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拳銃0号

  • posted at:2025-03-10
  • written by:砂月(すなつき)
けんじゅうぜろごう
日活
配給:日活
製作年:1959年
公開日:1959年4月28日 併映「男が爆発する」
監督:山崎徳次郎
企画:山本武
脚本:寺田信義 米谷純一 前田満州夫
撮影:松橋梅夫
照明:吉田協佐
録音:八木多木之助
美術:大鶴泰弘
音楽:三保敬太郎
編集:丹治睦夫
助監督:前田満州夫
製作主任:桜井宏信
出演:川地民夫 稲垣美穂子 南風夕子 岡田真澄 待田京介
シネマスコープ モノクロ 53分

ホテルキャピタルに宿泊するエリックは護身用のコルト零号を旅行バッグに忍ばせて入国した。部屋で荷物の整理していた彼はドアのノック音に気づくとそれを布で包みテーブルに置いた包装紙などの中に隠した。入ってきたのは旅行案内書を持ってきたボーイで、それを受け取ったエリックはチップを渡すと追い出した。彼はバスルームに入ると出掛けるための身支度を始めるが、それと入れ替わるように入室した掃除婦は掃除機を掛けるとテーブルの上のゴミを回収箱に流し入れた。そして全ての部屋を回り終えた彼女は回収箱のゴミをダストシュート設備の投入口に押し込んだ。

毎日の日課としてゴミの集積所を回るくず拾いの久平はいつものようにホテルキャピタルにやってきた。ゴミの中から缶などの金属類を取り出していると布で包んだずっしり重たいものを見つけた。不審に思ってそれを開くと拳銃が姿を見せ、それがおもちゃなのか本物なのか確かめるために愚連隊の松公に相談することにした。本物なら五万円と要求したものの結局手にしたのは三万円だった。繁華街の裏通りで松公からコルトを受け取った辰はすぐに組織のボス・西川のもとへ向かった。西川はそれに弾を込めると足がつく恐れはないだろうなと辰に確認した。そしてその心配がないことがわかるとこれで関口を始末しろと殺し屋の健に渡した。乾分の関口は西川の情婦の真弓と密通していたのだ。

その夜、操車場に関口を呼び出した健は掟に従って勝負することになった。四つの実弾の中に不発弾が三つ混ざっており、健は弾倉にランダムに弾を込めると三度引き金を引いた。だがコルトは火を噴くことはなく関口は命拾いをした。彼を消すことに失敗したことを知った西川は怒り、麻薬の取り引きに来ていた王から高級ウイスキーとの交換で六発の銃弾を手に入れた。そして健が連れてきた関口に銃口を向け射殺したのだ。目の前で愛する人を失った真弓はベッドで眠りにつく西川を銃殺し行方をくらましたのだった。

屋台的映画館
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びーばっぷはいすくーるこうこうよたろうきょうそうきょく
東映
配給:東映
製作年:1987年
公開日:1987年12月12日 併映「はいからさんが通る」
監督:那須博之
プロデューサー:黒澤満 紫垣達郎
原作:きうちかずひろ
脚本:那須真知子
撮影:森勝
照明:野口素胖
録音:橋本文雄
美術:和田洋
編集:山田真司
キャスティング:飯塚滋
助監督:祭主恭嗣
製作担当:望月政雄 鎌田賢一
音楽:埜邑紀見男
音楽プロデューサー:高桑忠男
主題歌:「It’s All Right」仲村トオル
挿入歌:「Young Blood」仲村トオル
・・・:「Love Balladeは歌えない」清水宏次朗
技闘:臼木基晴
衣裳:越智雅之
メイク:杵渕陽子 立川須美子
スチール:久井田誠
演技事務:河合敬一
製作進行:大澤茂樹 工藤圭一朗
製作協力:セントラル・アーツ
出演:仲村トオル 清水宏次朗 柏原芳恵 宮崎萬純 五十嵐いづみ
アメリカンビスタ カラー 90分

他校生とケンカしたことがバレて一週間の停学処分を受けたトオルとヒロシ。久しぶりに教室に入ると、彼らを待っていたのはスパルタ教育で鳴らした数学教師の戸塚だった。トオルとヒロシのデータを調べ上げた新任の戸塚は彼らを暴力で根本から鍛え直そうと試みるが、大方何処かの予備校から引き抜かれた金目当てのタコ助だろうと言われ頭に血が上った。持っていた竹刀を振り下ろすとトオルがそれを受け止め、これで俺たちに何をしようというのかと言った。そしてヒロシがお互いに暴力沙汰はよしましょうとなだめたが、怒りが収まらない戸塚は竹刀を離せと暴れた。始末に負えないのでトオルが言われた通りに竹刀を離すと戸塚は勢い余って飛んで行き教室の壁をぶち破ったのだった。

学校にいても面白くない二人はデパートの屋上で暇をつぶしていたが、そこに三人のかわいらしい女子中学生がいたため声を掛けた。するとそこに彼女らの同級生の男子学生二人が助けようとやってきたのだが、それに気づいたマサオが謝れと叫んだ。だが時すでに遅く二人は簡単に伸されたのだった。トオルの家の近くに住むマサオは彼と親しく、これから因縁の四中との対決に三人で行くはずだったと話した。肝心の二人が動けなくなりマサオが頭を抱えていると、この際この人たちに行ってもらえばいいと百合が提案した。トオルたちは何故俺たちが中学生とケンカしなきゃならないのかと考えていたが、行ってくれるなら三人分の乳を吸わせてあげると百合が言ったため俄然やる気を出した。

待ち合わせの場所である寺にいたのは四中の中学生と二人の高校生だった。普通なら卑怯だぞとマサオが叫ぶはずだが、彼の後ろに控えていたのはトオルとヒロシの他に立花商業の番長の菊リン、ナンバー2のミノル、そして北高校のシンゴという強者ばかりだった。菊リンたちはケンカの後で待っている乳吸い大会に期待してついてきたのだった。

屋台的映画館

血まみれスケバンチェーンソー

  • posted at:2025-03-02
  • written by:砂月(すなつき)
ちまみれすけばんちぇーんそー
バップ
配給:バップ
製作年:2016年
公開日:2016年3月5日
監督:山口ヒロキ
製作:岡本東郎
ゼネラルプロデューサー:田村学
プロデューサー:行実良
アソシエイトプロデューサー:柴原祐一
アシスタントプロデューサー:田中亮祐
原作:三家本礼
脚本:福原充則
音楽:倉堀正彦
撮影:曽根剛
照明:加藤大輝
美術監督:宮下忠也
録音:茂木祐介
編集:山口ヒロキ
特殊造型:梅沢壮一 奥山友太
特殊メイク:下畑和秀
VFX:西田アダム
アクション監督:高東楓
アクションコーディネーター:遊木康剛
衣装:伊藤摩美
ヘアメイク:松田蓉子
音響効果:北澤亨
助監督:石川浩之
ラインプロデューサー:和田紳助
特別協力:クリアストーン
制作プロダクション:ダブ
企画・宣伝:バップ
出演:内田理央 山地まり 佐藤聖羅 奥田佳弥子 西村禮
アメリカンビスタ カラー 73分

追試を受けるために自転車で急いで学校へ向かっていたうぐいす学園中学3年A組の鋸村ギーコだったが、突然道路の脇から飛び出してきた女子学生を撥ねた。その学生は肉片が飛び散る程に顔面を撃ちつけ全身が痙攣していたことからギーコはヤバいなと思い近づいた。すると彼女の背後に忍び寄るのはトラバサミのような口に改造された神田とその仲間だった。彼女らは天才的な頭脳を持つ碧井ネロが造り出した改造死体だった。ギーコは背負った大きな黒い袋からチェーンソーを取り出すと片っ端からぶった斬った。通学を邪魔され再び学校へ向かおうとしたところ、今度は何処からかミサイルが飛んできた。ギーコは辛うじて避けたが、その発射元は全身爆弾と呼ばれるチアリーダーの爆谷さゆりだった。理由がなければタイマンを張らないのがスケバンだというギーコに対し、さゆりはそんなものがなくても戦うのがチアリーディングだと言った。さゆりが手の指に仕込んだ銃をふいに撃ってきたことからギーコは相手が本気だと考えチェーンソーをスタートさせた。

さゆりは校内で優等生として知られていたが、頼まれれば断れない応援中毒でパンツを見せて喜ぶ変態女だという噂を流された。深く傷つきトイレで泣いていたところに声を掛けてきたのがネロだった。彼女によって改造されたさゆりは体中に武器が仕込まれており、破壊力の強いミサイルは股間から発射された。だが精度が低い二発は明後日の方向へ飛んで行きすぐに弾切れを起こした。追加のミサイルを後輩の柴田と奥山が持ってきたが、待っている義理もないとギーコは二人を殴り倒すとさゆりの腕をチェーンソーで薙ぎ払った。深手の傷を負い苦しむ彼女を不憫に思ったギーコは手短にあった針と糸を使って治療し、己のプライドをかけて戦うスケバンはひねくれて恨み辛みやコンプレックスの解消のために戦うお前のようなクズ野郎は私の敵じゃないと言った。そして指示を出しているネロはどうしてこんなことをするのかと問い掛けるがさゆりは黙ったまま。振り向くと彼女は動かなくなっていた。心配になり近づくとさゆりの姿に模していた忍者研究部の怨憎が現れたのだった。今度は何だよと頭を抱えるが、始業のチャイムが聞こえたため無視して学校へ向かった。ギーコはネロが自分の命を狙う理由がいくら考えてもわからなかった。

屋台的映画館

いんこう

  • posted at:2025-02-27
  • written by:砂月(すなつき)
いんこう
にっかつ
配給:にっかつ
製作年:1986年
公開日:1986年7月26日 併映「瓶詰め地獄」
監督:小沼勝
プロデューサー:鶴英次
企画:沖野晴久 作田貴志
脚本:佐伯俊道
撮影:水野尾信正
照明:川島晴雄
録音:福島信雅
美術:金田克美
編集:川島章正
選曲:山川繁
色彩計測:高橋聡
助監督:萩庭貞明
製作担当:高橋伸行
現像:イマジカ
宣伝:東康彦
出演:麻生かおり 渡辺久美子 坂元貞美 戸上正彦 名古屋美樹
アメリカンビスタ カラー 72分

コンピューターシステム会社「テスキー」でフリーのプログラマーとして働く田所真理子は、その会社の経営者で青年実業家の宮永歩と同棲していた。三年前に離婚して今は独身の歩は真理子と一緒にいる時だけ多忙な時間から解放された。ある日、真理子は歩とともに高校生の柴崎講平の家を訪ねた。真理子と講平は通信回線料金見積りプログラムの開発チームを組んでおり、歩はその出来栄えに感心した。そこで新たな仕事として食品工場の管理システムの設計を任せることにした。一流のセンスをを持つ講平を手放したくないと考えていた歩は近々彼の家にモデムを設置したいと考えていた。会社とネットワークで繋げばディスプレイで会話をすることが容易に出来るからだ。そのことを伝えると講平はとても喜んだ。

講平は母の雪乃と二人で暮していた。夏休みに入ると彼は部屋に籠ってパソコンと向き合っていた。勉強が疎かになっているのではないかと心配する雪乃は昼食時にそのことを切り出すが、今度のプログラムの開発は勝負だからそれどころではないと言った。そして食事を早々に終えると離れにあるプレハブの自分の部屋に戻って行った。雪乃は呆れて何も言えなかった。

ある日、真理子が出社すると同僚の杉野五月が村松という男から喫茶店でいつまでも待っているという電話があったと伝えた。だが五月は真理子の態度からマズいことをしたと後悔した。仕方なく村松と会うことにした真理子は何を言われてもしばらく黙っていたが、あの男とつき合っているんだろうと尋ねられると、歩がちょっとしたことにこだわったりつまらないことで泣いたりしていた自分を変えてくれたと言った。彼女が他の男と寝ていることが耐えられない村松は何とか関係を修復したいと願い出るが、みっともないあなたの方だと言われ反論できなかった。

講平の部屋で作業を終えた真理子は帰ろうとするが玄関で脱いだ靴が見当たらなかった。最初はいたずらで隠したのだと思っていたが、講平が真剣な目をしていたことから身の危険を感じ怒って裸足で逃げ出した。夜道を歩いているとその先に自分の靴が置いてあり、暗闇に隠れていた講平に押し倒された。歩との約束に送れるから止めて欲しいと真理子が言うと、我に返った彼は慌てて逃げて行った。その後、バーで歩と会っても仕事の話ばかりで自分の話を聞いてもらえず、真理子の興味は講平の方へ移って行った。

屋台的映画館

序の舞

  • posted at:2025-02-24
  • written by:砂月(すなつき)
じょのまい
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1984年
公開日:1984年1月14日
監督:中島貞夫
企画:日下部五朗 奈村協
原作:宮尾登美子
脚本:松田寛夫
撮影:森田富士郎
音楽:黛敏郎
美術:井川徳道 佐野義和
照明:増田悦章
編集:市田勇
助監督:清水彰
録音:栗山日出登
整音:荒川輝彦
記録:森村幸子
装置:太田正二
装飾:福井啓三
背景:西村三郎
絵画指導・題字:山本六郎
絵画制作・協力:白数徳郎 宮本道夫 藤森哲朗 秋好泰海
美粧結髪:東和美粧
衣裳:黒木宗幸
舞踊振付:藤間紋蔵
演技事務:下川護
進行主任:山本吉應
出演:名取裕子 風間杜夫 三田村邦彦 水沢アキ 小林綾子
アメリカンビスタ カラー 145分

安政五年、貧しい農家で生まれ育った勢以は九歳の時に養女に出された。勢以の養家である島村家は京都でちきりやという葉茶屋を営んでおり、主人の甚八は彼女を本当の子供のように育てた。勢以が十八歳の時に三百年続いた徳川幕府が倒れ、その翌年の明治二年に養父母が相次いで世を去った。翌明治三年、世話人の紹介により壬生寺で御華足という供物を盛る台の彫物職人をしていた若者を婿養子に迎えたが、五年後の明治八年に夫は二児を残して急死した。勢以は二十六歳で若後家となり、心配した母親の麻はちきりやを訪れると女手一つで食べていくのは大変だから、家族が共倒れになるのなら長女の志満を養女として手放した方がいいと助言した。勢以は自分が働けば何とか暮らして行けるだろうと考えており、それを聞いた麻が女子はどうせ嫁に出さなければならないのだから遅いも早いも同じだと言った。それが養女に出された理由だと知った勢以は信念を貫くことにした。その夜、自分が養女に出されるのではないかと不安を覚えた志満は赤ん坊である妹の津也の目を潰そうとした。茶の手揉みをしていた勢以はそのことに気づくと急いで止めさせるが、志満はその時に囲炉裏の鉄瓶を倒してしまい右腕に火傷を負った。この件をきっかけにして勢以はこれまで以上に二人に愛情を注ぐことに決めた。

津也は小学校に上がると担任の西内太鳳のおかげで絵の才能を開花させた。母を描いた絵が展覧会で賞を取ったことから西内は卒業したら画塾へ行くことを勧めた。だが女性が画家として食べて行くのは不可能に近いと考えていた勢以は反対した。すると志満は彼女の分まで家の手伝いをするから望みを叶えて欲しいと懇願した。津也の頑固で気の強い性格は母親譲りで、卒業すると画家の高木松溪が主宰する松溪塾に通った。そこで筆の使い方から始まる技法を習得した彼女は十六歳で島村松翠を名乗り、明治二十三年の第三回内国勧業博覧会に「四季美人図」を出品して一等褒状を受賞した。その絵は来日中だった英国皇族のコンノート殿下が買い上げたということで忽ち話題になり、そのことを新聞の記事で知った勢以は涙ながらに喜んだのだった。

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