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宇宙からのメッセージ 銀河大戦

  • posted at:2021-07-31
  • written by:砂月(すなつき)
うちゅうからのめっせーじぎんがたいせん
東映
配給:東映
製作年:1978年
公開日:1978年7月22日 併映「長靴をはいた猫」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「スパイダーマン」「キャンディ・キャンディの夏休み」
監督:山田稔
製作:七條敬三 伊藤彰将 篠塚正秀
原作:石森章太郎
脚本:伊上勝
撮影:塩見作治
照明:若木得二
録音:坂本浩一
音楽:菊池俊輔
編集:荒木健夫
美術:高橋章
助監督:河村満和
記録:黒川京子
装置:吉岡茂一
装飾:白石義明
美粧結髪:東和美粧
衣裳:岩逧保
特撮スタッフ・操演:鈴木昶
特撮スタッフ・撮影:高梨曻
特撮スタッフ・美術:大沢哲三
特撮スタッフ・照明:日出明義
特撮スタッフ・製作:中村義幸
擬斗:菅原俊夫
視覚効果:中野稔
スチール:中山健司
演技事務:森村英次
進行:山本吉応
主題歌:「勇者よ銀河を渡れ」佐々木いさお
特撮監督:矢島信男
出演:真田広之 織田あきら 秋谷陽子 藤山律子 西田良
アメリカンビスタ カラー 21分

宇宙歴70年。地球から遠く離れた第15太陽系第3惑星ベルダは銀河の悪魔・ガバナス帝国によって支配されていた。ベルダの監視を行うイーガー副長は反乱軍の動きを察知すると兵士とともに出動し殲滅を試みるが、全ての生死を確認せずに立ち去ったことが誤算を招くことになった。生き残ったカミジは謎の美女・ソフィアに導かれて地球を目指すことになり、警戒網を潜り抜けて貨物宇宙船を発進させた。彼の目的は地球でガバナスの非道を訴え援軍を要請することにあった。イーガーの報告によりそのことを知った兄のコーガー団長はすぐに手を打った。巨大戦艦グラン・ガバナスで追跡を行うイーガーはガバナス戦闘機シュート・ガバナスの編隊を組織し貨物宇宙船の撃墜を目論むが、宇宙艇リアベ号と2機の宇宙戦闘機によって阻まれた。コメット・ファイヤーにはゲン・ハヤトが、ギャラクシー・ランナーにはリュウが搭乗していた。

第1惑星シータに不時着した貨物宇宙船にはカミジの他に親を皆殺しにされた子供たちが乗っていた。腹を空かす子供たちのために食料の調達に出掛けたカミジは出会った老婆と果物や肉などを貰う約束をしたが、しびれ薬を混入させた酒を振る舞われ体の自由を奪われた。老婆の正体はガバナス忍団のクノーイだった。忍法顔移しでカミジの顔を手に入れたクノーイは、ガバナスに抵抗するハヤトとその仲間をおびき寄せる作戦に出た。

貨物宇宙船の行方を捜していたハヤトたちはようやくその姿を見つけ出すことが出来た。子供たちを保護しカミジとも合流するが、ガバナス忍士・ヒビトの容赦ない攻撃によって妨害された。負傷したカミジの手当てに向かったバルーは罠にはまり、正体を現したクノーイとイーガーに捕らえられた。バルーを囮としてハヤトを待つイーガーたちだったが、彼らの前に現れたのは宇宙忍者「まぼろし」と「流れ星」だった。二人の活躍によってバルーは救出され、ヒビトは爆死した。

屋台的映画館
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男はつらいよ 花も嵐も寅次郎

  • posted at:2021-07-28
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよはなもあらしもとらじろう
松竹
配給:松竹
製作年:1982年
公開日:1982年12月28日 併映「次郎長青春篇 つっぱり清水港」
監督:山田洋次
製作:島津清 佐生哲雄
企画:小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:鈴木功
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
進行:玉生久宗
製作主任:峰順一
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
撮影機材:パナビジョン
協力:柴又 神明会 大分県
出演:渥美清 倍賞千恵子 田中裕子 下條正巳 三崎千恵子
アメリカンビスタ カラー 106分

まだ暑さが残る秋の彼岸のある日、さくらが御前様からもらった松茸を抱えてとらやを訪ねた。松茸御飯におすまし、土瓶蒸しといろいろな料理の名が思い浮かぶ中、寅さんが帰ってくるといいねとつねがつぶやいた。せっかくの松茸料理を皆で食べることが出来るのに。どうしているのかしらとさくらが思い巡らせていると、お向かいの江戸屋から派手な服を着た女性が出てきた。彼女は桃枝というそこの娘で、夫の会社が景気良くどうやらハワイ旅行で買ってきた土産を実家に届けにきたらしい。久しぶりに帰ってきた寅次郎は路上で鉢合わせした彼女を幼馴染のよしみで口説こうとしたのだが、迎えにきた夫が桃枝を連れて行くと悪態をついた。その様子を店の中から見ていた竜造は頭を抱えた。夕食の時間になり二階から寅次郎が下りてきたが彼の機嫌は悪いままだった。更に寅次郎が松茸の炊き込みご飯に難癖をつけたことで怒りが爆発し、大ゲンカの末に寅次郎は出て行った。

大分・湯平温泉を旅する寅次郎は馴染みの旅館・湯平荘を訪ねた。旅館の主人の牟田勝三とは古いつき合いで、風呂から上がると酒を酌み交わして盛り上がっていたが、そこへ先に泊まっていた青年が声を掛けてきた。彼は三郎といい、30年以上前にこの旅館で女中として働いていたお文の息子だった。彼女は先月の初めに病死したが、生前に湯平での話を良くしていたため生まれ故郷の杵築にお骨を納める前にこの地を一目見せてあげようとしたのだった。それを聞いた寅次郎が正式に供養してやったらどうかと提案すると牟田は二つ返事で同意した。

杵築の養徳寺に納骨を済ませた三郎は車を運転して東京に帰ろうとしていたが、その途中で小川螢子を偶然見かけた。東京のデパートに勤める彼女は、売り場は違うが仲の良いゆかりと大分旅行にきていた。湯平温泉で旅館を決め兼ねていたところ、ゆかりが男前の三郎の姿を見て即決したことが出会いのきっかけだった。三郎は悲しみを紛らわすために観光をしようと決めるが、そこには二人の他に寅次郎もいた。動物公園や遊園地で時間を忘れて楽しく過ごすうちにやがて別れがやってきた。ホーバーフェリーに乗り込む螢子に三郎は「ボクとつき合ってくれませんか」と唐突に告白するが、心の準備が出来ていない彼女は戸惑った。その様子を傍から見ていた寅次郎は笑い飛ばし、雰囲気を出してもう一度逢いたいと言えばよかったのにとアドバイスした。それを聞いて納得した三郎は、東京まで連れて行く代わりに恋の指南をして欲しいと願い出たのだった。

屋台的映画館

狙撃

  • posted at:2021-07-25
  • written by:砂月(すなつき)
そげき
東宝
配給:東宝
製作年:1968年
公開日:1968年11月23日 併映「野獣暁に死す」
監督:堀川弘通
製作:貝山知弘
脚本:永原秀一
撮影:長谷川清
美術:村木忍
録音:増尾鼎
照明:平野清久
音楽:真鍋理一郎
整音:下永尚
監督助手:吉松安弘
編集:黒岩義民
合成:三瓶一信
現像:東京現像所
製作担当者:江口英彦
振付:竹邑類
技斗:岩本弘司
出演:加山雄三 浅丘ルリ子 森雅之 小沢昭一 岸田森
シネマスコープ カラー 86分

まだ明けやらぬ東京の街。ビルの屋上に陣取る男は腕時計に目をやるとタバコに火を点け、煙で風向きを見た。ライフルに弾を込めるとやがて無線機に連絡が入った。松下徹、三十歳。彼の標的は出発したばかりの新幹線ひかり号の前から七両目、一等車最後列に座る男だった。同じ一等車の最前列の男が帽子を被っていれば計画は予定通り決行、そうでなければ中止となる。了解と答えるとライフルを構えひかり号がくるのを静かに待った。そしてゆっくりと走る車両が見えるとまず最前列の男を確認し、彼が帽子を被っていたことから松下は最降列の男を狙撃した。計画は成功し指定場所のコインロッカーから報酬を受け取ると足早にその場を去った。

数日後、練習を行う射撃場で松下は撮影の仕事できていたファッションモデルの小高章子と知り合った。背景にして写真を撮りたいという依頼を無下に断り、後に申し訳なく思った松下は章子を車で自宅まで送ることにした。その車中で暗殺に関するラジオのニュースが流れると、彼女はその犯人が孤独できっと撃つときは怖くてブルブルと震えたに違いないと言った。マンションまで送り届けてくれたお礼に章子は松下を部屋に通した。章子の趣味は蝶のコレクションで標本がそこら中に置かれていた。その中でも一番のお気に入りはニューギニアなどに生息する「Ornithopter priamus pronomus」というトリバネチョウの一種だった。章子は標本を見る度にまだ見ぬその地で悠々と飛ぶ姿を想像するのだ。章子はベッドに誘うが松下はそれを断り、君のせいじゃないと言って部屋を出た。

松下に舞い込んできたのは金塊の密輸に拘る仕事だった。アメリカ軍基地の傍で銃砲店を開く学生時代からの友人の深沢を訪ねた松下はひかり号での狙撃に使用した銃を返却した。鑑識の目を欺くために深沢は一度使った銃を二度と使わないように心掛けているのだ。松下から次の仕事に関する情報を聞いた深沢はその条件に適した銃を選び出した。手渡したのはベトナム戦争で兵士が持ち帰ってきたソ連製のAK-47だった。アメリカ製の赤外線スコープが装着されていることから、仮に薄暗い場所で複数を相手にしたとしても松下なら使いこなせると深沢は信じていた。

屋台的映画館

野獣死すべし(1980年)

  • posted at:2021-07-22
  • written by:砂月(すなつき)
やじゅうしすべし
角川春樹事務所=東映
配給:東映
製作年:1980年
公開日:1980年10月4日 併映「ニッポン警視庁の恥といわれた二人 刑事珍道中」
監督:村川透
製作:角川春樹
プロデューサー:黒澤満 紫垣達郎
原作:大藪春彦
脚本:丸山昇一
撮影:仙元誠三
照明:渡辺三雄
録音:福島信雅
美術:今村力
編集:田中修
音楽:たかしまあきひこ
音楽監督:鈴木清司
演奏:東京交響楽団
指揮:村川千秋
ピアノ:花房晴美
助監督:小池要之助
色彩計測:川口徹也
効果:坂井三郎
記録:今村治子
製作担当者:青木勝彦 山本勉
テクニカルアドバイザー:トビー門口
擬斗:松尾悟
フラメンコ指導:小松原庸子
衣裳:第一衣裳
美粧:入江美粧
録音:にっかつスタジオセンター
装置装飾:東映美術
現像:東映化学
出演:松田優作 小林麻美 根岸季衣 風間杜夫 岩城滉一
アメリカンビスタ カラー 119分

雨が絶え間なく降る夜、警視庁捜査一課の岡田良雄警部補が刺殺され拳銃が奪われた。その4時間後、秘密賭博場が襲われ売上金3千万円が奪われた。その際、暴力団員3人が射殺された。警視庁は警察官数千人を導入して犯人を追ったが手掛かりが掴めなかった。唯一の遺留品である拳銃に犯人の物と思われる指紋が残されていたが該当者はなかった。一連の犯行に及んだのはかつて通信社のカメラマンとして戦場を渡り歩いた類稀なる頭脳と冷酷無比な性格を併せ持った伊達邦彦だった。次の標的を東洋銀行日本橋支店に定めた伊達は警備態勢を調べるために銀座ジュエルの店員を利用することにした。100万円クラスのダイヤの指輪を気に入ればキャッシュで買いたいと言うと、永友は喜んで閉店間際の銀行に向かった。カウンター近くにその姿が見えると伊達は強盗がいると行員に通報し、警備員によって男が取り押さえられる様子を陰から観察した。そして警官が到着するまでの時間を計ったが、事を成し遂げるにはもう一人の力が必要なことがわかった。相棒を求めて街を彷徨うが、その姿に気づいたのは岡田の後輩に当たる柏木秀行刑事だった。

大学の同窓会に出席した伊達は、同級生の東条と揉め事を起こしたウエイターの真田徹夫のことが気になり彼が住み込むバーを調べ上げた。最初は衝突する二人だったが、話をするうちにお互いの考えが理解し合えるようになった。銀行襲撃の計画を伝えた伊達はまず犯行に使うサイレンサーつきのコルトを密売人の遠藤からを手に入れるが、銃の性能と真田の彼への忠誠を確かめるためにそれを使って遠藤を射殺させた。それが成功すると計画はいよいよ実行に移り、伊豆の山に借りた貸別荘で合宿を行うことになった。伊達は真田に銃の扱い方を徹底的に叩き込み、ようやく様になってくると次の段階へ進んだ。本番で重要になるのは「動く標的」の始末だが、伊達がその練習台として選んだのは真田が連れてきた恋人の原雪絵だった。以前から彼が別れたがっており、一度は手に掛けたが思い切れなかったことも伊達は知っていたのだ。苦しみながらも雪絵を射殺したことで真田を野獣として生きて行く道へと導いた伊達は具体的な計画を進めて行った。

週末の日本橋支店には約4億円といわれる二つのデパートの売上金が午後2時40分までに地下の金庫室に運び込まれることになっている。出納係が手分けをして金額をチェックするが、必要なのは売上金全額ではなくその中の2億円分の1万円札だけだった。二人は閉店前を狙って銀行襲撃を決行するが、客の中に伊達に思いを寄せる華田令子の姿があった。

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男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋

  • posted at:2021-07-19
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとらじろうあじさいのこい
松竹
配給:松竹
製作年:1982年
公開日:1982年8月7日 併映「えきすとら」
監督:山田洋次
製作:島津清 佐生哲雄
企画:小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:鈴木功
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
衣裳:松竹衣裳
アニメーション:白組
現像:東京現像所
進行:玉生久宗
製作主任:峰順一
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
撮影機材:パナビジョン
協力:柴又 神明会 株式会社リコー 河井寛次郎記念館
出演:渥美清 倍賞千恵子 いしだあゆみ 下條正巳 三崎千恵子
アメリカンビスタ カラー 110分

新緑が眩しくなり始めた頃、とらやに一通の絵葉書が届いた。それは信州を旅する車寅次郎からだったが、明らかに筆跡が違った。誰かが名前を騙ったとは考えづらく、きっと誰かが書いてくれたんだろうと皆納得した。これから京都の葵祭に行くと手紙に書いてあったことから、当分は帰ってこないんだろうねえとつねは寂しそうにつぶやいた。

下鴨神社で接着剤の啖呵売をする寅次郎だったが、その日の売上はさっぱりだった。店じまいをし帰ろうとしていると鴨川のほとりで困っている着物姿の老人と出会った。どうやら下駄の鼻緒が切れたらしく、手拭いを裂いて手際よく直すと近くの茶屋へ連れて行った。話を聞くうちにその老人が陶芸家であることがわかったが、寅次郎は深く聞かずに金を払って店を出た。だがどうしても親切にしてもらったお礼をしたいと引き留められ食事に招待されたのだが、寅次郎が連れて行かれたのは足がすくむような高級料亭だった。

老人の正体は人間国宝の陶芸家・加納作次郎だった。彼は作品に対する情熱を得々として語ったが、興味のない寅次郎は酔いが回ったのも手伝って寝入ってしまった。翌朝、目を覚ましたのは加納の屋敷だった。軽く挨拶をして商売先に向かう寅次郎だったが、仕事を終えて旅館に戻ると前の日のことを思い返した。翌日、彼は会津桐の下駄を持って加納の屋敷を訪ねた。一足は加納へのお礼に、そしてもう一足はお手伝いとして働くかがりという女性へのプレゼントだった。五年前に夫を病気で亡くし、娘を実家の母親に預けて働いていることを知った寅次郎は不憫に思うが、それと同時に恋心が生まれた。それから数日後、独り立ちした加納の弟子の蒲原が訪ねてきた。個展を成功させるなど順調な歩みを続けている彼はいい土を手に入れるために東京から美濃へ仕事場を移すことにしたが、それには理由があった。陶芸の勉強にきていた女性と婚約することになり、彼女の実家がある美濃の土地を提供してもらえることになったのだ。加納の許しを得るために屋敷を訪ねたのだが、かがりと結婚するとばかり思っていた加納は落胆しそれ以上彼と話すことはなかった。翌日、そんな事情を知らない寅次郎は花を持って現れたが、かがりは丹後に帰った後だった。その原因が加納にあることがわかると寅次郎は叱らずに慰めてやるのが本当じゃねえかと説教した。これから風の吹くまま気の向くままな旅に出るという寅次郎に、その風が丹後の方に吹かんやろかと加納は言った。

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