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百円の恋

  • posted at:2020-11-28
  • written by:砂月(すなつき)
ひゃくえんのこい
東映ビデオ
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
製作年:2014年
公開日:2014年12月20日
監督:武正晴
製作:間宮登良松
企画監修:黒澤満
エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫
プロデューサー:佐藤現 平体雄二 狩野善則
脚本:足立紳
撮影:西村博光
照明:常谷良男
録音:古谷正志
美術:将多
編集:洲崎千恵子
音響効果:柴崎憲治
衣裳:宮本まさ江
ヘアメイク:金森恵
助監督:山田一洋
制作担当:大川伸介
音楽:海田庄吾
主題歌:「百八円の恋」クリープハイプ
企画協力:セントラル・アーツ オフィス作 ブレス
製作プロダクション:スタジオブルー
出演:安藤サクラ 新井浩文 伊藤洋三郎 稲川実代子 早織
アメリカンビスタ カラー 113分

母親一人で切り盛りする実家で弁当屋のさいとう亭に引きこもり自堕落な生活を送る斉藤一子、32歳。ある日、離婚をして息子の太郎と戻ってきた妹の二三子と同居することになったが、彼女の日常には特に変化が見えなかった。腹が減れば近所にあるコンビニ風の100円ショップ・百円生活に行って食べたいものを買い、好きな時間に眠り、それ以外はゲームやマンガ漬けの日々を送った。一週間が経った頃、不満が爆発した二三子とケンカをした一子は家を出て行った。母・佳子から貰った資金を使ってアパートに住むことになり、今後のことを考えて働くことに決めた。彼女が履歴書を提出した先は、いつも利用している百円生活だった。店長の岡野淳は学生時代にさいとう亭をよく利用しており、深夜勤務ならと即決した。その夜、店長よりも勤続年数の長いベテラン店員の野間明から研修を受けながら働くことになったが、休憩時間になりタバコを燻らせながらバックヤードで休んでいると知らない女がやってきて廃棄処分のうどんを勝手に持って帰った。野間によると彼女は池内敏子という元店員で、レジの金を盗んだことがわかりクビになったのだという。

一子の最初の客は早朝にやってきた青木ボクシングジムのボクサー・狩野祐二だった。ふらりと店に現れては大量のバナナを買って行くため野間たちは「バナナマン」と陰で呼んでいたが、一子に気を取られて肝心のバナナを置き忘れて帰ってしまった。一子が次の出勤時にジムへそれを届けると、祐二はいつもこの道を通るよなとぶっきらぼうに言い、その流れでにデートに誘った。彼女はジムの前を通る度に祐二のことを気に掛けており、照れる一子は明後日ならとOKを出した。

動物園でのデートから数日後、岡野が心労で辞め本部から店長代理として佐田和弘が派遣されてきた。店内が混乱する中、バナナを買いにきた祐二は金の代わりに二枚のチケットをレジ台に置き何も持たずに帰っていた。それは彼が出場する試合のチケットだった。祐二の年齢はプロボクサーの上限である36歳に達しており、それが彼にとって引退試合だった。祐二はその試合の1ラウンドでKO負けを喫したが、初めてプロボクシングを目の前で観戦した一子は迫力に圧倒された。

屋台的映画館
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手紙(2006年)

  • posted at:2020-11-25
  • written by:砂月(すなつき)
てがみ
ギャガ・コミュニケーションズ=日活=葵プロモーション=毎日新聞社=S・D・P=レントラックジャパン
配給:ヒューマックスシネマ
製作年:2006年
公開日:2006年11月3日
監督:生野慈朗
製作:宇野康秀 大澤茂樹 高瀬哲 細野義朗 日下孝明 常田照雄
エグゼクティブプロデューサー:河井信哉 星野有香 大村正一郎 松山彦蔵
製作エグゼクティブ:永江信昭 熱田俊治
プロデューサー:朴木浩美 橋口一成
原作:東野圭吾
脚本:安倍照雄 清水友佳子
音楽:佐藤直樹
ラインプロデューサー:新津岳人
監督補:川原圭敬
音楽プロデューサー:志田博英
撮影:藤石修
照明:磯野雅宏
録音:北村峰晴
美術:山崎輝
編集:川島章正
助監督:高橋正弥
スクリプター:長坂由紀子
製作担当:増子美和
アソシエイトプロデューサー:水上繁雄 角田豊
主題歌:「コ・モ・レ・ビ」高橋瞳
製作委員会:高森厚太郎 牧田実 奈良聡久 藤下リョウジ 鈴木謙一 小川義延 村上葉子 鈴木佐和 浅野由香 宮脇祐介
制作プロダクション:葵プロモーション
出演:山田孝之 玉山鉄二 沢尻エリカ 吹石一恵 尾上寛之
アメリカンビスタ カラー 121分

武島剛志は弟の大学への進学資金を稼ぐために運送会社で働いていたが、腰を痛めて会社をクビになった。困り果て資産家の邸宅に空き巣に入ったのだが、帰宅した家主の緒方敏江に目撃され、焦った剛志は金を返すから勘弁してくださいと謝罪した。追いすがる彼の行動に恐怖を感じた老女は生け花用のハサミを振り回して抵抗したが、それが偶然腹に刺さり敏江は死んだ。二人暮らしの兄が逮捕されたことで、弟の直貴は進学を諦めリサイクル工場で働くことにした。桜が咲く季節、離れて暮らす二人を手紙が繋いでいた。

お笑いの世界を目指す直貴は親友の寺尾祐輔と中学時代から漫才コンビ「テラタケ」を組んでいた。実家が酒屋の祐輔は工場の食堂に商品の納品をすることがあり、昼休みの時間を利用していつも練習を行うのだ。直貴は今の仕事に着くまで何度も転職し住居も変えていた。職場や居場所はインターネットを通じてあっという間に知られ、その度に嫌がらせを受けた。それも会社の寮に住むことになってようやく解放されたのだ。そんなことを腹を割って話せるのは祐輔しかいなかった。

入社からしばらくすると直貴は食堂で働く白石由美子から声を掛けられた。面識はなかったが、どうやら送迎バスの中で一緒になるらしい。それから度々話し掛けてくるが、彼はそれを煩わしく思い相手にしなかった。それでも今日はクリスマスだからと帰り際にプレゼントを渡された。寮に帰り包みを紐解くと、中から手編みの毛糸の手袋と手紙が出てきた。とてもうれしかったがなるべく拘らないように努めることにした。

テラタケはお笑い年越しライブに出演したが、気を利かせた祐輔は由美子を招待していた。ステージを終え三人と食事をした後、寮に戻ると剛志から手紙が届いていた。直貴は誰もいない食堂でお茶をすすりながらゆっくりと読もうと考えていたが、そこに先輩の倉田たちが帰ってきたため慌ててポケットに突っ込んだ。ところがそのうちの一人がそれを見つけ面白がって倉田に渡した。倉田は差出人の住所を見てそこが千葉刑務所からだと見抜き、そんな奴は人間の屑だと言ってテーブルの上に放り投げたのだった。兄を馬鹿にされたことで頭に血が上った直貴は倉田を殴り飛ばした。騒動が治まり直貴が部屋で頭を冷やしていると倉田が数学を教えてもらいたいから自分の部屋にきて欲しいと言った。彼は大学入学資格検定の勉強を独学で行っていたのだ。直貴が部屋にくると倉田は千葉刑務所に入っていた過去を告白し、妻に苦労を掛けた自分と重なってつい余計なことを口走ってしまったと謝罪した。

屋台的映画館

高校三年生

  • posted at:2020-11-22
  • written by:砂月(すなつき)
こうこうさんねんせい
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1963年
公開日:1963年11月16日 併映「近世名勝負物語 花の講道館」
監督:井上芳夫
企画:竹谷豊一郎
原作:富島健夫
脚本:池田一朗
撮影:中川芳久
録音:渡辺利一
照明:柴田恒吉
美術:山口熙
編集:関口章治
助監督:崎山周
製作主任:上嶋博明
音楽:西山登
現像:東京現像所
主題歌:「高校三年生」舟木一夫
挿入歌:「只今授業中」舟木一夫
協賛:愛知県一宮市
出演:姿美千子 高田美和 倉石功 舟木一夫 浜田ゆう子
シネマスコープ カラー 84分

小杉知子は桜ケ丘高校の三年生。彼女の実家はツイード生地を扱う由緒ある織物工場で、彼女はそこからいつも自転車で通っていた。ある日、帰宅すると家の中に不穏な空気が漂っていた。部屋から聞こえてくる話し声に聞き耳を立てると、どうやら只事ではないことがわかった。姉の澄子に恋人が出来たが、家業の全権を握る祖母の梅乃はそれが気に食わなかったのだ。跡継ぎとなるべき長女がこの道の素人である保険外交員と一緒になることに反対であり、一切交渉を持ってはならぬと約束させようとした。将来、自分にも同じような問題が降り掛かるのではないかと考えた知子は間に割って入り、家の面子と個人の幸せを秤に掛けたら断固として個人の幸せの方が重たいと思うと意見した。ところが庇ったはずの澄子から子供は口を出すなと言われ、悲しい思いをした知子は自分の部屋に飛び込んだ。

知子の親友の島津小路は授業で習った室生犀星をとても気に入り書店で詩集を探していた。すると国語の原先生と偶然出会い一緒に探したがとうとう見つからなかった。そこで彼は本が入荷するまで自分のを貸すと約束し家まで送ることにした。その帰り道、小路が大学への進学を迷っており、いずれ結婚するのであれば早く結婚生活に入り自分を育てて行く方法を見つけたいという考えを持っていることに原は驚いた。そこでどんな人と結婚したいのかと尋ねると、小路は迷わず先生みたいな人がいいわと言った。

授業が終わり知子が帰ろうとすると、隣のクラスの本多宏から話があると呼び止められた。家に忘れたオパールの指輪を届けて欲しいと澄子から頼まれそれをそれを伝えにきたのだ。知子は姉が家出したことを初めて知り、宏の家に下宿しているのが恋人の瀬本登であることも初めて知った。急いで家に帰ると梅乃はこのままでは済まさないと怒っていた。そんな中、知子はわざと明るい態度で梅乃の前を通り過ぎ、澄子の部屋から指輪を持ち出した。宏の家を訪ねると、そこにはたくさんの荷物が運び込まれていた。銭湯へ行っている二人を待つ間、知子は宏と話をしたが、そこで彼の母親の静子が寿司屋で働きながら女手一つで一家を支えていることを知った。やがて二人が帰ってくると知子は澄子に指輪を渡した。そして初めて会った登には出来るだけ早く結婚して欲しいのとお願いをした。

屋台的映画館

ジャッカー電撃隊

  • posted at:2020-11-19
  • written by:砂月(すなつき)
じゃっかーでんげきたい
テレビ朝日=東映
配給:東映
製作年:1977年
公開日:1977年7月17日 併映「世界名作童話 せむしの仔馬」「惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団」「あらいぐまラスカル」「ドカベン 甲子園への道」「キャンディ・キャンディ」「大鉄人17 空中戦艦」
監督:奥中惇夫
企画:吉川進
原作:石森章太郎
脚本:上原正三
撮影:山沢義一
照明:戸塚和夫
美術:八木功
録音:太田克己
編集:菅野順吉
効果:平田靖
選曲:村田好次
助監督:福島孔道
進行主任:川上正行
技斗:山岡淳二
制作担当:伊東暉雄
記録:植村よし子
装置:日向勤
音楽:渡辺宙明
音楽制作:あんだんて
主題歌:「ジャッカー電撃隊」ささきいさお こおろぎ’73
・・・:「いつかは花もさくだろう」ささきいさお
美粧:入江美粧
衣裳:東京衣裳
特撮研究所:鈴木昶
大平特殊効果:菊地潔
カー・プロジェクト:室町健三
キャラクター制作:エキスプロダクション
現像:東映化学
撮影協力:エキサイティングカークラブ
出演:丹波義隆 伊東平山 ミッチー・ラブ 風戸佑介 田中浩
アメリカンビスタ カラー 20分

世界各地で活動をする国際的犯罪組織・クライム。首領のアイアンクロー(鉄の爪)は日本政府が管理する財産保管金庫に目をつけた。そこには数千億円分の金塊や宝石類が眠っているが、金庫は厚さ1メートルにも及ぶ超合金の壁で覆われていた。そこで黒いライダースーツ姿のクライムボスは国際科学特捜隊が開発したニトログリセリンの数千倍の威力を持つ高性能爆弾「ジャッカーX」の実験場を襲撃しそれを強奪しバイクで逃走した。特捜隊日本支部長官・鯨井大介は包囲網を敷き、空からは桜井五郎とカレン水木による飛行要塞・スカイエースでの偵察、地上では大地文太が専用バイク・ジャッカーマシーンを駆って追跡を行った。その頃、銃撃を受け負傷した東竜は実験現場にいながらクライムボスを捕らえられなかったことを後悔していた。居ても立っても居られない彼は傷が癒えぬままスーパーマシーン・マッハダイヤを飛ばした。

路肩に停めたスーパーカーの集団に興奮した少年がカメラで撮影していると、その傍にクライムボスのバイクが停まった。警察の検問の突破に成功もののマッハダイヤにあっさりと追い詰められたクライムボスはバイクの限界を考えスーパーカーを奪って逃げようとしたのだ。複数の車の中からフェラーリ365GT4BBを選んだが、オーナーである切替徹に抵抗された。困ったクライムボスは少年を人質に取ると切替に運転を命じたのだった。追跡するマッハダイヤはバッテリーに被弾しリタイア。次の役目はスカイエースが引き受けた。その頃、アイアンクローは超科学によって生み出した機械怪物・デビルエレキと強化兵士・クライマーを保管金庫に向かわせ占拠した。

メンバー全員がサイボーグのジャッカー電撃隊。その中の一人である東は修理していたマッハダイヤを自分の体の電気エネルギーを使って稼働させた。脇道を通ってフェラーリに追いついた東だったが、時速300キロを超すスピードは彼の体内のエネルギーを著しく消耗させた。ボクサー時代に培った精神力で困難を乗り切ろうとしたが、保管金庫に到着したときには爆破準備が進んでいた。

屋台的映画館

男はつらいよ 寅次郎恋歌

  • posted at:2020-11-16
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとらじろうこいうた
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1971年
公開日:1971年12月29日 併映「春だドリフだ 全員集合!!」
監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫 小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:佐藤公信
照明:内田喜夫
編集:石井巌
録音:中村寛
調音:小尾幸魚
音楽:山本直純
監督助手:五十嵐敬司
装置:小野里良
装飾:町田武
進行:玉生久宗
衣裳:東京衣裳
現像:東京現像所
製作主任:池田義徳
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
衣裳協力・きもの:洛趣織
衣裳協力・帯:いづくら帯
協力:柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 森川信 笠智衆 前田吟
シネマスコープ カラー 114分

とある漁師町で商売を始めようとした車寅次郎だったが、秋の長雨に祟られ諦めた。そこで磯野漁協会館で興行を打つ坂東鶴八郎一座を訪ねたのだが、客の不入りで昼の部を休演したのだった。寅次郎は座長の鶴八郎を慰め、お互いにクヨクヨせずに頑張りましょうと力づけた。旅館まで相合傘で送ってくれた鶴八郎の娘で一座の花形女優の小百合にいいところを見せようとした寅次郎はお礼としてチップを気前よく渡すが、それが5千円札だったことを後で気づき間違ったと悔しがった。

買い物から帰ってきたさくらの様子がおかしいことに気づいた叔母のつねは心配して理由を尋ねた。するとさくらは涙ながらに話し始めた。八百屋で買い物をしていたところ奥の部屋から子供を叱る声が聞こえてきた。ちゃんと勉強をしないと寅さんみたいになっちゃうよ、と。話を聞いた叔父の竜造は憤ったが、さくらは兄が何故そこまで馬鹿にされなければならないのだろうと嘆いた。そんな矢先、寅次郎が帰ってきた。竜造はやさしく迎え入れようと考え一芝居打つが、大袈裟な歓迎の仕方がからかわれたと思い寅次郎はへそを曲げた。桂梅太郎の印刷工場で騒動を起こした彼は飲みに行った酒場で意気投合した昔の仲間をとらやに連れてくる始末。竜造たちをなだめて給仕をするさくらは歌を唄えと言われてためらった。だが思い直して「かあさんの歌」を唄い始めると寅次郎は申し訳なく思い仲間と店を出た。

ある日、さくらのもとに電報が届いた。それは彼女の夫・諏訪博の母の危篤を知らせるものだった。息子の満男をつねに託した博とさくらは急いで岡山へ向かうが死に目に会うことは出来なかった。本来ならもう少し早めに連絡をすることが出来たのだが、父の飈一郎がそれぞれの仕事を持つ息子たちを気遣い遅らせたことが原因だった。その結果、死に立ち会うことが出来たのは長男の毅だけで、博と次男の修は間に合わなかったのだ。その頃、飈一郎は書斎に籠っていた。

葬式の日、諏訪家に寅次郎が現れたことでさくらは目を丸くした。何故なら彼は博の実家を知らないはずだからだ。何しにきたのと尋ねると、昨夜とらやに電話を掛けたときに葬式があることを知り、偶然商売で岡山にきていたため立ち寄ったと説明した。騒動が起きないことを願うさくらだったが、やはりそれは起こった。

屋台的映画館

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