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きんぴら

  • posted at:2026-02-10
  • written by:砂月(すなつき)
きんぴら
東映
配給:東映
製作年:1990年
公開日:1990年12月22日 併映「ゴールドラッシュ」
監督:一倉治雄
企画:岡田裕介 黒澤満
プロデューサー:小島吉弘 服部紹男
脚本:丸山昇一
撮影:柳島克己
美術:小澤秀高
照明:長田達也
録音:林鑛一
編集:西東清明
助監督:大津是
キャスティング:飯塚滋
記録:桑原みどり
撮影(B班):浜田毅
進行主任:望月政雄
音楽:大谷和夫
音楽監督:鈴木清司
音楽プロデューサー:高桑忠男
擬斗:國井正廣
刺青:栩野幸知
カースタント:TA・KA
現像:東映化学
製作協力:セントラル・アーツ
出演:大竹しのぶ 仲村トオル 鈴木早智子 綿引勝彦 香川照之
アメリカンビスタ カラー 95分

東京の一角では金曜日の夜8時頃になると決まってテレビが電波ジャックされた。視聴者にとってそれは迷惑な話だが、逆にそれを面白がる者たちもいた。手作り感満載の1分程度の海賊放送(金曜日のぴらにあ=きんぴら)は何が飛び出すかわからないまるでびっくり箱のような物であることから若者たちに絶大な人気があった。そんな彼らの穴場となっていたのはテレビディスプレイを店内に複数配置するマシューズバーという店だった。8時少し前に店内の音楽が切り替わると、関係者入口の扉から現れるのはマシューこと経営者の間舟(はざま・ふね)だった。舟が司会者として客を煽っていると、1分遅れできんぴらが始まった。カーチェイスでスタートしたのは意外な展開を見せる吉野屋葬儀社のCMだった。

事故で死んだ幽霊がダンスしている頃、違法電波の発信源の特定に勤しんでいたのは警視庁違法電波取締官たちだった。ついにその拠点が工場跡地だと突き止めたものの到着した時には跡形もなかった。その責任を負わされたのは無能のレッテルを貼られた午忘零児だった。ヤケ酒を飲んだ後、憂さ晴らしにアクション映画を観た午忘は興奮冷めやらぬままマシューズバーに立ち寄った。閉店の時間を過ぎていたため店員の松本千代は断ろうとするが、商魂たくましい舟はそんな客からふんだくってやろうと企んだのだった。カッコつけた午忘が生卵入りのビールを飲み干すと、彼女は1万円を置いて出て行けと言った。頭にきた午忘が閉店時間だとしても何故少しばかり待てないんだと文句を言うと、男はどうして勝手なのかと舟も反論した。結局、口ゲンカで負けた午忘は言われた通りに金を払って店を出た。

きんぴらが流すのは企業から依頼されたものではなく彼らが勝手に作ったCMだった。なので何も知らない吉野卓矢社長はその反響に驚くばかりだった。翌日、ご機嫌な吉野は会員制ホテルへ向かうが、午忘はきんぴらの一味と合流するのではないかと考え車を追った。地下駐車場で様子を窺っていると、吉野と入れ替わるように出てきたのは舟だった。赤いバッグの中には謝礼金が入っていると睨んだ午忘は彼女が離れている間に車を調べようとするがまんまと罠にはまったのだ。仕方なく正体を明かした彼が手柄を立てたかったと正直に言うと、舟は店に連れて行き酒を思い存分飲ませた。午忘は泥酔して寝込んだが、その様子は次のCMに使われていた。

屋台的映画館
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柘榴館

  • posted at:2026-02-06
  • written by:砂月(すなつき)
ざくろやかた
ケイエスエス
配給:ケイエスエス
製作年:1997年
公開日:1997年8月23日
監督:伊藤秀裕
製作:須崎一夫
企画:内田ゆき
プロデューサー:川崎隆 霜村裕
原作:山崎洋子
脚本:井上正子 伊藤秀裕
撮影:安藤庄平
照明:清水達巳
美術:稲垣尚夫
録音:土屋和之
整音:小峰信雄
編集:島村泰司
スクリプター:石川和枝
助監督:橋本匡弘
制作担当:山本英之
音楽:アトリエ・シーラ
制作協力:エクセレントフィルム
出演:清水美砂 朱門みず穂 松岡俊介 樋口かおる 村松恭子
アメリカンビスタ カラー 107分

介護福祉士の資格を持つ森岡沙季は人里離れた場所にある洋館にやってきた。この屋敷に住む高齢の立花久代の面倒を見ることになるかもしれないからだ。出迎えた娘の香織は履歴書と白川氏からの紹介状を確認し軽い面接を行ってから本人と会わせることにした。二階の自室に籠る久代に沙季は挨拶をするが、彼女は一瞥しただけで何も答えなかった。沙季が紹介された部屋は同じ階にあり、掃除や食事の支度は家政婦の田所が行うことになっているから母の介護に専念すればいいと言われた。24時間勤務だが久代はいつもベッドにいるため、暇な時間はこの部屋で自由に過ごしていいという。休みは日曜日と祭日。沙季はその条件をのむことにした。立花家には香織、久代、田所の他に希和の夫・隆二と息子の煉、そして娘の希和が住んでいた。沙季は準備の都合もあることから翌週からの勤務をお願いした。

介護初日、沙季は常に言葉を掛けることを心掛けていたが、気難しい久代は相手にしなかった。そこで気を利かせて空気の入れ替えのために窓を開けたところ、久代は突然「窓を閉めて頂戴!」と叫びながら苦しみ始めたのだった。そこに高校から帰ってきた希和が部屋に入ってくると久代の様子がおかしいことに気づいた。沙季が私のせいかもしれないと説明を始めると、希和はお婆様が汚れていると信じているから外の空気がお嫌いなのよと言った。繊細でチャーミング、そして信じられないくらい情熱家だという久代のことが大好きでたまらない希和はキスをして慰めたが、沙季はその様子に唖然とした。

久代の食事は田所がカロリー計算をして作っているがほとんど手をつけることはなかった。そこで試しに翌日の朝食を沙季が作ってみたところ、今までにないような食欲を見せたのだった。食器を下げると食堂には隆二がいた。彼は立花病院の院長を務めているが、養子であるが故に居場所がないと感じていた。久代は二年程前から車椅子生活を送るようになったが、それまでは週に二日病院に通っており優秀な内科医と患者から慕われていた。立花家は代々医者を受け継いでおり、どんなことがあっても医者の血を絶やしてはならないというのがこの家の掟だった。煉が芸大で彫刻の勉強をしているため、希和が医大に進むことになっていた。

屋台的映画館

樹氷悲歌

  • posted at:2026-02-02
  • written by:砂月(すなつき)
じゅひょうえれじー
大映(東京撮影所)
配給:ダイニチ映配
製作年:1971年
公開日:1971年5月5日 併映「君は海を見たか」
監督:湯浅憲明
企画:斎藤米二郎
脚本:高橋二三
撮影:上原明
録音:飛田喜美雄
照明:久保江平八
美術:矢野友久
音楽:菊地俊輔
主題歌:「樹氷悲歌」高田和明
・・・:「愛の日記」関根恵子
編集:宮崎善行
助監督:小林正夫
製作主任:川村清
現像:東京現像所
協力:山形県上山市
出演:関根恵子 篠田三郎 小野川公三郎 松坂慶子 三崎千恵子
シネマスコープ カラー 84分

蔵王連峰を間近に望む温泉地上山にやってきたハーフコート姿の青年は少年に手紙を預けた。すると少年は桂みやが通う高校へ向かい、放課後の掃除中だった彼女に無事に届けたのだった。その手紙には「栗川稲荷にすぐ来い。来ないと命はないぞ」と書かれており、それを知ったクラスメイトたちは脅迫状だから今すぐにでも警察に届けた方がいいとアドバイスした。手紙を頼んだのはどんな人だったのかと少年に尋ねると、「俺はZ団の団長だと伝えてくれ」と青年が言ったのだという。それを聞いて手紙の主が誰なのかピンときたみやは慌てて教室を出て行った。子供の頃、死ぬときは一緒だと誓い合ったギャングごっこの時につけたグループの名前がZ団だったのだ。栗川稲荷で待つ幼馴染の米沢信一と再会したみやは心から喜んだ。何故なら競馬の騎手を目指して故郷を後にした彼が戻ってきたということは一人前になれたのだと確信したからだ。だが現実は違った。トレーニングセンターを卒業しそれぞれの厩舎に所属して見習い騎手として公営競馬で10勝を挙げれば一人前と呼ばれるのだが、同期生たちが10勝ラインを超えている中で信一はまだ4勝しか出来ていなかったのだ。彼は才能がないことを理由に辞めたいと打ち明けたが、みやは何か隠している事があるのではないかと考えていた。

信一の母・秋江は温泉旅館よねやを経営していた。みやは母に会いたくないと言う信一を残して秋江に会いに行くがいい顔はされなかった。三年前、大学卒業後に家業を継がせるつもりでいたが、馬事公苑にある騎手の養成学校へ行くようにそそのかしたのがみやだと信じて疑わなかったからだ。今でも怒りが収まらない秋江は、頭を下げるのなら自分一人で来るように伝えなさいと言った。みやの顔を見て母親の答えを察した信一は街を出ようとするが、一晩泊まって相談しましょうと引き留めた。路線バスの車両基地へ向かったみやは仕事を終えた運転手の父・源三にそのことを話そうとするが、ダービーに出るまで死んでも帰らないと決めたにも拘わらず途中で挫けるような奴は人間の屑だと言われ信一はショックを受けた。公園で途方に暮れる二人。するとそこに声を掛けてきたのは幼馴染の町田邦夫だった。クラスメイトの話で信一が戻ってきていることを知った彼は父・雄作が経営するロッジに泊まればいいと提案した。

屋台的映画館

太秦ライムライト

  • posted at:2026-01-30
  • written by:砂月(すなつき)
うずまさらいむらいと
イレブンアーツ=京都市太秦ライムライト製作委員会
配給:リバー
製作年:2013年
公開日:2014年7月12日
監督:落合賢
プロデューサー:コウ・モリ 佐野昇平
エグゼクティブプロデューサー:川畑宣尚
協力プロデューサー:浜野高宏
制作プロデューサー:増田悟司
プロダクション統括:竹村寧人
ラインプロデューサー:森洋亮
原案:岡原伸幸
脚本:大野裕之
撮影監督:クリス・フライリク
音楽プロデューサー:戸田信子
音楽:戸田信子 陣内一真
美術:吉田孝
照明:山中秋男
録音:林基継
編集:洲崎千恵子
助監督:中川裕介
監督助手:中野広之
殺陣:清家三彦
DIT:今西貴充
キャスティング:増田悟司
特別協力:京都市産業観光局
出演:福本清三 山本千尋 合田雅吏 萬田久子 本田博太郎
アメリカンビスタ カラー 104分

京都の西郊にある太秦は東洋のハリウッドと呼ばれ数々の名作映画を生んできた。そこには主役を引き立てる「斬られ役」がいた。全盛期には百名以上いたその斬られ役も時代劇の激減により今では数える程しかいなくなっていた。その中の一人である香美山清一は太秦の日映撮影所に所属する斬られ役一筋の大部屋俳優だった。ある日、四十年以上続いたテレビ時代劇「江戸桜風雲録」の打ち切りが発表された。理由は番組視聴者層の高齢化や若者のテレビ離れ、製作関係者の後継者不足など様々な事情が囁かれていたが、この長寿番組が終了する一番の原因となったのは俳優出身のプロデューサーの川島明彦が昔ながらの時代劇を毛嫌いしていたからだった。最終回のクランクアップ後、主役の片岡勘右衛門役を務める大御所スターの尾上清十郎は香美山のもとに歩み寄り、いつかまた斬らせてくれと固い握手を交わした。

香美山は次の仕事があろうがなかろうが稽古を休むことはなかった。彼がこの仕事に本気で打ち込むようになったのは先代の尾上清十郎との出会いがきっかけだった。江戸桜風雲録の初代主役を務めた尾上は、若き日の香美山に斬られ方がうまいということは芝居がうまいということだと言って愛用の木刀を渡した。するとその様子を見ていた紅かんざしのさつき役の田村美鶴もしっかり稽古すればいい役者さんになれますと助言した。この出来事により香美山は役者として生きていくことを決めたのだった。

テレビ時代劇が終了したことで斬られ役たちは行き場所を失った。そんな中、撮影所では現代劇の「京都茶柱殺人事件」の撮影が始まり、若い役者たちは監督によって刑事役に抜擢されたが高齢の香美山たちは候補から外れた。あぶれた彼らを心配する演技課の中嶋洋子はプライドを傷つけないように配慮しながら奔走した。

屋台的映画館
るぱんれんじゃーぶいえすぱとれんじゃーぶいえすきゅうれんじゃー
東映ビデオ=東映=東映エージエンシー
配給:東映ビデオ
製作年:2019年
公開日:2019年5月3日
監督:加藤弘之
エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫
プロデューサー:山田真行 宇都宮孝明 矢田晃一 深田明宏
アシスタントプロデューサー:中野剛
原作:八手三郎
脚本:荒川稔久
音楽:高木洋 山下康介
撮影:大沢信吾
照明:林大樹
美術:岡村匡一
録音:関根光晶
MA:原口崇正
編集:柳澤和子
スクリプター:渋谷康子
助監督:須上和泰
製作担当:東正信
ラインプロデューサー:青柳夕子
制作デスク:須藤若奈 中村光希
選曲:宮葉勝行
音響効果:小川広美 桑原秀綱
視覚効果:沖満
キャラクターデザイン:久正人
資料担当:松井大 神内大輝
造型:レインボー造型企画 前澤範 前澤護 前澤まさる 吉川学
挿入歌:「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」Project.R(吉田達彦 吉田仁美)
・・・:「LUCKYSTAR」幡野智宏
・・・:「バーサス!スーパー戦隊」Project.R(高取ヒデアキ YOFFY 谷本貴義)
・・・:「キュータマダンシング!ver.VS」Project.R(松原剛志 吉田達彦 吉田仁美)
音楽協力:日本コロムビア
仏語協力:芦川智一
製作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
アクション監督:清家利一
特撮監督:佛田洋
出演:伊藤あさひ 濱正悟 工藤遥 結木滉星 横山涼
アメリカンビスタ カラー 55分

フレンチレストラン・ビストロジュレで働く夜野魁利、宵町透真、早見初美花は食材の買い出しの帰りに突然体を縛られ身動きが取れなくなった。そこに現れたのは別の宇宙で一番人気のアイドルのホシ★ミナトで、ナイフ片手に金を出せと脅したのだ。魁利たちはVSチェンジャーで快盗戦隊ルパンレンジャーに変身して片をつけようとしたのだが、パトロールをしていた国際特別警察機構(GSPO)の警察官(朝加圭一郎、陽川咲也、明神つかさ)が異変に気付いて近づいてきたため諦めた。すると宇宙一幸運な男・ラッキーが天から降ってきたのだ。辺りが騒然としている中、ミナトはマネージャーのジェラタロウが運転してきた車に魁利たちを押し込むとあっという間に逃げ去ったのだった。ラッキーのせいで犯人を取り逃がした圭一郎は彼を公務執行妨害で逮捕した。

GSPO日本支部に連行され圭一郎から厳しい取り調べを受けるラッキーは、自分が別の宇宙からドン・アルカゲを追ってやってきた救世主の一人だと説明した。ドン・アルカゲは宇宙幕府ジャークマターの支配者ドン・アルマゲの影武者だった。それを聞いた熱血漢で生真面目な性格の圭一郎は彼がデタラメを並べていると思い、魁利たちに何かあったらただじゃ置かないぞと釘を刺した。するとそこにやってきた高尾ノエルがジュレのオーナーのコグレと連絡が取れたと言ったため、圭一郎たちは犯人から電話が掛かるのを店で待つことにした。誘拐といえば身代金を要求、そして逆探知の流れがお決まりだからだ。同じ頃、ミナトとジェラタロウが内輪揉めしているのを見兼ねた魁利たちは捕まっているフリを止めた。お前たちは何者だと透真が尋ねると、ミナトはこれまでの経緯を説明した。ある星でのコンサートツアーの途中で突然目の前の空間が歪みそこへ吸い込まれた二人は気づくとこの世界にいた。ここでは誰にも相手にされず、飲まず食わずで途方に暮れた末に犯行に及んだのだ。その話を聞いた初美花はスマホを差し出し、うちの店に電話をして身代金を要求すればいいと言った。ミナトたちが驚いて顔を見合わせていると、うちのオーナーは金が有り余っているから大丈夫だと魁利が言った。ミナトは圭一郎たちが逆探知をしていることも知らずに電話を掛けた。彼は店員を返して欲しければ金を用意しろと震える声で言い、「聞いて驚くな!じゅ、じゅ、十五万円だ」と叫んで切った。呆気に取られるコグレたち。それはミナトの隣にいた三人も同じだった。魁利は怒りのあまり俺らの価値は一人五万円ぽっちかと怒鳴りつけたのだ。するとそこに怪盗BN団のバランスとナーガ・レイが現れ、ミナトがギターを持っていないのは魁利たちが盗んだからではないかと疑った。そのギターの中にはジャークマターの埋蔵金と呼ばれる何かが隠されているのだが、ミナトがジェラタロウの車に乗り込む際にうっかり現場に忘れてきたのだ。

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