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河童の三平 妖怪大作戦

  • posted at:2022-03-09
  • written by:砂月(すなつき)
かっぱのさんぺいようかいだいさくせん
NET=東映
配給:東映
製作年:1968年
公開日:1968年12月19日 併映「ピノキオの宇宙大冒険」「ガンマー第3号 宇宙大作戦」「人のくらしの百万年 マニ・マニ・マーチ」
監督:山田稔
プロデューサー:宮崎慎一 平山亨 斉藤頼照
原作:水木しげる
脚本:伊上勝
撮影:相原義晴
照明:石垣敏雄
録音:大家忠男
美術:吹野志雄
編集:成島一城
記録:石川和枝
助監督:小島裕重
進行:高谷正寛
装置:東和美術工芸株式会社
現像:東映化学工業株式会社
特撮監督:小川康男
特殊技術・撮影:中村泰明
特殊技術・美術:井上繁
特殊技術・合成:星野行彦
特殊技術・操演:佐久間正光
特殊技術・照明:二見菊次
特殊技術・妖怪技術:阿部洋士
音楽:小林亜星
主題歌:「妖怪大作戦」ヤング・フレッシュ
出演:金子吉延 牧冬吉 松井八知栄 井上寛 相馬剛三
スタンダード カラー 24分

友人にそそのかされて自宅の地下にある禁断の扉を開けてしまった河原三平少年は河童の世界に迷い込んでしまった。捕まった彼は、河原家の先祖に痛い目に遭わされた長老から恐ろしい刑を言い渡されるが、長老の孫娘で王女のカン子に助けられた。だがその時、河童の敵である妖怪・水鬼が現れカン子をさらって行ったのだ。マッチで火を起こせる三平が水鬼を倒す代わりに人間界へ返して欲しいと条件を出すと、長老は彼に河童88手の妖力を与えたのだった。カン子の御守役を務める甲羅の六兵衛の協力を得て水鬼を退治し王女を救出した三平は、功績を認められて望み通りに人間界に戻ったが、母・好江は記憶を失い消息を絶ってしまった。人間が妖力を持つことは妖怪世界の御法度であり、掟を破ったことに憤った妖怪・物の怪が三平にではなく好江に祟りを下したのだ。苦しむ母の姿を見せることが彼への報いだった。三平はカン子、六兵衛とともに母を捜し求める旅に出た。

好江が何処かの飯場で賄い婦をしているという噂を聞きビルの建設現場を訪ねた三平だったが人違いだった。諦めて帰ろうとする目の前でクレーンに吊り下げられた鉄骨が落下し、三平は咄嗟に妖力・水柱を繰り出して建設会社の社長と作業員の命を救った。その事故を引き起こしたのは病気で寝込む死神の代役を務めた息子の死神小僧だった。黄泉の郷に住む精霊は失敗の代償として父親の命を貰うと言ったため、小僧はもう一度チャンスをくださいと懇願した。すると精霊は人間の子供でありながら妖力を使う三平を殺せと命じた。人間社会に潜り込む妖怪にとって三平ほど厄介な存在はいないからだ。首からぶら下げた鏡を使い彼が建設現場での計画を頓挫させた張本人だと知った小僧は復讐を誓い、墓場で呪術の一つである丑の刻詣を行った。それは呪う相手の墓を回ってその度に藁人形に釘を打ちつけ、誰にも見られずに100周を達成すると相手が死ぬというものだった。就寝中の三平は殺気を感じ取り天井へ向けて妖力・水柱を放つと、小僧が建てた墓は爆発した。丑の刻詣が失敗したことがわかると小僧は最後の手段に打って出た。

屋台的映画館
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ゴジラVSビオランテ

  • posted at:2022-03-06
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらぶいえすびおらんて
東宝映画
配給:東宝
製作年:1989年
公開日:1989年12月16日
監督:大森一樹
製作:田中友幸
プロデューサー:富山省吾
原案:小林晋一郎
脚本:大森一樹
撮影:加藤雄大
美術:育野重一
照明:粟木原毅
録音:宮内一男
編集:池田美千子
助監督:井上英之
製作担当者:森知貴秀
音楽:すぎやまこういち
ゴジラ テーマ曲:伊福部昭
擬斗:宇仁貫三
カースタント:スーパー・ドライバーズ
特殊技術・撮影:江口憲一
特殊技術・特美:大沢哲三 長沼孝
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・造形:安丸信行 品田冬樹
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭 久米攻
特殊技術・操演:松本光司
特殊技術・助監督:松本清孝
特技監督:川北紘一
出演:三田村邦彦 田中好子 高嶋政伸 小高恵美 沢口靖子
アメリカンビスタ カラー 105分

三原山の火口に沈んだゴジラによって襲撃を受けた東京は、一夜にして先端テクノロジーの近代都市からゴーストタウンへと変貌した。都内で非常警戒体制が解除される中、特に被害が酷い新宿一帯には立入制限が掛けられたままだった。そこでは自衛隊による残留放射能や汚染物質の調査、ゴジラによって破壊された首都防衛移動要塞・スーパーXの回収、そしてゴジラの皮膚片の採取が行われていた。同じ頃、別の立入禁止区域に侵入したバイオメジャーの工作員もG細胞を手に入れたが、自衛隊員に発見され銃撃戦となった。何とか逃げ延びた3人だったが、潜んでいたサラジア共和国の工作員・SSS9に射殺されG細胞の入ったケースを奪われた。

サラジア共和国に運ばれたG細胞は生物工学研究所へ送られ、白神源壱郎遺伝子工学博士のもとで研究が行われることになった。所長のアブドール・ザルマンは将来自国で農産物を生産したいと考えていた。そのためには砂漠の環境に強い植物が必要であるため白神に希望を託したのだ。彼の娘で助手の英理加は小麦とサボテンの細胞を融合させ砂漠でも育つ小麦を既に完成させていた。そこにG細胞の自己再生能力の遺伝情報を組み込めば枯れることを知らない夢の穀物が出来上がると考えられた。ところがバイオメジャーによって研究棟が破壊され、白神は研究成果とG細胞、そして英理加をも失った。悲しみに暮れる白神は日本に戻ると芦ノ湖畔に植物研究所を建てひっそりと暮らすことにした。英理加が好きだったバラとともに。それから5年後、白神は英理加の親友だった精神科学開発センター研究員の大河内明日香と特殊な能力を持つ三枝未希を招いた。植物に精神的なエネルギーがあることは様々な実験でわかっており、その植物とコンタクトを取れる人物を白神は捜していたのだ。だが未希はバラの声を聞くことが出来なかった。

ある日、三原山で連続した地震とともに火口からの噴煙が観測された。その頃、精神科学開発センターでは研究対象の子供たちが同じ夢を見ていることが判明した。それがゴジラであることを知った明日香が国土省を訪ねると、事態を重く見た出向中の権藤吾郎陸上自衛隊一佐は黒木翔三等特佐に調査を命じた。黒木がヘリコプターで三原山の上空に向かうと、同乗した未希はゴジラが活動を始めている様子を感じ取った。

屋台的映画館

銀蝶流れ者 牝猫博奕

  • posted at:2022-03-03
  • written by:砂月(すなつき)
ぎんちょうながれものめすねこばくち
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年10月25日 併映「人斬り与太 狂犬三兄弟」
監督:山口和彦
企画:吉峰甲子夫 高村賢治
脚本:松本功 山口和彦
撮影:中島芳男
録音:広上益弘
照明:桑名史郎
美術:藤田博
編集:長沢嘉樹
助監督:三堀篤
記録:高津省子
擬斗:日尾孝司
スチール:遠藤努
進行主任:東一盛
装置:根上徳一
装飾:米沢一弘
美粧:入江荘二
美容:花沢久子
衣裳:河合啓一
演技事務:和田徹
現像:東映化学
音楽:津島利章
主題歌:「銀蝶渡り鳥」梶芽衣子
出演:梶芽衣子 賀川雪絵 光川環世 山城新伍 須賀不二男
シネマスコープ カラー 86分

今から13年前、名うての札師として知られる鈴政こと樋口政次郎が八百長の疑いを掛けられ殺された。父の仇を討つために同じ道を選んだ樋口ナミは女札師・緋桜のナミと名乗り、星伝を追って全国各地の賭場を渡り歩いていた。ある日、伊香保温泉郷にたどり着いた彼女は、銀座の暴力団・相星興業に連れてこられ温泉芸者として働かされようとしている浅井花江を助け出した。その夜、地元の貸元である大熊組を訪ねると盆の上の勝負を申し出た。大熊組のバックには相星興業がいるのだ。勝てば花江を自由にし、負ければ二人とも好きにして結構とナミが言うと組長・大熊荒五郎の目の色が変わった。勝負は唐辛子門二郎が受けて立ったが、イカサマをあっさりと見破られ100万円の契約書はナミに破られたのだった。

翌日、花江を連れて東京にある彼女の家を訪ねたナミは、父親の仙造にしばらく気の済むようにしてあげて欲しいと頭を下げた。ナミの目的はかつて二枚札の仙造と呼ばれた男から星伝の手掛かりを聞くためだった。だが賭場から足を洗った仙造は新しい情報を持ち合わせておらず、捜索は振り出しに戻った。銀座のクラブ・ブルースターを訪ねたナミは、昔の仲間だったママの美代子に花江を預けた。盆が立っている情報を得たナミは美代子の案内でその場所へ向かったが、そこは相星興業が仕切る賭場だった。そこで負け続ける無様な東隆次のことが気になったナミは勝った金を全て渡した。

父の墓参りを終えたナミを呼び止めたのは、彼女に会ったことでツキが巡り大金をせしめた隆次だった。食事に招待した隆次は借りを返すのが主義だと言って高価な指輪を渡そうとしたが、ナミは博奕打ちの指に光り物は禁物だと断った。そこにやってきた相星興業の古賀は社長の相星総之助に引き合わせた。花江のことをなかったことにする代わりに胴を取ってみないかと言われたが、ナミは賭場から賭場へのしがない渡り鳥だから自由でいたいと断った。だが花江が香港へ売り飛ばされる可能性があることがわかると考えさせてほしいと言って事務所を後にした。

屋台的映画館

青春の殺人者

  • posted at:2022-02-28
  • written by:砂月(すなつき)
せいしゅんのさつじんしゃ
今村プロダクション=綜映社=ATG
配給:日本アート・シアター・ギルド
製作年:1976年
公開日:1976年10月23日
監督:長谷川和彦
企画:多賀祥介
製作:今村昌平 大塚和
原作:中上健次
脚本:田村孟
撮影:鈴木達夫
照明:伴野功
美術:木村威夫
録音:久保田幸雄
編集:山地早智子
記録:浅附明子
助監督:石山昭信
製作担当:浅尾政行
音楽:ゴダイゴ
主題歌:「憩いのひととき」ゴダイゴ
出演:水谷豊 原田美枝子 市原悦子 内田良平 桃井かおり
アメリカンビスタ カラー 132分

成田空港の近くで父から任されたスナック・キャサリンを幼馴染の常世田ケイ子と切り盛りする斉木順。雨が降るある日、父が勝手に乗って行った車を取り戻すために電車とバスを乗り継いでタイヤ工場を営む実家を目指した。両親に会いたくない彼は事務所に忍び込んで鍵を持ち出したが、エンジンを掛けたところで見つかった。それはケイ子との別れ話をするために順を呼び出す罠だった。父はケイ子の身辺を興信所を使って調べ上げ生活環境が良くないことを知った。彼女の体に溺れてしまうことを恐れそうなる前に二人を引き離そうと考えたのだが、そもそもスナック経営を始めたときにケイ子を連れてきたのは父だった。別れなければ店を取り上げると言われた順はいつだってそうだと不満を口にした。

母が野菜を買って戻ってくると、順の右手に包丁が握られていた。そしてその先には息をしていない父が血まみれで倒れていた。ケイ子は左耳が聞こえなかった。中学生の頃にイチジクの実を盗んだことを順がケイ子の母親に告げ口し、殴られたことで障害を負った。順は理由を本人からそう聞いていたが、父はケイ子の母親が連れ込んだ男にレイプされたことを知って殴られたからだと言った。それを聞いて頭に血が上った順は台所にあった包丁でめった刺しにしたのだった。母は突然の出来事に驚いたが、警察に自首するという彼を引き留め、これは家庭の問題だから他人に口外すべきではないと言った。父が若い女と蒸発をしたことにすれば何事もなかったように二人で暮らせる。思わぬ形で自由を手に入れ重労働から解放された彼女はこう言った。漠然とこうなることを望んでいたのかも知れない、と。母は土地や建物を売りその金で誰もいないところで暮らそうと提案し、大学や大学院に通って時効が成立したらおとなしい人と結婚しなさいと言った。身近にいる人物で母が一番危険だと考えていたのはケイ子だった。彼女にそそのかされて順が自首するようなことになればそれまでの苦労は水泡に帰すことになるからだ。様々なことを考えているうちに彼が自分を置いてケイ子と逃げるのではないかと思い込んだ母は激しく責め立てた。そして順の頭に後ろからシーツを被せると包丁を振り下ろしたのだが、揉み合ううちにそれが腹に刺さり母は死んだ。夜が明けると順は車で実家を離れた。

屋台的映画館

GONIN

  • posted at:2022-02-25
  • written by:砂月(すなつき)
ごにん
ぶんか社=イメージ・ファクトリー・アイエム
配給:松竹
製作年:1995年
公開日:1995年9月23日
監督:石井隆
エグゼクティブプロデューサー:三浦寛二
製作総指揮:奥山和由
プロデューサー:新津岳人 本木克英
脚本:石井隆
撮影:佐々木原保志
撮影効果:奥山悟 上野隆治
照明:牛場賢二
音楽:安川午朗
美術:山崎輝
録音:北村峰晴
編集:川島章正
記録:松葉勢津子
スチール:中原一彦
衣裳:松本美奈子
メイク:山本佐奈恵
特殊メイク:原口智生
刺青:霞涼二
ガン・エフェクト:納富貴久男
擬斗:柴原孝典
助監督:石田和彦 横山浩幸
製作担当:宮川健治
挿入歌:「紅い花」ちあきなおみ
提供:Team Okuyama
製作協力:フロム・ファースト KANOX
出演:佐藤浩市 本木雅弘 根津甚八 椎名桔平 竹中直人
アメリカンビスタ カラー 109分

かつてはヤングエグゼクティブとマスコミにもてはやされたディスコ・バーズのオーナーの万代樹木彦だったが、バブルの崩壊で暴力団・大越組から多額の借金をしたことが原因で返済に苦しんでいた。ある夜、憂さ晴らしのために新宿のバッティングセンターへ行ったが、サラリーマン風の男・荻原昌平に絡まれた。突然振り下ろしてきた金属バットを交わして顔面をぶん殴ると、荻原は号泣し始めた。彼は会社をリストラされて街を彷徨っていたのだ。荻原のことが心配になった万代は彼を車に乗せると店に戻ったが、そこで待っていたのは大越組の若頭・久松茂と組員たちだった。お帰りくださいと頭を下げる万代に対し組員の野本は横柄な態度を取った。すると見兼ねた荻原がバットで応酬したが返り討ちに遭いノックアウトされた。野本は調子に乗って近くにいた女に声を掛けたが、それは美青年の三屋純一だった。体を触られることを嫌がる彼はナイフで一突きした。顔に傷をつけられた野本は懐から出した拳銃を三屋に向けるが、それを止めたのは大越組の若頭・久松茂だった。久松は組長が怒っているから明日顔を出せと万代に言うと何事もなかったように帰って行った。

三屋が店内にいた理由、それは万代に復讐をするためだった。傷害罪で刑務所に入っていた彼はそれが万代の密告によるものだと思い込んでいたのだ。三屋が5千万円を要求してくると、万代は運が良ければ1億円もの大金が絵に描いたように簡単に手に入ると言って計画に誘った。大越組の金庫に眠る札束を強奪する計画を企てる万代は元刑事の氷頭要を仲間に引き入れる予定で、もう一人腕の立つ人物が必要だと考えていたのだ。

翌日、万代は借金の返済の期日を延ばしてもらうために大越の事務所を訪れるが、それは室内に置いてある金庫の在り処を確かめるためだった。その夜、氷頭要を捜してスナック・ピンキーに行くと彼は店の用心棒として働いていた。氷頭は汚職事件でクビになったが、マスコミにネタを売ったのが万代だと思い込んでいたのだ。万代はそれが大越組によるものだと説明し、警察に届け出ることが出来ない金を強奪する計画を話した。だが氷頭は何も言わずに店の奥へ消えた。

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