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タイム・アバンチュール 絶頂5秒前

  • posted at:2016-05-09
  • written by:砂月(すなつき)
たいむあばんちゅーるぜっちょうごびょうまえ
にっかつ
配給:にっかつ
製作年:1986年
公開日:1986年12月20日 併映「ベッド・イン」
監督:滝田洋二郎
プロデューサー:沖野晴久
企画:作田貴志 吉田格
脚本:高木功
音楽:藤野浩一
撮影:志賀葉一
照明:田島武志
録音:佐藤富士夫
美術:川船夏夫
編集:山田真司
選曲:細井正次
効果:東洋音響
助監督:石田和彦
製作担当:田中亨
製作進行:近藤伸一
プロデューサー補:両沢和幸
出演:田中こずえ 杉田かおり 若菜忍 木築沙絵子 野上祐二
アメリカンビスタ カラー 76分

1986年、冬。東京のオフィス街で働く田中悦子は、憧れの上司・小宮からプロポーズの言葉とともに給料3か月分といわれる指輪を受け取った。ベッドインした二人だったが、突然部屋のラジオにスイッチが入り臨時ニュースが流れ出した。「只今入りました情報によりますと、今夜9時45分頃、渋谷区月見ヶ丘3丁目に住む商事会社OL・田中悦子さんがまたもや失恋しました」。顔を見合わせる悦子と小宮。彼女が内容を確かめようとスピーカーに耳を近づけたその時、目覚まし時計がけたたましく鳴った。現実に戻された悦子は、またいつものように出勤の支度を始めた。

少しでも小宮と一緒の時間を作りたい悦子は、わざと時間稼ぎをして残業することにしたのだが、彼女のことを部下としか思っていない小宮は用事があると言ってさっさと部屋を出て行ってしまった。することがなくなった悦子も退社することにしたのだが、経理課から聞こえる物音が気になり室内を覗くと・・・。小宮と悦子の同僚で親友の田島直子が抱き合っていたのだ。ショックを受け自宅に戻った悦子が留守番電話の再生スイッチを押すと、好きな人と今夜二人で旅に出るのだという直子からのメッセージが入っていた。早く恋人を見つけるように言われた彼女は、大きなお世話だと愛猫のマイケルに愚痴るとラジオにスイッチを入れ、周波数は2001kHzに合わせると自慰に耽った。ラジオから流れる音楽が盛り上がりを見せるに連れ彼女の体も紅潮し絶頂に上り詰めて行った。

様子がおかしいことに気付き目を開けると悦子は病院の廊下にいた。彼女は遺体を運ぶストレッチャー・カーに乗っていたのだ。病死した遺体の上に寝ていたことに驚き、さらに自分が裸であることに驚いた悦子は、そばにいたマイケルを抱き寄せると遺体に掛かったシーツを引っ掴んで運転手に気付かれないように飛び降りたのだった。シーツを体に巻き付けた彼女が建物の外に出ると街は見たことのない風景に変貌していた。寒風が運んできた新聞紙が足に絡みそれを拾い上げると、一面には西川きよし総理大臣とクリント・イーストウッド大統領が日米首脳会談を行った記事が。発行日が2001年12月30日と書いてあることに目を疑いスポーツ欄を見ると、西武ライオンズの清原和博選手が通算800号ホームランを打ったという記事が載っていた。混乱する悦子は屋台街でアコーディオンを弾く男に今いる場所を尋ねると、そこは新宿の歌舞伎町で高層ビル群は第二次関東大震災で全滅したという。そこに現れた甲冑姿の暴走族は、悦子の姿を認めると追い回し始めたのだった。どこまでもしつこく追いかけるバイクを駐車中のポンコツ車に身を潜めてやり過ごした悦子は、乗り込んで来た男に助けを求めた。車のオーナーは岡野という名の探偵だった。

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タッチ 背番号のないエース

  • posted at:2015-08-13
  • written by:砂月(すなつき)
たっちせばんごうのないえーす
東宝=フジテレビジョン=旭通信社
配給:東宝
製作年:1986年
公開日:1986年4月12日 併映「テイク・イット・イージー」
監督:杉井ギサブロー
製作:大橋雄吉 日枝久 太田一郎
企画:角谷優 関谷猪三男
原作:あだち充
脚本:原田遊人 並木敏 杉井ギサブロー
アニメーション監督:前田庸生
作画監督:前田実 遊佐和重
美術:金村勝義
絵コンテ:永丘昭典 池田はやと
音楽:芹澤廣明
主題歌:「背番号のないエース」ラフ&レディ
・・・:「ガラスのティーンエイジ」ラフ&レディ
プロデューサー:藤原正道 岡正 片岡義朗
制作プロデューサー:対木重次
音響監督:藤山房延
制作:グループ・タック 田代敦巳
声の出演:三ツ矢雄二 難波圭一 日高のり子 林家こぶ平 銀河万丈
アメリカンビスタ カラー 93分

明青学園の中等部時代に帰宅部だった上杉達也は、高等部に進学したことを機に部活を始めようと考えていた。だが双子の弟の和也や幼馴染の浅倉南と違い、特に目標のない彼にとってそれは難しい決断だった。校内をブラブラするそんな達也に声をかけたのは、野球部部長で教師の児島悠子だった。中等部時代から素晴らしい運動神経に注目していたと聞いて驚く達也に、悠子は体育祭での短距離走でいつもトップだったことを例に挙げ、何故野球をやらないのかと尋ねた。そして和也がやってますからと答えると、今度は野球が嫌いかと尋ねた。嫌いじゃないけどと戸惑う達也にきっといい選手になると思うけどなと囁き、まだクラブを決めていないなら待っているからいつでもいらっしゃいと言った。その夜、和也に野球部に入るのを決めたのかと聞かれた達也だったが、まだ決めかねていた。幼い頃に達也から野球を教えてもらったこと、そしてまた一緒に野球が出来るのになと呟いた和也の言葉が達也の心を動かしたのだった。翌日の放課後、部室に向かった達也がドアを開けようとしたところ、室内から南がマネージャーとして入部するという話が聞こえ、ショックを受けた彼はその場を立ち去った。幼い頃からの南の夢。彼女を甲子園に連れて行くという夢を叶えるために和也は野球に取り組み、中等部時代からエースとして君臨した。三人は子供の頃から常に一緒だったが、達也はいつしかその中の一人が女であることを意識した。そのことから彼は二人から一歩引き、和也と南を見守ることにしたのだ。校舎の屋上で考え事をしていた達也のもとに巨漢の同級生・原田正平がやってくると、ノートと鉛筆を渡しクラスと名前を書けと言った。早くしろと急かされ従った結果、達也は知らぬ間にボクシング部に入部していた。

ある晩、勉強部屋を訪ねた南はボクシング部の練習で帰宅が遅くなっている達也を心配した。和也は本人がやる気になっているみたいだと言ったが、彼女は達也が遠くへ行ってしまったような気がしていた。本当にボクシングをやりたくてやっているのかなあと南が疑問を口にすると和也も頷いた。野球部の練習が休みになった和也は達也を河川敷へ呼び出し、南は兄貴のことを好きなんじゃないかと言った。達也の心の中には、幼い頃に彼女が言った何気ない言葉がしこりとなって残り、和也のために南と野球から遠ざかるようになったのだ。それを聞いた達也は、誰が見たって南とお前が並んでいるのが自然だと言った。兄貴はどう思うのと尋ねられると、一瞬動揺したもののそれが自然だと答えた。

達也が出場する試合の日程が決まったが南には伝えていなかった。どうして教えてくれなかったのと怒る南に、達也はただの練習試合だからなと答えた。「応援に行かなくてもいいの?」と心配する彼女に達也はそっけなくいいよと言った。その日は明青野球部の地方予選第一回戦と同じ日だった。

屋台的映画館

タオの月

  • posted at:2005-08-04
  • written by:砂月(すなつき)
たおのつき
バンダイビジュアル
配給:松竹=松竹富士
製作年:1997年
公開日:1997年11月29日
監督:雨宮慶太
製作:渡辺繁
プロデューサー:久保聡 田口聖
脚本:田中徹 松本肇 雨宮慶太
撮影:木所寛
音楽:Buddy-ZOO 太田浩一 木下伸司
美術:井口昭彦
照明:保坂芳美
装置:島崎忠一 遠藤慶明
装飾:浜村幸一
操演:根岸泉
アクションコーディネーター:阿部光男
殺陣:東郷秀信
キャラクターデザイン:雨宮慶太 
コスチュームデザイン:寺田克也
録音:杉山篤
編集:普嶋信一
製作協力:クラウド
出演:永島敏行 阿部寛 吉野紗香 森山祐子 榎木孝明
アメリカンビスタ カラー 96分

戦国の世、浅見忠興の屋敷に集まってきたかつての剣の達人・疾風と軍師・酔狂は奇妙な刀の話を聞いた。その刀は忠興の家臣が野伏りから奪い取ったものだが、見たことのない金属で作られ手応えを感じずに岩を一刀両断にできるほどの切れ味を持っていた。更に刃こぼれした部分は自ら再生するという不思議な力を持っていた。もしこの金属を手に入れば後の合戦が有利になることは間違いなかった。そこで忠興は二人に一刻も早く刀の出自を探るよう命じた。夜更けに出立した二人は、近頃たちの悪い野伏りが領内の里を襲っているという噂がある宝剣山に向かった。

疾風と酔狂が満月の下で野宿している頃、宝剣山の麓で暮らす少女・れんげは家の中に差し込む強烈な光で目を覚ました。驚いた彼女が家を飛び出してその方向へ走って行くと、空からは奇妙な姿をした二人の者が降り立ち、既に地上にいた者と何かを巡って争い始めた。れんげはしばらく物陰から様子を窺っていたが、傷ついてその場に残された一人が心配になり近づいた。するとその者はれんげの腕を掴んで彼女の中に意識を送り込んだのだった。クズトはここより遠いところからマカラガを追って地球にやってきた。マカラガとは決して使ってはならないもので、今その封印が解かれようとしていた。「もし仲間の一人が生きていたなら、これを渡してくれ。もしマカラガの封印が解かれたそのときは、おまえが・・・」。そう言ってクズトはタオと呼ばれる鈴をれんげに託すと息を引き取った。クズトの体は光とともに消え、れんげの右手の甲には紋章が刻まれていた。

夜が明けるとれんげは昨夜のことを思い出しながらタオを鳴らした。すると傷ついた二人の者がその音を感じた。一方、領内を荒らし回る野伏りたちが持つ剣がそれに共鳴し始め、男の一人はその反動で落馬した。その際、野伏りたちは小屋を見つけ、そこに住むれんげを頭領への土産として拉致しようした。少女が抵抗する声を聞きつけた疾風と酔狂は一味が持つ刀が目当ての物か確かめるために加勢することにした。逸る疾風を制した酔狂は野伏りの前に進み出ると娘を離して欲しいと申し出た。だが相手が聞き耳を持たないことから強硬手段に出た。背負う大きな筆で術を操り倒木を飛ばすと、野伏りの一人がそれを真っ二つに叩き斬ったのだ。その様子を見て確信した疾風は助太刀し、男たちを次々と斬り捨ててついに刀を手に入れた。だが代わりに野伏りの本拠を知る手がかりを失った。

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大怪獣ガメラ

  • posted at:2005-05-31
  • written by:砂月(すなつき)
だいかいじゅうがめら
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1965年
公開日:1965年11月27日 併映「新・鞍馬天狗 五條坂の決闘」
監督:湯浅憲明
脚本:高橋二三
企画:斉藤米二郎
撮影:宗川信夫
音楽:山内正
美術:井上章
録音:渡辺利一
照明:伊藤幸夫
編集:中静達治
助監督:阿部志馬
製作主任:上嶋博明
特殊撮影:築地米三郎
特殊美術:井上章
合成:藤井和文
照明:石坂守
助監督:石田潔
製作主任:川村清
出演:船越英二 姿美千子 霧立はるみ 山下洵一郎 北原義郎
シネマスコープ モノクロ 78分

東京大学動物学教授の日高博士を中心に編制された調査隊は、アトランティス大陸の謎を解明するために調査船ちどり丸で北極のエスキモー集落を訪れていた。彼らは上空を旋回する国籍不明機を目撃し、ちどり丸はアメリカ軍に通報した。国籍不明機は特殊な塗料を塗布していたため、アメリカ軍のレーダーは機体をキャッチできなかったのだ。司令官は北極海を哨戒中の戦略航空隊パイロットを呼び出し、不明機の基地への誘導と抵抗の際の撃墜を命じた。追跡を開始した二機の戦闘機は四つの機体を発見し警告を発したが、そのうちの一機がミサイル発射してきたため、パイロットもやむを得ず反撃した。ミサイルは国籍不明機に命中したが、墜落地点からは巨大なキノコ雲が立ち上った。飛行機には原子爆弾が搭載されていたのだ。その衝撃で北極の氷の一部が砕け始め、地下に眠り続けていた巨大な生物が姿を現した。 日高はアトランティス大陸に変わった亀がいたという伝説を聞いたことがあった。そこでエスキモーの酋長にこのことを尋ねてみたが、彼は重い口を開こうとはしなかった。戦争勃発の危機が迫る状況を鑑みた日高は調査を打ち切ってちどり丸に戻ろうとするが、酋長は呼び止めると亀が描かれた両手大の石を渡した。それは祖先から伝わる伝説の石だった。彼らはその亀を悪魔の使者・ガメラと呼んでいた。「S.O.S 巨大ナ亀現ワル 全長約60メートル」。ちどり丸からの最後の通信を受け取ったアメリカ軍基地は偵察機を出動させたが、沈没箇所にはちどり丸も亀の姿もなかった。

北極海に現れた怪獣のニュースは全世界に報じられた。そして今度は世界各地で空飛ぶ円盤が目撃情報が報じられ、日本でも新潟で確認されていた。翌日、北海道の襟裳岬に現れたガメラは陸地に近づくと灯台を破壊した。灯台には亀好きの小学生・俊夫がガメラ見たさに上っていたが、不思議なことに落下する俊夫の命を助けたのもガメラだった。 ニューヨークから帰国した日高たちは空港でガメラが現れたことを聞き驚いた。大量の放射能を浴びた生物が生き延びることは到底考えられないからだ。そこで北海道大学の村沢博士と連絡をとり現地に向かうことにした。陸上自衛隊第七師団司令部に招かれた日高は、ガメラが灯台を破壊した後に海中を通って地熱発電所に向かっていることを伝えられた。地熱発電所は千島火山帯の熱エネルギーを使用していることから、司令官はその熱で退治してみてはどうかと提案した。発電所の最高出力が35万キロワットだと聞いた日高は、あるいは可能かも知れないとつぶやいた。司令官は日高の考えに同調しガメラに対して高圧電流を浴びせたが、それはむしろ逆効果だった。凶暴化したガメラは自衛隊の攻撃を物ともせずに発電所内の施設を破壊していった。

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