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ごうごうせんたいぼうけんじゃーざむーびーさいきょうのぷれしゃす
劇場版「カブト・ボウケンジャー」製作委員会(東映=東映アニメーション=テレビ朝日=東映ビデオ=アサツー ディ・ケイ=東映エージエンシー=バンダイ)
配給:東映
製作年:2006年
公開日:2006年8月5日 併映「劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」
監督:諸田敏
製作:福湯通夫 高橋浩 亀山慶二
企画:鈴木武幸 梅澤道彦 日達長夫 竹中一博 永井秀之 福中修
プロデュース:日笠淳 宇都宮孝明 シュレック・ヘドウィック 矢田晃一
原作:八手三郎
脚本:會川昇
音楽:中川幸太郎
撮影:松村文雄
美術:大谷和正
照明:堀直之
編集:すながひろし
記録:渋谷康子
整音:渡辺典夫
助監督:加藤弘之
進行主任:遠藤聖一
計測:岩崎智之
装置:紀和美建
装飾:山口康孝 高津装飾美術
絵コンテ:なかの★陽
衣裳:滝口晶子
美粧:佐藤泰子
操演:寺門勇
モニターワーク:小林真吾
音響効果:阿部作二
選曲:みやばかつゆき
スタジオエンジニア:小林喬
光学録音:薄井洋明
ネガ編集:橋場恵
タイトルバックHD編集:緩鹿秀隆 古澤美奈子
仕上担当:八木明広
現像・技術協力:東映ラボ・テック
視覚効果:沖満
デジタル合成:日本映像クリエイティブ マリンポスト キューテック
特撮:(株)特撮研究所
VFXスーパーバイザー:足立亨
音楽プロデューサー:前山寛邦
主題歌:「轟轟戦隊ボウケンジャー」NoB
キャラクターデザイン:篠原保 原田吉朗
イラスト:野口竜
企画協力:企画者104
資料担当:葛西おと 松井大
デザイン協力:プレックス
造型:レインボー造型企画
スチール:吉村茂樹
プロデューサー補:大森敬仁 泉谷裕
製作デスク:青柳夕子
製作担当:谷口正洋
製作協力:東映テレビ・プロダクション
特撮監督:佛田洋
アクション監督:石垣広文
出演:高橋光臣 齋藤ヤスカ 三上真史 中村知世 末永遥
アメリカンビスタ カラー 33分

世界各地で失われかけている貴重な宝を集める民間団体・サージェス財団。その宝は古代文明の遺物、沈没船や秘境に残された財宝、絶滅寸前の動物など多岐にわたった。そして現代の科学水準を遥かに超えた危険な力を持つ秘宝(プレシャス)を見つけ出し守り抜くために精鋭チーム・ボウケンジャーが結成された。

苦しい戦いが続く中、久々の休暇をもらったボウケンジャーの5人(明石暁、伊能真墨、最上蒼太、間宮菜月、西堀さくら)はホテルのプールで遊んでいたが、菜月が誤って暁の腕時計を水中に落としてしまった。同じ頃、街中に突然巨大な岩山が出現し同時に目覚めたミューズという少女がメッセージを発信した。それは「強き者に素晴らしい古代からのプレシャス(文明の遺産)を受け継いで欲しい」というものだった。そのメッセージを聞いて活動を開始したのは保護活動を行うボウケンジャーだけでなく、彼らの仇敵であるゴードム文明の指導者・大神官ガジャやジャリュウ一族の長・創造王リュウオーン、そしてダークシャドウの闇のヤイバと風のシズカまでもが動き出した。四つ巴の戦いを制したボウケンジャーだったが、遅れてやってきたクエスタのガイとレイに妨害された。二人が操縦するクエスターロボは岩山に近づくが、6番目の戦士・ボウケンシルバー(高丘映士)が乗るサイレンビルダーが食い止めた。彼が時間を稼ぐ間に暁たちは岩山をよじ登るが、そこに割って入ったのはカウボーイハットの男だった。その正体は暁の父でUMAハンターの虹一だった。

自室で研究をしていたサージェス財団の技術者・牧野森男は何処かで岩山のことの見た気がしていた。棚から関連の本を探し出してページをめくると岩山と同じような絵が描かれていたおり、論文を読んで唖然とした。そこには恐竜が絶滅したのは隕石衝突が原因ではなくそれよりも前に死滅していたという説が載っていたが、それを提唱したのが虹一だったのだ。岩山で同じことが起こることを恐れた牧野はボウケンジャーの身を案じた。

屋台的映画館
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ゴジラVSスペースゴジラ

  • posted at:2023-03-02
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらぶいえすすぺーすごじら
東宝映画
配給:東宝
製作年:1994年
公開日:1994年12月10日
監督:山下賢章
製作:田中友幸
協同製作:富山省吾
プロデューサー:富山省吾
脚本:柏原寛司
撮影:岸本正広
美術:酒井賢
照明:望月英樹
録音:宮内一男
編集:米田美保
助監督:三好邦夫
音楽:服部隆之
主題歌:「エコーズ・オブ・ラヴ」デイト・オブ・バース
ゴジラ・テーマ作曲:伊福部昭
製作補:有正真一郎
アソシエイトプロデューサー:鈴木律子
製作担当者:徳増俊郎
特殊技術・撮影:江口憲一 大川藤雄
特殊技術・美術:大澤哲三
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭
特殊技術・操演:三橋和夫
特殊技術・助監督:鈴木健二
特殊技術・製作担当者:小島太郎
特技監督:川北紘一
出演:橋爪淳 小高恵美 米山善吉 中尾彬 斉藤洋介
アメリカンビスタ カラー 108分

メカゴジラがゴジラに敗北してから一年。国連G対策センターでは「Tプロジェクト」と「Mプロジェクト」の二つが進行していた。権藤千夏G研究所生物工学教授が大久保晋進化生物学博士と共同で推し進めている「Tプロジェクト」はゴジラの後頭部にテレパシー増幅装置を埋め込み超能力者が操って人類の被害を防ぐというものだった。千夏がその任務に最適だと確信しスカウトしたのは、G対策センター内のサイキックセンターで主任を務める三枝未希だった。彼女はテレパシーで動植物と接触することが可能であり、過去にはゴジラとの戦闘にも参加したことがあったからだ。未希はどうすべきか迷ったが、小美人コスモスから凶暴な宇宙怪獣がゴジラを倒すために地球へ向かっているというお告げを聞いたため決心を固めた。ゴジラが倒されれば地球はその生物に支配されてしまうからだ。

Gフォース少尉の新城功二と佐藤清志は南太平洋に浮かぶバース島に向かっていた。彼らは「Tプロジェクト」要員として派遣されたのだが、無人島には先客がいた。Gフォース少佐の結城晃は親友で千夏の兄の吾郎を殺したゴジラへ復讐するために独自で抹殺計画を進めていたのだ。その方法とは特製の血液凝固剤をゴジラの脇の下にある弱点に撃ち込むことだった。同じ頃、Gフォース戦闘司令室では宇宙レーダーで異常物体を確認していた。その物体は高速で地球に接近していたが、兵藤Gフォース副司令官は余裕だった。何故なら「Mプロジェクト」の核となる対G超兵器・MOGERA(Mobile Operation Godzilla Expert Robot Aero-type)が完成間近だからだ。瀬川G対策センター長官は国連からの要請を優先してMOGERAで宇宙怪獣を撃退し、ゴジラには「Tプロジェクト」を進めることに決めた。

千夏、大久保、未希の三人はバース島に到着したが、その矢先に島に棲む人懐っこいいたずら好きのリトルゴジラが結城の仕掛けた対ゴジラ用の催涙ガスの詰まった地雷を踏んづけてしまった。するとその悲鳴を聞いたゴジラが海から現れたのだった。新城たちはライフルを担いで海岸に急いだ。

屋台的映画館
とくそうせんたいでかれんじゃーざむーびーふるぶらすとあくしょん
劇場版「ブレイド・デカレンジャー」製作委員会(東映=東映アニメーション=テレビ朝日=東映ビデオ=アサツー ディ・ケイ=東映エージエンシー=バンダイ)
配給:東映
製作年:2004年
公開日:2004年9月11日 併映「劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE」
監督:渡辺勝也
製作:福湯通夫 泊懋 早河洋
企画:鈴木武幸 木村純一 日達長夫 竹内淳 永井秀之 福中修
プロデュース:塚田英明 土田真通 シュレック・ヘドウィック 矢田晃一
原作:八手三郎
脚本:荒川稔久
音楽:亀山耕一郎
撮影:松村文雄
美術:大谷和正
照明:竹田勝三
編集:洲崎千恵子
助監督:竹本昇
進行主任:喜多智彦
整音:室薗剛
記録:関根秀子
音響効果:阿部作二
選曲:みやばかつゆき
装飾:岡部昭光 高津装飾美術
装置:紀和美建
操演:船越幹雄 寺門勇
ガンエフェクト:近藤佳徳
カースタント:タケシレーシング
劇用車:旭商会
ダンス指導:豊田典子
美粧:若村和代
衣裳:鶴岡英門
キャラクターデザイン:森木靖泰 松井大 原田吉朗
イラスト:野口竜
企画協力:企画者104
デザイン協力:プレックス
資料担当:葛西おと
造型:レインボー造型企画
視覚効果:沖満
デジタル合成:日本映像クリエイティブ マリンポスト キューテック
特撮:(株)特撮研究所
挿入歌:「ミッドナイト デカレンジャー」ささきいさお
・・・:「レスリーの青い月」小枝
・・・:「特捜戦隊デカレンジャー」サイキックラバー
エンディング・テーマ:「THE MOVIE VERSION DEKARANGER」デカレンボーイズ&ガールズ
音楽プロデューサー:前山寛邦
アクション監督:石垣広文
特撮監督:佛田洋
製作協力:東映テレビ・プロダクション
出演:載寧龍二 林剛史 伊藤陽佑 木下あゆ美 菊地美香
アメリカンビスタ カラー 39分

全宇宙の安全と平和を守る宇宙連邦の警察「S.P.D(Special Police Dekaranger)」。地球署に所属する6人の刑事は地球に侵入した特別指定凶悪犯を追っていた。第17銀河系・レスリー星から軍事機密が入ったケースを奪ったのはアルゴル星人の凶悪犯罪チーム・ガスドリンカーズで、ブランデル、ジーン、ウインスキーの3人は機械の体に魂を宿した生命体だった。戦闘の末にケースを奪い返すことに成功したが、何者かの援護によってガスドリンカーズを取り逃がしてしまった。

ケースの中に入っていたのはレスリー星で研究中の病原菌が装填されたカプセルだった。突然変異を起こしたその病原菌が悪の手に渡れば恐ろしい細菌兵器となることから、署長のドギー・クルーガーは詳しい情報を得ようとレスリー星に問い合わせた。だが原因不明の通信障害で連絡が取れないことから、ヌマ・O宇宙警察本部長官からの指令で特別指定凶悪犯罪対策捜査官の姶良鉄幹(テツ)を現地調査に派遣した。一方、赤座伴番(バン)、戸増宝児(ホージー)、江成仙一(センちゃん)、礼紋茉莉花(ジャスミン)、胡堂小梅(ウメコ)はガスドリンカーズの行方を追って聞き込みを開始した。地球には善良なエイリアンが人間の姿を借りて居住しているが、バンとジャスミンは様々な星のエイリアンたちが集い時には犯罪の取り引き場所ともなる酒場「ベター・トゥモロー」を探り当てた。そこでステージに立つ歌手のマリーに一目惚れしたバンは手にしたグラスを思わず落としてしまうが、何故か地面に落ちる寸前で止まった。彼の驚く顔を見て微笑むマリーは短い間だけ時を止めることが出来るのだ。バンを外に連れ出したマリーは自分もレスリー星担当のスペシャルポリスであり、酒場で潜入捜査をしていたことを打ち明けた。

「金色の雪」はガスドリンカーズのリーダー・ヴォルガーによって既に使用されていた。その病原菌によってレスリー星の人々は一人残らず機械奴隷に変えられ、それを治すにはワクチンが必要だった。ヴォルガーの狙いは手元にあるワクチンとセットで死の商人と呼ばれるエージェント・アブレラに高額で売りつけることにあるため、デカレンジャーが守る金色の雪を奪いに向かった。

屋台的映画館

赤胴鈴之助 一本足の魔人

  • posted at:2023-02-24
  • written by:砂月(すなつき)
あかどうすずのすけいっぽんあしのまじん
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1957年
公開日:1957年12月28日 併映「日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里」
監督:安田公義
製作:酒井箴
企画:土田正義
原作:武内つなよし
潤色:穂積純太郎
脚本:岡本繁男 松村正温 吉田哲郎
撮影:相坂操一
録音:奥村雅弘
美術:太田誠一
照明:中岡源権
音楽:渡辺浦人
色彩技術:森田富士郎
編集:西田重雄
製作主任:黒田豊
装置:三輪良樹
装飾:松本春造
背景:滝野好男
美粧:明石悦男
衣裳:黒沢よし子
擬斗:宮内昌平
音響効果:倉島暢
移動効果:上岡義明
普通写真:藤岡輝雄
助監督:小木谷好彦
撮影助手:小池清茂
録音助手:鈴木幸三郎
照明助手:吉実豊次
美術助手:上里忠男
記録:木村恵美
演技事務:竹内次郎
進行:吉岡徹
現像:東洋現像所
出演:梅若正二 林成年 黒川弥太郎 中村玉緒 藤田佳子
アメリカンビスタ カラー 64分

ある年の冬、江戸品川沖に一隻の異様な帆船が出没した。それと同時に江戸の町は黒い翼を持った鳥のような怪人が現れ、有名な寺社などを襲って世界に二つとない名宝名器の数々を奪って消え去った。怪人に立ち向かい或いは追う者は忽然としてこの地上から消え失せ、再びその姿を見ることは出来なかった。

剣の師である千葉周作から預かった秘蔵の刀を研師のところへ取りに行った赤胴鈴之助だったが、日が暮れたため一旦長屋へ持ち帰ることにした。母お藤と幼馴染のしのぶは常州潮来に帰っており部屋には鈴之助しかいなかったが、大根泥棒騒ぎで外に出ている間にそれを盗まれたのだった。鈴之助はすぐさま後を追ったが黒装束姿の一本足の男は闇夜に消えた。雪についた足跡をつけるとやがて古びた家に辿りつき、窓に明かりがないことを不審に思って調べることにした。すると槍で威嚇してきたのはお米という娘だった。彼女はこの家の住人だったが、一本足の男の手掛かりになるものは何もなかった。

翌朝、千葉道場に老中の使者がきて、将軍家拝領の名刀小梶丸を将軍の誕生日に上覧すると言い渡して帰った。鈴之助がこないことを心配した周作は弟子の竜巻雷之進に鈴之助と会うように言った。長屋に向かった雷之進は、一本足の男に刀を盗まれた鈴之助が朝早く出掛けたことを住民たちから聞き愕然とした。その頃、骨董屋に持ち込まれたのではないかと考えた鈴之助は一軒一軒訪ね歩き島屋に辿りついた。今朝方、小梶丸を売りにきたものはいないかと主人の島屋徳兵衛に尋ねると、傍で聞いていた客のお光という娘がその犯人は一本足の男ではありませんでしたかと言った。彼女も修理のために津軽の殿様から預かっていた大切な兜を盗まれたが、それも将軍家拝領の品だった。あと五日の間に戻らなければ大変なことになると心配するお光に力を落とすことはないと鈴之助は勇気づけた。だがお光には気掛かりなことがあった。それは鎧師である父加納玄斎が抵抗した際に一本足の男が持つ短筒で撃たれ、見る間に溶かされてしまったからだ。例えどんな武器を持っていようと必ずやっつけると鈴之助が啖呵を切ると、徳兵衛も江戸中の仲間に手配して見つかったらすぐに連絡をすると約束した。

屋台的映画館

肉体の門(1988年)

  • posted at:2023-02-20
  • written by:砂月(すなつき)
にくたいのもん
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1988年
公開日:1988年4月9日
監督:五社英雄
企画:日下部五朗 佐藤雅夫
プロデューサー:厨子稔雄 天野和人
原作:田村泰次郎
脚本:笠原和夫
撮影:森田富士郎
美術:西岡善信
照明:増田悦章
録音:堀池美夫
整音:荒川輝彦
編集:市田勇
記録:田中美佐江
監督補佐:鈴木秀雄
装置:稲田源兵衛
装飾:福井啓三
背景:西村三郎
衣裳:宮川信男
美粧:長友初生
結髪:山田真佐子
ヘアメイク:河野明子
衣裳コーディネーター:森護
衣裳協力:カティアール
キャスティング:葛原隆康
手話指導:明石励造
振付:謝珠栄 相良まみ」
題字:堀三千三
通訳:岡田厚詩
擬斗:土井淳之祐
演技事務:寺内文夫
進行:尾崎隆夫
スチール:中山健司
音楽:泉盛望文
挿入歌:「星の流れに」八代亜紀
・・・:「帰り船」田端義夫
進行主任:長岡功
出演:かたせ梨乃 名取裕子 加納みゆき 西川峰子 山咲千里
アメリカンビスタ カラー 119分

アメリカ軍の占領下にある終戦後の東京。有楽町の廃墟ビルに住む浅田せんは街娼グループを率いているが、ある夜進駐軍による取り締まりから仲間と逃げる際に菊間町子を巻き込んでしまった。翌日、せんは彼女に食事代と電車賃を渡して帰らせようとしたが、町子はこのまま一緒にいさせて欲しいと願い出た。彼女の夫は陸軍中尉で硫黄島で玉砕し、住む場所も失ったことでどうやって暮らして行くか悩んでいたところだったのだ。せんはダメだと断ったが、それでもしつこく頭を下げるため、仲間たちの同意を得た上で厳しい決まりを守ることが出来るのならば入れてやると言った。その決まりとは、稼ぎは平等に分けること、稼ぎの一割はパラダイスの資金にキープすること、そして稼ぎにならない色恋をしてはならないことの三つだった。この掟を破った者は皆でヤキを入れて叩き出すがそれでもいいかとせんが問うと、町子はパラダイスって何ですかと質問した。パラダイスとはせんたちが計画しているダンスホールであり、今いる廃墟ビルを化粧直しして開業することが目標だった。事業が軌道に乗ればもう体を売る必要はなくなるのだ。資金のキープは既に一斗缶にして三缶分に達しており、あと三年もすれば実現しそうだという。それを聞いて安心した町子はせんと血の契りを結んだ。

街娼グループにはせん(関東小政)の他に菅マヤ(ボルネオマヤ)、本庄光代(きすぐれのミッチ)、安井花江(フーテンのろく)、乾美乃(ジープのみの)、柴田幸子(ベイビー)がいた。せんたちは廃墟ビルの中に一トン神社という奇妙な神社を作っていたが、御本尊として祀られていたのはB-29爆撃機が落として行った一トン爆弾だった。それは二年前に落とされたにも拘らず爆発しなかった不発弾で、いつも商売の前に必ず拝んでから出掛けていた。彼女らのライバルは有楽町を縄張りとする北川澄子(ラクチョウのお澄)がリーダーのラクチョウ一家だった。ある夜、澄子の妹分である大森銀子(血桜お銀)がマヤを訪ねてやってきた。仲間のテリーを可愛がったお礼をしたいというのだ。するとそこにやってきたせんが、文句があるならこっちに言いなと言った。銀子は二人を廃車バスのアジトへ連れ帰り澄子と対面させた。

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