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海底3万マイル

  • posted at:2022-04-19
  • written by:砂月(すなつき)
かいていさんまんまいる
東映動画
配給:東映
製作年:1970年
公開日:1970年7月19日 併映「タイガーマスク ふく面リーグ戦」「ひみつのアッコちゃん 涙の回転レシーブ」「もーれつア太郎 ニャロメの子守唄」「柔道一直線」
演出:田宮武
製作:大川博
企画:山梨稔 茂呂清一 横山賢二
原作:石森章太郎
脚本:岡本克巳
作画監督:奥多貞弘
美術:山崎誠
色彩設計:内川文広
撮影:高梨洋一 山田順弘
録音:波多野勲 
音響効果:大平紀義
編集:花井正明
記録:池田紀代子
現像:東映化学
製作進行:古沢義治
音楽:渡辺岳夫
挿入歌:ザ・ココナッツ 水森亜土 ボーカル・ショップ
声の出演:野沢雅子 小鳩くるみ 人見明 納谷悟朗 海野かつお
シネマスコープ カラー 60分

大島海洋開発研究所の所長で科学者の父親を持つイサムは、勉学に励むことを条件に、海面に対して船体が垂直に立つ海洋調査船FLIP(FLoating Instrument Platform)に乗せてもらった。エレベーターでビル5階分に相当するといわれる最下層に行くと海底は目の前にあり、そこでは海洋開発を行う自動制御の海底ブルドーザーがせわしなく動いていた。海の底を人間の役に立てるように開発する父親をイサムはとても尊敬していた。大島に戻るとペットのチーター相手にサッカーをしていたイサムは、通り掛かった職員のジープに乗せてもらい火山の測候所に向かった。そこで彼は火山見物にきていた不思議な少女と出会うが、突然地面が揺れ始め火口から巨大な怪物が顔を出した。イサムとチーターは少女を連れて急いで岩場に身を隠した。火焔竜が吐く火の玉は観光客や戦闘機を次々と熔かして行った。少女はペンダントの発信器で小型高速船・シースルー号を呼び出したが目の前で起きた地割れで行く手を阻まれた。後ろに迫る火焔竜。間一髪で現れたシースルー号は二人と一匹を救い出し、火焔竜は自分の重みで足元の地面が崩れ地割れの中に落ちて行った。少女は助けてもらったお礼にイサムを自宅に招待した。

シースルー号は人間の技術が及ばない程の海底深くに進んで行った。やがて巻貝状の建物にたどり着くとイサムは少女の自宅が未知の建築物だったことを知り目を丸くした。護衛役のタトルとオクトパスに案内されて海底王に挨拶したイサムはその横に立つ正装に着替えた少女を見て驚いた。彼女は海底王国アトラスのエンジェル王女だった。この方にとてもお世話になったと父親に言うと、海底王はもてなしの用意をするようにとタトルに命じた。

タトルたちの報告でエンジェルたちが火焔竜に襲われたことを知った海底王は話を詳しく聞くために二人を書斎に呼んだ。アトラス人が地上に住んでいた太古の昔、祖先の国の真ん中にある炎の湖に火焔竜がいた。火焔竜はとてもおとなしい動物で人間に養われて平和に暮らしていたが、ある日マグマ1世という王が即位すると世界中を我が物にしようと企み軍隊の先頭に立たせようとした。そして炎の湖から引き揚げようとしたところ火焔竜は突然口から火を噴いて暴れ出し、それと同時に地震が起こり火山が噴火した。天罰により地上にいられなくなったマグマ王の一派は地底に逃れ、その他の者たちは海底で新しい国を造ったのだった。その後の地球の変動で火焔竜は死に絶えたと伝えられていたため海底王の不安は大きくなった。

屋台的映画館
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柴公園

  • posted at:2022-04-16
  • written by:砂月(すなつき)
しばこうえん
「柴公園」製作委員会(アミューズメントメディア総合学院=テレビ神奈川=TOKYO MX=とちぎテレビ=群馬テレビ=テレビ埼玉=千葉テレビ放送=KBS京都=サンテレビ=BS12 トゥエルビ=ハピネット=イオンエンターテイメント=スターキャット)
配給:AMGエンタテインメント
製作年:2019年
公開日:2019年6月14日
監督:綾部真弥
製作総指揮:吉田尚剛
企画:永森裕二
製作:近藤和之 水島鮎子 冨澤幸一 淵上詩乃 出口雅史 小森健一郎 南哲也 久保仁 清水友明 金井隆治 有馬一昭 大石菊弘
プロデューサー:岩淵規
脚本:永森裕二
撮影:伊藤麻樹
照明:藤森玄一郎
録音:井家眞紀夫
装飾:うてなまさたか
小道具:古澤禅
衣裳:岡本佳子
メイク:佐々木愛
動物トレーナー:ZOO動物プロ
編集:岩切裕一
監督補:田口桂
助監督:石田和彦
音楽:沢田ヒロユキ ペイズリィ8
主題歌:「カンタンアイテラス」岡部力也
制作担当:田中清孝
制作プロダクション:MEDIAND
企画:AMGエンタテインメント
配給協力:イオンエンターテイメント
出演:渋川清彦 大西信満 ドロンズ石本 桜井ユキ 水野勝
アメリカンビスタ カラー 99分

とある街の公園。あたるパパ、じっちゃんパパ、さちこパパの3人は、柴犬の散歩時間が重なったことで顔見知りになり、いつも決まったベンチで他愛のない世間話で時間を潰すようになった。そしてまた今日も無駄話が始まった。あたるパパは最近、一郎という名の豆柴を預かったが、飼い主が中々戻ってこなかった。その飼い主というのがちょっと変な人で、成り行きで引き受けることになったのだ。さちこパパからもし預かる前に戻れたらどうするかと質問されたあたるパパは、あたると二人暮らししていたときと比べて新鮮味があるのでやはり引き受けるだろうと答えた。家族観という言葉の響きにじっちゃんパパが興味を持つと、さちこパパは嫁取りの話をした。それはあたるのことではなくあたるパパの方だった。するとあたるパパは昔から人間の家族に縁がないんですと言った。彼の父親はとんでもない頑固者で、その頑固さ故に母親が家出した。父親の頑固さを受け継いでいることを自覚しているため、あえてそのことに触れないようにしていたのだった。

翌日、あたるパパが出勤の支度をしていると、一郎の飼い主から電話が掛かってきた。その男は柴二郎という中年ニートで、今は訳あってアルゼンチンを旅しているのだ。いつ帰るんですかとあたるパパが尋ねると、二郎はさあねと答えた。大学の理学部でコケ類の研究をするあたるパパは熱心なあまり周りが見えなくなることがあった。特に恋愛に関しては鈍感で、同僚の室町洋子が好意を持っていることにも気づかなかった。そんな彼の心の拠り所があたるだった。いつでもあたるの姿が見たいと考えた彼は室内にペットカメラを設置した。そうすれば通勤時間でもスマホを通してその日の様子を確認することが出来るからだ。ある日、いつものように通勤バスの中であたるたちの姿を見ていると恐ろしい光景を目の当たりにした。何者かがカメラの前をよぎったのだ。矢も楯もたまらず自宅に戻ると、ソファーでくつろいでいたのはあたるパパの父親だった。お前が犬を飼うなど想像もつかないから順を追って手短に要点だけを話せと父親が文学部教授感で言うと、あたるパパは今に至る経緯を話し始めた。

屋台的映画館

地球へ・・・

  • posted at:2022-04-13
  • written by:砂月(すなつき)
てらへ
東映動画
配給:東映
製作年:1980年
公開日:1980年4月26日
監督:恩地日出夫
製作:今田智憲
企画:有賀健 田宮武
製作担当:岸本松司
原作:竹宮恵子
脚本:恩地日出夫 塩田千種
音楽:佐藤勝
主題歌:「地球へ・・・」ダ・カーポ
・・・:「愛の惑星」ダ・カーポ
美術監督:土田勇
キャラクターデザイン:須田正己
作画監督:鈴木信一
アニメーション演出:笠井由勝
メカデザイン・プロジェクトチーム:ひおあきら 須田正己 土田勇 青嶋克己 八島善孝
撮影:吉村次郎 池田重好
編集:鳥羽亮一 片桐公一
録音:二宮健治
音響効果:松田昭彦
録音スタジオ:タバック
演出助手:大関雅幸
記録:池田紀代子
仕上進行:平賀豊彦
美術進行:島本武
製作進行:池田裕之 伊藤文夫
宣伝:徳山雅也
現像:東映化学
声の出演:井上純一 秋吉久美子 志垣太郎 薬師丸ひろ子 岸田今日子
スタンダード カラー 119分

S.D.(Superior Dominance=特殊統治体制)500年、地球から2万光年離れた植民惑星の育英都市アタラクシアではジョミー・マーキス・シンが「目覚めの日」を迎えようとしていた。500年前、青かった地球は大気の汚染と分解不能の毒素により海から魚が消えた。人間が地球を窒息させていることに気づいた人類は、生命力が回復するまで地球から離れることに決めた。科学の発展でワープ航法を手に入れていた人類はマザーコンピュータとともに植民惑星へ移住した。人類は再び地球を荒廃させないために体の仕組みを改造し管理を全てコンピュータに任せた。人工子宮により生まれた子供は無作為に選ばれた血縁のない養親に育てられ、目覚めの日と呼ばれる14歳の誕生日を迎えるとマザーコンピュータによる成人検査が行われる。そして合格すると過去の記憶が消去され、大人としての常識と地球人として生きるための知識を教育するエデュケーショナル・ステーションへ送られる。ジョミーは目覚めの日の数日前から不思議な夢に悩まされていた。

ジョミーのやんちゃな性格は学校で問題視されていた。普通人(コモン)として暮らす人々はマザーコンピュータの直轄組織である「ユニバーサル・コントロール」の監視下に置かれているが、ジョミーの行動が体制に対する批判精神と判断され職員による強制的な心理検査を受けさせられた。彼らの目的は「ミュウ」と呼ばれる超能力を持った新人類のあぶり出しだった。精神が繊細なミュウは思念波で深層心理を探られることに耐えられないが、ジョミーは過酷な検査を耐え抜き疑いが晴れた。目覚めの日を迎えると、ジョミーの成人検査はパラフィック遊園地で行われた。地下ロードコースターという施設のコースからテラズ・ナンバー5というコンピュータへ誘導されたジョミーはそこで頭の中の記憶を全て消去するという説明を受けた。地球の完全管理態勢に順応するための処置として記憶の消去が始まるが、ミュウの妨害によってそれは中断した。ジョミーは待機していた警官隊に取り囲まれ危険分子として処刑され掛かるが、テレパシーで話すリオによって救出された。リオが操縦する宇宙艇が地上を離れると、ジョミーは各テラズ・ナンバーが管理するコロニーのうちの一つで暮らしていたことを初めて知った。

屋台的映画館

ハンサム・スーツ

  • posted at:2022-04-10
  • written by:砂月(すなつき)
はんさむすーつ
「ハンサム★スーツ」製作委員会(アスミック・エース エンタテインメント=住友商事=ソニー・ミュージックエンタテインメント=電通=WOWOW=関西テレビ放送=集英社=Yahoo! JAPAN)
配給:アスミック・エース
製作年:2008年
公開日:2008年11月1日
監督:英勉
製作:豊島雅郎 大澤善雄 竹中幸平 島本雄二 和崎信哉 別本恒夫 山路則隆 喜多埜裕明
企画:山田雅子
プロデューサー:山田雅子
ビジュアルディレクター:飯田かずな
ラインプロデューサー:上原英和
アシスタントプロデューサー:伊達毅
アソシエイトプロデューサー:蔵本憲昭 高橋雅奈
脚本:鈴木おさむ
音楽:川口大輔
撮影:小宮山充 北川聡
テクニカルディレクター:関口明
照明:保坂温
美術:吉田透
装飾:寺尾淳 夏苅枝里香
スタイリスト:九 伊島れいか
録音:益子宏明
編集:掛須秀一
助監督:山本英之
キャスティング:中元浩司
製作担当:加藤誠
主題歌:「マイ・レボリューション」Missing Linkと塚地武雅
制作協力:東北新社 サーマル
製作プロダクション:アスミック・エース エンタテインメント
出演:谷原章介 塚地武雅 北川景子 佐田真由美 大島美幸
アメリカンビスタ カラー 115分

大木琢郎、33歳。琢郎の「琢」が「豚」に似ていることから豚郎というあだ名で呼ばれている。両親は彼が生まれてからすぐに離婚し、母親のサキが定食屋を営みながら女手一つで育てた。琢郎は母親ゆずりの料理上手でコックになりイタリアで修業までしたが、10年前に母親を亡くしたことで大衆食堂こころ屋を彼が継いだ。恋愛の方はさっぱりで、33年の間に告白して振られること実に101回。彼にとって悔やまれること、それはデブでブサイクであることだった。ある日、こころ屋にアルバイト志望の女性が訪ねてきた。その女性は星野寛子といい、琢郎はあまりの美しさに一目惚れした。だがきっと店主の自分を見て後悔しているだろうと思い断った。ところがその直後にしたくしゃみの飛沫にも動じず、更には体調の心配までしてくれたことに感動し一転して採用を決めた。寛子は良く働き良く気が利いた。琢郎は注文の度に目が合うのを恋だと思った。

寛子は450円均一の定食が安すぎると感じていた。そこで古参のアルバイト・米沢明にそのことを尋ねると思わぬ答えが帰ってきた。明はサキが切り盛りしていた頃から働いているが、琢郎は母の遺志を受け継いで味も値段も守ろうとしていると言った。寛子は以前この店に父親と食べにきたことがあるが、その時に食い逃げしようとした客をたまたま財布を忘れてきただけだと咎めなかったのだ。その様子を見た寛子は琢郎のカッコよさに胸がキュンとなった。そのことを思い出した彼女はアルバイトの募集をきっかけに再びこの店を訪れたのだ。

彼が寛子に惚れていることを常連客たちは皆気づいており、何とか告白させようと焚きつけた。どうしようかと公園のブランコで思い悩んでいると見知らぬ男が声を掛けてきた。その男は沢田という紳士服のセールスマンで、チラシを渡すと「うちのスーツでレッツハンサム」と言った。夕方になり店を閉めると琢郎は寛子のためにシチリア風地中海気まぐれパスタを作った。寛子は一口食べて好きですと言ったが、琢郎はそれがパスタのことなのか自分のことなのかわからなかった。そこで思い切って告白したのだが、その理由が外見だとわかると寛子は失望し店を出て行った。

数日後、琢郎が友人の結婚式に着て行くスーツを買うために紳士服店を訪ねると、沢田が真っ先に出てきて人生を変えるスーツが欲しいんでしょと言った。すると店長の白木が現れ奥の部屋へ連れて行った。彼が薦めるとっておきの一品、それはどんなブサイクな人でも着るだけで理想の顔と体形が手に入る「ハンサムスーツ」だった。

屋台的映画館

アリババと40匹の盗賊

  • posted at:2022-04-07
  • written by:砂月(すなつき)
ありはばとよんじゅっぴきのとうぞく
東映動画
配給:東映
製作年:1971年
公開日:1971年7月18日 併映「ゴーゴー仮面ライダー」「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」「アンデルセン物語 おやゆび姫」「魔法のマコちゃん」
演出:設楽博
製作:大川博
企画:高橋勇 茂呂清一 旗野義文
脚本:山元護久
作画監督:大工原章
美術監督:横井三郎
色彩設計:下川忠海
音楽:宇野誠一郎
主題歌:大山のぶ代 ボーカル・ショップ ヤング・フレッシュ
撮影:井出昭一郎 町田賢樹
録音:波多野勲
編集:千蔵豊 花井正明
音響効果:大平紀義
記録:高野ヒサ子
現像:東映化学
製作進行:古沢義治
声の出演:大山のぶ代 滝口順平 富田耕生 大塚周夫 納谷悟朗
シネマスコープ カラー 56分

その昔、アラビアにアリババ王国という国があった。国王のアリババ33世の先祖は40人の盗賊団を倒して莫大な財宝を手に入れた初代アリババだった。かつて地下の大金庫には床に重みでくぼみが出来る程の金貨があり、ダイヤやルビー、サファイアなどの宝石が所狭しと積まれていた。ところが父親の代までに大金庫の半分がなくなり、アリババが残りを使い果たしたのだった。彼に仕える警察署長は、こうなったのはあなたのせいだと指摘した。大金庫に残されたのは薄汚れた古いランプのみ。クズ屋も引き取らないような代物を警察署長が服の袖で拭いてみると、突然中から巨大な魔物が現れた。主人の願いなら何でも叶えると魔物が約束すると、腹ペコのアリババは御馳走を持ってこいと命令した。ところがペットとして飼っているメスネコのミケを見るなり震え出しランプの中に閉じ籠ってしまった。魔物はネコが大の苦手なのだ。このままでは願いが叶わないことがわかると、アリババは警察署長に国中のネコ狩りを命じた。

警察署長は部下を引き連れて街中のネコを捕まえた。その様子を陰から見ていたアル・ハック少年はかわいそうに思い抗議をするが、陛下の命令だと足蹴にされた。ネコがいなくなったと聞き安心したアリババは再び魔物を呼び出して御馳走を注文するが、ガラの悪いネコに睨まれてまたランプに戻った。警察署長は罠を仕掛けて野良ネコの集団を一網打尽にすると護送車に詰め込むが、機会を狙っていたハックとネズミのカジルに仕返しされた。

野良ネコたちを助け出したことでハックはボスのドラを始めとする38匹から感謝された。すると偵察から帰ってきたカジルがハックの首に賞金が懸かっていることを伝えた。「国王の命令に背きネコを逃がした大罪人、捕まえた者には金貨10枚を与える」と書かれたポスターが街のいたるところに貼られていることを知ったドラは子分を引き連れてアリババ城に殴り込みに行くことにした。するとカジルはハックが盗賊のリーダのアル・ハックの子孫であるという秘密を打ち明けた。ハックは先祖が率いた40人の盗賊団になぞらえ、ドラたちと協力して奪われた宝を取り返すことに決めた。だがネコ小屋は兵士たちに取り囲まれていた。

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