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隠密同心 大江戸捜査網

  • posted at:2020-09-14
  • written by:砂月(すなつき)
おんみつどうしんおおえどそうさもう
東京12チャンネル
配給:東宝
製作年:1979年
公開日:1979年12月1日 併映「花街の母」
監督:森谷司郎
総指揮:国保徳丸
プロデューサー:元村武 小川清澄 内藤三郎
脚本:永原秀一
撮影:山田一夫
美術:川島泰造 大橋豊一
照明:嶋田宜代士
録音:片桐登司美
音楽:玉木宏樹
主題歌:「燃えよ夕陽」たきまさと
編集:井上親弥
殺陣:高倉英二
助監督:下村優
スチール:中尾孝
記録:照井鈴子
製作担当:飯田康之
企画協力:日産自動車グループ
製作協力:三船プロダクション
出演:松方弘樹 瑳川哲朗 土田早苗 かたせ梨乃 中村竹弥
スタンダード カラー 86分

寛永十一年秋、のどかな武州小牧村に突然代官所の役人がやってきた。彼らは村人を惨殺すると何事もなかったように去って行った。その頃、江戸の町では秋祭りが行われていた。桔梗屋板前の清次郎が櫓の上で景気良く太鼓を叩いていると血を流した男が倒れ込むのが見えた。左平次は襲われた村の生き残りで、目の前で起きた出来事を訴状にしたためて奉行所に訴えようとしたのだが、それを阻まれたのだった。清次郎は慌てて駆け寄ったがすぐに事切れたため何の手掛かりも得ることが出来なかった。むしゃくしゃしながら台所で魚をさばいていると、庭の地蔵に赤い鉢巻が巻かれていることに気づいた。その印は老中松平定信の命を受けた寄合席内藤勘解由が自らの配下隠密同心に発する緊急集合の合図だった。

隠密同心は清次郎こと左文字右京、井坂十蔵、稲妻のお竜、流れ星おりんで構成される。松平定信邸に用人稲村重兵衛と訪れたのは将軍徳川家斉の御落胤と称する信吾だった。十九歳の信吾は二年前に亡くなった側室お牧の方の子だと言い、証拠として葵の御紋が入った品々を持っていた。相手の要求通りに家斉との対面を実現させ、万が一その後で信吾が偽物だとわかれば定信が責任を取って腹を切らねばならなくなるのだ。勘解由が調べたところ重兵衛は一介の浪人者で信吾との関係がわからなかった。陰で糸引く黒幕がいるのではないかと右京が口にすると、十蔵は小牧村で起きた皆殺しの生き残りについて話し始めた。惨劇の後、村に入った十蔵は村人の数と死体の数が違うという役人たちの話を聞いた。それは左平次という中年者と信吉という若者で、若者の方は半年前に神隠しに遭ったのだという。その信吉が十九歳になることから彼が信吾と同一人物ではないかと考えたのだった。その後、五人が命を狙われたことで黒幕が隠密同心による探索を恐れていることがわかると、勘解由は右京たちに六日間で御落胤の正体を暴くよう命じた。

右京はお牧の方の実の父親を当たるが、大奥から逃げた娘の消息など知らぬと冷たくあしらわれた。おりんは宿下がりの大奥女中から話を聞こうとするが、正室からひどく憎まれていることもあり名前を聞いただけで逃げ出した。そうなると取る手段は一つ、大奥に保管されている役務日記を盗み見るのだ。書庫に忍び込んだお竜は該当する日記を見つけ出し、寛政九年十一月にお牧の方が死去した際、届け出をしたのがお牧の方付だった元奥女中の叔父に当たる庄屋の徳右衛門であることを突き止めた。

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喜劇 一発勝負

  • posted at:2020-09-11
  • written by:砂月(すなつき)
きげきいっぱつしょうぶ
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1967年
公開日:1967年8月5日 併映「なにはなくとも 全員集合!!」
監督:山田洋次
製作:脇田茂
脚本:山田洋次 宮崎晃
美術:佐藤公信
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
編集:石井巌
録音:小尾幸魚
調音:松本隆司
音楽:山本直純
監督助手:大嶺俊順
装置:中村文吾
進行:萩原辰雄
製作主任:沼尾鈞
現像:東洋現像所
協力:東京サマーランド
協賛:栃木市 小山市
出演:ハナ肇 倍賞千恵子 谷啓 犬塚弘 桜井センリ
シネマスコープ カラー 90分

八代続く旅館二宮荘。この家の長男である二宮孝吉は親不孝ばかりしている。学生の時分に女を囲い、そのことが発覚して父・忠は教育委員を辞めた。その夜、大喧嘩の末に孝吉は家を飛び出し、忠はそんな息子を勘当した。それから一年後、あの痛ましい記憶が忘れられようとしていた頃に女が訪ねてきた。忠はあなたが何処の何方か存じませんが倅のことは一切負いかねますと言って追い返そうとしたが、表で赤子の声が聞こえておやっと思った。女が連れてきていたのは孝吉の子で、話によるとまだ籍を入れていないのだという。これからどうしていいかわからないと泣きじゃくる彼女を不憫に思った忠はその子を養子として受け入れマリ子と名付けた。

十年の後、長い患いの末に母・礼子が息を引き取ったが、一周忌の日に孝吉がひょっこりと帰ってきた。何事もなかったように仏壇の前で経を挙げる姿に忠や妹の信子は目を丸くするが、知らない男が突然やってきたことでマリ子は怯えた。そんな彼に向かってお前を許した覚えはないと忠は叱るが、孝吉は自分が苦労をしてきたことをわかってもらいたかった。やがて玄関で怒鳴り声が聞こえ孝吉が様子を見に行くとヤクザ者が居座っていた。どうやら行き違いがあり番頭に因縁をつけたらしい。そこで孝吉が部屋は満員だから他に行って欲しいと凄むと、その迫力に圧されてヤクザ者は逃げ出したのだった。この出来事が気に入られ出席者の人気者となったが、特に忠の友人である警察医の石丸とは意気投合して夜中まで酒を酌み交わした。いい加減にしなさいと信子が止めに入ったことで孝吉は最後の一杯をどんぶり鉢で一気に飲み干したが、突然ぶっ倒れて動かなくなった。石丸の診断で冗談ではなく本当に兄が死んでいることを知ると信子は慌てて忠に報告した。忠は突然のことに青くなり孝吉の傍らに駆け寄ると失意で肩を落とした。警官による聴取などで旅館が大騒ぎとなっている中、赤山と青田という二人の男が孝吉に世話になったと訪ねてきた。二人はその孝吉がついさっき死んだと知って顔を見合わせた。

葬儀屋の配慮で葬式は翌日に行われた。忠が参列者の前で涙ながらに挨拶をする中、突然棺の蓋が開き孝吉が起き上がったのだ。孝吉が生き返った噂は瞬く間に広がり、新聞記者やテレビ局まで押し掛ける騒動にまで発展したのだった。これからは人生のおまけだと考えた孝吉は、生まれ故郷の発展のために新しい事業に打ち込むことに決めた。青田を経理担当に、赤山を土木担当に、そして川口花子を秘書に迎えて東洋観光開発という会社を設立した孝吉は温泉掘削技師の山口大三郎を頼ってひと山当てようと考えた。二宮家の敷地でボーリング工事を行い、行く行くは天然温泉付きの観光ホテルを建てるのだ。ある日、孝吉はその計画を打ち明けたが、忠は由緒ある旅館を壊すことに猛反対した。

屋台的映画館

花と蛇 地獄篇

  • posted at:2020-09-07
  • written by:砂月(すなつき)
はなとへびじごくへん
にっかつ
配給:にっかつ
製作年:1985年
公開日:1985年8月24日 併映「令嬢肉奴隷」「白衣監禁」
監督:西村昭五郎
プロデューサー:奥村幸士
企画:植木実 小松裕司
原作:団鬼六
脚本:桂千穂
撮影:山崎善弘
照明:田島武志
録音:福島信雅
美術:北川弘
編集:奥原好幸
選曲:山川繁
助監督:北村武司
色彩計測:福沢正典
現像:東洋現像所
製作担当者:高橋伸行
緊縛指導:浦戸宏
スタントマン:井口浩水
擬斗:渡辺安秋
操演:テイク・1
出演:麻生かおり 藤村真美 中田譲治 清元香代 染井真理
アメリカンビスタ カラー 69分

1年前に商社の社長夫人となった後妻の遠山静子。夫の義隆は家庭を顧みないため、高校生の娘・京子は不良の道に走り葉桜グループの女団長になった。だが遠山家が崩壊しないのはひとえに家政婦として長年勤める千代の努力の賜物だった。海外での商談に旅立つ義隆を空港で見送った静子が屋敷に戻ると、千代が奇妙な電話を受けていた。仲間を裏切った京子がリンチに掛けられ、今すぐ300万円を用意すれば解放されるというのだ。団長が部下から罰を受ける上に金を積めば助かるという俄かに信じがたい話を千代は疑ったが、前妻の娘との距離を少しでも縮めたいと焦る静子は指定された場所へ向かおうとした。すると運転手の川田美津夫が門の中に投げ込まれたという鞄を持ってきた。それは京子の学生鞄で中には彼女の下着が入っていた。一刻の猶予も許されないと考えた静子は銀行で金を下ろすと、指定された午後4時に新宿センチュリーヘイアットホテルの前で待つことにした。だが予定の時間を過ぎてもそれらしい人物は現れず、川田がタバコを買いに車を離れるのと入れ替わるように二人の女子高生が乗り込んだ。静子は拉致され森の奥の小さな一軒家に連れて行かれた。

柱に縛られていた京子は心配する静子を見るなり高笑いした。リンチが狂言だったことを知った静子はここで起きたことを警察に通報すると脅したが、団員たちは面白がって彼女の着物を剥ぎ取り縛り上げたのだ。そして口封じのために恥ずかしい写真を撮りまくり、それを義隆に見せると逆に脅したのだった。日が暮れた頃、一軒家にやってきたのは暴力団田代組の代貸・津島淳だった。津島が仕切るルーレットクラブに川田と入った京子は200万円の借金を作ったが、利息を含めた300万円を払えというのだ。話が違うと食い下がるが、津島は一緒に連れてきた川田に契約だから仕方がないと言わせた。困った京子は静子のはめていたダイヤの指輪で片をつけようとしたが、津島はそれを受け取っても承知せず静子の体で義隆を強請ろうと考えたのだった。川田が彼女に恋心を抱いていることを知っていた津島はこのままでは刑務所行きになると脅し、母子ともに田代組へ送り届けることに協力させることにした。一方、京子の話に乗ったにも拘らず割を食った銀子たちはある考えを思いついた。津島に近づいた彼女は口止め料の代わりとして調教師の鬼と呼ばれた父親譲り技術を持つ団員のマリをメンバーに加えるように言った。調教が成功した後に二人を誘拐し秘密クラブのSMショーで稼いでいる松岡組へ売り飛ばせばそれ以上に儲かるからだ。

屋台的映画館

ヨコハマBJブルース

  • posted at:2020-09-04
  • written by:砂月(すなつき)
よこはまびーじぇいぶるーす
東映セントラルフィルム
配給:東映
製作年:1981年
公開日:1981年4月25日
監督:工藤栄一
企画:黒澤満 岡田裕
原案:松田優作
脚本:丸山昇一
撮影:仙元誠三
録音:宗方弘好
照明:渡辺三雄
美術:今村力
編集:田中修
監督補:小池要之助
音楽:クリエイション
主題歌:「ブラザーズ・ソング」松田優作
挿入歌:「ハーデスト・デイ」松田優作
プロデューサー補:青木勝彦
色彩計測:仁村秀信
記録:今村治子
装飾:橋本俊雄
美粧:太田とも子
スチール:関谷嘉明
製作担当:田中雅夫
擬斗:林邦史朗
カースタント:三石千尋&スタントマンチーム
テクニカルアドバイザー:トビー門口
衣裳:第一衣裳
現像:東映化学
撮影協力:東京光学機械株式会社
製作協力:東映芸能ビデオ株式会社
出演:松田優作 辺見マリ 蟹江敬三 田中浩二 山田辰夫
アメリカンビスタ カラー 112分

元刑事で今はブルースシンガーをしているBJは、それだけでは食べて行けないため私立探偵をしている。近藤こずえからの依頼で半年前に家出した息子の明を捜し出したBJだったが、そこは横浜を支配する牛宅麻のホテルだった。近くに泊まる母親と会いますかとBJが尋ねるが、明は今の仕事に満足していると伝えて欲しいと言った。ライブハウスに戻るとこずえが報告を待っていた。BJは小さな貿易商で雑用のようなことをしているがそっとして置いて欲しいと言っていたと伝え、カタギかという質問には半分はそうだと答えた。こずえは去り際に、体にだけは気をつけるように伝えて欲しいと言った。彼女はもう明と会うつもりはなかった。

電話で呼び出されたBJはゴルフ場に向かった。そこで待っていたのはかつて同僚の椋圭介だった。彼はBJが牛ファミリーに呼び出されたことを知っており、何か力になれることはないか心配した。だが椋はそのことを伝えるためにBJを呼び出したわけではなかった。牛ファミリーに近づくうちに深入りしてしまい命を狙われるようになった彼は、妻・民子のためにも洗いざらいぶちまけて刑事を辞め身を隠すことが最良の選択だと椋は考えていた。近いうちに牛ファミリーは麻薬の取り引きを行うことになっており、上層部は椋を囮に使って現場を押さえようと考えていた。そして情報と引き換えに無罪放免を用意していたのだった。そのためには取り引きの場所と時間の情報が必要だったが、椋はそれを手に入れるのに苦労していたのだ。そんなことを本音で話せるのも相手がBJだからであり、騒動に巻き込まれないように人気のないゴルフ場を選んだのだった。だが椋は何者かに狙撃され、銃声を聞いて駆けつけた椋の同僚の紅屋悟志はBJを犯人だと疑った。民子はBJの元恋人であることから寝取られた逆恨みか、それとも牛から弱みを握られ誰かに狙わせたのではないかと考えたからだ。BJは警察に連行されたが証拠不十分で釈放された。椋の命を奪ったのはコルト・パイソン357マグナムであることを紅屋から聞き、それを牛の部下である蟻鉄雄が所持していることを思い出したBJは独自のルートで彼の居場所を捜し出すことにした。蟻の女と接触することに成功すると、蟻が男しか抱かないことやハードゲイが集うディスコハウスに出入りしていることを聞き出した。夜遅くその店に行くと、奥には明の姿があった。

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男はつらいよ 望郷篇

  • posted at:2020-09-01
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよぼうきょうへん
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1970年
公開日:1970年8月26日 併映「なにがなんでも為五郎」
監督:山田洋次
製作:小角恒雄
企画:高島幸夫 小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 宮崎晃
美術:佐藤公信
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
編集:石井巌
録音:小尾幸魚
調音:松本隆司
音楽:山本直純
監督助手:宮崎晃
装置:小島勝男
装飾:町田武
進行:福山正幸
衣裳:東京衣裳
製作主任:峰順一
現像:東洋現像所
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
協力:柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 長山藍子 井川比佐志 前田吟
シネマスコープ カラー 88分

叔父・竜造が倒れたという知らせを聞き急いでとらやに戻ったテキヤの車寅次郎。今わの際に後のことを頼むと言われた寅次郎だったが、竜造の寿命を縮めたのはいつも苦労を掛けてきた自分のせいだと責めた。旅館の女中に起こされ、それが夢だったことがわかると故郷に思いを馳せた。上野駅に到着すると早速とらやへ電話を掛けたのだが、寅次郎のおかげでいつも振り回されている叔母のつねは一度懲らしめてやろうと考え竜造が虫の息だと嘘をついた。それを聞いてショックを受けた寅次郎はタクシーを飛ばしてとらやに向かった。竜造は暑さに参って昼寝をしていたのだが、その姿を見て気落ちし帰る途中に葬式の手配をしてきたことをつねに話した。それが冗談だったとわかると寅次郎は憤慨し出て行こうとしたが、一緒に笑ったことに責任を感じた妹のさくらは思い止まらせようと説得した。

翌日、とらやに寅次郎の舎弟の川又登が訪ねてきた。札幌で世話になった正吉親分が死ぬ前に一目会いたいと言っているというのだ。恩返しとして一切の葬式を取り仕切りたいと考えた寅次郎だったが先立つ物はなし。油を売っていた朝日印刷の桂梅太郎社長に声を掛けるが用事を思い出したと言って逃げ出した。すると竜造もそれに乗じて逃げ出したのだった。困った寅次郎は最後の砦であるさくらのところへ行くが、先ずは日頃の行いを改めなさいと説教された。重みのある言葉に委縮する寅次郎。するとさくらはそっと一万円札を渡した。それは以前、寅次郎が飴でも買いなとさくらの子・満男のためにあげた金だった。彼は感謝を口にしながら部屋を出ると登とともに札幌へ向かった。

道内一円で羽振りを利かせていた正吉も今では小さな病院の大部屋にいた。世話する子分も一人だけで、その落ちぶれように寅次郎は驚きを隠せなかった。正吉には一度も顔を合わせたことがない私生児の息子がおり、その子に会って謝りたいと言ったことから、気持ちを汲んだ寅次郎はきっと連れてくるからと元気づけた。小樽の国鉄で蒸気機関車の機関助手をしていることを突き止めた寅次郎だったが、自分には関係のない話だと石田澄夫は突き放した。諦めきれない寅次郎が例え会ったことがなくても相手が実の父親なら会いたいと思うのが血の繋がった親子の人情だと説得すると、澄夫は小学一年生のときに一度会ったことがあると打ち明けた。父親がいることがわかり無性に会いたくなった澄夫は母親に内緒で汽車に乗り札幌へ行った。道を尋ねてようやく正吉がいる場所へたどり着いたがそこは赤線だった。正吉は泣いて謝る若い女性を何度も殴り、澄夫はそんな彼の姿が鬼に見えたため会わずに帰った。その五年後に母親は死んだが、正吉は香典ひとつ寄越さなかった。そんな男が死にそうだから息子に会って詫びたいと言っても許すことは出来なかったのだ。話を聞き終えた寅次郎は返す言葉がなかった。

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