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続 兵隊やくざ

  • posted at:2021-12-22
  • written by:砂月(すなつき)
ぞくへいたいやくざ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1965年
公開日:1965年8月14日 併映「若親分出獄」
監督:田中徳三
企画:久保寺生郎
原作:有馬頼義
脚本:舟橋和郎
撮影:武田千吉郎
録音:奥村雅弘
照明:中岡源権
美術:内藤昭
音楽:小杉太一郎
編集:山田弘
装置:山本佐一郎
擬斗:宮内昌平
音響効果:倉島暢
助監督:太田昭和
製作主任:田辺満
出演:勝新太郎 田村高廣 水谷良重 小山明子 須賀不二男
シネマスコープ モノクロ 91分

日本の敗色が濃厚となった大東亜戦争末期、関東軍から南方への転属命令を受け、満期除隊が夢と潰えた有田上等兵と荒くれ者の大宮貴三郎一等兵は満州に向かう列車を切り離して脱走を図った。それは命を懸けたイチかバチかの大勝負だったが、見事に成功し二人を乗せた機関車は雪が舞う荒野を突っ走って行った。ところがゲリラが仕掛けた爆弾で進路を絶たれ機関車は脱線、有田たちの体は雪上に投げ出されたのだった。奉天の陸軍病院に運ばれた二人の怪我は幸い軽傷で、美しい看護婦の緒方恭子による看病と三度の飯は天国そのものだった。だがやがて恐れていたことがやってきた。憲兵伍長が取り調べにきたのだ。満州国・北孫呉駅から客車に乗ったはずだと追求されると、有田は二人が警備兵として機関車に配置されていたと嘘をついた。だが客車を切り離したのは誰だと聞かれると、前方に気を配っていて知らないと苦し紛れに答えるしかなかった。憲兵伍長は関東軍の南方移動を妨害しようとする敵工作員の仕業に違いないと考え、公に知れると防諜上よろしくないから口外するなと言った。そのおかげでこれ以上追及されることはなかったが、病棟医長から北支派遣軍第四二四二部隊への転属を命じられた。原隊復帰の後に除隊になると聞いていた有田は愕然とした。

第四二四二部隊は九龍関の西方約一キロの地点にある小さな部落に駐屯していた。威張り腐った最古参の岩波人事係曹長の他にも、この部隊には長い間軍隊で飯を食っている主のような顔をした連中がウヨウヨしていた。そんな上官から殴られても倒れない大宮の名はこの部隊でも忽ち広まった。実戦の訓練が行われ、疲れた大宮が休憩を取っていると困っている様子の一等兵が目に留まった。どうやら銃口を落としてしまったらしく、時間内に見つけられないと上官のビンタが待っていた。すると大宮は胸ポケットから自分の銃口を取り出し、お前の姉さんにすごく世話になったのだからお前が困っているのを見逃すわけには行かないんだと差し出した。彼は恭子の弟だった。大宮は何処から手に入れたのかもう一つ持っており、心配するなと笑った。

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その後の仁義なき戦い

  • posted at:2021-12-19
  • written by:砂月(すなつき)
そのごのじんぎなきたたかい
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1979年
公開日:1979年5月26日 併映「俺達に墓はない」
監督:工藤栄一
企画:日下部五朗 奈村協
原作:飯干晃一
脚本:神波史男 松田寛夫
撮影:中島徹
照明:海地栄
録音:溝口正義
美術:佐野義和
編集:市田勇
助監督:鈴木秀雄
記録:梅津泰子
装置:稲田源兵衛
装飾:渡辺源三
背景:西村三郎
美粧:鳥居清一
結髪:白鳥里子
スチール:中山健司
衣裳:黒木宗幸
擬斗:土井淳之祐
宣伝担当:坂本年文 丸国艦
演技事務:寺内文夫
進行主任:山本吉応
協力:東映俳優センター
音楽:柳ジョージ&レイニーウッド
挿入歌:「偽りのバラード」松崎しげる
・・・:「私の歌」松崎しげる
・・・:「ア!ソウ」ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
・・・:「虫けらの唄」バーブ佐竹
出演:根津甚八 原田美枝子 宇崎竜童 松崎しげる ガッツ石松
アメリカンビスタ カラー 91分

北九州には竜野組と藤岡組の二つの組があった。竜野組は大阪石黒組の大幹部である浅倉組組長・浅倉広吉の盃を貰って系列に入った。石黒組は全国制覇中で各地に勢力を伸ばしており、石黒の代紋を入れたバッジを見ただけで他のヤクザは震え上がるほどであった。だがバックを持たない藤岡組は次第に圧されて落ち目となり、竜野組の縄張りとなった市内の盛り場を追われ土木業で食い繋いでいた。竜野組は金融業や債権取立などあらゆる分野に手を広げたことで三代で今の強力な組織を築き上げたのだった。

竜野組の若衆・根岸昇治は従弟の水沼啓一とともに行儀見習いとして浅倉組に預けられていたが、そこで相羽年男と出会い意気投合した。それ以来三人はケンカの時も遊びの時もいつも一緒だった。ある日、親代わりの池永安春から小遣いを貰った根岸は二人を引き連れてライブハウスに向かったが、そこで因縁の大場三兄弟と鉢合わせし大ゲンカとなった。警察が駆けつける騒動にまで発展すると、根岸は二人の他に会場にいた妹の明子も連れて逃げ出した。この出会いをきっかけに相羽は明子と結婚し組長の竜野忠が仲立ちをした。ある日、水沼が競輪場で居合わせた大場三兄弟に刺され、池永は根岸たちを引き連れシマ荒らしをした賠償金と水沼の慰謝料を請求するために藤岡組に乗り込んだ。だが組長の藤岡英信は競輪場のある場所が代々引き継がれてきているシマだと主張し相手にしなかった。そこで竜野組の若衆たちは建設現場に向かうトラックを妨害し三兄弟に制裁を加えたのだった。その頃、大阪では石黒組で空席となっている若頭の後任問題が浮上していた。昭和52年の冬に大阪市近郊で大きな交通事故があったが、死亡したのは若頭の山崎新一郎だった。本家若頭は将来、傘下600団体、構成員4500人、そして石黒組の二代目組長の座が約束される地位で、組内で誰もが浅倉が適任だと考えていた。ところが石黒組組長・石黒光喜の一存で、しばらく空席のままとし浅倉と花村組組長・花村秀夫を中心とした幹部会で十分に話し合ってから決めることになった。はらわたが煮えくり返る思いをした浅倉は、若頭の津川武志と組んで花村を引きずり下ろす計画を練った。津川はまず藤岡組へ行き竜野組を潰して欲しいと願い出た。藤岡は石黒組が下部組織を潰そうとしていることに疑念を持ったが、敵同士が手を組んだ上に金銭面までバックアップしてくれると聞きおかしな話だと高笑いした。浅倉は臨時総会を開き、60人余りの親分衆の前で上納金が滞っていることを理由に竜野組を破門にした。津川は相羽を利用して根岸たちに近づかせ、竜野が翌日に乗る新幹線の時間を聞き出させようとした。だがその理由が竜野の暗殺だとわかると、相羽は友人を裏切るわけにはいかないと言って抵抗した。

屋台的映画館

男はつらいよ 寅次郎の青春

  • posted at:2021-12-16
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとらじろうのせいしゅん
松竹
配給:松竹
製作年:1992年
公開日:1992年12月26日 併映「釣りバカ日誌5」
監督:山田洋次
製作:中川滋弘
プロデューサー:島津清 深澤宏
企画:小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫 花田三史
音楽:山本直純
美術:出川三男
照明:青木好文
編集:石井巌
録音:鈴木功
調音:松本隆司
スチール:金田正
進行:副田稔
製作担当:峰順一
装置:森篤信
装飾:露木幸次
美粧:宮沢兼子
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
監督助手:阿部勉
撮影助手:池谷秀行
録音助手:原田真一
照明助手:藤田繁夫
編集助手:渡辺松男
美術助手:菅沼史子
語り:神田山裕
ステディカムオペレーター:佐光朗
理髪指導:小泉信二
擬斗:インフィニティプロモーション
撮影機材:パナビジョン
協力:宮崎県 日南市
撮影協力:柴又 神明会 全日空
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
出演:渥美清 倍賞千恵子 風吹ジュン 下條正巳 三崎千恵子
シネマスコープ カラー 107分

今夜は中秋の名月。諏訪家の一人息子の満男は両親にあることを打ち明けようと朝からソワソワしていた。彼が恋心を抱く及川泉は4月から都内のレコード店で働くようになり、以前よりも会う機会が多くなったが家に連れてくることはあまりなかった。そこで翌日が店休日ということに託けて彼女を呼ぼうと考えたのだが恥ずかしくて中々言い出せずにいたのだ。感づいた母親のさくらが促すと、満男は家に呼んでもいいでしょうかとしおらしげに言った。父親の博はそれを見て静かに笑った。その夜、諏訪家の食卓は久しぶりににぎやかになった。話題は泉の仕事の話になり、彼女は突然思い出し笑いをすると店内で起きた出来事を話し始めた。中年男がやってきて歌手もタイトルもわからない歌を探して欲しいと言ったが、困った泉はそれでは探しようがないと断った。するとその男は大声で歌い始め、調子に乗って2番まで歌ったのだという。曲名がわかり品物を渡すと男は5千円札を出して「釣りはいらねえよ」と言ったというのだ。それを聞いた満男は、世の中には伯父さんみたいな人がいるんだねと言った。その頃、車寅次郎は宮崎県の油津にいた。ちょっとしたきっかけで知り合った理髪店の女店主・蝶子に散髪をしてもらった寅次郎は再び旅に出ようとするが、突然の大雨に見舞われ雨宿りをすることにした。軒先を借りるつもりが夕食をご馳走になり、いつの間にか一晩泊まることになった。寅次郎は彼女の15歳年下の弟・竜介を含めた3人で飲み明かした。

泉は友人の結婚式に出席するために有給休暇を取り飛行機で宮崎に向かった。式が終わると飫肥城を観光することにしたのだが、そこで寅次郎とバッタリ出会った。久々の再会に二人は喜んだが、泉は寅次郎が蝶子とデート中だとわかると気を遣って立ち去ろうとした。すると慌てた寅次郎は階段で足を挫き動けなくなった。寅次郎は救急車で病院に運ばれ、泉はそのことを報告するためにくるま菓子舗に電話を掛けた。受話器を取った満男は寅次郎が危篤だと大騒ぎし、噂は忽ち柴又中に広がった。諏訪家を代表して満男が宮崎に向かうことになったが、冷静になった博は満男の目的が寅次郎ではなく泉の方だったのではないかと思い直した。だが引き留めようにも満男はもう飛行機に乗った後だった。

屋台的映画館

日本沈没(2006年)

  • posted at:2021-12-13
  • written by:砂月(すなつき)
にほんちんぼつ
映画「日本沈没」製作委員会(TBS=東宝=セディックインターナショナル=電通=J-dream=S・D・P=MBS=小学館=毎日新聞社)
配給:東宝
製作年:2006年
公開日:2006年7月15日
監督:樋口真嗣
製作統括:近藤邦勝 島谷能成 島本雄二 喜多川擴 細野義朗 久安学 亀井修 常田照雄
エグゼクティブプロデューサー:濵名一哉
プロデューサー:中沢敏明
原作:小松左京
脚本:成島出 加藤正人
音楽:岩代太郎
特殊技術統括・監督補:尾上克郎
VFXプロデューサー:大屋哲男
ラインプロデューサー:吉田浩二
撮影監督:河津太郎
美術:原田恭明
装飾:高畠一朗
録音:中村淳
編集:奥田浩史
キャスティング:富田敏家
スクリプター:河島順子
音響効果:柴崎憲治
特殊効果・操演:岸浦秀一
アクションディレクター:諸鍛冶裕太
助監督:足立公良
製作担当:梶川信幸 坪内一
プロデューサー補:鶴岡智之
アシスタントプロデューサー:辻本珠子
特撮監督:神谷誠
主題歌:「Keep Holding U」SunMin thanX Kubota
制作プロダクション:セディックインターナショナル
出演:草彅剛 柴咲コウ 及川光博 福田麻由子 吉田日出子
シネマスコープ カラー 138分

静岡県駿河湾沖で深さ30キロを震源とする地震が発生し沼津市などは壊滅的な被害を受けた。アメリカ測地学会のユージン・コックス博士はこの地震が日本沈没の序章に過ぎないことを政府が主催した緊急会議で唱えた。マントル対流により日本海溝の地下深くに潜り込んでいる太平洋プレートは上部マントルと下部マントルの境界面に溜まり、瘤のように蓄積されるメガリスが一定量を超えると崩壊を起こす。日本の地下で今まさにその大変動が始まっておりプレートの境界面に位置する日本列島は巨大な地殻変動により海底へ引きずり込まれるというのだ。日本沈没の確率は30年で50パーセント、50年で80パーセントと聞き、山本尚之内閣総理大臣は絶望的な未来を憂えた。

東都大学教授で地球物理学者の田所雄介博士は国際海洋開発センター所属の潜水艇パイロット・小野寺俊夫と結城達也を率いて深海調査艇「わだつみ6500」で宮城県金華山沖に潜った。すると深度5830メートル付近の日本海溝で乱泥流に襲われたが、それは地殻の海溝崖から噴出していたのだ。田所は想像を絶する何かが起こりかけていることを察した。地上に戻り小野寺がわだつみのメンテナンスを行っていると一人の女性が訪ねてきた。彼女は沼津市で被災現場に取り残された小野寺と避難民の少女・倉木美咲を救出した東京消防庁・第八消防方面本部ハイパーレスキュー隊員の阿部玲子だった。美咲は軽傷で済んだが、父親は亡くなり母親は瓦礫の下から救出されたものの意識が戻らなかった。玲子の叔母である田野倉珠江に引き取られたが美咲に笑顔はなく、そんな彼女を元気づけるために会って欲しいとお願いにきたのだった。玲子から教えてもらった住所に行くとそこにはもんじゃ焼き屋があった。離れた席に座って様子を見ていると美咲は珠江や常連客たちに大事にされていることがわかり安心した。だが余震で美咲が恐怖のあまり椅子から崩れ落ちると、小野寺は慌てて駆け寄り優しく抱きしめた。

日本海溝の地底を流れるマントルに異変が観測されたため、田所を中心とするチームは高知県足摺岬沖で海底掘削調査船「ちきゅう」を使った地殻変動の予測調査を行った。その後、田所は南太平洋に浮かぶクック諸島のマンガイア島に渡り岩石を採取した。それを兵庫県にある大型放射光分析施設「SPring-8」に送ったところ2千万年前の物であることがわかった。2千万年前に日本列島はユーラシア大陸から引き剥がされたが、そのときにマントルに落ちたメガリスの残骸がクック諸島から湧き出していたのだ。全国各地の地震波測定で地殻に異常な変化が起きていることは確認されており、田所はこれから何かとてつもないことが起こるのではないかと考えた。そこで独自に収集した膨大なデータと資料を解析し変動の時期を算出したところ、残り1年足らずで日本列島が沈没する結論が出たことで愕然とした。

屋台的映画館

キャプテンウルトラ

  • posted at:2021-12-11
  • written by:砂月(すなつき)
きゃぷてんうるとら
TBS=東映東京製作所
配給:東映
製作年:1967年
公開日:1967年7月21日 併映「黄金バット」「ひょっこりひょうたん島」「魔法使いサリー」

『怪星ロケットギンダーあらわる』
監督:佐藤肇
プロデューサー:平山亨 植田泰治
脚本:長田紀生
音楽:冨田勲
監修:都筑道夫 光瀬龍
撮影:下村和夫
録音:岩田広一
照明:森沢淑明
美術:安井丸男
編集:大橋四郎
記録:小貫繁子
助監督:館野彰
進行:深沢道尚
現像:東映化学株式会社
特殊技術・監督:矢島信男
特殊技術・撮影:林迪雄
特殊技術・操演:市倉正男
特殊技術・美術:入野達弥
特殊技術・照明:酒井信雄
特殊技術・合成:山田孝
出演:中田博久 城野ゆき 小林稔侍 佐川二郎 安中滋

『バンデル巨人あらわる!!』
監督:竹本弘一
プロデューサー:平山亨 植田泰治
脚本:高久進
音楽:冨田勲
監修:都筑道夫 光瀬龍
撮影:高梨昇
録音:岩田広一
照明:山本辰雄
美術:安井丸男
編集:大橋四郎
記録:佐久間淑子
助監督:折田至
進行:深沢道尚
現像:東映化学株式会社
特殊技術・監督:小川康男
特殊技術・撮影:中村泰明
特殊技術・操演:市倉正男
特殊技術・美術:井上繁
特殊技術・照明:酒井信雄
特殊技術・合成:山田孝
擬斗:久地明
出演:中田博久 城野ゆき 小林稔侍 佐川二郎 安中滋
スタンダード カラー 50分

『怪星ロケットギンダーあらわる』
21世紀後半、宇宙開拓時代を迎えた人類は太陽系を征服したが未知の危険は多かった。そこで宇宙に進出する人々を守るために宇宙ステーション「シルバースター」を設置して監視を行い、宇宙警察パトロール隊を編制した。パトロール隊の隊長であるキャプテンウルトラこと本郷武彦はキケロ星人のジョーやロボットのハックを引き連れ、光速宇宙艇「シュピーゲル号」を駆って宇宙の平和を守った。

パイオニアスクールの生徒たちを相手に宇宙遊泳の心得を教えていたキャプテンウルトラだったが、シルバースターが突然の衝撃を受けたために急遽取り止めた。妨害電波によって機器や計器は狂ったが、その原因は長官のムナトモ博士にもわからなかった。一方、宇宙物理学者でスクールの教官であるアカネ隊員が宇宙望遠鏡で目視したところ、バンデル星人の大船団が急接近していたのだった。荒れ狂う磁気嵐の中キャプテンがシュピーゲル号で出動しようとすると、好奇心旺盛なスクールの生徒のケンジが自分もついて行くと言い出した。軽率な行動が死を意味することを承知しているキャプテンは彼を叱りジョーたちとともに出動するが、実戦を直接見たい彼はこっそりと密航したのだった。乗船がわかるとキャプテンは渋々許可し、どのような戦術を取るのかを考えながら見るように言った。そしてジョーとハックがそれぞれの操縦席に着くとキャプテンはD3作戦を発動した。するとシュピーゲル号は3機に分離し攻撃を始めた。

『バンデル巨人あらわる!!』
太陽から58億8900万キロ離れた太陽系で最も遠く最も寒い冥王星。太陽系の征服を目論むバンデル星人の魔の手はこの星の前線守備隊に伸びていた。一方、前線基地と連絡が取れないシルバースターはこの事態を不審に思っていた。基地は冥王星に点在しているが、仮に攻撃を受けていた場合はウルトラサインと呼ばれる救難信号が発出されることになっていた。だがそれがないために救助しようにも場所の特定が出来ないのだ。その頃、前線基地の隊員たちは襲撃してきたバンデル星人と死闘を繰り広げていた。その中の一人がようやく救援銃の置き場にたどり着き空に向けて撃つと、鮮やかなマークが光輝いた。その様子をシルバースターで確認したキャプテンは、先制攻撃を仕掛けて敵の秘密基地を爆破し前線基地を奪還する作戦を決行することにした。ムナトモからアカネとケンジを同行させる許可を得たキャプテンはシュピーゲル号を発進させ冥王星へ急いだ。

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