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怪獣大戦争

  • posted at:2016-11-06
  • written by:砂月(すなつき)
かいじゅうだいせんそう
東宝
配給:東宝
製作年:1965年
公開日:1965年12月19日 併映「エレキの若大将」
監督:本多猪四郎
製作:田中友幸
脚本:関沢新一
撮影:小泉一
美術:北猛夫
録音:小沼渡
照明:小島正七
音楽:伊福部昭
整音:下永尚
監督助手:梶田興治
編集:藤井良平
音響効果:西本定正
合成:向山宏
現像:東京現像所
製作担当者:鈴木政雄 小池忠司
特殊技術・撮影:有川貞昌 富岡素敬
特殊技術・光学撮影:真野田幸雄 飯塚定雄
特殊技術・照明:岸田九一郎
特殊技術・美術:渡辺明
特殊技術・操演:中代文雄
特殊技術・監督助手:中野昭慶
特技監督:円谷英二
出演:宝田明 ニック・アダムス 水野久美 沢井桂子 田崎潤
シネマスコープ カラー 94分

196X年、地球連合宇宙局はXと名付けた木星の新衛星の調査のために探検用ロケット・P-1号を派遣した。13番目となるX星は他の衛星と比べて暗いことと望遠鏡の精度が低いために発見出来なかったが、たまたま第5衛星を観測中だった中央天文台が軌道の歪みから割り出したことで確認出来たのだ。世間を騒がせている怪電波の発信源がX星である可能性があることから、宇宙局員の富士一夫とグレンに調査を任せたのだった。P-1号が木星の裏側にあるX星に近づくと惑星の陰に入ったことで地球との通信は途絶えた。着陸後、グレンはロケットの傍でテレメーターを使って調査を行い、重力が地球の三分の一で気圧が十分の一であることを計測した。一方、一夫が国旗を立てるために小高い丘へ向かっていると突然上空で轟音とともに雷光が閃いた。異常なしという連絡を交わした後、丘の頂上に到達した一夫はその先で人間の足跡を見つけたことから注意喚起の報告を行ったが、グレンからの応答がなかったことから急いでロケットに引き返した。着陸地点にはグレンはおろかP-1号すらなかった。愕然とする一夫がグレンを捜していると円筒状の入り口が地表からせり上がり、君は危険な情勢にあるからと早く入るように促したのだった。人と名乗るアナウンスの声がグレンとP-1号を保護していると伝えると、敵わないと感じた一夫は渋々従うことにした。その頃、宇宙局の桜井博士はP-1号からの定時連絡がないことに焦りを感じていた。

一夫が地下の通路を進んで行くと広い部屋にたどり着き、そこでグレンと再会した。するとそこに5人のX星人が現れ二人を歓迎した。高度な技術を有する彼らが地下で生活している理由は、怪物ゼロと呼ばれる巨大宇宙生物が地表を荒らし回っているからだった。統制官がその様子をスクリーンに映すと、そこにはかつて地球で暴れ回ったキングギドラの姿があった。一夫が何故撃退しないのかと尋ねると、持てる力を注いで戦ったが敗北したため今はただ去るのを待つしか方法がないと統制官は答えた。やがて危機が去ると統制官は二人にある提案をした。それはガンの特効薬を提供する代わりに、地球にいる怪物ゼロワンとゼロツーを貸して欲しいというものだった。突飛な提案に困惑する一夫たちだったが、X星人はキングギドラがゴジラとラドンによって撃退されたことと、地球にいる2頭の所在地も知っていた。特使として地球に戻ることになった一夫とグレンは、キングギドラが地表にいないことを確認するとP-1号を発進させた。

一夫たちが国会でX星人からの要請を報告すると各代表は友好的な彼らに好意を感じたが、グレンはX星で起きた出来事を思い出し疑いの目を向けていた。キングギドラ襲来時に酸化水素工場を攻撃されると報告を受けた統制官は急いで翻訳機のスイッチを切ったのだ。水が重大な要素になると考えたグレンは一夫とともに真相を探ることにした。

屋台的映画館
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必殺仕掛人 春雪仕掛針

  • posted at:2016-11-01
  • written by:砂月(すなつき)
ひっさつしかけにんしゅんせつしかけばり
松竹
配給:松竹
製作年:1974年
公開日:1974年2月16日 併映「怒れ毒蛇 目撃者を消せ」
監督:貞永方久
製作:織田明
原作:池波正太郎
脚本:安倍徹郎
撮影:丸山恵司
美術:梅田千代夫
音楽:鏑木創
主題曲:平尾昌晃
録音:平松時夫
調音:松本隆司
照明:三浦礼
編集:太田和夫
監督助手:熊谷勲
装置:川添善治
装飾:印南昇
進行:玉生久宗
擬斗:湯浅謙太郎
かつら:八木かつら店
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
製作主任:内藤誠
出演:林与一 緒方拳 岩下志麻 夏八木勲 地井武男
アメリカンビスタ カラー 89分

新年早々、人足口入稼業の音羽屋半右衛門から呼び出しを受けた針医者の藤枝梅安は、前金として七十五両を渡すことを条件に、奉行所に捕まる前に三人の盗賊を始末するという依頼を受けた。半右衛門は表稼業は口入屋だが、裏稼業は世の為にならない人間を消す仕掛人の元締をしていた。日本橋の漆器問屋・小津屋に盗賊が押し入り、店の者や女子供までが惨殺され金品が奪われた。梅安は近頃の盗人はやり方が荒っぽくて仕方がないと笑ってみたが、半右衛門は多くを語らなかった。この仕事を依頼したのはかつての盗賊で今は花屋をしている小兵衛だった。小兵衛は盗賊仲間徳造の娘・お千代を育て上げたが、小津屋の後妻に入った彼女が事件に巻き込まれたにも拘らず生きており、身代わりとなった女の顔が見分けがつかない程ズタズタに斬られていたことから、お千代が手引きしたに違いないと考えていた。そこで彼女を立ち直らせるには勝四郎、三上、定六を殺すしかないと思いつき半右衛門に三人の始末を依頼したのだった。

梅安はまず足抜けしようとした遊女を金で買い彼女らで一儲けしようと企む定六に的を絞った。まず銭湯でくつろぐ彼の背後に回ると脳髄に針を突き刺すとさりげなくその場を去った。そして定六の異常に気付いた客たちが騒ぎ始めると医者として現れ死を確認した。遺体が長屋に運ばれるとおりんに早くおっかさんのところへ帰りなさいと身請けの証文と小判を渡した。仏もたまには人助けをするんですねえと笑いながら部屋を出て行く梅安を憎しみの目で追っていたのは浪人の三上だった。彼は梅安を追いかけ斬りつけたが、梅安はひらりと身をかわすと脱兎のごとく逃げ出したのだった。逆に命を狙われる立場になった彼は自宅に戻ると身支度を整え、居候をしている浪人の小杉十五郎に一声掛けて出て行った。

小兵衛は定六が始末されたことを知ると音羽屋に立ち寄った。半右衛門は、お千代は生かしておいても為にならない女だと言ったが、小兵衛は自分が娘同然に育てたこともあって周りの男たちに騙されているだけだと譲らなかった。それを聞いた半右衛門が後で悔やむことになりますよと忠告すると小兵衛は言葉を失った。その頃、お千代は三上、山次と大坂屋の寝所にある三千両を強奪する計画を話し合っていたが、定六が仕掛人によって昨夜殺されたことを知ると顔色を失った。

三上が執拗に梅安の命を狙う理由。それは梅安が仕掛けた女が彼の女房だったからだ。料理屋の仲居をしていた三上の女房は女将を毒殺して店を乗っ取った。梅安は依頼を受け仕掛けを成功させたが、その際に三上から顔を見られていたのだ。奴が探り出してきた時が俺の命の境目だと梅安は自分に言い聞かせ、明後日の暮れ六つに自宅へ戻る覚悟を決めた。

屋台的映画館

ずべ公番長 東京流れ者

  • posted at:2016-10-26
  • written by:砂月(すなつき)
ずべこうばんちょうとうきょうながれもの
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1970年
公開日:1970年12月3日 併映「日本侠客伝 昇り龍」
監督:山口和彦
企画:吉峰甲子夫
脚本:宮下教雄 山口和彦
撮影:中島芳男
録音:広上益弘
照明:元持秀雄
美術:藤田博
編集:長沢嘉樹
助監督:深町秀熙
擬斗:日尾孝司
進行主任:志村一治
企画担当:高村賢治
装置:根上徳一
装飾:上原光雄
記録:高津省子
現像:東映化学
音楽:津島利章
挿入歌:「東京流れ者」大信田礼子
挿入歌:「長崎ごころ」ジ・アース
出演:大信田礼子 橘ますみ 集三枝子 賀川雪絵 南利明
アメリカンビスタ カラー 86分

大羽興業と立ち回り再び赤城女子学園に逆戻りした「ハマグレのおリカ」こと影山リカは、妊娠しているメリーが「ネリカン」にいる彼氏のトミーに会って産むか産まないかを相談したいと思っていることを知り仲間とともに脱走の手助けをした。それから1年後、卒園したリカは保護司の坂本の紹介で小さなおもちゃ工場に勤めていたが、ミスが多くて作業課長に呼び出された。もう一度やらせてほしいと頭を下げるリカに課長がその件について今晩静かなところでゆっくりと話したいと言ったことで、魂胆を知った彼女は思わず頬を引っ叩いた。それが原因でクビになったリカが当てもなく歩いていると秋祭りが行われている神社が目に入った。その先で威勢のいい声が聞こえたことから覗いてみると、ハンサムな男が成田山のお守りがついた法律学入門を啖呵売していた。香具師の常太郎はリカから財布を掏った男から目を離さず、去ったと同時に追いかけ「俺の客から掏り盗ろうとしたのが気に食わねえんだ」と取り返した。常太郎は被害に遭ったことすら気づいていないリカに財布を差し出すと、彼女はお礼を言ってペンダントをあげた。

新宿に戻ってきたリカに声を掛けてきたのはチョボ松という冴えない男だった。デパートの売り子のような食品販売業の仕事を斡旋してくれるということでついて行った彼女だったが、そこは加瀬寅組の屋敷だった。若いリカが丁重に仁義を切ったことに感心した関東加瀬寅一家の五代目女親分・加瀬蘭子は、その作法を覚えたのが赤城女子学園だとわかると顔を綻ばせた。同じ赤城の卒業生と知り喜ぶ蘭子だったが、リカは売り子として連れて来られたのにと文句を言った。すると蘭子は例えテキヤ稼業であっても同じ売り子だと強気で主張した。だがそれでも納得しないため今度は泣き落としで引き留めることにした。結局、鉄道のガード下でチョボ松と焼きトウモロコシを売ることになったリカだったが、蘭子は二人に内緒でホストクラブ通いをしていた。

黒江組は加瀬寅組が持っている全国街商組合の看板を狙っていた。手に入れば新宿でのし上がることが出来るからだ。それを取り上げるために子分たちを使って度々嫌がらせを行っていたが、自分たちの商売道具が汚されたことでリカはケンカを買った。赤城の仲間だった知床のおたまの助けもあって黒江組を撃退したリカはそのことを蘭子に報告したが、彼女もスカウトしたという二人を紹介した。ナンバーワンホストのジミーに入れ込む蘭子は念願叶ってホテルに連れ込むことに成功したが、事の前に部屋へ入ってきたのはジミーの妻だった。逆美人局だとわかった蘭子がウワバミの彫物を見せて凄むと二人は腰を抜かした。妻はリカの仲間の八百長子で、ジミーと名乗っていたのは夫の丸井綱夫だった。意気投合したリカたちは赤城の同窓会を行うことになったが、その中でセンミツこと千本ミツ子は近々結婚することを発表した。婚約者の浜村はこれを機に黒江組から足を洗おうと考えていたが、黒江は条件として100万円を要求した。

屋台的映画館

ザ・タイガース 世界はボクらを待っている

  • posted at:2016-10-22
  • written by:砂月(すなつき)
ざたいがーすせかいはぼくらをまっている
東宝=渡辺プロダクション
配給:東宝
製作年:1968年
公開日:1968年4月10日 併映「ドリフターズですよ! 盗って盗って盗りまくれ」
監督:和田嘉訓
製作:渡辺晋 五明忠人
脚本:田波靖男
撮影:長谷川清
美術:育野重一
録音:吉岡昇
照明:山口虎男
整音:下永尚
音楽:森岡賢一郎 すぎやまこういち
主題歌:「銀河のロマンス」ザ・タイガース
・・・:「君だけに愛を」ザ・タイガース
・・・:「シーサイド・バウンド」ザ・タイガース
・・・:「モナリザの微笑」ザ・タイガース
・・・:「イエロー・キャッツ」ザ・タイガース
・・・:「僕のマリー」ザ・タイガース
・・・:「星のプリンス」ザ・タイガース
・・・:「真赤なジャケット」ザ・タイガース
・・・:「こっちを向いて」ザ・タイガース
・・・:「落葉の物語」ザ・タイガース
雑誌「明星」募集歌:「花の首飾り」ザ・タイガース
監督助手:石田勝心
編集:池田美千子
合成:三瓶一信
現像:東京現像所
製作担当者:坂井靖史
出演:沢田研二 瞳みのる 森本太郎 加橋かつみ 岸部おさみ
シネマスコープ カラー 87分

日本劇場で行われている「新春日劇ウエスタンカーニバル」は超満員に膨れ上がっていた。さらにザ・タイガースが登場すると興奮は最高潮に達した。その頃、地球の近辺で異常が起きていた。アンドロメダの星のシルビイ王女は「星の王子さま」気取りでキザな許婚のナルシス殿下のことが顔を見るのも嫌だった。そんな彼女が気晴らしに地球を一目見たいと言ったことで、侍女のベスはわがままを叶えてやろうと運転手のヘラクレスに命じてやってきたのだ。ところが地球からの強烈な音波が原因で宇宙船が不調になり、砂浜に不時着したのだった。意識を取り戻したベスは船内に王女がいないことに気付くとヘラクレスを起こして事情を説明した。ハッチが開いていたことからシルビイが外へ出たに違いないと確信したヘラクレスだったが、何故か砂浜についていた足跡が途中で消えていたのだ。宇宙船が不時着したことを秘密警察はすぐに嗅ぎつけ長官でもあるナルシスに伝えると、怒り心頭の彼はすぐに連れ帰るよう命じたのだった。そんなこととは露知らず、音楽が聞こえる方へやってきたシルビイは知らず知らずのうちに楽屋に入り込み、出待ちするファンたちの渦に巻き込まれて階段から落ちたのだった。ジュリーは気絶した彼女を抱きかかえるとメンバーとともにバスに乗り込んで病院へ急行したのだった。

探知機を使ってシルビイが入院している東京中央病院の場所を突き止めたベスたちはベッドに寝ている王女を見つけると早く退院するように言った。だが見舞いにやってきたメンバーから暗殺者と間違われて部屋を追い出されたのだった。シルビイは自分がアンドロメダの星からきた王女で、ベスとヘラクレスも仲間であることを話したが、トッポたちは信じようとしなかった。だがジュリーだけはデタラメを言っているとは思えなかった。何故なら彼女の目が真実を語っていると感じたからだった。ベスとヘラクレスが王女を連れ出すことに失敗して宇宙船に戻ると、秘密警察はナルシスの命令で二人を凍結した。

ファンに住所がばれたことで近隣への迷惑を考え引っ越しすることにしたタイガースのメンバー。その準備の最中にやってきたのは警視庁の刑事だった。早瀬はシルビイが負傷した件についてジュリーたちに事情を聞きにきたのだが、アパートの前で待つ大勢のファンの中にいた彼の娘・みどりからジュリーにプレゼントを渡すように言われたことで大騒ぎになり、管理人のおばさんに一喝された。早瀬はタイガースが二度と事件を起こさないように見張ることを課長から命令された。そのことでいらだっていた彼は、家に帰ってからも外から大音量の「僕のマリー」が聞こえてきたことで苦情を言いに行くことにした。ところがそのマンションはタイガースの新居で、一緒についてきたみどりは窓からジュリーの姿が見えるとあまりのうれしさに失神した。

屋台的映画館

サイボーグ009 超銀河伝説

  • posted at:2016-10-17
  • written by:砂月(すなつき)
さいぼーぐぜろぜろないんちょうぎんがでんせつ
東映動画
配給:東映
製作年:1980年
公開日:1980年12月20日 併映「’80アニメーション ザ・ベストテン」
監督:明比正行
製作:渡辺亮徳 今田智憲
原作:石森章太郎
総指揮:石森章太郎
プロデューサー:飯島敬 小湊洋市
脚本:中西隆三
脚本協力:ジェフ・シーガル
作画監督:山口泰弘 
アニメ・キャラクターデザイン:山口泰弘
メカニック作画監督:角田紘一
メカニックデザイン:角田紘一
美術総設定:角田紘一
美術監督:伊藤岩光 海老沢一男
撮影監督:池田重好
編集:千蔵豊
録音:波多野勲
音楽:すぎやまこういち
主題歌:「10億光年の愛」町田義人
挿入歌:「さらばとは言わない」町田義人
挿入歌:「愛はまぼろし」山本百合子
製作担当:横井三郎
声の出演:井上和彦 杉山佳寿子 白石冬美 野田圭一 山田俊司
アメリカンビスタ カラー 130分

ネオ・ブラック・ゴーストとの戦いに勝利したサイボーグ戦士たちはそれぞれの国に戻り平穏な暮らしを送っていた。そして彼らを作り出したアイザック・ギルモア博士も一線から退き、赤ん坊の001=イワン・ウイスキーとともにコズモ博士が所長を務める国際宇宙研究所に居候として身を置いていた。ギルモアはもう自分には関係ないことだと耳を貸さなかったが、コズモは辺り構わず自分の理論を披露した。宇宙の深奥に母源となるべき超エネルギーが存在しており、彼がボルテックスと名付けたその超エネルギーをコントロール出来れば、地球のエネルギー問題が一挙に解決する。そのコントロール理論を完成したというのだ。ギルモアはその話よりもイワンが機嫌を損ねたことの方が気掛かりで、一生懸命にあやした。するとイワンは宇宙の一角からある奇怪な敵がやがて地球にやってくると警告を発した。それは一体何者かとコズモが尋ねると、イワンは「全宇宙の征服を狙う悪の権化・ゾア」と言った。その警告後に研究所直属の有人観測衛星・スペースウォッチコマンドが宇宙船の存在を確認した直後に妨害を受けたことから、ギルモアは緊急事態を解決するためにサイボーグ戦士たちを呼び寄せる苦渋の決断をした。

ギルモアは集まったサイボーグ戦士たちに詫び、地球破壊の手段としてゾアが研究所を目標に降下してきたに違いないと言った。彼らがエレベーターで降下すると、海底には巨大な宇宙船が鎮座していた。そして突如伸びてきたエアトンネルが研究所のハッチにつながると宇宙人が乗り込んできたのだった。009=島村ジョーを始めとするサイボーグ戦士たちが警戒する中、イワンが先方に敵意がないことを告げると宇宙人は礼を言ってバリアを解くとサバと名乗った。彼は母や護衛兵ともに宇宙船イシュメールでコマダー星を脱出したが、間もなくゾアの戦闘群の追跡を受け、防御カプセルに退避していたサバだけが助かった。だが他の乗員は神経組織破戒レーザーを撃ち込まれて命を落としたのだった。船は地球へ到達出来るよう自動航行システムがセットされていたため一人で無事に到達することが出来たのだった。コマダー星は地球によく似た惑星で、かつて探検隊を送ったことがあることから地球を兄弟星と呼んでいた。コマダー星を侵略したのはダガス星の帝王・ゾアの指令を受けた宇宙戦闘機軍団で、宇宙の中心にある超エネルギーの存在を発見し、そのコントロール理論を完成させたサバの父・コルビン博士を誘拐したのだった。彼は父を助けて欲しいと懇願したが、002=ジェット・リンクはとても信じられないと懐疑的な態度を取った。そのとき奇怪な宇宙戦闘機が地球上空の軌道に接近中という緊急連絡がスペースウォッチコマンドから入りその直後に破壊された。すると今度は室内にダガス軍団第一戦闘軍団長・ガロの姿が立体投影され、彼は無駄な抵抗は止めよと警告した。003=フランソワーズ・アルヌールが月へ向かう巨大な物体の存在を察知したことで、ダガスが電波探知が不可能な月の裏側に地球征服の前線基地を建設しようとしていることがわかると、サイボーグ戦士は地球を救うために戦うことを決めた。サバはイシュメールを提供する代わりにコマダー人の敵を取って欲しいと言った。

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