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新 仁義なき戦い 組長最後の日

  • posted at:2021-11-06
  • written by:砂月(すなつき)
しんじんぎなきたたかいくみちょうさいごのひ
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1976年
公開日:1976年4月24日 併映「キンキンのルンペン大将」
監督:深作欣二
企画:日下部五朗 橋本慶一 奈村協
脚本:高田宏治
撮影:中島徹
照明:増田悦章
録音:中山茂二
美術:雨森義允
音楽:津島利章
編集:市田勇
助監督:野田和男
記録:田中美佐江
装置:近藤幸一
装飾:柴田澄臣
背景:平松敬一郎
美粧:伊藤実
結髪:福本るみ
スチール:中山健司
演技事務:森村英次
衣裳:岩逧保
擬斗:上野隆三
進行主任:伊藤彰将
出演:菅原文太 松原智恵子 和田浩治 桜木健一 地井武男
アメリカンビスタ カラー 91分

閏年の2月29日夜、宮本幸子という若い娼婦が尼崎市の連れ込みホテルで殺害された。現場に残された毛髪と指紋から大阪坂本組系米元組準構成員・今村正人が指名手配されたが、その2日後に道頓堀川貯木場付近で死体となって発見された。幸子がヒロポンの常習者であったことから警察は事件を売人同士の縄張り争いが原因と睨み、幸子の情夫で尼崎市河原組準構成員の西本明を重要参考人として取り調べた。だが西本には恋人の小中美鈴といたアリバイがあったことで刑事たちは歯ぎしりした。美鈴が娼婦として金を稼ぐ間にパチンコ屋で時間を潰していた西本だったが、米元組の組員に突然取り囲まれ若衆の中道努が待つ喫茶店に連れて行かれた。中道は今村を殺した人物の名前を強引に聞き出そうとするが、美鈴から知らせを受けた兄貴分の津川一成が拳銃を持って乗り込み大暴れした。仲間を殺された中道は単身で河原組に殴り込むが組長の暗殺は未遂に終わった。すると河原組の組員は報復として組長の米元政夫を狙撃し、坂本組の事務所にダイナマイトを投げ込んで爆破したのだ。紛争を引き起こした米元組は大阪に本拠を置く関西最大の暴力団・坂本組に属している。一方、河原組は北九州一帯に威勢を誇る九州玄龍会と七人会の契りを結んでいた。西日本を分ける二大組織は一触即発の危地に突入したのだった。報復を警戒する大阪府警は兵庫県警と協力して坂本組と米元組、そして河原組にガサ入れを行い 麻薬、賭博、企業暴力などの資金源を断って戦闘能力を喪失させる作戦に出た。

北九州で港湾の仕事を請け負う岩木組に福岡県警の杉本刑事が訪ねてきた。尼崎事件で指名手配をされている津川一成、田中好美、西本明の3人が九州方面に逃亡したという情報を掴んだため、若頭の野崎修一に協力を求めにきたのだ。責任感の強い野崎は組長の岩木定春や妻の久乃から絶大な信頼を得ており二代目を何時任されてもいい状態になっていた。だが野崎自身は渡世稼業よりも会社の運営に重きを置いていたため事あるごとに断っていた。同じ頃、坂本組組長・坂本英光の還暦祝いを壮大に行うことを知った中道は、保釈金を支払ってもらった恩を返すために家を売って資金を作ることにした。それを聞いた妻の麻美は戸惑うが、親分に気に入られているから心配ないという言葉を信じようと努めた。だが不安はぬぐい切れず頼って電話を掛けた先は兄の野崎だった。彼の猛烈な反対を押し切って中道は麻美と結婚したが、その後は絶縁状態となっていた。久しぶりに兄の声を聞いて安心した麻美は、全てがうまく行っていると嘘をついて受話器を置いた。

屋台的映画館
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エロス学園 感度ばつぐん

  • posted at:2021-11-04
  • written by:砂月(すなつき)
えろすがくえんかんどばつぐん
日活
配給:日活
製作年:1977年
公開日:1977年10月1日 併映「幻想夫人絵図」
監督:蔵原惟二
プロデューサー:八巻晶彦
脚本:桃井章
撮影:萩原憲治
照明:高島利隆
録音:古川恒夫
美術:川船夏夫
編集:鈴木晄
音楽:奥沢散策
挿入歌作曲:井関磨里
助監督:村井良雄
色彩計測:米田実
現像:東洋現像所
製作担当者:天野勝正
技斗:田畑善彦
出演:小川亜佐美 森川麻美 結城マミ 桂たまき 村国守平
シネマスコープ カラー 70分

ミス英呂西学園で3年B組のクラス委員、しかも陸上部のホープである日向みさは高根の花。そんな彼女に片思いをする冴えない吉沢忠男は心の内を伝えることが出来なかった。抑えられない気持ちはいつしか夢となり、授業中での居眠りの最中に夢精した。それが許せないのは教師たちがアマゾネスと恐れる彼女の親衛隊だった。例え夢の中であってもみさを汚すなんて身の程知らずだと所構わず吉沢を袋叩きにしたのだ。

みさは柔道部の葉山明美、新聞部の田代佳江と特に仲が良かった。部活を終えた3人が下校していると、阿賀平高校のスケバンたちに取り囲まれた。身の危険を感じたみさたちは走って逃げたが人気のない草むらでついに捕まってしまった。リーダーである富子の目的、それは3人の中のみさにあった。陸上競技でいい記録を出す女の中にはたまに化けた男が混じっているから、対抗試合を公正に行うためにセックスチェックをするのだという。羽交い絞めにしてみさのパンティーを脱がそうとしていると風変わりな男が現れた。薄汚れた学生服に麦藁帽、そして子豚を小脇に抱えたその男はあっという間に富子の服を脱がすと押し倒した。

翌日、みさのクラスに転校生としてやってきたあの男・桂木竜は少年院から出てきたばかりだった。強気なみさのことが気に入った桂木が彼女の行く先々に現れるため、明美と佳江はボディーガードとして両脇に立った。同じ頃、吉沢は桂木のことを調べ上げた親友の梅野良からその話を聞いた。桂木は15歳のときに隣の家の人妻を強姦して以来、今までに数十人の女を犯して3回も少年院送りになっていた。その度に高校を退学となり流れ流れて5番目となるこの高校にたどり着いたのだ。童貞の吉沢と梅野が例え鼻つまみ者だったとしても自由に出来るなんてうらやましいと話していると、校舎の中から女性の悲鳴が聞こえた。声の主はみさにつきまとう桂木を懲らしめに行った佳江で、ミイラ取りがミイラになったのだ。吉沢たちは窓からその様子を静かに眺めていると、桂木はおもむろに紙を取り出した。それは「犯しの竜」として活動を始める宣言書で、学園新聞に載せろと強要した。昇天させられた佳江は言いなりになるしかなかった。

屋台的映画館

男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

  • posted at:2021-11-01
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとらじろうさらだきねんび
松竹
配給:松竹
製作年:1988年
公開日:1988年12月24日 併映「釣りバカ日誌」
監督:山田洋次
プロデューサー:島津清
企画:小林俊一
原作:山田洋次 俵万智
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:鈴木功
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:森篤信
装飾:露木幸次
衣裳:松竹衣裳
美粧:宮沢兼子
現像:東京現像所
進行:副田稔
製作担当:峰順一
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
撮影機材:パナビジョン
協力:早稲田大学 小諸市 柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 三田寛子 尾美としのり 下條正巳
シネマスコープ カラー 100分

柴又の商店街に幼稚園で行われている運動会の音楽が流れてくる秋の日、くるま菓子舗に車寅次郎からハガキが届いた。それを読んだ甥の諏訪満男は「いいなあ、おじさんは」とつぶやいた。大学受験を控える彼は将来について悩んでいるが、心配なのは本人だけでなく家族も同様だった。その頃、寅次郎は信州・小諸を旅しており、バス停で待つ老婆・中込キクエと親しくなった。茶の一杯のはずが居心地が良くなり一晩だけ世話になることにした。

翌朝、小諸病院の医師・原田真知子が迎えにきたが、キクエは家を離れたくないとわがままを言った。彼女は検査のための入院をすることになっているのだが、もう二度と家に帰ってこれないのではないかと考えていたのだ。頑固なキクエを納得させるために寅次郎は付き添うと約束し、了承させると真知子は彼に感謝した。病院につきキクエを無事に入院させたが、寅次郎はまだ朝から何も食べていなかった。そのことを知った真知子は仕事を終わらせ自宅に招いた。真知子は一人暮らしだが、早稲田大学で学ぶ姪の由紀が時折訪ねてきて身の回りの世話をした。国文学を専攻する由紀は今短歌を勉強しており、夕食後にその話題で盛り上がるが、あまり長居をしては申し訳ないと寅次郎は出て行った。

由紀が今回真知子を訪ねてきた理由、それは祖母から預かったお見合いの写真を見せることだった。相手は妻との死に別れで子供はなし、しかも東京の病院の経営者だった。真知子は写真を見るなり細面の人は好きじゃないと文句をつけ、むしろ顎が張っていてがっしりした逞しい人がいいと言った。それを聞いた由紀がじゃあさっきの寅さんみたいな顔がいいのと尋ねると、真知子は何だか懐かしい人にあったような気がしていたと顔をほころばせた。彼女は知らず知らずのうちに死んだ夫の面影を寅次郎に重ね合わせていたのだった。翌日、真知子がキクエの病室に行くと小さな花束が置いてあった。彼女の話で寅次郎が東京に帰ったことを知った真知子は、顔を出してくれればいいのにと独り言をつぶやいた。

屋台的映画館

金語楼の三等兵

  • posted at:2021-10-29
  • written by:砂月(すなつき)
きんごろうのさんとうへい
新東宝
配給:新東宝
製作年:1959年
公開日:1959年1月15日 併映「カックン超特急」
監督:曲谷守平
製作:大蔵貢
企画:津田勝二
原案:有崎勉
脚本:川内康範
撮影:岡戸嘉外
照明:石森浩
録音:村山絢二
美術:加藤雅俊
音楽:石松晃
編集:金子半三郎
助監督:柳生六彌
製作主任:川田信義
出演:柳家金語楼 坊屋三郎 池内淳子 鮎川浩 川田孝子
シネマスコープ モノクロ 65分

昭和七年。青山連隊区徴兵検査場にいたのは兵役適齢に達した噺家三遊亭金三こと山下敬太郎だった。兵役から何としても逃れたい敬太郎は持ち前のユーモアで何とか切り抜けようとしたが、その努力も虚しく甲種合格した。その夜、入営を祝っての壮行会が料亭で開かれ、敬太郎は陽気に踊っていた。そこに現れたのは芸者の菊弥を追い掛けてきた若旦那で、敬太郎は咄嗟に彼女を庇った。今夜から俺の物になると約束をしたと言い張って菊弥を連れて行こうとする若旦那に、敬太郎は自分の許婚だと嘘をついて相手が振り上げたビール瓶をもぎ取って凄んだ。その迫力に気圧された若旦那は腰を抜かして逃げ出したのだった。師匠の三遊亭金太郎は弟子のために男の儀式の場を用意したが、詳細を知らない敬太郎は言われるがままに待合茶屋へ向かった。そこで待っていたのはなんと菊弥だった。あなたが除隊するまで千年でも万年でも待ち続けると菊弥が誓うと、敬太郎はそれが本当なら女房として迎えると約束した。そして二人は夫婦の契りを結んだ。

敬太郎は東山中隊歩兵第一連隊に配属された。同じく配属されたのは徴兵を逃れようと視力が悪いふりをした僧侶の馬場、吃音のふりをした豆腐屋の木田、入れ墨屋の秋山など検査場で知り合った者たちが皆揃っていた。彼らは丹羽班長に軍隊精神を叩き込まれ厳しい訓練に耐えた。ある夜、抜き打ちの私物検査が行われ、丹羽は敬太郎がベッドに隠した大量のあんパンを見つけた。それは敬太郎の落語が気に入った東山大尉からのご褒美だったが、あまりにも多すぎて食べきれなかったのだ。もったいないと丹羽が一つ手に取るとその下から封書が出てきた。それは菊弥から届いた手紙で、丹羽は興味本位で声を出して読めと敬太郎に命じた。断れない彼は仕方なく読み始めたが、何処の馬の骨だかわからないような下士官に殴られるようなことがあったら私は悲しいと書いてあったことが丹羽の逆鱗に触れ、上官への侮辱として三日間の厩当番を命じられた。厩の仕事はつらかったが、一人になれることもあって妄想に耽った。そんなときに限って東山が見回りに現れ、不寝番を命じられた上に三等兵に格下げされた。

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兵隊やくざ

  • posted at:2021-10-26
  • written by:砂月(すなつき)
へいたいやくざ
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1965年
公開日:1965年3月13日 併映「若親分」
監督:増村保造
製作:永田雅一
企画:久保寺生郎
原作:有馬頼義
脚本:菊島隆三
撮影:小林節雄
録音:飛田喜美雄
照明:渡辺長治
美術:下河原友雄
音楽:山本直純
編集:中静達治
助監督:崎山周
製作主任:上嶋博明
出演:勝新太郎 田村高廣 淡路恵子 滝瑛子 山茶花究
シネマスコープ モノクロ 102分

日本から何百里と離れたソ連との国境に近い満州国・孫呉。その街はまるで兵営で、四万の軍隊と兵隊相手の酒場、そして女郎屋しかなかった。遥か南方の都会とはたった一本の鉄道で繋がり、逃げようにも逃げられない荒野に孤立した刑務所だった。そこには猛烈な訓練と厳しい軍律で有名な部隊があり、入隊した兵隊たちは地獄のような苦しみに耐えられず脱走しては逮捕され中には自殺する者までいた。だが大宮貴三郎という男だけは例外だった。

昭和十八年早春の太平洋戦争もそろそろ雲行きが怪しくなってきた頃、六人の初年兵が入隊することになった。その中に前科はないが手をつけられない程の暴れん坊と聞く大宮がいたが、その指導係に任命されたのは三年兵の有田上等兵だった。軍隊が大嫌いな有田は出世よりも自由になることを望み、幹部候補生の試験をわざと滑って翌年の除隊を楽しみに待っていた。ところが柔よく剛を制すが持論の中沢准尉から直接任命されたため引き受けざるを得なくなったのだ。

満州に桜が咲かない春がくると四年兵が満期除隊で内地に帰還した。それと入れ違いに東京からやってきたのが四百人の初年兵だった。暴れ馬の大宮はその中にいた。風邪気味と称して勤務をサボる有田に替わって白井上等兵が初年兵の指導を行い殴って服従させようとした。ところが大宮はビクともせず逆に簡単にひねられたのだった。有田は演習の泥と汗を落としたいという大宮たちの入浴を許可したが、その時間は砲兵隊の順番だった。彼の予想通りに風呂場は乱闘の場と変わったが、大宮は全ての砲兵をノックアウトしたのだ。この事件以来、大宮の名は部隊中に広まり英雄になった。だが軍隊では一つ隊が違えば敵同士、まして砲兵と歩兵は赤の他人である。砲兵隊は大宮をつけ狙い復讐の機会を待っていた。挨拶をしなかったことを理由に黒金伍長から呼び出しを受けた大宮に、有田は何を言われても我慢をして絶対に手を出すなと言い含めた。大宮が出向いた間に白井上等兵が黒金の素性を調べた結果、乙種幹部候補生の二年兵で入隊前に大学でボクシング部にいたことがわかった。有田は部屋に乗り込むと軍隊は襟の星の数よりメンコの数が物を言うんだと黒金に迫り、上官ではないお前が大宮を殴ったのだから報復させてもらうと凄んだ。すると気を失い掛けていた大宮はニヤリと笑い黒金に飛び掛かったのだった。

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