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笑う大天使

  • posted at:2022-04-04
  • written by:砂月(すなつき)
わらうみかえる
ミコット・エンド・バサラ=ジェネオン エンタテインメント=ナイス・デー=日活=日本テレビ音楽=S・D・P=ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
製作年:2005年
公開日:2006年7月15日
監督:小田一生
プロデューサー:宮崎大 柴田一成
エグゼクティブ・プロデューサー:三宅澄二 熊澤芳紀 西村敬喜
コ・エグゼクティブ・プロデューサー:公野勉 吉岡正敏 細野義朗 杉山章
原作:川原泉
脚本:吉村元希 小田一生
撮影監督:岡田博文
照明:林広一
VE:足助学
録音:奥雅人
美術:花谷秀文
衣裳:北村道子
アクション監督:谷垣健治
音響効果:丹雄二
編集:滝石大志
監督補:小笠原直樹
助監督:近藤有希
ラインプロデューサー:森崎太陽
音楽プロデューサー:千石一成
音楽:METALCHICKS
主題歌:「そばにいるから」つじあやの
VFX:小田一生
出演:上野樹里 関めぐみ 平愛梨 松尾敏伸 菊地凛子
アメリカンビスタ カラー 92分

美しい湖に浮かぶ島の上に建てられている聖ミカエル学園。かつてこの地に大いなる災いが訪れ、時を同じくして巨大なドラゴンが現れた。その時、大天使ミカエルが湖の畔に降り立ち神の家に逃れてきた三人の少女に救いを与えた。この古い言い伝えからミカエルの広き翼のもとに良家の子女を良き妻、良き母に教育するべく創立されたのが聖ミカエル学園である。その学園に通うお嬢様はアークエンジェルの乙女たちと呼ばれているが、中には例外もいた。

有名進学校の松葉ヶ丘高校から転校してきた司城史緒は編入試験の全教科をほぼ満点でクリアした。だが庶民の生活をしていた彼女にとってカトリックの世界は戸惑うことばかりであり息詰まることもしばしばあった。そもそもこの学園に転校してきたのには理由があった。古びたアパートで母と二人暮らしをしていた史緒だったが、その母が亡くなり一人ぼっちになった。葬式を終えてひと息ついた頃、司城一臣という紳士が訪ねてきた。彼は史緒の生き別れの兄だった。史緒は元伯爵家の血筋である父とありふれた一般家庭の母との間に出来た子供だが、周囲の反対を押し切って結婚したこともあり姑は事あるごとにいびった。そして父が不慮の事故で他界すると姑は長男を取り上げて母を屋敷から追い出したのだった。史緒を身篭っていた母は一人で産み育て、働きづめに働いて死んだ。一臣と会ったその日から彼女は城のような屋敷で暮らすことになるなど生活が一変するが、それは望んだものではなかった。

ある朝、登校はしたもののやる気が出ない史緒は息抜きをするために教室に行かなかった。そして遠く離れた裏庭でラーメンを作って食べていたのだが、呼びにきたクラスメイトの斎木和音と更科柚子にそれがばれてしまった。庶民の暮らしを知っている和音も柚子もここでの生活が窮屈だと考えており、意気投合した三人は時間を忘れてお互いの身の上話をした。学業優秀の柚子は背が低いことから上級生からコロボックルちゃんと呼ばれて可愛がられていた。運動神経抜群の和音は下級生から男装の麗人・オスカル様と慕われていた。そして史緒は二年生から新しく現れた真のリーダーだと思われていた。皆に尊敬される三人が猫かぶりであることをまだ誰も知らなかった。

屋台的映画館
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相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿

  • posted at:2022-04-01
  • written by:砂月(すなつき)
あいぼうしりーずかんしきよねざわまもるのじけんぼ
「鑑識・米沢守の事件簿」パートナーズ(テレビ朝日=東映=トライサム=小学館=朝日放送=メ~テレ)
配給:東映
製作年:2009年
公開日:2009年3月28日
監督:長谷部安春
製作:上松恒夫 鈴木武幸 水谷晴夫 亀井修 水野文英 吉田鏡
エグゼクティブプロデューサー:亀山慶二
企画:梅澤道彦 中曽根千治
プロデューサー:松本基弘 上田めぐみ 香月純一 西平敦郎
原作:ハセベバクシンオー
脚本:飯田武
音楽:池頼広
撮影:上林秀樹
照明:大久保武志
編集:只野信也
録音:高野泰雄
美術:伊藤茂
整音:室薗剛
音響効果:佐々木英世
スクリプター:菅真彩子
装飾:神戸信次 田村康利
助監督:安養寺工
制作担当:大沢忠生
ラインプロデューサー:今村勝範
主題歌:「絆」エレファントカシマシ
製作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション
出演:六角精児 萩原聖人 紺野まひる 片桐はいり 半海一晃
アメリカンビスタ カラー 105分

東京ビッグシティーマラソンで三万人のランナーと数十万人の観客を標的にしたテロ事件は、顔認証システムで実行犯を割り出し、警視庁特命係の杉下右京警部と相棒の亀山薫巡査部長が主犯を逮捕して無事解決した。だが驚愕の事実はマラソン参加者の中に犯人を発見しただけでなかった。刑事部鑑識課の米沢守巡査部長は顔認証システムでマラソン参加者の確認をしていた際に、数年前に突然去って行った妻・知子の姿を偶然見つけた。居ても立っても居られない彼は、知子のゼッケン番号を紙に控えると大会本部の事務局へ行き、犯人と共犯関係にあると嘘をついて情報を聞き出すことにした。そこで米沢は衝撃の事実を知った。再婚したのか知子は真鍋と姓を変え台東区竜泉のアパートに住んでいるというのだ。しかも財団法人・青少年防犯協会に勤めているという。まさに灯台下暗しとはこのことだ。その夜、米沢は住所をもとにアパートを訪ねるがノックをする勇気がなかった。翌日、竜泉のアパートで女性の変死体が発見された。出動要請を受けた米沢は悪い予感がしていたが、それは的中した。死んでいたのは知子であり、その傍には遺書と思われる紙片が置かれていたのだ。 捜査一課の伊丹憲一巡査部長や三浦信輔巡査部長が自殺に違いないと決めつける中、米沢は遺体搬送の前に念のためと称して確認を行った。すると胸元にあるはずの二つのほくろがないのだ。疑いを持った彼は外傷がないか頭部を調べるついでに毛髪を採取した。鑑識課に戻り毛根から血液型を特定した米沢はホッとため息をついた。元妻の知子はB型だが真鍋知子はO型だったからだ。二人が瓜二つの別人であることが確定した。

数日後、米沢が出勤すると千束署の相原誠巡査部長が待っていた。彼は真鍋知子の元夫だったが自殺と結論づけられたことに疑問を持っていた。関係者という理由で捜査から外された相原は、マラソンの事務局で知子のことについて調べていた米沢から情報を得るために訪ねてきたのだ。数日前に相談したいことがあると知子から電話が掛かってきたが、会う前に自殺するはずがないと相原は主張した。だが現場にあった紙片の筆跡は知子のものであり、枕元にあった飲料水のペットボトルから検出された高い濃度の青酸カリは例えパソコンの中に履歴がなくてもネットカフェなどで購入が可能だった。それでも反論する相原に、私にとって物証が全てですからと米沢は言った。

屋台的映画館

本日の猫事情

  • posted at:2022-03-29
  • written by:砂月(すなつき)
ほんじつのねこじじょう
ジョリー・ロジャー=ハピネット=モブキャスト
配給:ジョリー・ロジャー
製作年:2007年
公開日:2007年12月1日
監督:中川究矢
製作:大橋孝史 藪考樹
プロデューサー:上野境介 高口聖世巨 川端基夫
アシスタントプロデューサー:川島正規 高波朋美 三村香織 若槻泉
キャスティングプロデューサー:大竹理永
原作:いわみちさくら
脚本:鹿目けい子
音楽:カンガルー鈴木
タイトルバック:東海林毅
撮影・照明:曽根剛 島田貴仁
録音:天野隆太
編集:和田剛 中川究矢
助監督:西原千尋
制作:高畑鍬名 福田彩野
動物プロダクショントレーナー:ZOO動物プロ
主題歌:「ラブソング」平野綾
制作プロダクション:トルネード・フィルム
出演:大桑マイミ ルパン パッチ いくら たらお
声の出演:平野綾
アメリカンビスタ カラー 62分

イラストレーターの「ママ」は五匹のネコたちと仲良く暮らしている。しかめっ面でやんちゃなデルタ。一番年上のおとなしいマミヤ。太いシッポが自慢のテトラ。いつも寝てばかりでこの頃太り気味なスナ。そしておチビでイタズラ好きな元気いっぱいのくーにゃん。ママは朝いつも五匹に起こされる。サイドボードの上にはたくさんの写真が飾られているが、その中の一枚にルパンというオス猫が写っている。かつてルパンもママと暮らす家族の一員だったが、今はそっと空から見守っている。

「本日の朝ごはん」の巻
ママの母親が小旅行に出掛けたため、その日は五匹の面倒を一人で見なくてはならなかった。ネコたちの朝ごはんの用意を始めると、最初にやってきたのは音を聞いて待ち切れないマミヤだった。

「おそうじのお手伝い?」の巻
ママがフローリングワイパーで掃除を始めるとデルタが決まってやってくる。ヘッド部分をおもちゃにしてデルタがじゃれていると、今度はくーにゃんがやってきた。

「ママはイラストレーター」の巻
イラストレーターのママはいつも五匹を題材にしている。仕事の準備のためにパソコン周りを片付けていると、デルタが買い物袋の中から何かを見つけた。

「テトラの気持ち」の巻
パソコンのケーブルが大好きなテトラはそれをおもちゃにして遊んでいた。締め切りに追われるママは夕方までに原稿を届けなければならないが、そんなときに限って母親から用事の電話が掛かってきた。

「MISSION COMPLETE!」の巻
母親から言いつけられた用事とは洗濯だった。明日から履くくつ下がないよと脅されたママは渋々洗濯に取り掛かった。

屋台的映画館

寒椿(1992年)

  • posted at:2022-03-26
  • written by:砂月(すなつき)
かんつばき
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1992年
公開日:1992年5月30日
監督:降旗康男
企画:日下部五朗
プロデューサー:奈村協 中山正久
原作:宮尾登美子
脚本:那須真知子
撮影:木村大作
照明:増田悦章
美術:内藤昭
録音:伊藤宏一
編集:市田勇
整音:荒川輝彦
記録:田中美佐江
助監督:藤原敏之
装置:梶谷信男
装飾:籠尾和人
背景:西村三郎
衣裳:豊中健
美粧:田中利男
結髪:山田真佐子
舞踊振付:藤間勘五郎
相撲指導:田中稔
劇用車:小野順一
擬斗:菅原俊夫
和楽:中本哲
刺青:毛利清二
方言指導:宮川珠季 安岡真智子
演技事務:寺内文夫
宣伝:佐々木嗣郎 又木たみえ
製作宣伝:丸国艦
スチール:中山健司
題字:堀道三
キャスティング:葛原隆康
音楽:小六禮次郎
音楽プロデューサー:おくがいち明
主題歌:「寒椿」倍賞千恵子
進行主任:長岡功
出演:西田敏行 南野陽子 野村真美 海野圭子 中野みゆき
アメリカンビスタ カラー 115分

昭和の初め。高知で芸妓小妓紹介業を営む富田岩伍は西日本一と呼ばれた料亭・陽暉楼とつき合いを持っていたため、家庭を顧みることが出来ない程忙しくしていた。その日も何かあると逃げたがる松崎の芸姑・小奴が京都の祇園で芸姑遊びをしているという話を聞き連れ戻しに向かった。その頃、妻の喜和は一人息子の健太郎を連れて家を出た。彼女は両親の猛反対を押し切って一緒になったが、岩伍が選んだ仕事にはとうとう馴染めなかった。帰宅し喜和たちが家出をしたことを知った岩伍はその足で彼女の兄・小笠原楠喜の屋敷を訪ねた。小笠原は二人の面倒を見るから帰れと言うが、諦めきれない岩伍は奥にいた健太郎を連れ去った。その夜、岩伍は酔っ払って荒れたが、夜が明けると健太郎は隙を見て家を抜け出しバスに乗って母のもとへ向かった。番頭の庄から話を聞いた岩伍はバイクで追い掛けてバスを停め、お前は富田家の人間だから必ず連れ戻すと健太郎に言い聞かせた。

ある夜、陽暉楼に呼び出された岩伍は主人の山岡源八が面倒な客で頭を痛めていることを知った。その客は東京からきた田村征彦という男で、朝倉町で金貸しを始めると雲竜などのごろつきを手懐けて店で毎晩大騒ぎをしているというのだ。心配した地元の有力者である百鬼勇之助が助けはいらないかと駆けつけたが、ここでやくざの出入りとなったら陽暉楼はお仕舞になる。そこで何とか連中を追い出す手立てはないものかと岩伍に相談を持ち掛けたのだ。岩伍は侠客修行中の仁王山を通じて田村と会い一万円の勘定書きを見せた。陽暉楼の主と賭けをしたが、それを見て顔色を変えなかったのは土佐銀行を経営者である多田宇一郎と百鬼しかいないと言ったため、もう一人いると岩伍が言ったという。それが自分のことだとわかると、田村はもう二度と陽暉楼に足を踏み入れない代わりに芸姑の染弥を貰うと言った。

それから数日後、岩伍のもとに桑名貞子が売られてきた。彼女は高知初の女性バスガイドとして働いていたが、父・勝造が博打に嵌りその借金の形として連れてこられたのだ。陽暉楼が経営する玉水遊郭を岩伍が紹介すると、彼女を気に入った山岡は牡丹という源氏名を与え芸妓に育てることに決めた。

屋台的映画館

ええじゃないか

  • posted at:2022-03-23
  • written by:砂月(すなつき)
ええじゃないか
松竹=今村プロ
配給:松竹
製作年:1981年
公開日:1981年3月14日
監督:今村昌平
製作:小沢昭一 友田二郎 杉崎重美
原作:今村昌平
脚本:今村昌平 宮本研
撮影:姫田真左久
録音:吉田庄太郎
照明:岩木保夫
音楽:池辺晋一郎
編集:浦岡敬一
美術:佐谷晃能
時代考証:林美一
群舞指導:関矢幸雄
助監督:南部英夫
製作担当者:大岡弘光
出演:泉谷しげる 桃井かおり 草刈正雄 緒形拳 三木のり平
アメリカンビスタ カラー 151分

慶応二年、夏。上州川西村出身の源次は、女房にイネが恋しくて六年ぶりにアメリカから帰国した。沖合で商船に生糸を積み込む作業を小舟で行っていたが、ふと海に出たくなりその商船に乗せてもらうことに成功した。ところが嵐に遭遇し船は難破。漂流の末にアメリカの船に助けられてそのまま本国へ連れて行かれたのだ。神奈川奉行所吟味方与力佐郷屋殿に引き渡された彼は切支丹の疑いで収監された。同じ房にいた琉球出身のイトマンと意気投合した源次は羽目板を外して牢から逃げ出し故郷の村を目指した。だが六年の間に村の様子はすっかり変わっていた。源次の母は他界し、イネの姿もなかった。彼女の父虎松によると生活のために江戸千住宿へ身売りしたらしい。既に年季が明けているはずなのに帰ってこないということを知った源次は自らの手で連れ帰ることに決めた。イトマンとともに千住宿へ向かった源次だったがイネは既にいなかった。浪人の古川条理ややくざ者のゴンなどからの情報で東両国のそれ吹け小屋にいることを突き止めたが、彼女は小紫太夫として一番の人気者となっていたのだ。ここの暮らしに不服のないイネには村に帰る気など微塵もなかった。

ちっぽけな日本と比べ物にならないくらいの大地を持つアメリカ。肥沃な土地は作物がたくさん穫れるし、開墾すればその土地は自分の物になる。再びアメリカへ戻りたくなった源次はイネを一緒に連れて行きたいと考えていた。ある夜、そのことを打ち明けるとイネはここにいてもどうしようもないから行っちゃおうかなと言った。そうとなれば話が早い。源次は既に麻布にあるアメリカ公使館で領事と会い渡航許可証を受け取っていた。そして二人で五十ドル程掛かるという渡航費用はゴンたちが計画した押し込み強盗にイトマンと参加し手に入れていた。翌日、源次たちは横浜港に向かったが、イネは道中で気が変わりわざとはぐれた。一人残された源次はトボトボと東両国に戻るが、彼女が何事もなかったように小屋にいることに腹を立てた。そして舞台から引きずり下ろすと平手打ちした。

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