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ヒーローショー

  • posted at:2025-08-23
  • written by:砂月(すなつき)
ひーろーしょー
「ヒーローショー」製作委員会(吉本興業=角川映画)
配給:角川映画
製作年:2010年
公開日:2010年5月29日
監督:井筒和幸
プロデューサー:片岡秀介 山本恭史 仲良平 増田悟司
脚本:吉田康弘 羽原大介 井筒和幸
撮影:木村信也
録音:白取貢
照明:尾下栄治
編集:冨田伸子
音楽:藤野浩一
演出補:武正晴
制作担当:小森日出海
美術:津留啓亮
アシスタントプロデューサー:杉原奈美
プロダクションマネージャー:小泉朋
エンディングテーマソング:「S・O・S」ピンク・レディー
シニアプロデューサー:水谷暢宏
チーフプロデューサー:岡本昭彦
エグゼクティブプロデューサー:大崎洋 椎名保
出演:後藤淳平 福徳秀介 ちすん 米原幸佑 林剛史
アメリカンビスタ カラー 134分

何をやっても長く続かない性格の鈴木ユウキは相方の秀夫とコンビを組んでプロの漫才師を目指していたが、MSC主催の夏季公演でネタを飛ばしてしまった。家賃を滞納する程困窮する彼はアルバイトをしていたが、連絡をせずに休んだことを責任者に咎められ勢いで辞めた。そんな彼の唯一の楽しみは美少女が主人公のシミュレーションゲームをするためにパソコンの画面に向かうことだった。ある日、先輩で元相方の剛志と再会したユウキはアルバイトを紹介された。それは住宅展示場の一角で行われる電流戦士ギガチェンジャーショーだったが、面接時間に遅れたためショーは既に始まっていた。終了後、面接を担当した俳優でチームリーダーの浜島はユウキに特技がないことがわかると、悪の手下役と運転手をお願いした。そこにやってきた怪人バクゲルグ役の剛志を見てユウキはニヤニヤするが、剛志はヒーローより怪人の方が燃えるんだと言った。

デパートの屋上でのショーが始まり、段取り通りにバクゲルグが司会の美由紀に襲い掛かった。そして剛志が「レッドのチンポは良かったか」と耳打ちすると、動揺した美由紀は何も聞こえなかったふりをして進行した。剛志は美由紀と付き合っていたが、ギガレッド役のノボルが寝取ったことを知り怒りを抑えられないでいたのだ。彼女の掛け声でギガレッドが登場すると、剛志は名乗りが終わる前に向かって行った。二人は子供たちの前で大乱闘を繰り広げヒーローショーは中止になった。怒りの収まらない剛志はサーフショップの鬼丸兄弟の力を借りて復讐することにしたが、見た目と違って気が小さいためユウキを誘った。翌日、三人を引き連れて大学に乗り込んだ剛志は同じ席にいたギガブルー役のツトムをいたぶってノボルを精神的に追い詰め治療費の60万円を三日以内に払えと脅した。困った二人は出会い系サイトを経営するツトムの兄・タクヤを頼ることにした。タクヤは金を出すことを渋るが、その代わりに自衛隊時代の同僚だった石川勇気を紹介した。

屋台的映画館
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愛獣 惡の華

  • posted at:2025-08-19
  • written by:砂月(すなつき)
あいじゅうあくのはな
にっかつ
配給:にっかつ
製作年:1981年
公開日:1981年4月3日 併映「制服体験トリオ わたし熟れごろ」「セミドキュメント 覗かれて濡れる」
監督:加藤彰
プロデューサー:細越省吾
脚本:桂千穂
撮影:森勝
照明:木村誠作
録音:福島信雅
美術:渡辺平八郎
編集:川島章正
音楽:甲斐八郎
助監督:上垣保朗
色彩計測:森島章雄
現像:東洋現像所
製作進行:桜井潤一
出演:泉じゅん 山地美貴 高村美千子 庄司三郎 内藤剛志
アメリカンビスタ カラー 68分

芝崎正はスナック「マノン」を恋人の大津ナオミと切り盛りしている。ある夜、閉店間際にヤクザ風の男がやってきたため断ろうとしたが強引に入ってきてブルーマウンテンを頼んだ。そしてカウンター席に座ると勝手に電話を掛け始め、替わりの車が出来たらこの店まで持ってきて欲しいと言った。どうやら追突されて足がないらしい。ナオミの接客する姿を見た淵上広之は、首から上は無邪気なくせにその下は大人の美しさがあると言った。正がそんなことはないと否定すると、常連客の藤本啓一は富士山の中腹にいるからその美しさがわからないんだと言った。私は高いんだからとナオミが言うと、淵上はいくらなら浮気するのかと尋ねた。今100万円くれたらいいわとナオミが冗談めいて答えると、彼は懐から札束を取り出したのだった。そしてカウンターの上にポンと100万円を投げるとさあ行こうと嫌がるナオミの腕を取った。藤本が警察に通報しようとしても、女房を売ろうとしたのが亭主でありその証拠が揃っていると何処吹く風。正はそれを返そうとするが淵上は出した物を引っ込めないのが流儀だと言った。やがて車が到着し、子分から鍵を受け取ると用事があるからタクシーで帰れと命じた。淵上はたぎるコーヒーサイフォンの上ボールに指を突っ込み、俺は不死身だから逆らわない方がいいと警告した。その不気味さに正は何も出来なかった。マノンからナオミを連れ出した淵上はマンションであらゆるセックス・テクニックを教え込んだ。

自棄になり酒場で深酒をした正はマノンで寝込んでいたが、ドアの開く音が聞こえ飛び起きた。だが入ってきたのはナオミではなく付け馬の北原ミツ子だった。正は足りなかった勘定を払うが気分が悪くなりシンクで吐いた。ミツ子が心配気に付き添っているとドアが開いた。店の中を見回した淵上がナオミは帰っているのかと尋ねるが正には心当たりがない。驚いて何時いなくなったのかと詰め寄ると一方的に殴られたのだった。すると部屋の奥からワンピースに着替えたナオミが出てきた。正は無理矢理連れて行こうとする淵上に手提げ金庫から出した札束で取り引きしようとするが、それはお前の金だと突き返され立ち上がれない程にぶん殴られた。淵上は彼がナオミを匿ったと思い込んでいたのだ。

屋台的映画館

妄想少女オタク系

  • posted at:2025-08-16
  • written by:砂月(すなつき)
もうそうしょうじょおたくけい
衛星劇場
配給:ドーガ堂
製作年:2007年
公開日:2007年12月8日
監督:堀禎一
プロデューサー:加藤智行 井戸剛
ラインプロデューサー:角田信雪
アシスタントプロデューサー:海老沢玉希
原作:紺條夏生
脚本:尾上史高 多胡由章
脚本協力:紺條夏生 長井友和
音楽監督:虹釜太郎
撮影:佐久間栄一
照明:山本浩資
録音:川井宗満 西条博介
整音:吉田憲義
音響効果:深田晃
美術:小泉剛
編集:張本征治
監督補:菅沼隆
助監督:田辺悠樹
主題歌:「はじまり」広沢タダシ
挿入曲:「マザー・ブルース」コハラ・スマート
挿入歌:「ユメギミ」久保亜沙香
制作プロダクション:BEDLAM
企画:ドーガ堂
出演:甲斐麻美 中山麻聖 馬場徹 木口亜矢 滝川英治
アメリカンビスタ カラー 113分

県立北羽田高校の美術部に所属する三つ編みメガネの浅井留美は一見普通のマンガやアニメが大好きな2年生で、特に推しているのはイケメンが主人公の大ヒットアニメ「鋼の王子様」だ。だがその実態はディープな腐女子だった。腐女子とはボーイズラブ(BL)をなどの創作物を好む女性のことを差し、留美の場合はイケメンの二人が話しているだけで妄想を膨らませてしまうのだ。ある日の放課後、いつものように美術室に籠って絵を描いていた彼女だったが、調子が出ないので帰ることにした。同じA組の千葉俊介と阿部隆弘が話しているのを見てから妄想が止まらなくなったのだ。

勇気を出して千葉に告白をした松井曜子だったが見事に撃沈した。何とか仕返し出来ないかと考えていた彼女は親友の泉千夏を利用することにした。クラスメイトの前で告白させ、フラれれば千葉に反感を持つ女子たちが必ず味方になってくれる。そこに曜子が出て行ってぶん殴れば千葉は完全な悪者になるのだ。そうなれば千夏は一途な女ということで男子からの人気が上がり、女子たちは勇気を称えるはずだ。曜子が計画を話すと、それを聞いた千夏は目的のために利用されているような気がした。だがあなたの幸せのことしか考えていないと言われたことで気持ちが高揚した彼女は疑いながらも信じてみることにした。

翌日、千夏はクラスメイトが見ている前で千葉に告白した。そして読んで欲しいとラブレターを差し出したが、好きな奴がいるからと断られた。曜子はタイミングを見計らって彼の前に出ると調子に乗るんじゃないと叱責し頬を平手打ちした。そして千夏を慰めようとしたところ彼女は曜子の右手を掴みそこについた千葉の匂いを嗅ぎ始めたのだ。その様子を静かに見ていた留美は千夏が流す涙の意味がわかりそうでわからなかった。美術部の部室で弁当を食べていた彼女はついうたた寝をしてしまい、昼休みの終了を知らせるチャイムで飛び起きた。次の授業は体育だったことから留美は慌てて教室に戻ることにしたのだが、そこでは千葉と阿部がじゃれあっていたのだ。彼女の勘違いだったが、本物のBLを間近で見たショックはとても大きくその場で気を失ってしまった。

屋台的映画館
えいがくれよんしんちゃんちょーあらしをよぶきんぽこのゆうしゃ
シンエイ動画=テレビ朝日=ADK=双葉社
配給:東宝
製作年:2008年
公開日:2008年4月19日
監督:本郷みつる
チーフプロデューサー:茂木仁史 杉山登 松下洋子 中島一基
プロデューサー:和田泰 吉田有希 西口なおみ 鶴崎りか 増尾徹
アシスタントプロデューサー:大澤正享
原作:臼井儀人
脚本:本郷みつる
作画監督:原勝徳 針金屋英郎
キャラクターデザイン:林静香 原勝徳 高倉佳彦 末吉裕一郎
美術監督:石田晶子 村上良子
設定デザイン:湯浅政明
撮影監督:梅田俊之
色彩設計:野中幸子
編集:小島俊彦
ねんどアニメ:石井卓也
音響監督:大熊昭
音楽:若草恵 荒川敏行 丸尾稔
絵コンテ:多田俊介 須間雅人 橋本昌和 本郷みつる
演出:本郷みつる
オープニング曲:「ユルユルでDE-O!」のはらしんのすけ
主題歌:「人気者でいこう!」DJ OZMA
声の出演:矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 こおろぎさとみ 真柴摩利
アメリカンビスタ カラー 93分

特撮テレビ番組「アクション仮面」に登場した新兵器「アクションソード」のおもちゃが欲しい野原しんのすけは、母・みさえとデパートに買い物に出掛けた際に買ってもらった。喜び勇んで帰ったのだが、箱を開けて見ると何故か中には竹製のものさしが入っていたのだ。しんのすけがいくら説明してもみさえから信じてもらえず、壊したことをごまかそうとしているんでしょと決めつけられふて腐れた。悪いと思ったみさえがデパートに問い合わせると、メーカー側の手違いかもしれないが何故そうなったわからないという返事だった。仕事から帰ってきた父のひろしは、つらいときは笑っちゃえとしんのすけのご機嫌を取った。

翌日、帰りの通園バスから降りたしんのすけはシロにそっくりな黒い犬・クロが捨てられていることに気づいた。二匹を飼うことは無理だと思ったが波長が合ったためとりあえず連れて帰ることにした。みさえは反対したが、それが安月給のせいだと言われてムキになったひろしはお前がちゃんと世話をするなら父ちゃんが何とかしてやるとOKを出した。その夜、皆が寝静まった頃、何処からか時計の鐘の音が聞こえた。寝付けないしんのすけが数えていると、13回鳴った。13時なんてあったっけ。不思議に思い両親を起こそうとするが微動だにしない。そこで喉を潤してから寝直そうとすると玄関の外から明かりが差していることに気づいた。思い切って外に出てみると、そこには今までに見たこともないような夜の世界が広がっており、喜んで辺りを走り回っていると壁から奇妙な男が現れた。

「3つの宝」のうち「銅の鐸」を手に入れた帝王アセ・ダク・ダークは闇の世界ドン・クラーイの平和を破壊するだけでなく人間界を支配しようと企んでおり、部下のマック ・ラ・クラノスケを使って残る「金の矛」と「銀の盾」を探し出そうとしていた。その在り処を突き止めるために銅鐸によって選ばれたしんのすけに迫るが彼は何も知らなかった。秘密を隠しているに違いないと考えたマック ・ラ・クラノスケは契約書にサインをすれば思い通りの金が手に入ると誘惑するが、しんのすけはしばらく考えた末に断った、何故なら彼はまだ自分の名前を書けないのだ。

屋台的映画館

オペレッタ狸御殿

  • posted at:2025-08-09
  • written by:砂月(すなつき)
おぺれったたぬきごてん
ジェネオン エンタテインメント=電通=日本ヘラルド映画=松竹=衛星劇場
配給:日本ヘラルド映画=松竹
製作年:2004年
公開日:2005年5月28日
監督:鈴木清順
企画:遠谷信幸
プロデューサー:小椋悟 片嶋一貴
製作:森隆一 荒井善清 坂上直行 久松猛朗 中川滋弘
原案:木村恵吾
脚本:浦沢義雄
撮影:前田米造
照明:矢部一男
視覚効果:石井教雄
録音:山方浩
美術:安宅紀史
助監督:末永賢
制作担当:木村和弘
スクリプター:内田絢子
編集:伊藤伸行
キャスティング:おおずさわこ
衣裳デザイン:伊藤佐智子
ビューティーディレクター:柘植伊佐夫
振付:滝沢充子
音楽プロデューサー:北原京子
音楽:大島ミチル 白井良明
プロダクションデザイナー:木村威夫
特別協力:荒戸源次郎
企画・製作プロダクション:小椋事務所
出演:チャン・ツィイー オダギリ ジョー 薬師丸ひろ子 高橋元太郎  山本太郎
アメリカンビスタ カラー 109分

人は狸に恋をしてはなりませぬ。まして狸が人に恋するなぞ以ての外の皮算用。なれど今宵は十三夜。実る術なき恋の罠をば、一つ仕掛けてみることにいたしましょう。怖いもの知らずの百姓の弥助は提灯を持って暗闇の狸ヶ森に入り込み、背負っていた籠を降ろした。その中には黒光りする鉄の罠が入っており、それを大きな木の根元に二つ仕掛けた。その時、夜空を覆っていた暗黒雲が流れ、十三夜月が顔を出した。月光に照らされて姿を現したのは、和洋混沌とした「がらさ城」だった。

がらさ城の城主は己に酔い痴れる絢爛たる伴天連装束の男、安土桃山だった。生きとし生けるもので一番美しいのは誰じゃと問いかけると、盲目のびるぜん婆々は貴方様でございますと答えた。だが祭壇の前で煮えたぎる大ギヤマン鍋のスープを攪拌しようとした時、びるぜん婆々は異変に気付いた。表面に映る顔が安土桃山から彼の子息の雨千代の変わったからだ。そのことを知った安土桃山は激怒し、叫んだ声はやがて暁となる空に響いた。するとびるぜん婆々は奥様と同じ御処置が宜しかろうと、と助言した。安土桃山は自分に従わない雨千代の母を迷い込んだら最後、誰一人として帰れぬ快羅須山に放逐したのだ。「あの親不孝者め。死ぬより恐ろしい目に遭わせてくれよう」。びるぜん婆々は一番弟子で南蛮忍者の駝鳥道士を差し向けた、菜の花畑で棒術の修業にいそしんでいた雨千代は背後から突進してきた駝鳥道士に眠り薬をかがされ失神した。駝鳥道士は雨千代を担ぐと霊峰、快羅須山へ向かった。

駝鳥道士が目指す快羅須山の麓には狸ヶ森が広がっていた。そこへ足を踏み込むと何処からともなく蹴鞠が飛んできて駝鳥道士の頭に当たった。蹴鞠は蝙蝠に姿を変えたが、その正体は駝鳥道士の慌てふためく様子を見て喜ぶ狸だった。どうやら自分のような未熟者には手に負えないようだ。そう言って引き返そうとした駝鳥道士だったが、右足が弥助の仕掛けた罠を踏んでしまい失神したまま木の枝に逆さ吊りになった。すると狸ヶ森の滝の中から娘が現れ、片言の和言葉で歌い始めた。やがて大木の根元で気絶している雨千代に気づいた彼女は清流を流れる雪解け水に自分の衣の袖口を裂いた布を浸し彼のもとへ駆け寄ろうとした。その時娘は弥助の仕掛けたもう一つの罠を踏んでしまったのだ。彼女の叫び声は狸ヶ森に木霊し、その木霊で雨千代は目を覚ました。雨千代は清流を流れる花筏を手で掬い、娘の傷口に清水と桜の花びらをかけた。すると花びらが傷口を包み、彼女の表情から痛みは和らいだようだった。

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