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女番長

  • posted at:2018-09-21
  • written by:砂月(すなつき)
すけばん
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1973年
公開日:1973年1月13日 併映「仁義なき戦い」
監督:鈴木則文
企画:天尾完次
脚本:大原清秀 皆川隆之 鈴木則文
撮影:増田敏雄
照明:和多田弘
録音:堀場一朗
美術:雨森義允
音楽:八木正生
編集:堀池幸三
助監督:皆川隆之
記録:牧野淑子
装置:吉岡茂一
装飾:松原邦四郎
美粧:東和美粧
結髪:東和美粧
演技事務:伊駒実麿
衣裳:豊中健
擬斗:三好郁夫
進行主任:長岡功
主題歌:「女番長流れ者」杉本美樹
挿入歌:「兄妹」西来路ひろみ
出演:杉本美樹 宮内洋 衣麻遼子 太田美鈴 西来路ひろみ
シネマスコープ カラー 84分

特別少年院へ向かう護送車を一台のトラックが追い抜いた。それは車内の女番長・燎子を助けるために講じた子分たちの妨害工作で、荷台から落としたドラム缶で護送車の進路を塞ぐと法務教官がうろたえる隙を突いて計画を実行した。するとその騒動に乗じて他の女番長たちも脱走を企てたのだった。その中の一人、関東小政は一匹狼として大阪の盛り場に潜り込もうと考えていたが、彼女の気風の良さに惚れ込んだ桃子、鈴江、ラン子から自分たちのリーダーになって欲しいと頼まれたため急遽ジプシー団を結成した。大阪の繁華街へたどり着いたものの一文無し。しかも朝から何も食べていなかったため力が出なかった。だがそんな時ほど悪知恵が働く小政は飛んでいるハエを捕まえると仲間を引き連れて中華料理店に向かった。そしてフルコースで腹を満たすと残った料理の皿にハエを放り込みクレームをつけて逃げるはずだった。だがその店を経営しているのが暴力団・北竜会だったことから手口を見抜かれ、事務所で袋叩きに遭うのだった。初犯ということもあり何とかその程度で許してもらったが、大阪で生き抜くためには次の手を考えなければならなかった。そこでひらめいたのは街中にいる鳩を投網で捕まえ路上で焼き鳥として売り捌くことだった。すると巡回中の警官に見つかり撤去を求められたが、冷や酒一杯で穏便に済ませてもらった。次のシノギはパチンコ店の床に落ちた玉を拾うふりをして客の鞄から現金を抜き取ることだったが、桃子が地元の女番長グループ・黒菊団に見つかり殴られた。だが小政たちが現れたことで形勢が逆転した。

よそ者のジプシー団の存在感が増していることに嫌気が差していたのは女番長グループ・梅田学ラン会だった。学ラン会はジプシー団を路地裏へ連れて行くとケンカを吹っ掛けたが、それを止めたのは黒菊団のリーダーとなった燎子だった。彼女は護送車でのいざこざで小政から左手に傷を受けており、その仕返しとパチンコ店での子分の仇を討つために決闘を申し出たのだった。だがパトカーのサイレンが鳴り響いたことで勝負はお預けとなり彼女らは蜘蛛の子を散らすように逃げた。道に迷い戸惑う小政を家に引き入れ匿ったのは一郎という男だった。彼は北竜会の予備軍に当たる三星会の一員で、道端での靴磨きやブルーフィルムの監督などをして上納金を稼いでいた。その三星会のリーダーを務める手代木達夫は若者に会のバッジを1つ3千円で手荒く売りつけたが、それが北竜会幹部・淀博丈の逆鱗に触れ事務所に呼び出された。その若者は税務署長・二宮昌三の息子だったのだ。達夫が暴行を受けた上に上納金も倍額にされたことを一郎が愚痴ると、小政は仇を取りたくないかと提案した。その方法とは二宮の妻・文子を騙してブルーフィルムを撮り、北竜会に脱税の指南をする二宮から口止め料をせしめることだった。

屋台的映画館
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なつかしい風来坊

  • posted at:2018-09-17
  • written by:砂月(すなつき)
なつかしいふうらいぼう
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1966年
公開日:1966年11月12日 併映「土方歳三 燃えよ剣」
監督:山田洋次
製作:脇田茂
脚本:山田洋次 森崎東
撮影:高羽哲夫
美術:重田重盛
音楽:木下忠司
照明:青木好文
録音:飯島陸夫
調音:佐藤広文
編集:浦岡敬一
監督助手:大嶺俊順
装置:中村良三
進行:福山正幸
現像:東京現像所
製作主任:沼尾鈞
出演:ハナ肇 倍賞千恵子 有島一郎 中北千枝子 真山知子
シネマスコープ カラー 90分

痔で苦しむ民生省衛生局防疫課課長補佐民生技官の早乙女良吉が痛さに耐えきれずに早引けをしたある日、電車の中で「あいつ」と初めて出会った。「あいつ」はガラの悪い酔っ払いで、乗客に絡んでは悪態をついたが、何故か良吉を気に入り空いた席に座らせようとした。尻が痛い彼はなるべく立っていたかったが、問題が起こると困るので仕方なく従うことにした。「あいつ」は新聞紙を広げてその上に座ると鞄の中からウイスキーの小瓶を取り出し、一杯行こうやと蓋に並々ついで勧めてきたが、痔が悪いと訳を話すとそいつは良くねえなと大声で言った。それを聞いて笑い出す乗客を一喝すると親父の話を始めて理解を示したが、車内で騒いだことで鉄道公安官に連れて行かれた。良吉は災難から逃れてホッとしたが、それと同時に名残惜しさも感じた。しかしまさか再び会うことになろうとは。

良吉の同僚の吉川が国立病院の管理、指導で福岡へ転任することが決まり、その夜は送別会が行われた。良吉との別れを惜しみ吉川は散会となってからも小料理屋で杯を交わし愚痴をこぼした。深酒をして酔っ払った吉川を良吉は自宅まで送り届けたのだが、帰りの電車に乗る頃には自分にも酔いが回っていた。茅ケ崎駅に着いたがバス最終便の時間はとうに過ぎており、仕方なくタクシーを待つ列に並ぶことにしたのだが、そのときに「あいつ」と再会したのだ。その後の記憶はなかったが、泥酔した良吉は「あいつ」とともに帰宅したのだった。妻の絹子や長女の房子、長男の学は気味悪がったが、何かあって良吉の身に何かあってはいけないと警察への通報は避けた。「あいつ」は伴源五郎という名の日雇い労働者だった。翌朝、良吉が目覚めると源五郎は姿を消していた。彼は迷惑が掛かると思いこっそりと家を後にしたのだが、海岸でごろ寝していたときにふとあることに気づいた。全財産の入った風呂敷包みを忘れてきたのだ。源五郎が家に戻ると良吉は既に出勤しており絹子にお礼を言って立ち去ろうとしたのだが、押し売りに困る隣の奥さんがやってきたため代わりに追い返した。その話を後に絹子から聞いた良吉はその場にいなかったことを残念に思い、再び会えることはないと思うと無性に懐かしく感じてならなかった。

ふた月程経ったある秋の夜のこと、聞き覚えのある男の歌声が聞こえた。絹子たちが嫌な顔をする中、良吉が招き入れると源五郎は奄美大島で請負った防波堤工事の出来事を話し始め土産を渡した。次の仕事を良吉が尋ねると、源五郎は駅の向こう側にある浄水場の工事を行っていると答えさっさと帰っていた。絹子が不安に感じていると、次の日曜日に源五郎はまたやってきた。今度は犬を連れて。

屋台的映画館

女番長ゲリラ

  • posted at:2018-09-13
  • written by:砂月(すなつき)
すけばんげりら
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年8月12日 併映「新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義」
監督:鈴木則文
企画:天尾完次
脚本:皆川隆之 鈴木則文
撮影:赤塚滋
照明:和多田弘
録音:堀場一朗
美術:石原昭
音楽:津島利章
編集:市田勇
助監督:清水彰
記録:石田照
装置:米沢勝
装飾:宮川俊夫
美粧:東和美粧
結髪:東和美粧
演技事務:森村英次
スチール:諸角義雄
衣裳:岩逧保
擬斗:三好郁夫
進行主任:渡辺操
主題歌:「女番長流れ者」杉本美樹
挿入歌:「赤色エレジー」あがた森魚+蜂蜜ぱい
協力:西伊豆土肥温泉 桂川シーサイドホテル
出演:杉本美樹 成瀬正孝 丘ナオミ 小林千枝 城恵美
シネマスコープ カラー 84分

暴走族新宿赤ヘル団の団長・女番長(スケバン)幸子は仲間のユキ、浮子、リンダを引き連れて京都にやってきた。そもそもは祗園祭の開催日が近く生まれ故郷に行きたいとユキが言ったことが発端で、それ以外に目的もないまま無一文でたどり着いたのだ。遊ぶためには金が必要なことから、各自で資金集めを行うことにした。男やもめをたぶらかすなどシノギを積み重ねて調達し合流すると、地元のグループが修学旅行生を相手にカツアゲをしている場面に出くわした。それを見過ごせない4人が中に割って入ると、リーダー格のヤスがサシゴロで勝負をつけようと提案した。するとユキが幸子よりも先にパンチを繰り出し相手をノックアウトにした。それを見兼ねた辰美が彼女を助け上げ、総番長に合わせるために顔を貸して欲しいと言うと、幸子は素直に従った。京都女番長連合の総番長で京極グループのリーダー・リカが仁義を切り、シマを荒らすのならそれなりの覚悟をしてきたんだろうと言った。すると幸子も負けじと勝ったらシマを貰うよと啖呵を切った。二人のサシでの勝負が始まり、当初はリカの優勢だったものの形勢が逆転し幸子が優位に立った。勝負は決したに見えたが、リカが隠し持っていたナイフをかざすと他のメンバーもナイフを取り出した。幸子たちは命の危険にさらされたが、それを止めたのは祗園囃子の奈美だった。京都生まれの彼女は総番長をリカに譲り一匹狼となって旅に出たのだが、お囃子が懐かしくなって戻ってきたのだ。だが思い切りの良さを見込んで地位を譲ったにも拘らず、そのリカが負けを認めないことに失望し叱責した。そして好きなようにしなと幸子に言った。

偶然鉢合わせし奈美が街に戻ってきたことを知って驚いたのは暴力団筒井組の幹部・中原修司だった。彼は組長の筒井猛に奈美を預けようとしたが、突然姿を消したことで恥をかいたのだ。また俺に恥をかかせる気かと質すと、奈美は彼の頬に平手を一発食らわせた。何故なら奈美は修司の妹だからだ。修司は兄貴のメンツを潰す奴は妹じゃねえと言い放ちすぐに出て行けと促したが、指図は受けないと奈美は突っぱねた。その頃、総番長となった幸子は幹部を集め、シマはそのまま預ける代わりに週一回動きを報告するよう命じた。そこにやってきた修司は、例え総番長が代わっても組への上納金は忘れるなと釘を刺した。その時、駐車場に停めてあったリンダのバイクが尼寺の坊主に盗まれ、4人は3台のバイクで追い掛けた。すると事故を起こしてケガをした坊主は何処の病院でもいいから連れて行って欲しいと泣きついたのだった。とりあえず近所の産婦人科に担ぎ込んだのだが、そこに夫婦が乗り込んできたことで院内は騒動になった。妻の唄代は中絶手術を行ったが、院長の竹見兵衛がもぐりの医者であることを後に知ったのだ。観念した竹見は今日限りで医者を辞め慰謝料を払う代わりに警察への通報を勘弁して欲しいと泣きついたが、浮子はそれをネタにして強請り大金をせしめたのだった。幸子は坊主を尼寺の桂子と改名させて新宿赤ヘル団の一員とし、総括の掟を教え込むと同時にメンバーの証である薔薇の刺青を左の胸に入れた。

屋台的映画館

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ

  • posted at:2018-09-09
  • written by:砂月(すなつき)
ふらんけんしゅたいんのかいじゅうさんだたいがいら
東宝=ベネディクト・プロ
配給:東宝
製作年:1966年
公開日:1966年7月31日 併映「ジャングル大帝」「つるのおんがえし」
監督:本多猪四郎
製作:田中友幸 角田健一郎
脚本:馬渕薫 本多猪四郎
撮影:小泉一
美術:北猛夫
録音:刀根紀雄
照明:高島利雄
音楽:伊福部昭
整音:下永尚
監督助手:梶田興治
編集:藤井良平
音響効果:西本定正
現像:東京現像所
製作担当者:古賀祥一
特殊技術・撮影:有川貞昌 富岡素敬
特殊技術・光学撮影:徳政義行
特殊技術・美術:井上泰幸
特殊技術・照明:岸田九一郎
特殊技術・合成:向山宏
特殊撮影・操演:中代文雄
特殊技術・監督助手:中野昭慶
特殊技術・制作担当者:坂本泰明
特技監督:円谷英二
出演:佐原健二 水野久美 ラス・タンブリン 田崎潤 キップ・ハミルトン
シネマスコープ カラー 88分

三浦半島沖を航行する漁船・第三海神丸はその夜、嵐に襲われた。操舵手の亀田三郎が荒れる海を乗り切ろうと舵を握っていたところ大ダコが船体を覆った。そして伸ばしてきた長い足が彼に絡みつくとそのまま海に引きずり込もうとしたのだが、何故か途中で動きを止めた。不思議に思った三郎が恐るおそる窓の外を覗くと、そこには大ダコと格闘する巨大な怪物の姿があった。やがて大ダコが逃げ出すと目標を失った怪物は漁船を沈めに掛かったため、三郎は慌てて舵を切ったが抵抗も虚しく海中へ沈んで行った。第三海神丸の乗員5人のうち4人は行方不明、生存者は三郎ひとりだった。病院の運ばれた彼は意識が混濁しており担当の医師は面会謝絶を看護師に命じていたが、一刻も早く真相が知りたい海上保安部の平井はそれを無視して聞き取りを行おうとした。すると三郎が突然目をカッと見開き「フランケンシュタイン!」と叫んだのだった。その様子を泉田課長に報告すると、沈没を事故と事件の両面で調査することになった。ダイバーからの報告では船内に4人の遺体はなく、その代わりに引きちぎられたような衣服が手すりから見つかったことから、平井と泉田は意識が回復した三郎から再び聴取を行うことにした。全員が同時に海へ飛び込み彼だけが陸地にたどり着いたが他の者たちはフランケンシュタインのような怪物に襲われたと三郎が証言するが、平井は端からその話を信じようとはしなかった。だがこのままでは埒が明かないので保安部へ戻ることにした。すると海岸付近で見つかった衣服などの遺留品に噛み砕いて吐き出したような跡が多数見受けられることから、泉田は京都にあるスチュワート研究所に電話を掛けた。

清水寺から程近い場所にあるスチュワート研究所はフランケンシュタインの研究で有名だった。だがこの研究所で育てられたフランケンシュタインは1年前に富士山で死んだため、それが海にいて人間を食べることなど考えられなかった。だが怪物の件はマスコミが既に嗅ぎ付けており大挙して研究所に押しかけてきたため、代表のポール・スチュワート博士は見解を述べることにした。フランケンシュタインが生き返る可能性はあるが、今回の事件は無関係だと考えていた。何故なら実の子のように世話をした所員の戸川アケミを心から信頼していたからだ。富士山麓で死んだときも人間に危害を加えたことは一度もなく、むしろ事件の非は人間側にあると考えていたのだ。だが翌日も浦賀水道で漁船が遭難し、その後も地引網を行う浜辺で怪物が目撃されたことから間宮雄三博士は調査を行い「彼」ではないことを証明するべきだとスチュワートに進言した。一方、スチュワートには海の怪物が「彼」ではないという自信があった。何故なら性格上、人里離れた山の中に住むだろうし、現に足跡が発見されていたからだった。それを証明するためにスチュワートは谷川岳へ、間宮は横須賀へ向かうことになった。

屋台的映画館

野獣の青春

  • posted at:2018-09-05
  • written by:砂月(すなつき)
やじゅうのせいしゅん
日活
配給:日活
製作年:1963年
公開日:1963年4月21日
監督:鈴木清順
企画:久保圭之介
原作:大藪春彦
脚本:池田一朗 山崎忠昭
撮影:永塚一栄
照明:大西美津男
録音:中村俊夫
美術:横尾嘉良
編集:鈴木晄
助監督:渡辺昇
音楽:奥村一
特殊技術:金田啓治
色彩計測:上田利男
現像:東洋現像所
製作主任:武藤良夫
技斗:高瀬将敏
出演:宍戸錠 渡辺美佐子 川地民夫 香月美奈子 平田大三郎
シネマスコープ カラー 86分

連れ込みホテルで男女の死体が発見された。女の遺書が見つかったことから二人が心中によって命を絶ったと見られた。また男の持ち物の中から警察手帳が発見され、彼が竹下公一という現職警官であることがわかった。時を同じくして盛り場に風来坊が現れ、進路を妨害する若いチンピラを徹底的に叩きのめした。その夜、キャバレーに現れた男はボーイにナンバーワンのホステスを呼ぶように命じると羽振り良く振る舞った。その様子を完全防音の部屋から監視していた野本興業の小沢惣一がうまい遊び方をするじゃねえかと上機嫌でいると、袋叩きに遭った男が部屋に入ってきて客を見るなり指差したのだった。客の男は精算カウンターへ連れて行かれると空っ穴だから警察に突き出して欲しいと言った。すると今度は社長の野本達夫のもとへ連れて行かれたのだがそれが狙いだった。取り巻きから銃を奪った男は契約金100万円と20万円の月給を手に入れることになった。

野本興業の一員となった水野錠次(ジョー)は社長・野本幸夫の邸に挨拶に向かい、翌日は日比谷ホテルからトモエマンションに移った。ジョーの監視役を任された三波五郎は彼の行動を逐一チェックしていたが、最も気になっていたのが大きなトランクだった。その中には毎日手入れを欠かさないという商売道具のライフル銃などが入っており、シマ荒らしを行うことがわかるとジョーはその内の一丁を渡した。彼らは三光組の縄張りにある藤田不動産に乗り込むと証文と引き換えに300万円の小切手を渡すよう社長に要求したが従わないことから強請った。そこへ三光組のヤクザが乗り込んできたためジョーは慌てて戸に鍵を掛けたが、テラスの窓から現れた武智茂から銃口を向けられると観念した。だが形勢が逆転するとジョーは再び社長を強請った。300万円を持ち帰り野本から正式な社員と認められたジョーは、その中から契約金を貰うと法事に出掛けた。その故人とは竹下であり、ジョーはかつての部下だった。その夜、停めてある車のワイパーに挟まったカードを手掛かりにして彼は竹下と心中した女のことを調べることにした。コールガールとともにタクシーでホテルに戻ると人目を忍んで新聞記事を差し出しそこに載った写真の女・松本タミ子が彼女のデートクラブにいないかと確かめた。だが空振りだったことがわかると札を握らせて裏口から帰らせ部屋に戻ったのだが、女が拳銃を構えて待っていた。その女はジョーに野本の「6番目の女」の殺害を依頼した。彼女は心中したタミ子と同じコールガールの組織に所属しているが、その元締が「6番目の女」だというのだ。だがその姿を見た者は誰もいなかった。

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