ラフター
配給:ラフター
製作年:2022年
公開日:2022年7月24日
監督:旭正嗣
エグゼクティブプロデューサー:塩月隆史
プロデューサー:旭正嗣
脚本:今井ようじ
撮影:田宮健彦
録音:丹雄二
音響効果:丹雄二
編集:小川幸一
音楽:オバタコウイチ
ラインプロデューサー:大塚和雄
キャスティング:鬼頭ちあき
アクションコーディネーター:玉寄兼一郎
助監督:野本雄一
衣裳メイクコーディネート:伊藤正美
ヘアメイク:高橋亮
白井光浩ヘアメイク:飯塚浩史
衣裳:まなべかずこ 鎌田歩
音楽プロデューサー:牧田和男 菊地圭介
主題歌:「結び」Sacra e sole
イメージソング:「GO! GO! A WAY」Sacra e sole
出演:白井光浩 清水宏次朗 直江喜一 村澤寿彦 杉浦幸
アメリカンビスタ カラー 97分
亡き父親から藤元鉄工所を引き継いだテルだったが、発注元からの度重なる嫌がらせによって借金が嵩み倒産に追い込まれた。町工場を手放すことになった上に愛想を尽かした妻にまで逃げられたが、元の生活を取り戻したい彼は一生懸命に働いて金を貯めることに決めた。だが10年経っても暮らしは楽にならず出るのはため息ばかりだった。ある日、工事現場での仕事を終えた彼が公園で缶コーヒーを飲みながら考え事をしていると、そこで偶然高校時代の悪友と再会した。それはテルが城東工業高校の2番格だった時に愛徳高校で番を張っていた2トップのうちの一人のヒロシだった。彼はいろんな街を回ってヤクザやチンピラに絡まれている連中のトラブルを解決して謝礼を貰う「解決屋」で生計を立てていた。苦労はあったが自由で楽しいと感じており、数々の経験は年を食ってもまだ若者に負けない自信に繋がっていた。力仕事をしているのなら殴り合いの方は行けるのかとヒロシが尋ねるとテルはまんざらでもない笑みを浮かべた。それを見たヒロシは暇があるのなら俺に手を貸せと言った。彼は腕の立つヤツを探していたのだ。だがその言い方が気に食わないテルは暇じゃないし明日も仕事があると言って断った。するとヒロシは、一生日雇いの仕事を続けたいのなら無理にとは言わないと静かに笑った。
トラブルの臭いを嗅ぎつけたテルとヒロシは三人のチンピラに囲まれているおっさんを助け出した。彼は加藤というおにぎり屋の店主で、奴らは最近この街にやってきた「腐ったミカン」のような連中だと説明した。そのトラブルを俺たちが解決してやるよとヒロシが言うと加藤は心から感謝した。だが彼の一存では決められないためこの後行われる商店街の寄り合いに出席して欲しいと言った。会長の神田の家ではブティックを経営する小川と惣菜屋の徳島が待っており、加藤は二人を助けてもらった恩人だと紹介した。商店街の近くに来年地下鉄の駅が出来ることになり、あちこちにマンションが建設され出した。それにより住民が増えれば商店街に足を運ぶ人が増えると喜んでいたが、その影響で地価が上昇し始めたことでチンピラたちがそこに目をつけたのだ。二人にお願いしたいがどうかと神田が提案すると、最初は渋っていた小川も毒を以て毒を制すればいいと了承した。
屋台的映画館
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