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スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲

  • posted at:2025-09-14
  • written by:砂月(すなつき)
すけばんでかかざまさんしまいのぎゃくしゅう
東映
配給:東映
製作年:1988年
公開日:1988年2月11日 併映「皇家戦士」
監督:田中秀夫
企画:前田和也 植田泰冶
プロデューサー:中曽根千治 手塚治 角田朝雄 河井真也 石原隆
原作:和田慎二
脚本:橋本以蔵
撮影:池田健策
照明:小林芳雄
録音:柿沼紀彦
美術:安井丸男
音楽:新田一郎
編集:只野信也
擬斗:岡田勝
助監督:松井昇
進行主任:藤沢克則
製作担当:鈴木勝政
記録:小林みどり
選曲:秋本彰
音響効果:原田千昭
撮影効果:小野崎良雄
装置:脇田紀三郎
装飾:岡部昭光
火薬担当:橋本俊雄
衣裳:東京衣裳
メイク:羽鳥美智代 中沢仁那
リーレコ:岡村昭治
ネガ編集:竹内利之
宣伝プロデューサー:松田仁
PRコーディネーター:石丸省一郎
現像:東映化学
主題歌:「Believe Again」浅香唯
挿入歌:「ミモザの奇蹟」大西結花
・・・:「君の夢に飛びたい」中村由真
企画協力:フジテレビジョン
出演:浅香唯 大西結花 中村由真 京本政樹 豊原功補
アメリカンビスタ カラー 90分

1988年、全国から集められた優秀な学生により学生刑事組織が結成された。青少年治安局の管理下に置かれた10人は若者のモラルを乱す者たちを仮条例違反の名目で徹底的に取り締まったが、暴力も厭わないその強引なやり方に三代目スケバン刑事麻宮サキこと風間唯は疑問を抱いたのだった。唯はスケバン刑事に任命した暗闇指令に今すぐメンバーから外して欲しいと直訴するが、暗闇は司法長官の要請で新設された青少年治安局に移したその日からお前は俺の部下ではないと静かに言った。それを聞いた唯が無言でにらみつけると、暗闇は納得がいかないことがあるのならばそれを自分の目でしっかりと見据えるべきだと言った。彼が自分に対してサポート出来ないことを知った唯は返上しようとした装備一式を再び手に取った。

唯が部屋を出て行くと入れ替わるように入ってきた依田一也は暗闇に報告を行った。青少年治安局に不信感を抱く暗闇はエージェントである依田に調査を依頼していたのだ。司法大学院生の関根蔵人は「21世紀のにおける治安制度の完成」という本を著し、学生でありながら国際司法学会でセンセーションを巻き起こした人物だった。彼は翌年の省庁入りを前に仮入庁をして青少年治安局を創設したのだった。

青少年治安局に学生刑事を集めた関根は発足から1ヶ月の間に挙げた成果を発表しまずまずだと褒め称えた。そして今後もより一層の首都圏の治安強化のために腕を揮ってもらいたいと言うと唯が異議を唱えた。自分たちが行っているのはただの暴力ではないのかと。それを聞いた関根は、若者にモラルを植えつけ悪弊を正してやることが国家の治安を完璧にするために第一歩なのだと静かに言った。そして唯が三度の出動のうち二度の任務遂行拒否を行ったとする報告書を読んでいた関根は、僕が正義を与えるのだから迷う必要はないと言った。関根が強調する「正義」という言葉に唯は我慢ならなかった。

屋台的映画館
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高校生ブルース

  • posted at:2025-09-09
  • written by:砂月(すなつき)
こうこうせいぶるーす
大映(東京撮影所)
配給:ダイニチ映配
製作年:1970年
公開日:1970年8月22日 併映「でんきくらげ 可愛い悪魔」8月23日から
監督:帯盛迪彦
企画:藤井浩明 仲野和正
原作:柴田成人
脚本:伊藤昌洋
撮影:喜多崎晃
録音:高橋温生
照明:上原正一
美術:山口熙
音楽:伊部晴美
編集:中静達治
助監督:程原武
製作主任:林秀樹
現像:東京現像所
出演:関根恵子 内田喜郎 篠田三郎 堀雄二 伊藤幸子
アメリカンビスタ カラー 83分

百合ケ丘高校に通う2年C組の北原美子は体育の授業中に腹を抑えて倒れた。保健室に運ばれた後しばらく休養を取ってから教室に戻ったが、彼女を心配そうに見ていたのは加藤昇だった。休み時間になると昇は美子を誰も来ない場所に呼び出し、最近の生理は何時だったかと尋ねた。それを聞いて美子の顔は青ざめた。二ヶ月の間生理がないからだ。何故言わなかったのかと問い詰める昇。だがセックスに関する知識がまるでない彼女は昇が言うことを何の疑いもなく鵜呑みにしていたのだ。妊娠という現実を突きつけられた美子はどうしたらいいのかと尋ねるが、昇は答えることが出来なかった。

その日のホームルームは「男女交際恋愛論」と題した話し合いが行われることになっていた。NBRという放送局の木下記者は高校生の男女交際の恋愛論について取材しており、当事者からの生の声に触れるために各高校を回っていた。担任教師が依頼をしたところ、木下はぜひとも立会人として参加し討論を録音させて欲しいと願い出たのだった。生徒たちが議論をしている中、昇は美子のことばかり考えていた。彼が初めて美子を見掛けたのは1年前のある休日のことだった。自転車で時間を持て余していると、美子は年上の男の車で何処かへ出掛けようとしていた。彼女のことが気になる昇はその後をつけ、テニスコートにたどり着いた。男から指導を受ける美子はとても可愛らしく、何とか近づく方法はないかと考えた彼は自分もテニスを始めたのだった。共通する趣味をきっかけに二人の仲は急速に縮まった。そしてある日の放課後、薄暗い体育倉庫で肉体関係を結んだ。それ以来、誰にも見つからないようにして交際を繰り返したのだった。

放課後、二人はあの日と同じ薄暗い体育倉庫にいた。私たちこれからどうなるのかしらと美子が不安を口にすると、昇は堕ろせと言った。その衝撃的な言葉に驚く美子。すると昇は大丈夫だから僕に任せろと胸を張った。とはいうものの初めての経験で何から手をつけていいかわからない彼はクラスメイトで性のことに詳しい五十嵐に相談することにした。

屋台的映画館

人が人を愛することのどうしようもなさ

  • posted at:2025-09-04
  • written by:砂月(すなつき)
ひとがひとをあいすることのどうしようもなさ
東映ビデオ=オービー企画
配給:東映ビデオ
製作年:2007年
公開日:2007年9月8日
監督:石井隆
企画:石井徹 松田仁
プロデューサー:阿知波孝
脚本:石井隆
撮影:佐々木原保志 寺田緑郎
照明:牛場賢二
録音:北村峰晴
美術:山崎輝
編集:村山勇二
音楽:安川午朗
音楽プロデューサー:石川光
スクリプター:田中小鈴
VE:矢部光宏
音響効果:斉藤昌利
ヘアメイク:山内聖子 相場広美
衣裳:森口誠治
アクションコーディネーター:柴原孝典 秋永政之
製作担当:小松功
制作主任:高見明夫
制作進行:小澤智之 安井謙 稲垣隆治
助監督:日暮英典 山下司 伊藤栄
製作協力:ファム・ファタル
企画協力:宇佐美廉
出演:喜多嶋舞 津田寛治 永島敏行 美景 伊藤洋三郎
アメリカンビスタ カラー 117分

多忙な日々を送る人気女優の土屋名美は映画の撮影の合間に編集者の葛城によるロングインタビューを受けることになった。彼女は芸能界に巻き起こった美少女ブーム期にCMでデビューしアイドル女優として活躍したが、24歳の時に15歳年上のベテラン俳優・土屋洋介と結婚した。幅広く活躍する俳優と清純派女優の結婚は当時のマスコミを大騒ぎさせた。葛城とのインタビューでプライベートな事柄まで赤裸々に語った名美は、今撮影中の映画について話すことになった。「レフトアローン」という作品は役者夫婦の愛と破綻の物語で、芸能界のおしどり夫婦と呼ばれている夫が新人女優と不倫し主人公の鏡子が絶望に陥るというストーリーだった。主人公の女優・鏡子を名美が演じ、夫で俳優の藤倉に扮するのが洋介だった。そして藤倉の愛人・涼子役には新進女優の小谷純子が抜擢された。レフトアローンには劇中劇が二つあるが、そのうちの一つが「愛の行方」だった。

鏡子は藤倉が涼子と親密な関係にあるのではないかと考えていた。彼の携帯電話に残された涼子からのメールを偶然見て以来、確信に似たものがあったのだ。鏡子が映画のロケで留守にした夜、裏口から家に入ると気づかれないように居間へ向かった。ソファーには女物のスカートや紙袋が置いてあり、テーブルには飲みかけの酒のセットがそのままになっていた。グラスは二個。上の階からは人が争うような声がしたことから鏡子は階段をゆっくりと上がった。二階から三階の寝室に上がるにつれて声は大きく聞こえてきた。藤倉は涼子と情事の最中だった。陰から見ている鏡子に気づいた涼子は謝って部屋を出て行き、藤倉は芝居の稽古だと言い張った。だが鏡子の怒りは収まるはずがない。すると藤倉は彼女を強く突き飛ばして部屋を出て行った。ここで監督の「カット!」という声が室内に響き渡りその日の撮影は終了した。藤倉は鏡子に近づき謝るが、彼女は日頃の鬱憤を晴らしているように感じていた。するとすかさずフォローに入ったマネージャーの岡野は鏡子の演技をべた褒めした。藤倉は以前から不満を抱えていた。忙しくてすれ違いの毎日を送るようになったのは家庭を顧みない鏡子の主婦としての怠慢だと考えていたのだ。追い詰められ精神のバランスを崩した鏡子は行き場を失ったが辛うじて扉をこじ開けたのだった。

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軽蔑

  • posted at:2025-09-01
  • written by:砂月(すなつき)
けいべつ
角川映画=ステューディオ スリー
配給:角川映画
製作年:2011年
公開日:2011年6月4日
監督:廣木隆一
エグゼクティブプロデューサー:椎名保
製作:池田宏之 梅川治男
企画:嵐智史 内田ゆき 志摩敏樹
プロデュース:森重晃
プロデューサー:大森氏勝 湊谷恭史
原作:中上健次
脚本:奥寺佐渡子
撮影:鍋島淳裕
照明:豊見山明長
録音:深田晃
美術:丸尾知行
編集:菊池純一
コスチュームデザイン:石橋瑞枝
ヘアメイク:永江三千子
スクリプター:中西桃子
助監督:久万真路
キャスティング:前島良行
音楽プロデューサー:池畑伸人
製作プロダクション:ステューディオ スリー
出演:高良健吾 鈴木杏 大森南朋 忍成修吾 村上淳
アメリカンビスタ カラー 136分

新宿歌舞伎町で欲望のままに生きる二宮一彦は兄貴分の伊藤から多額の借金を帳消しにするかわりに仕事をするように命じられた。それは伊藤が所属する組に無許可で野球賭博を行っているトップレスバー「ニュー・ワールド」にヤキを入れることだった。ある夜、客として仲間とともに入店した彼の心は複雑だった。何故ならその店には恋焦がれるダンサーの矢木真知子が働いていたからだ。スマホで連絡をするとそれを合図の照明が落ち仲間が暴れ始めた。警報器が鳴り、スプリンクラーが作動し、店内は混乱に陥った。すると伊藤からやったら逃げろと言われていた一彦は楽屋に逃げ込んでいた真知子を連れて逃げ出したのだった。二人は夜の街を駆け抜け、立体駐車場に逃げ込むと一息ついた。店が潰れないか心配する真知子に一彦は事情を説明し、高飛びしようと提案した。踊っている時の一彦からの熱い視線を感じていた真知子は、高飛びという言葉が駆け落ちを意味していることを理解し何処でもいいよと返事した。それを聞いて喜びを隠せない一彦は彼女を車に乗せると故郷へ向かうことにした。

一彦の実家は地方の資産家で家族とは疎遠になっていた。そんな彼が突然帰ってきたことで母親の貴子は何事があったのかと驚いたのだった。一彦が真知子を紹介すると、父親の一幸は深く聞かず所有マンションの一室を二人のために用立てた。彼が叔父の伸二が営む酒屋で地道に働くことに決めると、その話を聞いた昔の仲間たちが集まるようになった。真知子は一日でも早くその暮らしに溶け込もうとしたが、一彦の友人たちは勝手にやってきて自分の家のように振舞った。そんな毎日に不安を感じた真知子は働きに出ようかと考えるようになった。

ある日、実家を訪れた一彦は両親に真知子と結婚するつもりだと打ち明けた。それを聞いた一幸はいつものように思いつきでしゃべっていると思い遊びだろうと言った。一彦は真面目に働いて生計を立てると説明するが、相手方の両親や親戚に挨拶をしていないことがわかると一幸は金をやるから別れろと言った。もし結婚をしたとしても真知子が不幸になると考えたからだ。すると一彦は台所へ行き包丁を握った。

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スケバン刑事

  • posted at:2025-08-27
  • written by:砂月(すなつき)
すけばんでか
東映
配給:東映
製作年:1987年
公開日:1987年2月14日 併映「カンフーキッド/好小子」
監督:田中秀夫
企画:岡正 前田和也 植田泰冶
プロデューサー:中曽根千治 稲生達朗 手塚治
原作:和田慎二
脚本:橋本以蔵 土屋斗紀雄
撮影:大町進
照明:梅谷茂
録音:柿沼紀彦
美術:安井丸男
音楽:新田一郎
編集:只野信也
記録:高津省子
助監督:伊与田一雄
撮影効果:小野崎良雄
リーレコ:岡村昭治
選曲:秋本彰
音響効果:原田千昭
装置:石塚仙三
セット付:宮本茂
装飾:装美社
衣裳:東京衣裳
メーキャップ:サンメイク
ネガ編集:中野博
スチール:高岩震
擬斗:岡田勝
方言指導:渡部猛
コスチュームデザイン:出渕裕
特殊造型:品田冬樹 安井尚志
特殊メイク協力:原口智生
進行主任:藤沢克則
製作デスク:小貫綮子
製作担当:鈴木勝政
宣伝プロデューサー:松田仁 河井真也
PRコーディネーター:原岡健一郎
プロデューサー補:石原隆 角田朝雄
主題歌:「楽園のDoor」南野陽子
現像:東映化学
企画協力:フジテレビジョン
出演:南野陽子 吉沢秋絵 相楽ハル子 浅香唯 小林亜也子
アメリカンビスタ カラー 93分

日本の政治を裏で操る信楽老との死闘に勝利した二代目麻宮サキこと五代陽子は、スケバン刑事の任務を解かれ梁山高校の生徒として平穏な学生生活を送っていた。ある休日、歩行者天国で自由な時間を楽しんでいた彼女は先を急ぐ黒ずくめの萩原和夫とぶつかった。和夫はファイルケースを落としたが、そのまま去ったため後を追い掛けてバスに乗った。それを渡してすぐに降りるつもりでいたのだが、二人組の男が強引に乗り込んできたためそのままバスは出発してしまった。二人組は和夫を挟むようにして座ったが、陽子にとってそれはどうでもいい話。次のバス停で降りようと彼女はファイルケースを渡そうとするが和夫は知らないの一点張りだった。男たちのやり取りを見て不信感を抱いた陽子は和夫と一緒に逃げ出そうとするが、男の一人が拳銃で運転手を脅してバスを乗っ取ったのだ。すると運転手は急ブレーキを踏み陽子は運転席の後ろに設置した消火器を車内に蒔いた。薬剤は男たちの視界を奪ったが、同時にフロントガラスにも付着したことで視界ゼロのバスは停車していたショベルカーに衝突したのだった。

陽子が目覚めると暗い部屋に監禁されていた。和夫の話によると追ってきたのは三晃学園の教師らしいが、彼らが探しているのはどうやら何かの写真らしい。天井にスプリンクラーがあることに気づいた陽子はそこに靴を投げつけて混乱を起こし二人で脱出することに成功した。陽子たちがたどり着いたのは和夫が一時的に身を潜めていた樋門施設だった。和夫は丸めた紙を拾い上げこれが関係するのかもしれないと考えた。それは彼が服部校長の机の引き出しから手当たり次第盗み出した物の一つだが、関係ないと思って捨てた集合写真だった。和夫は陽子を信用し全てを話すことにした。

地獄城と呼ばれる全寮制の三晃学園は東京湾海上二キロの地点にある島にあり、服部校長の徹底した更生教育で世間の評判が高まった私立学園だった。親や教師が見放した不良たちを一手に引き受けて真面目に仕立て直すのが学園の方針だが、和夫は三か月前に親友の加藤喜久男と無期停学を喰らっている際に放り込まれたのだ。そこは学生に軍事訓練を課して殺人兵器に育て上げる極秘機関だった。和夫は仲間たちが訓練中に死に皆が無気力になって行くのが我慢ならず、世間に実態を知らしめようと脱走したのだ。話を聞き終えた陽子は暗闇機関の腕利きエージェントである西脇と接触し彼の仲介で暗闇指令と再会した。そして三晃学園を調べて欲しいと懇願するが、お前はスケバン刑事を退任したのだから新しい自分の幸せを追えと言われた。

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