忍者ブログ

べらんめえ芸者

  • posted at:2022-02-22
  • written by:砂月(すなつき)
べらんめえげいしゃ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1959年
公開日:1959年12月6日
監督:小石栄一
企画:原伸光
脚本:笠原良三 笠原和夫
撮影:西川庄衛
録音:廣上庄三
照明:吉田一一
美術:藤田博
音楽:米山正夫
編集:祖田冨美夫
助監督:佐伯孚治
進行主任:内田秀雄
主題歌:「べらんめえ芸者」美空ひばり
・・・:「柳橋しぐれ」美空ひばり
振付:花柳啓之
衣裳協力:帯とキモノ研究所
出演:美空ひばり 江原真二郎 小野透 清川虹子 志村喬
シネマスコープ カラー 86分

東京は下町。松乃家の売れっ子芸者の小春姐さんは生まれつき男勝りで曲ったことが大嫌い。昔気質の頑固者である大工の棟梁・政五郎の一人娘だが、似た者同士とあって時折ぶつかることもある。政五郎は腕は超一流だが気乗りがするまで仕事に着手しない。そんな性格が災いしてトラブルを起こしたり好条件の仕事を他人に取られたりしていた。そんな要領の悪い父親を見兼ねた小春は自分だって嫌な客の前でも笑顔でいなければならないと諭した。

国際建築博覧会に出品予定の設計図を巡って父親の平和建設社長・竹田熊吉と対立した大卒エリートの竹田健一は社長室を飛び出した。それと入れ替わりに入ってきたのは小春が贔屓にしている呉服屋・小松屋の紹介で仕事の依頼にきた政五郎だった。二人は昔の大工仲間であり、政五郎は懐かしんで親し気に声を掛けた。だが会社での威厳を守りたい竹田はそれを嫌い、部下の前で余所余所しい態度を取った。それが気に食わない政五郎はこんな会社など真っ平御免だと出て行った。

甘味処で健一と会った小春は、以前座敷で貸したタクシー代を性格上受け取らなかった。すると健一は二人で使っちゃおうと提案し、小春はそれならば普段行けないところに行きたいと言った。健一が向かった先はボウリング場で、初めての彼女を手解きしようと待ち構えていた。ところがストライクを連発したため舌を巻いたのだった。休憩中に世間話をした際、小春の父親が政五郎であることを知った健一は息を飲んだ。政五郎と父親が熊さん兄貴と呼び合う仲であることを知っていたからだ。博覧会に出品する模型を作るには腕の立つ大工が必要だったが、彼にとってこれ以上好都合なことはなかった。そこで手土産を持って弟子入りをお願いすると政五郎は上機嫌で引き受けた。ところが父親が熊吉であることがわかると今すぐに出て行けと怒鳴った。すると健一は、分からず屋の親父とケンカしてきたばかりで家出はこれで三度目だと笑い飛ばした。

屋台的映画館
PR

新 兵隊やくざ

  • posted at:2022-02-19
  • written by:砂月(すなつき)
しんへいたいやくざ
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1966年
公開日:1966年1月3日 併映「若親分喧嘩状」
監督:田中徳三
企画:久保寺生郎
原作:有馬頼義
脚本:舟橋和郎
撮影:中川好久
録音:三枝康徐
照明:伊藤幸夫
美術:下河原友雄
音楽:鏑木創
編集:中静達治
助監督:岡崎明
製作主任:渡辺俊策
出演:勝新太郎 田村高広 嵯峨美智子 成田三樹夫 北城寿太郎
シネマスコープ モノクロ 85分

大宮一等兵と有田上等兵は軍用トラックを奪い再び軍隊から命がけの脱出を図った。だが中国大陸はあまりにも広く、荒野のど真ん中でガス欠を起こしたことで身動きが取れなくなった。仕方なく二人は歩を進めたが、行けども行けども風景は全く変わらなかった。それはまるで同じ場所を何度も歩いているかのようだった。しばらくすると辺りで銃声が鳴り響き銃弾が足元を襲った。慌てて物陰に飛込み様子を窺うと攻撃を仕掛けてきたのは八路軍であることがわかった。隙を見て近くの民家に忍び込んだが、すぐに見つかり窮地に立った。そこに現れた八路軍の討伐に当たる日本軍に助けられ、二人は不本意ながらも軍隊に復帰することにした。有田は憲兵隊の目を誤魔化すには軍隊に潜り込むことも一つの手だと考えた。いわゆる灯台下暗しってやつだ。

鬼頭中尉率いる中隊は「隼」という異名を持つ鬼部隊で、討伐がないときは夜を日に継いで猛烈な訓練が行われ、上官たちは何かに取り憑かれたように兵隊たちをしごいた。そんな日々が馬鹿馬鹿しくなった二人は仮病を使って訓練を休むことにした。すると木崎軍曹がやってきてたるんでいるから病気になるんだと大宮を殴るが、ビクともしないため兵隊たちに代わりに殴らせた。それでも効いた様子が見えないため木崎が靴で殴ろうとすると、大宮は彼をぶん投げ掛かってきた兵隊たちを片っ端から叩きのめした。その結果、一個分隊全員が練兵休になるという前代未聞の事態となり、大宮たちは見回りにきた憲兵から逃れるために再び脱走した。

二人は現地の住民から衣服を奪い取ると貨車に忍び込み天津へ向かった。金がなければ腹も膨れない。そこで大宮は飯にありつくために一般人として軍隊に近づくことを考え出したのだ。彼はまずやる気のなさそうな万年一等兵の豊後に当たりをつけ、世間話をしながら近寄った。そこにやってきた部隊長に浪曲師として慰問したいと一節うなり、甚く気に入られて上官に話をつけて貰えることになった。作戦はまんまと成功し堀内大尉から許可をもらった浪花節語りと三味線なしの三味線弾きはうまい飯と酒をたらふく腹の中に詰め込んだ。だが彼らが軍に近づいた真の目的は倉庫に眠る物資を奪うことだった。

屋台的映画館

最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。

  • posted at:2022-02-16
  • written by:砂月(すなつき)
さいきんいもうとのようすがちょっとおかしいんだが
KADOKAWA=ポニーキャニオン
配給:KADOKAWA
製作年:2014年
公開日:2014年7月19日
監督:青山裕企 伊基公袁
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎
製作:安田猛 水口昌彦
企画:菊池剛
プロデューサー:大森氏勝 千綿英久 柴原祐一
ラインプロデューサー:本島章雄
原作:松沢まり
脚本:伊基公袁 港岳彦
撮影:今井裕二
照明:大町昌路
録音:高須賀健吾
美術:山下修侍
装飾:西渕浩祐
特殊造形:百武朋
ヘアメイク:及川奈緒美
編集:矢船陽介
VFXスーパーバイザー:三上英樹
音響効果:松浦大樹
キャスティング:楠間由野
助監督:石井純
制作担当:佐藤潤
音楽:ハジメタル
主題歌:「HOW’S IT GOING?」
挿入歌:「ナイトメール A%」DDE(誰でもエスパー)
製作プロダクション:角川大映スタジオ
制作プロダクション:ダブ
出演:橋本甜歌 小林ユウキチ 繭 矢野未夏 穐田和恵
アメリカンビスタ カラー 107分

母・香子の再婚で明坂から神前に苗字が替わり、新居で新しい家族と暮らすことになった高校1年生の美月。父親となる哲哉は香子の幼馴染で、その息子の夕哉が一つ年上の兄となった。それからすぐ香子は海外赴任する哲哉に同行したため神前家には美月と夕哉の二人きりで暮らすことに。新生活に馴染めない彼女にとって、学校から帰宅する足取りは重かった。どうしようかと考えてながら歩いていると、歩道橋の階段を上ったところで「いいじゃない、贅沢だわ」と声を掛けられた。驚いて見上げるとそこには黒髪の女性が立っていた。あんたに消えてもらうと言うが早いか彼女が蹴りを入れると美月は階段を転がり落ちて行った。

目覚めると美月は病院のベッドで寝ていた。夕哉の幼馴染で高校3年生の桐谷雪那が偶然通り掛かり救急車を呼んだことで事なきを得たのだ。つきっきりで看病していた夕哉が気を利かして窓を開けると強い風が吹き込んできた。するとそれを境に美月の態度が一変したのだった。今まで他人行儀だったのが急に馴れ馴れしくなり、抱きついてきたかと思えば大胆な行動に出た。そんな突飛な行動に夕哉が面食らっていると美月は突然気を失い、すぐに意識を取り戻すと今までの行動を恥じて泣き叫んだ。

退院して自宅に戻った美月は、病院での行動がまるで自分ではなかったように感じていた。部屋着に着替えようとしていたところで違和感を覚えた彼女がパンティーを脱ぐと、何故かTST(貞操帯)が取りつけられていたのだ。すると混乱する彼女の前にあの女性が現れた。彼女は寿日和という名の幽霊だった。歩道橋近くの交差点で事故に遭った日和が浮遊霊となってさまよっていると、いいカモがやってきたと美月に憑りついた。ところがいくら追い出しても美月が戻ってくるため作戦を変更し、未練を解消して成仏するまで一時的に体を借りることにしたのだ。美月の悲鳴を聞きつけて夕哉がやってくると、日和は美月の体に入り彼を誘惑した。するとTSTについたゲージのメーターがグングン上昇して行ったが、満タンになる寸前に美月が体を取り戻したため、日和は勢い良く放り出された。

屋台的映画館

兄貴の恋人

  • posted at:2022-02-13
  • written by:砂月(すなつき)
あにきのこいびと
東宝
配給:東宝
製作年:1968年
公開日:1968年9月7日 併映「北穂高絶唱」
監督:森谷司郎
製作:藤本真澄 大森幹彦
脚本:井手俊郎
撮影:斉藤孝雄
美術:村木忍
録音:吉岡昇
照明:小島正七
整音:下永尚
音楽:佐藤勝
主題歌:「雲の果てまで」加山雄三
監督助手:石田勝心
編集:岩下広一
合成:三瓶一信
現像:東洋現像所
製作担当者:森本朴
出演:加山雄三 内藤洋子 酒井和歌子 白川由美 江原達治
シネマスコープ カラー 84分

女子大生の北川節子は兄の鉄平を慕うあまり、いろいろと気になって身の回りの世話までするようになった。その日着けるネクタイの色まで選ぶような始末である。特に女性関係には敏感で、例えば鉄平が勤める米倉商事の野村和子とお茶を飲もうとすればちゃっかりと節子が同席した。そして隣のおばさんが見合い話を持ってこようものなら、なかったことにするのは御手の物だ。ある日、和子が会社を辞めることになり、その後釜として節子の親友の小畑久美が配属された。その夜、節子と久美が計画した和子への細やかな送別会が行われることになり、それを知った鉄平は世話になったお礼としてプレゼントのブローチを買った。いつものように同僚たちから麻雀に誘われたため断るつもりでいたが、これまで負けた分を取り返そうと短時間だけ参加することにした。ところが時間を忘れて熱くなり送別会をすっぽかしてしまった。そのことに気づき真っ直ぐ家に帰れない鉄平は行きつけのバーに立ち寄った。マダムの玲子と話していると、やがて後輩の水谷敏夫が現れた。鉄平は彼が妹に好意を寄せていることを知っており、酔いに任せてつき合うことを許可した。だが一度連れてきなさいよという玲子には未成年だからという理由で頑なに拒んだ。鉄平が家に帰ると節子は当然怒っていた。いつもはそんなことを気にしない鉄平だったが、和子が残念がっていたことがわかると素直に謝った。

山岸専務から新しい取引先を任された鉄平は身の引き締まる思いだった。早速、挨拶回りで松崎金属工業に出向いたが、片岡部長は彼を見るなり嫌な顔をした。前日の夜、麻雀店を出た鉄平が突然のにわか雨に遭い雨宿りをしていると、タクシーの前で酔っ払いが女性に絡んでいた。見兼ねた彼は間に割って入り女性を助け出したのだが、その酔っ払いが片岡であり女性は秘書の西田京子だった。相手のことを覚えていない鉄平は何故相手が不機嫌なのかわからなかった。その夜、彼は同僚の大森史郎を連れて和子が働く川崎のスナック・ピーコックに行った。和子が会社を辞めたのは忙しい叔父を手伝うためだったが、レジだけという約束だったのに接客まで任されたことに御立腹だった。鉄平は送別会をすっぽかしたことを謝り、うっかりしてプレゼントを持ってくるのを忘れたと言った。すると和子はうれしいわと笑顔を見せたが、それと同時によく物忘れをする鉄平の傍に私がいなくて大丈夫なのかしらと思った。

屋台的映画館

銀蝶渡り鳥

  • posted at:2022-02-10
  • written by:砂月(すなつき)
ぎんちょうわたりどり
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年4月1日 併映「望郷子守歌」
監督:山口和彦
企画:吉峰甲子夫
脚本:松本功 山口和彦
撮影:仲沢半次郎
録音:井上賢三
照明:元持秀雄
美術:北川弘
編集:長沢嘉樹
助監督:小平裕
記録:勝原繁子
擬斗:日尾孝司
スチール:藤井善男
進行主任:松本可則
装置:根上徳一
装飾:田島俊英
美粧:井上守
美容:宮島孝子
衣裳:宮下貞子
演技事務:石原啓二
現像:東映化学
音楽:津島利章
主題歌:「銀蝶渡り鳥」梶芽衣子
・・・:「銀蝶ブルース」梶芽衣子
挿入歌:「かもめ町みなと町」五木ひろし
出演:梶芽衣子 渡瀬恒彦 小山明子 南原宏治 五木ひろし
シネマスコープ カラー 87分

新橋の不良グループ「緋桜会」の女番長・樋口ナミはメンバーとともに本庄組の幹部・矢島満を待ち伏せしていた。前の日に二人がシマ荒らしだとリンチされたことへの仕返しだった。レストランから出てきたところを襲撃し計画は成功した。腹にナイフが突き刺さった矢島は倒れ込むが、叫びながら傍に駆け寄ったのは舎弟ではなく妻の小枝子だった。親子水入らずで食事にきていた矢島を刺殺したことを後悔したナミはその場に留まりおとなしく逮捕された。彼女は栃木刑務所に収監されることになったが、後に小枝子が罪を少しでも軽くして欲しいと嘆願したため刑期が短くなった。収監から三年後、出所したナミは父の昔の仲間で今は銀座でビリヤード店をしている原田を訪ねた。彼なら小枝子の居場所がわかると考えたからだ。小枝子はシルキーという店のマダムをしていたが、半年前に潰れて今はブロンコというクラブでホステスをしているのだという。原田はビリヤード店に居合わせた手配師の東隆次に案内させた。銀座では新興暴力団の大和田興業が威勢を振るっていたが、小枝子の店はその大和田に狙われて借金の形に店の権利書を取られたのだ。小枝子が体を悪くして仕事を休んでいることをホステス仲間から聞いたナミは隆次からアパートの住所を教えてもらうと六本木にある清風荘を訪ねるが、結局声を掛けることが出来ずに引き返した。

腎臓を悪くした小枝子は働くどころか歩くことさえままならなくなっていた。彼女を不憫に思ったナミは隆次の紹介でブロンコのホステスとして働くことにした。彼女がまず手をつけたのはホステスたちが負担する客のツケの回収だった。工事現場に出向いたナミは土木会社社長の賀山に直接掛け合うが相手にされなかった。そこで強硬手段に出た彼女はツケの形としてトラックを差し押さえたのだった。苦労して手に入れた50万円は博奕にはまる古株ホステスの京子のもとへ届けられ、やがて大和田興業が開く賭場で消える運命が待っていた。だが彼女に付き添っていたナミがイカサマを見抜き儲けた金を全て京子に渡した。ナミはツケを次々と回収しブロンコのママ・佳代から高く評価された。そして給料が出ると隆次を喫茶店に呼び出し、小枝子に渡して欲しいと封筒を預けた。隆次はその理由を知りたがったが、ナミは頑なに話そうとしなかった。

屋台的映画館

プロフィール

HN:
砂月(すなつき)
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

P R

 

フリーエリア