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怪談夜泣き燈篭

  • posted at:2026-02-28
  • written by:砂月(すなつき)
かいだんよなきどうろう
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1962年
公開日:1962年6月24日 併映「雲右衛門とその妻」
監督:田坂勝彦
企画:高森富夫
脚本:犬塚稔
撮影:木田平三
録音:奥村雅弘
照明:古谷賢次
美術:加藤茂
音楽:高橋半
編集:西田重雄
装置:木村重雄
擬斗:宮内昌平
音響効果:倉島暢
助監督:西沢鋭治
製作主任:田辺満
出演:小林勝彦 藤原礼子 名和宏 中村鴈治郎 南条新太郎
シネマスコープ モノクロ 73分

越後屋の一人息子の又三郎が突然死んだ。急遽葬儀が執り行われたが、所帯を持って半年になるやならぬの出来事であり妻のお絹は心労がたたって床に臥せってしまった。彼女に替わって世話を焼いたのは越後屋の家に出入りする植木職人の由之助だったが、又三郎とどのような関係があるのか誰も知らなかった。のちに又三郎の母親のお菅が線香をあげにやってくると由之助は話を聞きつけて借金取りが大勢押し寄せているから困っていると言った。不憫に思ったお菅は長屋に上がるのを諦め、お前に預けるから早くその人たちに払って借銭をきれいに片付けてやっておくれと十五両の入った財布、お弔い番太代、そしてお絹への心付けを渡した。お菅が帰ると由之助は部屋に戻り、お絹に名残惜しんであげてくださいと棺桶の蓋を開けた。その中で眠る又三郎はまるでまだ生きているような顔色をしていた。

又三郎は伝法院の水茶屋で働くお絹と駆け落ちしたことで勘当された。しばらく長屋で暮らしていると同じ長屋に住む由之助がお絹に惚れ込み何かと世話を焼いたのだった。世間知らずの又三郎を騙そうと考えた由之助は悪知恵を吹き込んだ。又三郎を死んだことにして彼の家から金をだまし取ろうと企んだのだ。金欠の又三郎にとって渡りに船。こうして又三郎は棺桶に入ったのだった。彼の入った棺桶は土中に埋葬され、あとは頃合いを見て由之助が掘り出しに来るのを待つだけ。又三郎は差し入れの握り飯を頬張りながらその時を待った。日がとっぷりと暮れた頃、由之助は墓にやってきた。だが彼は掘り出すどころか上から踏み固め二度と出て来れないようにしたのだった。お経を唱えながら長屋に帰るとお絹がいた。最愛の夫を失い実家に帰るわけにもいかない彼女が頼る場所はここしかなかったのだ。あちこちに借金ばかり残して私はどうしていいかわからないと愚痴をこぼすと、由之助はしばらくお前の面倒を見てやると言った。そしてお菅からもらった金を見せつけこれをお前に預けると言うとお絹は信用した。こうして由之助は金とお絹を両方手に入れたのだった。明朝、由之助が長屋の連中に見つかる前に出掛けようと戸を開けたところ、ざんばら髪の又三郎が立っていたのだった。

屋台的映画館
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ビッグ・マグナム 黒岩先生

  • posted at:2026-02-24
  • written by:砂月(すなつき)
びっぐまぐなむくろいわせんせい
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1985年
公開日:1985年4月13日 併映「パンツの穴 花柄畑でインプット」
監督:山口和彦
企画:天尾完次
プロデューサー:佐藤和之 木村政雄
原作:新田たつお
脚本:掛札昌裕 笠井和弘
撮影:飯村雅彦
美術:今村力
照明:山口利雄
録音:柿沼紀彦
助監督:新井清
編集:飯塚勝
記録:浅附明子
音響効果:原尚
音楽プロデューサー:高桑忠男
音楽事務:新井明美
製作調整:山田光男
装置:開米慶四郎
装飾:若松孝市
背景:植田義明
美粧:武藤佳子
美容:木村美智代
衣裳:大久保富美男
演技事務:小越浩造
擬斗:車邦秀
カー・スタント:高橋レーシング・チーム
アクション・ディレクター:高橋政生
ガン・アドバイザー:てっぽう屋
ブレイク・ダンス指導:シェイククルー トミー
音楽:矢野立美
主題歌:「悲しきスナイパー」陣内孝則
挿入歌:「ワン・ナイト・ハネムーン」陣内孝則
・・・:「君はどうなの」武田久美子
宣伝担当:茂木俊之 山本八州男
スチール:加藤光男
現像:東映化学
製作主任:酒井喬二
協力:吉本興業
出演:横山やすし 白都真理 渡辺裕之 武田久美子 山下規介
アメリカンビスタ カラー 102分

かつては優良校と呼ばれた仁義泣学園も今では荒廃し、不良生徒による暴力や強姦、器物破損などが日常茶飯事になっていた。そんな状況に及び腰な教師たちはなるべく生徒たちと目を合わせないようにして波風を立てないように努めた。特に校長の堤省吾に至ってはあと55日で定年を迎えることから、何事もなく教育委員会で第二の人生を送りたいと考えていたのだ。

ある日、学園に二人の教師が赴任してきた。一人はアメリカの数々の暴力教室を渡り歩いてきた熱血教師の樺沢征一。そしてもう一人は地味で冴えない中年男の黒岩鉄夫だった。3年C組の担任になった樺沢は拳銃をチラつかせて威嚇し生徒たちを着席させた。一方、3年B組を受け持つことになった黒岩は正攻法で生徒たちと接しようとしたが、袋叩きに遭い奥歯を失った。その日の放課後、教師を集めて暴力対策検討会議が行われた。暴力に怯える藤倉勇や岸伸夫は不良生徒の行動を縛ることを望む一方、若い銀野八郎や榊原波子は明るい学園生活をスポーツクラブを復活させるべきだと主張した。仁義泣学園では二年前までクラブ活動が盛んだったが、校長に就任した堤が部活を全て禁止にして進学校にしようとしたためにそれまでスポーツに熱心だった生徒たちが非行に走るようになったのだ。それを聞いた教頭の二本松徳太郎があいつらは何をやっても立ち直るはずがないと否定すると、波子はそういう考えがうちの学校をダメにしたんですと反論した。樺沢が暴力には暴力でぶちのめすのがベストなやり方だと主張する中、黒岩はそのやり取りを静かに聞いていた。

ある夜、黒岩は銀野に連れられて屋台の焼き鳥屋に行ったが、そこはC組の柿崎進一の母親が切り盛りする店だった。そこにやってきた進一は母親に金を無心し有り金を奪い取ると去って行った。黒岩たちが後をつけるとその金は暴力団にむしり取られていたのだ。暴力団が不良生徒たちの上部組織だと知った黒岩は銀野が止めるのも聞かず争いの中に飛び込んで行った。

屋台的映画館

ブルーバ

  • posted at:2026-02-21
  • written by:砂月(すなつき)
ぶるーば
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1955年
公開日:1955年10月25日 併映「幻の馬」「グーフィの健康法」
監督:鈴木重吉
製作:永田秀雅
企画:久保寺生郎
原作:南洋一郎
脚本:小國英雄
撮影:高橋通夫 板橋重夫
オペレーター:ペリー・ヘンナーマン
録音:米津次男
照明:山口信經 トム・パウエル
美術:佐藤忠夫 エドワード・ステファンソン
装置:大塚武雄
装飾:佐渡栄吉
小道具:薫森秀夫
工作:田村誠
移動:小野秀吉 ビル・トーマス
園芸:高花重孝
電飾:金谷三郎
技髪:牧野正雄
結髪:岩堀郁代
衣裳:東郷次夫 アルバート・デンド
音響効果:花岡勝次郎
スチール:板垣公章
俳優事務:中山照子 ビル・メイベリー
記録:立花慎子
撮影助手:石川信司 ジャック・ウエンデル
録音助手:野尻次郎
照明助手:田熊源太郎 レイ・ムーア
進行係:白川武夫
特殊撮影:築地米三郎
音楽:伊福部昭
助監督:中村大佑 フランク・マティソン
編集:鈴木東陽
製作主任:熊田朝男
プロダクションマネージャー:アウガスト・シュローダー
出演:浜口喜博 八潮悠子 見明凡太郎 丸山修 南弘二
スタンダード モノクロ 88分

アフリカへ渡った薬学博士の志賀とその妻がケニアで消息を絶った。それから二十年後、彼の友人である渡部清一郎博士は娘の礼子と義兄で昆虫学者の山田健吉を連れてケニアに向かった。三人を出迎えたのはアニマルマーチャントの島村時男で、彼は依頼された動物をジャングルで捕獲し動物園などに売却する仕事を請け負っていた。

志賀はアフリカの奥地に住む長生きの老人に興味を持ち研究をしていたが、文献に特殊な薬草を用いているということが書かれてあったことから妻を助手にして薬草探しにやってきたのだ。彼女と亡くなった渡部の妻は幼友達であり、山田はその兄だった。渡部は度々志賀から手紙をもらっていたが、消印がケニアだったことからここに来れば何か手掛かりが掴めるのではないかと思ったのだ。そこで写真を手渡すと島村は当時のことを思い出し、確かに一晩うちに泊まったと証言した。当時、島村の息子の時男が原因不明の熱を出して大騒ぎをしていたが、志賀が薬を使って治したのでその時のことを鮮明に覚えていたのだ。その後、志賀はウガンダ中南部のエンテベに向かったらしいが、現地へ行くには困難を極めるため時男が案内役となってマサイ集落から調べることになった。だが酋長から話を聞くと夫妻はそこで亡くなったことがわかった。湖のほとりで壊されているのが見つかったテントの傍にはライオンの足跡があり、赤ん坊を抱いていたから襲われたのだろうと酋長は言った。

時男は志賀たちの死が決定的になったにも拘わらず渡部が捜索を中止しないことに疑問を感じていた。その夜、手紙の中に何が書かれているのかと詰め寄ると、渡部は黙ってその手紙を渡した。一通り読んだ時男はこれで目的がはっきりしたと上機嫌になり、旅の成功を祈りましょうと乾杯した。彼は一行が見たというダイヤモンドで光る山を自分の目で確かめたいと思ったのだ。

屋台的映画館

卍舞2 妖艶三女濡れ絵巻

  • posted at:2026-02-17
  • written by:砂月(すなつき)
まんじまいつーようえんさんじょぬれえまき
ファニーエンジェル
配給:東映ビデオ
製作年:1994年
公開日:1994年11月12日
監督:小笠原佳文
企画:利倉亮
プロデューサー:江尻健司 西村維樹
脚本:井上誠吾
撮影:宮島正弘
照明:中岡源権
美術:有田裕美
録音:生水俊行
編集:谷口登司夫
整音:林基継
スクリプター:谷慶子
装飾:福井啓三
殺陣:宇仁貫三
助監督:山下智彦
音楽プロデューサー:藤本久美子
俳優担当:岡原伸行
製作担当:佐々木治
企画:ファニーエンジェル
製作協力:映像京都
出演:武田久美子 三原じゅん子 三ツ木清隆 谷崎弘一 中井信之
アメリカンビスタ カラー 84分

武家の娘だったお絹は旗本の黒岩によって許婚を殺された。復讐の鬼と化した彼女はお蝶と名を変え丹前風呂で湯女として働き情報を収集してその時を待った。そしてついに本懐を遂げると姿を消したが、お尋ね者となったお蝶の首には五十両の賞金が懸けられたのだ。旅先では待ち受ける七人組の賞金稼ぎに襲われたが、しなやかな動きで次々と斬り倒した。その様子を陰で見ていた虎松は彼女に惚れ込み、姐御と慕って勝手についてきたのだった。

お蝶は旅の途中で夜盗に追われる家族と遭遇した。相手の人数が多いため、幼いおさきを救い出すことは出来たが両親を守れなかった。何処から来たのかと尋ねてもおさきはただ山の方を指差すばかり。そこでお蝶は彼女の手を引いて峠を越えることにした。やがて里に着くがそこの住民は皆お蝶の姿を見るなり家の中へ隠れた。だがそんな中、暖簾を出す居酒屋が一軒だけあった。女将のおゆうはおさきを見るなり家族が里を抜け出せなかったことを悟った。

おゆうの居酒屋には既に六人の用心棒がいた。だが女子供でも容赦なく殺す夜盗に立ち向かうにはまだ不十分だと考えていた彼女はお蝶に力を貸して欲しいと頭を下げたのだった。また二度とおさきのような子供たちを出してはいけないと考えていたお蝶も何かの縁だと思い力を貸すことにした。おゆうの屋敷の離れには彼女が先客と称する新八とその妻の志保が住んでいた。室戸藩の役人だった新八は藩の金を使い込んだ濡れ衣を着せられ居場所を失った。病弱なため仕官も叶わず志保を楽にさせるために賭場に通ったが、名主の庄左衛門にによって多額の借金を抱えたのだった。庄左衛門は志保を屋敷に呼びつけ茶の相手をさせていたが、その目的は体だった。

ある夜、平太の家を夜盗が襲い、父親が惨殺され姉のみつえが連れ去られた。悲鳴を聞きお蝶は急いで駆け付けるが、馬の世話で家を離れていた平太は彼女を犯人だと疑った。彼は道端に立てられたお蝶の人相書を見ていたからだ。

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お笑い三人組

  • posted at:2026-02-14
  • written by:砂月(すなつき)
おわらいさんにんぐみ
日活
配給:日活
製作年:1958年
公開日:1958年6月10日 併映「四季の愛欲」
企画:水の江滝子
監督:吉村廉
原案:名和青朗
脚本:鈴木三千夫
撮影:峰重義
照明:三尾三郎
録音:古山恒夫
美術:西玄一郎
音楽:土橋啓二
編集:中村正
助監督:齋藤和三郎
製作主任:栗橋正敏
出演:江戸屋猫八 一龍齋貞鳳 三遊亭小金馬 稲垣美穂子 天路圭子
スタンダード モノクロ 52分

あまから横丁で有名なお人よし三人組(パン屋の六さん、保険外交員の良夫さん、酒屋の金ちゃん)はある日、警察署の遺失物係に呼び出された。何事かと思い恐る恐る出頭すると係官は君たちに渡すものがあると言った。彼が連れて来たのは六歳くらいの薄汚い少年だった。少年が持っていた手紙には、言うに言われぬ仔細あって一時的に身を隠さねばならなくなったため、大財閥の御曹司である伊部紋太をひと月程人情あふれる篤志家と噂に聞く三人組預かって欲しいと書いてあった。三人は当初断ろうと思っていたが、いずれ十二分のお礼を差し上げるという追記に惹かれたことと、手紙の主が伊部家の執事だったことから文面を信用して引き取ることにした。

三人組はまず油を売るときに立ち寄るほがらか軒に行き、紋太を預かる順番を決めることにした。そしてじゃんけんの結果、良夫さんが最初に預かることに決まり、早速紋太をアパートに連れ帰った。翌日、良夫さんは保険の契約書類を持ってマサ美容室を訪れた。その際、紋太に留守番をさせるわけにはいかないので一緒に連れて来たのだ。紋太の調子のいい言葉にマダムはメロメロになり大口契約はまとまるかと思われた。ところがちょっと目を離した隙に紋太がいたずらを仕出かし美容室は大混乱。契約は破棄され良夫さんは店から追い出されたのだった。紋太を次の日まで預かる約束だったが、もう面倒なことに巻き込まれたくない良夫さんはニコニコ堂へ行き前倒しで六さんに彼を譲った。

紋太を預かれることがうれしい六さんは店の主人に彼を紹介した。そしてパンを焼いている間に子供の扱い方を参考書で勉強することにしたのだが、しばらくすると頭にたんこぶが出来た子供を連れた母親が怒鳴り込んで来た。話を聞くとどうやら紋太に殴られたのだという。その母親がお得意様だとわかった主人が勘弁してもらおう売り物のパンを渡すと、そんなことをしてもらわなくてもいいのにと言って帰って行った。紋太は主人の長男の一郎が公園に連れて行ったのだ。体の大きい相手とケンカして紋太が勝ったことを喜んでいると、早川組の職人が子供を連れてやってきた。六さんが勘弁してくださいとパンを渡すと帰って行ったが、今度は同じ子供を連れた母親がやってきた。もうここのパンを絶対に買わないように触れ回るというので勘弁してくださいとパンを渡すと帰って行ったが、今度は同じ子供を連れたヤクザ風の兄がやってきたのだった。主人はこのままだとうちは破産だと嘆き、あの子を何処かへ預けてもらわなければ困ると六さんに言った。

屋台的映画館

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