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団地妻 昼下りの情事

  • posted at:2022-08-09
  • written by:砂月(すなつき)
だんちづまひるさがりのじょうじ
日活
配給:日活
製作年:1971年
公開日:1971年11月20日 併映「色暦大奥秘話」
監督:西村昭五郎
企画:武田靖
脚本:西田一夫
撮影:小柳深志
美術:深民浩
録音:長橋正直
照明:熊谷秀夫
編集:鍋島惇
音楽:奥沢一
助監督:小原宏裕
色彩計測:稲葉寿一
現像:東洋現像所
製作担当者:紫垣達郎
出演:白川和子 浜口竜哉 南条マキ 前野霜一郎 美田陽子
シネマスコープ カラー 63分

東京近郊の団地に住む何処にでもいそうな主婦の笠井律子。早く子供が欲しい彼女は夜になるとせがむが、夫の良平は仕事が忙しくて疲れていると言って拒んだ。その会話を盗聴して楽しんでいたのは隣室の東山陽子だった。ある朝満たされぬまま夫を送り出すと、陽子がとても面白い物が手に入ったと言って小さな箱を持ってきた。中にはこけしが入っていたが、それは民芸品とは程遠い電動こけしだった。それを見て恥ずかしくなった律子は突き返そうとするが、そのときに陽子が指にはめていたダイヤの指輪に釘づけになった。

良平が駅横の売店でタバコを買っていると背中越しに誰かが名を呼んだ。振り返るとそこには高校時代に同級生だった桐村一郎がいた。丸の内まで車で送ってもらえることになり昔話に花を咲かせた。律子は彼らのグループのマドンナであり、それを射止めた良平は仲間たちから当時羨ましがられた。結婚して3年が経つが、千代田貿易の営業部第二課で係長を務める良平は課長の椅子を狙うライバルたち負けまいと必死に働いていたのだった。そんな自分と違い大会社の社長の御曹司である桐村はさぞ気楽な生活を送っているのだろうと考えていたが、父親の小言がうるさいのを理由に暇つぶしで小さな会社を経営していることを知り感心したが、それがアダルトグッズの製造業であることがわかると驚いた。

その夜、桐村は良平からもらった名刺の裏に書かれた自宅の番号に電話した。彼の名を聞き懐かしくなった律子は久しぶりに会いたくなった。待ち合わせ場所の喫茶店に行くと、桐村が自分に恋心を抱いていたことを今更になって知った。だがそれは律子も少なからず同じ気持ちだった。友達に会うから遅くなるかもしれないと良平に電話を掛けると青春を取り戻すために酒場を梯子した。そして二人はホテルに消えて行ったが、その様子を陰から見ていたのは陽子だった。翌日、彼女はお金になる仕事があるからと律子を誘った。それが売春だとがわかると律子は団地中に言い触らしてやると脅すが、陽子は桐村との密会の写真を突きつけばらされたくなかったら従いなさいと言った。

屋台的映画館
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網走番外地 荒野の対決

  • posted at:2022-08-06
  • written by:砂月(すなつき)
あばしりばんがいちこうやのたいけつ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1966年
公開日:1966年4月23日 併映「兄弟仁義」
監督:石井輝男
企画:植木照男
原作:伊藤一
脚本:石井輝男
撮影:稲田喜一
録音:廣上益弘
照明:大野忠三郎
美術:藤田博
編集:鈴木寛
助監督:野田幸男
進行主任:白浜汎城
現像:東映化学工業
音楽:八木正生
主題歌:「網走番外地」高倉健
出演:高倉健 嵐寛寿郎 杉浦直樹 田中邦衛 河津清三郎
シネマスコープ カラー 89分

北海道の北端にある網走刑務所で第三監房の受刑者の仏松が病死した。殺しても死なないような男があっさりと逝ったことで一緒に過ごした仲間たちはショックを受けたが、樫山が憂さ晴らしに医療用のアルコールで一杯やろうと言うと皆賛同した。その夜、埋葬する穴を志願した橘真一と鬼寅が雨の中で苦労して掘った。そして大槻と反町が棺桶を抱えて置いたが、少しばかり浅かったらしく端が上がっていた。犬が掘り返したら大変だと看守が足で蹴り入れようとしたところ、見兼ねた鬼寅があんまりだと止めさせた。すると橘が別れの念仏を唱えてやりたいと言った。

数日後、橘と樫山が仮釈放になった。街へ行く前に道南射撃大会を見学していた二人だったが、大したことねえなと橘が漏らしたところ樫山が関係者に話をつけてやると言った。優勝者は既に鮫島に決まっていたが、橘が飛び入り参加でもうひと勝負行うことになった。すると傍から様子を見ていたあけみがしゃしゃり出て普通のルールじゃ面白くないと言った。彼女の提案は投げたコンパクトを馬で走りながら撃つというものだった。係員は無茶だと止めたが鮫島はそれでやろうと言った。橘も受けて立つと言ったが内心不安でたまらなかった。何故ならデカい口を叩きながらも彼は銃を触ったこともなかったからだ。先手の鮫島は中央よりやや下の部分に命中させた。公平に行うために鮫島の銃を借りた橘は馬を走らせるが負けたと思いその場から早く逃げようとした。ところがコンパクトにはほぼ中央に穴が開いており賞品の仔馬を手に入れた。街まで仔馬を連れて歩く二人の前に現れたのは栗田大蔵という銃使いだった。賞品の分け前を貰おうと考えた彼は橘に加勢したのだ。事を荒立てたくない橘は折半という条件を渋々受け入れ酒場で杯を交わした。するとそこに牧場主の倅という男が現れ仔馬を売って欲しいと言った。すぐにでも現金が欲しい三人は30万円という値に目が眩み了承すると、男は仔馬を連れて行った。その入れ替わりに入ってきた鮫島は話を全て聞いていた。栗田は拳で決着をつけようと提案し鮫島と外で殴り合いを始めるが、ヘトヘトになるまで戦ったことで奇妙な友情が生まれた。再び酒場に戻り酒を四人で酌み交わすが、いくら待っても男が戻ってこないことに気づいた。持ち逃げされたことがわかったときにはもう後の祭り。栗田もこっそりと逃げ出したため、橘は樫山を借金の形に残し鮫島とともに仔馬を捜すことにした。

屋台的映画館

狼の紋章

  • posted at:2022-08-03
  • written by:砂月(すなつき)
おおかみのもんしょう
東宝映画=東宝映像
配給:東宝
製作年:1973年
公開日:1973年9月1日 併映「化石の森」
監督:松本正志
製作:田中収
原作:平井和正
脚本:石森史郎 福田純 松本正志
撮影:上田正治
美術:竹中和雄
照明:佐藤幸次郎
録音:伴利也
音楽:真鍋理一郎
主題歌「狼の紋章」杉田二郎
・・・「狼のバラード」杉田二郎
合成:三瓶一信
スチール:橋山直己
タイトル:片岡裕幸
整音:東宝録音センター
効果:東宝効果集団
監督助手:奈良正博
編集:武田勲
現像:東洋現像所
製作担当者:森知貴秀
出演:志垣太郎 安芸晶子 加藤小代子 本田みちこ 松田優作
シネマスコープ カラー 84分

博徳学園高校で英語の教師をしている青鹿晶子はある満月の夜に不思議な少年と出会った。その少年は新宿の歩道橋で四人のチンピラに絡まれていたのだが、頭を殴られようと無抵抗を貫いていた。そのうち痺れを切らした一人が抜いたナイフを彼の腹に突き刺したのだが、少年が顔色一つ変えないため恐ろしくなった男たちは逃げ出したのだった。その様子を遠目から見ていた晶子は気分が悪くなり、気を失ってその場に倒れた。駆けつけた警官によって意識を取り戻すが、少年の姿はなく血溜まりにナイフが落ちていた。

数日後、少年が晶子の高校に転校してきた。犬神明という名の彼は暴力事件を度々起こす札つきのワルだった。だが相手が命を落とすような大ケガを負っても何故か無過失、無責任として処理された。成績が優秀な明は人類学者の両親によって育てられたが、三歳の頃にアラスカで研究中だった両親は諜報活動と間違えられて殺された。アメリカでレストランチェーンを経営する叔母の山本勝枝に育てられ、小学校までニューヨークにいた。寄付金が目当ての大貫校長は定員を欠いた二年C組に入れるつもりでいたが、晶子が受け持つそのクラスには不良グループのリーダー・羽黒獰が在籍している。彼の父・羽黒武雄は暴力団東明会の最高幹部だが、大貫は息子がトラブルを起こさないようにと釘を刺していたため同じクラスに入れても問題ないと自信を持っていた。だが転校初日に騒動は起きた。犬神が自己紹介を終えると空いていた羽黒の席に着いたからだ。子分の黒田力也はナイフをチラつかせて脅すが、そこに羽黒がやってきたため教室の空気がピンと張り詰めた。だが彼は犬神を凝視すると出て行った。

事件のことは知らないという犬神を医務室に連れて行った晶子はシャツを脱がせてナイフ傷を確かめようとしたが全く見当たらなかった。かと言って自分の目の前で起きたことを否定することは出来なかった。そこに入ってきた羽黒の恋人の小沼竜子は羽黒一派があなたの命を狙っていると面白がるように言うが、犬神は顔色一つ変えなかった。

屋台的映画館

魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO

  • posted at:2022-08-01
  • written by:砂月(すなつき)
ましんせんたいきらめいじゃーえぴそーどぜろ
スーパー戦隊MOVIEパーティー(東映=テレビ朝日=東映ビデオ=バンダイ=東映エージエンシー=日本コロムビア)
配給:東映
製作年:2020年
公開日:2020年2月8日 併映「劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー」
監督:山口恭平
製作:手塚治 西新 與田尚志 垰義孝 相原晃 北條真
企画:白倉伸一郎 赤津一彦 加藤和夫 金木勲 清水啓司 八木仁
原作:八手三郎
脚本:荒川稔久 下亜友美
音楽:松本淳一
撮影:松村文雄
照明:堀直之
美術:岡村匡一
録音:伝田直樹
整音:山口満大
編集:若松広大
スクリプター:高山秀子
助監督:塩川純平
製作担当:田中耕作 石切山義貴
ラインプロデューサー:青柳夕子
エンディング曲:「教えて...!トゥインクル☆」吉武千颯
・・・:「ケボーン!リュウソウジャー」Sister MAYO
音楽プロデュース:本谷侑紀 穴井健太郎 野口智
製作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
プロデューサー:塚田英明 望月卓 井上千尋 島川博篤 山田真行 矢田晃一 深田明宏
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋
出演:小宮璃央 木原瑠生 新條由芽 水石亜飛夢 工藤美桜
アメリカンビスタ カラー 29分

宇宙の彼方にある美しい宝石の国・クリスタリアは平和で幸せで全てがキラキラと輝いていた。ところが秘密の通路を見つけ出したヨドンヘイムのヨドン皇帝率いるヨドン軍の襲撃によってその輝きは失われ一瞬にして滅んだ。クリスタリアの王・オラディンは娘のマブシーナ姫にわが友がいる地球へ行き輝く戦士たちを見つけてともに戦えと命じた。ヨドン皇帝が次に狙うのは美しい地球に違いないからだ。オラディンは作戦参謀のクランチュラと対峙するが、弟・ガルザの裏切りにより敗北した。隠れていたマブシーナは悲しみに暮れるが、勇気を出してクリスタリアの秘宝である5つのキラメイストーンと地球を目指した。

熱田充瑠は絵を描くことが大好きな光ヶ峰高等学校の高校生。頭の中にイメージが湧くとスケッチブックに絵を描き始めるが、周りの声が聞こえなくなるほど熱中するためクラスメイトからは変人扱いをされていた。放課後に居眠りをしていた彼がおかしな夢から覚め、そのイメージをスケッチブックに描き込んでいた頃、CARAT(CREATIVE AND RADICAL AMBITIOUS TEAM)は地上に墜落したカプセルを回収した。CARATの本部作戦室は湾岸沿いにある独創的なデザインの高層ビル・ココナッツタワー内にある。医務室のベッドで目覚めたマブシーナはそこで代表を務める博多南無鈴と出会った。表向きは宝飾ブランド「ココナッツベイ」の社長として振る舞う博多南はオラディンとは古くからの友人であり、忠告を受けて対ヨドン軍の体勢を整えていたのだった。財団が開発した5つのキラメイチェンジャーはマブシーナが連れてきたキラメイストーンの力を戦士に授けることが出来るが、まだそれを身につける者はいなかった。そこでマブシーナは5つの石たちと共鳴する輝く精神(キラメンタル)の持ち主を探す旅に出た。そしてグリーンキラメイストーンは実業団の陸上チームのスプリンター・速見瀬奈を、ブルーキラメイストーンは頭脳明晰で文武両道のアクション俳優・押切時雨を、イエローキラメイストーンはeスポーツ界No.1プレイヤーの射水為朝を、ピンクキラメイストーンは天才的な外科医の大治小夜をパートナーに選んだが、レッドキラメイストーンだけは見つけることが出来なかった。

屋台的映画館

少林少女

  • posted at:2022-07-28
  • written by:砂月(すなつき)
しょうりんしょうじょ
「少林少女」製作委員会(フジテレビジョン=ギャガ・コミュニケーションズ=S・D・P=ROBOT=クロックワークス)
配給:東宝
製作年:2008年
公開日:2008年4月26日
監督:本広克行
製作:亀山千広
エグゼクティブプロデューサー:チャウ・シンチー
製作統括:依田巽 宇野康秀 清水賢治 細野義朗 阿部秀司 酒匂暢彦
プロデューサー:白井裕詞 安藤親広 西冬彦 中島良明
アシスタントプロデューサー:小出真佐樹
ラインプロデューサー:村上公一 坂本忠久
脚本:十川誠志 十川梨香
音楽:菅野祐悟
撮影:佐光朗
照明:加瀬弘行
美術デザイナー:相馬直樹
装飾:田中宏
録音:加来昭彦
アクション監督:野口彰宏
編集:田口拓也
視覚効果監督:石井教雄
タイトルバック:山本雅之
監督補:波多野貴文 藤本周
制作担当:加藤誠 畑山佳津子
スクリプター:湯澤ゆき
主題歌:「ギリギリHERO」mihimaru GT
制作プロデューサー:ROBOT
出演:柴咲コウ 仲村トオル キティ・チャン ティン・カイマン ラム・チーチョン
アメリカンビスタ カラー 107分

中国にある少林拳武術学校で三千日の修行を終えた桜沢凛は武術を広めるべく日本に帰国した。師匠は彼女に未知数の力が眠っていることに気づいており、目覚めたとしてもそれを操ることが出来なければ身を滅ぼすことも知っていた。仮に闇の力に落ちた場合でもそれが流れならば仕方がないと考えていた。

生まれ故郷に帰ってきた凛は素質のありそうな子供たちに片っ端から声を掛けて少林拳の勧誘をするが、気持ち悪がられて逃げられてしまった。途方に暮れて道場に向かうが昔とはすっかり様子が変わっていた。廃墟となったその道場には開館させた祖父ももういなかった。閉館した理由を知るために門下生を訪ねるがスポーツ用品店の店主や電気店の店主に聞いても手掛かりなし。そんな中、製材所の従業員から凛の先生に当たる岩井拳児が人里離れた場所にある中華料理店を切り盛りしていることを聞くとすっ飛んで行った。だが岩井は少林拳をとっくの昔に止めていた。道場なんて何の意味もないという言葉に失望した凛は道場に帰って休むことにした。

翌朝、凛を訪ねたのは岩井の店で働くミンミンだった。朝食を運んできた彼女が中国に住む農家の祖父から習ったという太極拳を毎朝欠かさず行っていることを知ると素質を見抜き少林拳をやってみないかと誘った。少林拳の素晴らしさを世の人に広めることが祖父の願いだった凛がそのことを話すと、ミンミンはラクロスに参加してくれるのならやってもいいと言った。

国際星館大学の女子ラクロス部はお世辞にも強いとは言えなかった。それでも部員たちはプライドが高く、素性のわからないような人を連れてきたと言ってミンミンは責められた。素人同然の凛はスティックを握るとシュートするが、猛スピードのボールは明後日の方向へ飛んで行ってしまった。中々ゴールを捉えられずに苦戦していると教務課職員でラクロス部監督の田村龍司がやってきて見掛けない顔だなと言った。凛が学生ではないことがわかると彼女の身体能力に惚れ込んだ田村は編入の申請手続きを行うことにした。ミンミンから凛がラクロス部に入ったことを聞き居ても立っても居られなくなった岩井はコーチを買って出た。だがその理由は明かさなかった。

屋台的映画館

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