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おさな妻(1970年)

  • posted at:2025-04-16
  • written by:砂月(すなつき)
おさなづま
大映(東京撮影所)
配給:ダイニチ映配
製作年:1970年
公開日:1970年11月12日 併映「女子学園 悪い遊び」
監督:臼坂礼次郎
企画:藤井浩明 川崎治直
原作:富島健夫
脚本:白坂依志夫 安本莞二
撮影:上原明
録音:飛田喜美雄
照明:久保江平八
美術:間野重雄
音楽:八木正生
主題歌:「はじめての愛」関根恵子
編集:糸井敬男
助監督:山本洋
製作主任:川村清
現像:東京現像所
出演:関根恵子 新克利 渡辺美佐子 真山知子 坪内ミキ子
アメリカンビスタ カラー 86分

泉恵高校に通う黛玲子は母子家庭だったが、母・文子の急死により叔母・静江の家で生活することになった。静江は住宅地に自宅兼店舗のブティックを構えているが、評判がいいことから女手一つで息子の淳一を大学に通わせることが出来ていた。その彼女が玲子を引き取った理由は高校を卒業するまでの貯金を文子が残していたからだった。台所を任せられる家族が増えたことを静江は喜んだが、それ以上に喜んでいたのは女に飢えている淳一だった。ある日、アルバイトの明美が閉店作業中に吐き気を催した。玲子は病気を心配するが明美には思い当たる節があった。淳一の部屋に行った彼女は子供が出来たことを報告するが、当の淳一は何処吹く風。誰の子かわかりゃしないと突っぱねたのだった。責任を取って欲しいと明美が懇願すると、淳一はいい医者を紹介するから勝手に始末すればいいと言った。出掛けている静江が戻ってきたら洗いざらいぶちまけてやると言っても、ママは取り合わないと思うよと淳一はギターを弾き鳴らす。そのやり取りを陰で聞いていた玲子はこのままこの家にいてもいいのかと部屋で悩んでいた。彼女は淳一から度々性的な嫌がらせをされていたからだ。そこにやってきた淳一は力ずくで自由を奪おうとするが、玲子は何とか振り払って逃げ出したのだった。

行くところのない玲子が夜の街をさまよっていると酔っぱらった女に話し掛けられた。女はジャンヌという売れない小劇場の舞台俳優で、飲むから男に逃げられるのか、逃げられるから飲むのかとニワトリとタマゴのような話を始めた。そして玲子の浮かない顔を見て私に話してみたらいい知恵が浮かぶかもよと提案すると、玲子は半信半疑で相談した。その後、帰宅すると静江が暗い部屋で待っていた。明美が突然店を辞めると言い出し、淳一は行き先を言わずに家を飛び出したのだ。何があったのかと尋ねると、玲子はお世話になったのに恩知らずかもしれないがこの家を出て一人で暮らしたいと言った。全ての原因が淳一であることを察した静江は改めて話すことにした。玲子はジャンヌから紹介された家賃の安いアパートで独り暮らしをすることになったが、文子の貯金だけでは心許なかった。そこで彼女は自分が育った保育園でアルバイトをすることにした。園児たちはすぐ玲子に懐き、特に母親のいないまゆみは彼女を本当の母にように慕った。数日後、玲子はまゆみを迎えに来た父親を見て驚いた。彼は酔っぱらったジャンヌを一緒に介抱した通りすがりのサラリーマンだったからだ。

屋台的映画館
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