定員の三倍を遥かに突破し第十連隊からも九名が志願していたが、それらが全て農村出身者だった。今や農村の窮状は目を覆うものであり果たして日本はこれで良いものかと考えた菊地を始めとする青年幹部将校は腐敗堕落した特権階級を倒し混乱と退廃の世相に覚醒を促すべきだと考えていた。そこで第十連隊の中から志を同じくする兵士を募ることにしたのだ。「教官とともに死んでくれる者は一歩前に出ろ!」。前に出たのはつまづいた鶴西に押された棟本だった。それから数日後、菊地は急病という名目で彼らの前から姿を消した。五・一五事件が起きたのは翌年のことだった。

秋になり初年兵はようやく中島へ行くことが許された。中島とは遊郭の街の名のことで、山田と棟本はやりて婆さんの誘いに乗って建物に入った。部屋で料金の交渉をしていると廊下からしつこく遊女に絡む客の声が聞こえてきた。二人は襖越しにからかったが、それが二年兵の原だったことでビンタを食らった上にふんどしの洗濯まで押しつけられた。それでも山田が上機嫌だったのは仕返しをすることに決めていたからだった。仕返しは除隊満期の前夜に行うことになっていたが、その日が近づくに連れて原の態度は軟化して行った。お人好しの山田は情に流されやすいため棟本は止めると言わせないように努めた。そして満期の前夜、山田は原を営庭に呼び出したが弱ってしまった。仕返しするにもその気が失せてしまっていたからだ。仲間たちが面白がって遠くから見守る中、彼が選んだ勝負は相撲だった。これなら文句あるまいと山田は原を投げ飛ばしたが、動けなくなり慌てて寝室に運んだ。心配した山田は謝りながら一睡もせずに体をさすったが、当の原は高鼾をかいていた。

屋台的映画館

BALLAD 名もなき恋のうた

  • posted at:2019-12-29
  • written by:砂月(すなつき)
ばらっどなもなきこいのうた
「BALLAD 名もなき恋のうた」製作委員会(テレビ朝日=ROBOT=東宝=ジェイ・ドリーム=電通=ADK=レプロエンタテインメント=シンエイ動画=双葉社=小学館=白組=朝日放送=メ~テレ)
配給:東宝
製作年:2009年
公開日:2009年9月5日
監督:山崎貴
製作:上松道夫 阿部秀司 島谷能成 飯島三智 島本雄二 永井秀之 本間憲 加藤良雄 諸角裕 亀井修 島村達雄 水野文英 吉田鏡
エグゼクティブプロデューサー:阿部秀司 梅澤道彦
プロデューサー:安藤親広 松井俊之
アソシエイトプロデューサー:小出真佐樹 小久保聡
ラインプロデューサー:森井輝
原案:映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』
原作:臼井儀人
脚本:山崎貴
音楽:佐藤直紀
撮影:柴崎幸三
美術:上條安里
録音:鶴巻仁
照明:水野研一
編集:宮島竜治
装飾:龍田哲児 中澤正英
衣裳デザイン:黒澤和子
衣裳:福田明
床山・美粧:曽我恒夫
結髪・美粧:高崎光代
ヘアメイク:宮内三千代
VFXディレクター:渋谷紀世子
音響効果:柴崎憲治
スクリプター:山縣有希子
特機:奥田悟
操演:宇田川幸夫
殺陣:中瀬博文
ホースコーディネーター:中屋裕樹
キャスティング:緒方慶子
助監督:山本透
制作担当:阿部豪
主題歌:「BALLAD ~名もなき恋のうた~」alan
VFXプロダクション:白組
VFX:山崎貴
企画・制作プロダクション:ROBOT
出演:草彅剛 新垣結衣 夏川結衣 筒井道隆 武井証
アメリカンビスタ カラー 132分

小学四年生の川上真一は最近不思議な夢を何度も見る。戦国時代の気高いお姫様が湖の畔で何やらお祈りしているのだ。学校からの帰り道、いつも一緒に帰る早希に初めてそのことを話すと、そんなの似合わないと笑われた。しばらく進むとその先で大輔たちが待ち伏せしていた。彼らが掃除を真面目にしないため早希がそのことを先生に報告をしたのだが、怒られたことを根に持ち仕返ししてやろうと企んでいたのだ。助けて欲しいと早希は目で合図したが、真一は何かしなければと思いながらも大輔からさっさと行けと凄まれたことでその場を去る選択をした。後悔する彼は住宅街を過ぎたところにある大木の下へ行き「僕に勇気をください」と何度も繰り返した。それは樹齢が数百年を超えるといわれる「川上の大クヌギ」でそこがお気に入りの場所だった。その横の道を通り過ぎようとした早希は真一がいることに気づくと思い切り睨みつけた。

真一は父・暁、母・美佐子との三人暮らし。翌朝、真一がマウンテンバイクに乗って登校していると写真家の暁が大クヌギの写真を撮っていた。昨夜、しばらく仕事を休んで友達の会社を手伝う考えの暁に対し、美佐子が猛抗議した。二人の口論に巻き込まれたくない真一は部屋に戻ったが、仕事を休んでまで友達を手伝おうとする父親の気持ちがわからなかったのだ。改めてそのことを尋ねたが、暁は子供がそんなことを心配しなくていいんだよと答えをはぐらかして帰って行った。がっかりした真一が大クヌギに近寄るとドングリがポトリと落ちてきた。それを拾い上げようとした視線の先には土に埋もれた四角い物があり、手が汚れるのも構わずに掘り出すとそれは古びた木箱であることがわかった。中から出てきたのが巻物でそれを広げると不思議なことが書かれてあった。すると視界が揺らぎ、悲し気な表情をしたあのお姫様や合戦の様子などが次々と脳裏に浮かんだ。そして、意識を失った。

真一が目を覚ますと傍らにはマウンテンバイクが倒れていた。辺りを見回すと鬱蒼とした森に囲まれ、アスファルトなどの人工物や大クヌギまでなくなっていた。不安になり慌ててマウンテンバイクにまたがると闇雲に走ったが、森を抜けても目の前には草原が広がるばかりで自分が知っている街の姿は微塵もなかった。「どうなってんだよ・・・」。そう呟きながら立ちつくしていると何処からか祭の太鼓のような音が聞こえてきた。その方向へ進んで行くとやがて崖の上にたどり着いた。そこから見える光景に真一は息をのんだ。陣笠を被り鎧に身を固めた足軽たちが集まり戦の準備を進めていたのだ。イベントかドラマの撮影ではないかと考えた真一が近くでうつ伏せにしていた男に話し掛けると、男は驚き思わず引き金を引いた。それが合図となり戦が始まったが、真一はただ茫然とその場に立ち尽くしていた。

屋台的映画館

遙かなる山の呼び声

  • posted at:2019-09-04
  • written by:砂月(すなつき)
はるかなるやまのよびごえ
松竹
配給:松竹
製作年:1980年
公開日:1980年3月15日
監督:山田洋次
製作:島津清
製作補:小坂一雄
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
美術:出川三男
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
編集:石井巌
録音:中村寛
録音補:原田真一
調音:松本隆司
音楽:佐藤勝
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
衣裳:松竹衣裳
進行:玉生久宗
現像:東洋現像所
製作主任:峰順一
協力:北海道 中標津町
出演:高倉健 倍賞千恵子 吉岡秀隆 武田鉄矢 木ノ葉のこ
シネマスコープ カラー 124分

北海道根釧原野で風見民子は一人息子の武志を育てながら酪農で生計を立てている。嵐に見舞われたある春の夜、全身ずぶ濡れの男が道に迷ったと突然訪ねてきた。怪しい男を家の中に入れるわけには行かないので、彼女は男を一晩だけ納屋に泊まらせることにした。その晩は牛の出産の予定日であり、深夜になって産気づいたことから民子は男に手伝ってもらうことにした。早朝、男は礼を言って立ち去ったが、それでは申し訳ないと民子は謝礼金を包んで武志に持たせたのだった。

夏になると再びあの男が民子を訪ねてきた。男は一週間でもいいから働かせて欲しいと懇願するのだ。未亡人の民子にとって男手は必要だが、得体の知れない男を受け入れるのには抵抗があった。そこで農協を通してからでなければ雇えないというルールがあるだとか、零細農家だから多くは払えないだとか言い訳して断ろうと努めた。だがそれでもいいというので渋々認めることにした。男の名は田島耕作。彼は依然と同じように納屋で暮らすことになったが、民子は警戒を緩めることはなかった。翌日になると耕作は過去に牧場で働いたことがある経験を生かして作業を進めた。だが出された食事を家の中で一緒に食べようとはしなかった。そんな彼を不思議に思いながらも民子はトラクターなどの扱い方を指導した。耕作のことが気になるのは隣家に住む亡夫の兄の妻・房子も同じだった。何か後ろめたい事情があるに違いないと考えている房子は金目の物に気をつけなさいと釘を刺した。そんな彼女らの心配をよそに、武志や房子の娘・ひとみは耕作と親しく話すようになって行った。

民子がいつものように作業を行っていると、料亭オホーツクの店主・虻田太郎が訪ねてきた。彼女に好意を持っている太郎はくる度にお土産を持参して再婚の返事を期待した。だがいつまで経っても進展しないため、ついに強引な手段に出たのだった。その時は箒を振り回して追い返したが、後日性懲りもなくやってきた。民子の悲鳴を聞いて駆けつけた耕作がバケツの水をぶっかけると太郎は尻尾を巻いて逃げて行ったが、しばらくすると今度は弟の次郎と三郎を引き連れて戻ってきたのだ。道東で知られた虻田三兄弟を舐めるんじゃないと豪語する太郎だったが、勝負はあっけなく決まった。その夜、納屋に押しかけた太郎たちは手打ちと称して宴会を勝手に始めたのだった。

ある日、民子が子牛の世話の最中に腰を痛めて入院した。その間、房子は武志を引き取ろうとしたのだが、彼はそれを拒否した。何故なら父親のような存在である耕作と一緒に生活を送りたいからだ。一方、あの一件以来、耕作を兄貴と慕うようになった三兄弟は牧場の作業を手伝うようになった。

屋台的映画館

晴姿おんな絵巻

  • posted at:2019-07-30
  • written by:砂月(すなつき)
はれすがたおんなえまき
日活
配給:日活
製作年:1972年
公開日:1972年1月8日 併映「たそがれの情事」
監督:林功
企画:伊藤亮爾
脚本:新関次郎
撮影:高村倉太郎
照明:川島晴雄
録音:神保小四郎
美術:柳生一夫
編集:鈴木晄
音楽:月見里太一
助監督:桑山朝夫
色彩計測:仁村秀信
現像:東洋現像所
製作担当者:松田文夫
出演:小川節子 五條博 山本修平 三川裕之 島村謙次
シネマスコープ カラー 69分

徳川将軍綱吉の頃。江戸の町は日々賑やかさが増し、人々は泰平の世に慣れ親しんでいた。芸者のおそのは紺屋職人の英助と所帯を持ちのちには店を始めることを夢見ていたが、病気だったときに父親が背負った五十両もの借金が重荷となっていた。ある日の御座敷で蔵前の礼差美濃屋喜右衛門に気に入られたおそのは、借金を肩代わりしてくれるという話を聞き引き受けることにした。今のままではいくら働いても利息の方が増えてしまうからだ。借金がなくなれば店を持つ日がそれだけ早くなる。そう信じて決心したのだ。仕事の内容は身の回りの世話をすることになっていたが、おそのが西国筋の浪人の娘であることを調べ上げた喜右衛門の狙いは彼女を江戸で一、二と呼ばれる女に仕上げることだった。そして勘定奉行の岡戸主水正に献上し、その見返りとして旗本御家人の御蔵米の権利を一手に握ろうとしたのだ。美しさとは姿かたちだけではないと喜右衛門はおそのに参考となる春画を渡し、男を喜ばせる力がないといけないと説いて実践に入った。そしてコツを掴むとそれを忘れるなと言い聞かせ、並みの男なら一溜まりもあるまいと褒めた。それが終わると今度は鍼による治療に移り、男を喜ばせるために必要となる筋を理解させ鍛えるように言った。

喜右衛門の目を逃れたおそのは会いたい一心で英助と連絡を取り、お互いに頑張って早く自分たちの店を持とうと誓い合った。だがそのことが喜右衛門の逆鱗に触れた。誰かと寝たことで体の調子が崩れ、今までの苦労が台無しになったからだ。相手の男は誰だと問い詰めると、私には契りを交わした人がおり、こちらにお世話になったのもつらいことを我慢しているのも全てその人に一日も早く店を持たせ所帯を持ちたいからだとおそのは言い、名前は絶対に明かさなかった。ところがその相手は調べるとすぐにわかり、喜右衛門は英助を料亭に呼び出すと包み金を見せてこの金でおそのと別れてもらいたいと言った。すると英助は、子供の頃から同じ長屋で育った仲であり、それを金で忘れろというのは無理だと突っぱねた。喜右衛門はわざわざ呼び立てて悪かったなと詫び、お礼としてゆっくり遊んで行ってくれと芸者を呼んだ。そして隣の部屋へ無理矢理連れて行かれた英助は二人に芸者に犯されたのだった。二十五両の包み金がもう一つあれば。彼はそう考えていた。

お前を手放したくはないが主水正のもとへ行ってくれと喜右衛門はおそのに言った。これまでの苦労は勘定奉行を喜ばせるためだったと知り、おそのはそんな勝手なことを言われても困ると拒否した。すると喜右衛門は借金の証文を見せ、うんと言えば借金を帳消しする上に英助に店を持たせてやる言った。困ったおそのは店などを捜してようやく小料理屋にいる英助を見つけることが出来たが、彼は元手を増やそうと博打に手を出し自棄酒を呷っていたのだった。

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