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男はつらいよ 望郷篇

  • posted at:2020-09-01
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよぼうきょうへん
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1970年
公開日:1970年8月26日 併映「なにがなんでも為五郎」
監督:山田洋次
製作:小角恒雄
企画:高島幸夫 小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 宮崎晃
美術:佐藤公信
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
編集:石井巌
録音:小尾幸魚
調音:松本隆司
音楽:山本直純
監督助手:宮崎晃
装置:小島勝男
装飾:町田武
進行:福山正幸
衣裳:東京衣裳
製作主任:峰順一
現像:東洋現像所
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
協力:柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 長山藍子 井川比佐志 前田吟
シネマスコープ カラー 88分

叔父・竜造が倒れたという知らせを聞き急いでとらやに戻ったテキヤの車寅次郎。今わの際に後のことを頼むと言われた寅次郎だったが、竜造の寿命を縮めたのはいつも苦労を掛けてきた自分のせいだと責めた。旅館の女中に起こされ、それが夢だったことがわかると故郷に思いを馳せた。上野駅に到着すると早速とらやへ電話を掛けたのだが、寅次郎のおかげでいつも振り回されている叔母のつねは一度懲らしめてやろうと考え竜造が虫の息だと嘘をついた。それを聞いてショックを受けた寅次郎はタクシーを飛ばしてとらやに向かった。竜造は暑さに参って昼寝をしていたのだが、その姿を見て気落ちし帰る途中に葬式の手配をしてきたことをつねに話した。それが冗談だったとわかると寅次郎は憤慨し出て行こうとしたが、一緒に笑ったことに責任を感じた妹のさくらは思い止まらせようと説得した。

翌日、とらやに寅次郎の舎弟の川又登が訪ねてきた。札幌で世話になった正吉親分が死ぬ前に一目会いたいと言っているというのだ。恩返しとして一切の葬式を取り仕切りたいと考えた寅次郎だったが先立つ物はなし。油を売っていた朝日印刷の桂梅太郎社長に声を掛けるが用事を思い出したと言って逃げ出した。すると竜造もそれに乗じて逃げ出したのだった。困った寅次郎は最後の砦であるさくらのところへ行くが、先ずは日頃の行いを改めなさいと説教された。重みのある言葉に委縮する寅次郎。するとさくらはそっと一万円札を渡した。それは以前、寅次郎が飴でも買いなとさくらの子・満男のためにあげた金だった。彼は感謝を口にしながら部屋を出ると登とともに札幌へ向かった。

道内一円で羽振りを利かせていた正吉も今では小さな病院の大部屋にいた。世話する子分も一人だけで、その落ちぶれように寅次郎は驚きを隠せなかった。正吉には一度も顔を合わせたことがない私生児の息子がおり、その子に会って謝りたいと言ったことから、気持ちを汲んだ寅次郎はきっと連れてくるからと元気づけた。小樽の国鉄で蒸気機関車の機関助手をしていることを突き止めた寅次郎だったが、自分には関係のない話だと石田澄夫は突き放した。諦めきれない寅次郎が例え会ったことがなくても相手が実の父親なら会いたいと思うのが血の繋がった親子の人情だと説得すると、澄夫は小学一年生のときに一度会ったことがあると打ち明けた。父親がいることがわかり無性に会いたくなった澄夫は母親に内緒で汽車に乗り札幌へ行った。道を尋ねてようやく正吉がいる場所へたどり着いたがそこは赤線だった。正吉は泣いて謝る若い女性を何度も殴り、澄夫はそんな彼の姿が鬼に見えたため会わずに帰った。その五年後に母親は死んだが、正吉は香典ひとつ寄越さなかった。そんな男が死にそうだから息子に会って詫びたいと言っても許すことは出来なかったのだ。話を聞き終えた寅次郎は返す言葉がなかった。

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大笑い殿さま道中

  • posted at:2020-08-29
  • written by:砂月(すなつき)
おおわらいとのさまどうちゅう
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1964年
公開日:1964年2月1日 併映「柔道一代 講道館の鬼」
監督:内出好吉
企画:神戸由美 俊藤浩滋
原案:野上竜雄
脚本:若井基成
撮影:羽田辰治
照明:中村清
録音:矢部吉三
美術:塚本隆治
編集:堀池幸三
音楽:小沢秀夫
助監督:原田隆司
記録:墨はつ子
装置:近藤幸一
装飾:清水悦夫
美粧:佐々木義一
結髪:西山節子
衣裳:荒堀実秋
擬斗:島義一
進行主任:中川卓磨
出演:藤田まこと 品川隆二 藤純子 山城新伍 芦屋雁之助
シネマスコープ モノクロ 82分

丹波篠山村生まれのチャッキリ藤太はスリで御用となり浜松藩代官所の牢に入れられた。ようやく刑期が終わり釈放されたが、牢番の馬吉からいってらっしゃいと声を掛けられた。それもそのはず藤太が牢に戻ってきたのはこれで十七回目だったからだ。もう二度と捕まるようなヘマはしないと心に誓った藤太は元手を稼ぐためにカモを見つけることにした。すると如何にも間抜けそうな男が往来に立っており、すれ違い様に懐から財布をいただくことにしたのだが、藤太が手にしたのは十手だった。目明しの甚六に追われ路地に逃げ込んだがついに追い詰められる藤太。そこで機転を利かし神妙にしろと十手を向けると長屋の住人は皆甚六の方が泥棒だと思いこんだのだった。騒動の中を逃げ出した藤太は屋敷の塀を乗り越えるが、目の前には馬吉が立っていた。なんとそこは代官所だった。馬吉はにこやかにお帰りなさいと言った。

藤太が牢でおとなしく考え事をしていると同業で捕まった金次が話し掛けてきた。口論となりどっちがスリの技術が上か馬吉を使って腕比べをすることになった。居眠りをしている馬吉に火事だと呼び掛け、寝ぼけて近づいてきたところを狙って財布を抜いた。馬吉がいなくなると藤太は誇らしげに財布を見せたが、金次はいつの間にかその中身を抜き取っていたのだった。驚いた藤太はその方法を教えて欲しいと頭を下げるが、お前は人が好過ぎるから泥棒には向かないと一蹴した。だが一刻も早く牢から出たい二人は手を結び、何故かここに銭が落ちていると馬吉を呼び寄せた。それが自分の物とは気づかずに喜んでいる間に馬吉は帯から下がる鍵を抜き取ったのだった。馬吉が銭の計算をしている間にまず金次が逃げ、それに気づいて追い掛ける間に藤太が逃げた。作戦は成功したかに見えたが、役人の姿に怯えた藤太は建物の床下に隠れた。頃合いを見て逃げ出すつもりでいたが、休憩どころか寝入ってしまい気づくと日がとっぷりと暮れていた。困った藤太は床下から顔を覗かせるが、そこは甚六が住む官舎だった。藤太は諦めてお縄についた。その頃、金次は待ち合わせる約束をした地蔵の前にいたが、いくら待っても藤太が来ないため諦めて箱根に向かった。その途中の宿場に泊まった金次は武士の一団に絡まれるお八重という名の娘を助けたが、街道で偶然藤太と再会した。前科十九犯となりこれ以上浜松にいられては御上の手数が掛かり過ぎると所払いを言い渡されたのだった。藤太の顔を見たお八重は「あの方」に似ていると思った。

屋台的映画館

女がいちばん似合う職業

  • posted at:2020-08-20
  • written by:砂月(すなつき)
おんながいちばんにあうしょくぎょう
キティ・フィルム=サントリー
配給:アルゴプロジェクト
製作年:1993年
公開日:1993年11月20日
監督:黒沢直輔
プロデューサー:伊地智啓 椋樹弘尚
脚本:丸山昇一
撮影:仙元誠三
照明:渡辺三雄
録音:林大輔
美術:今村力
編集:冨田功
音楽ディレクター:近藤由紀夫 小西香葉
音楽:Date of Birth
技闘:高瀬将嗣
助監督:山川元
キャスティング:斎藤勇司
プロデューサー補:朝倉千代子
製作担当:石川達也
宣伝プロデューサー:関根房江
アソシエイトプロデューサー:垂水保貴
提供:アルゴプロジェクト
提携:日本テレビ
出演:桃井かおり 岡本健一 橋爪功 伊原剛志 白竜
アメリカンビスタ カラー 102分

女、麻薬、拳銃の東南アジアルートに絡む野坂3兄弟を追っていた女刑事・きぬ。母・テルの誕生日には必ず駆けつけるという話を知った彼女は同僚の束田とともにバー・マミーブルーに乗り込んだ。マダムのテルは知らないの一点張りだが、今年に限って花のプレゼントだけ。おまけに刑事がくることを知っているかのように彼らは姿を見せなかった。カメラで店内が監視されていることがわかった上できぬはテルを締め上げ、長男の一彦はインポテンツ、次男の次郎はロリコン、三男の三雄はサディストだと防犯カメラに向かって挑発した。それは三兄弟への宣戦布告だった。同じ頃、オフィスビルのエレベーター内で妊婦が刺殺された。胎児もろともサバイバルナイフで一突きされ腹はえぐられていた。状況は2か月前に起きた事件と酷似していたが、違っていたのはナイフが残されたままになっていることだった。だが柄に血糊がべっとりとついているため指紋は取れなかった。聞き取りを行っているのは第一発見者である若いアベック、そしてその他の4人は会社を辞める被害者のために6階のレストランで送別会を開いた同僚だった。亭主に電話を掛けようとしたところ、公衆電話が塞がっていたため1階に下りたのだ。午後10時40分頃に、看板前に忙しくなるのを見込んで店の裏でタバコを吸っていた板前が犯人らしき人物を目撃していた。その人物が階段を下りて入り口の方へ向かうとエレベーター付近から悲鳴が聞こえたのだが、肩まで髪が長く性別の見分けがつかなかった。斜から見ると女だが、歩き方は男の様だったという。

数日後、ペットショップの店長から犯人らしき人物を牛丼店で見掛けたという証言を得たことから、きぬは店の前で張り込みを行い同僚の束田文夫を店員として内部に潜り込ませた。大勢の人々が交錯する中、彼女の横を直感で犯人だと思う人物が通り過ぎ、振り向くと男が牛丼店に入って行った。だがその男は短髪だった。きぬは自分の勘を信じ、散髪をした可能性があることを考慮した上で束田にサインを送ると食べ終わるのを待った。そして店から出てくると尾行を開始した。一方、束田は指紋採取のために食器を確保した。街並みを通り過ぎ、公園を横切り、やがて高架下に差し掛かるときぬは男たちに襲われた。それは母親を散々いたぶられ復讐に燃える野坂3兄弟だった。ボクサー崩れの次郎から腹にパンチを受けた彼女は意識が薄れゆく中で咄嗟に拳銃を構えた。そこに駆けつけたのはきぬの後を追ってきた束田と同僚の木戸だった。3兄弟のせいで見失ったものの、後日彼が住むマンションを突き止めた。佐山吾郎、20歳。きぬたちは向かいのホテルから彼を日夜監視し続けたが、佐山は殺風景な部屋でただ静かに座っていた。

屋台的映画館

俺達に墓はない

  • posted at:2020-08-11
  • written by:砂月(すなつき)
おれたちにはかはない
東映セントラルフィルム
配給:東映
製作年:1979年
公開日:1979年5月26日 併映「その後の仁義なき戦い」
監督:澤田幸弘
企画:黒澤満 伊藤亮爾
脚本:田中陽造
撮影:仁村秀信
録音:林鉱一
照明:渡辺三雄
美術:川崎軍二
編集:田中修
助監督:崔洋一
音楽:竹田由彦
色彩計測:村田米造
記録:幸縁栄子
刺青:霞涼二
擬斗:高倉英二 松尾悟
進行主任:青木勝彦
美粧:入江美粧
衣裳:第一衣裳
現像:東映化学
協力:吉祥寺 ミドリヤ 東映俳優センター
出演:松田優作 志賀勝 岩城滉一 竹田かおり 梅津栄
シネマスコープ カラー 131分

島勝男はデパートで爆弾騒ぎを起こしレジから現金を盗んだ。それを元手に中井から沖縄ルートのリボルバー、登録ナンバーを削り取ったライフル銃を手に入れるとねぐらとしているバー阿邪馬に戻り弟分の石川満彦にそれを渡した。その夜、二人は大金をせしめる計画を練った。次の標的はノミ屋を生業としている都築興業だった。都築興業を経営しているのは暴力団・十日会であり、黒い金が金庫の中で唸っているという噂だった。二人は以前、現金輸送車を襲ったことがあるが、石川がヘマをしたせいで島は逮捕された。だがそれも怪我の功名、金庫の中には常時二千万円近くの現金がプールされていることを刑務所の仲間から聞いたのだ。出所までの三ヶ月間は頭の中はそのことばかりで、十日会の金庫というだけで恐れて誰も手を出さないことが逆に狙い目だという結論に至ったのだった。翌日、島は下見をするために向かいのビルから都築興業の室内の様子を双眼鏡で窺ったが、そこからは金庫のダイヤルナンバーが見づらいため場所を移動した。すると反対側のビルにも同じように双眼鏡で窺う男がいたのだ。島はその男を知っていた。デパートから逃げた後、公園で頭を冷やしているとコワモテの男が尾行していることに気づいたからだ。しかもその誤魔化し方が如何にもという感じだったため余計に印象に残っているのだった。

日が暮れ島が阿邪馬に戻ると店に川村ミチという女がいた。石川は店の前で酔い潰れていた彼女を介抱していたというが島には都合が悪かった。何故ならその女は犯行現場で顔を間近で見られたデパートの店員だったからだ。ミチは騒動時に店に残ったことで現金87万3千円を横領したと疑われクビになったのだという。警察に出頭して疑いを晴らして欲しいと泣きつかれたが、それどころではない島はミチを石川に任せると計画の詰めに入った。翌日、島たちが喫茶店で車の配置などの打ち合わせをしていると、またあの男がうろついていた。男が同じように都築興業の金庫を狙っているのではないかと考えた島はその日のうちに決行することに決めた。ビルのトイレで作業員に変装した島が部屋に踏み込み、ライフル銃を持った石川が続く。段取りは完璧だった。ところがドアを開けようとしたのと同時に中から出てきたのはあの男だった。現金を袋詰めにした男は用意していた車に乗り逃走、彼の一味と間違われた石川は十日会の組員に捕まり締め上げられた。一方、ドアの反対側にいたため見つからなかった島はもぬけの殻になった部屋に入ったが金庫に金目の物は残っていなかった。男と島によるカーチェイスが始まり、島はついに男を追い詰めた。彼のしつこさに負けを認めた男は山分けと提案するが、鞄の中には数枚の1万円札しか入っていなかった。逃げる途中で何処かに落としてきたのだ。落ち込む男は次の大きな仕事を提案するが、やるならあんたの身代わりになった石川の救出が先だと島は言った。

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男はつらいよ フーテンの寅

  • posted at:2020-06-01
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよふーてんのとら
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1970年
公開日:1970年1月15日 併映「美空ひばり・森進一の花と涙と炎」
監督:森崎東
製作:上村力
企画:高島幸夫
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 小林俊一 宮崎晃
美術:佐藤公信
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
編集:杉原よ志
録音:鈴木正男
調音:佐藤広文
音楽:山本直純
監督助手:熊谷勲
装置:横手輝雄
進行:萩原辰雄
製作主任:池田義徳
現像:東京現像所
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
協力:三重県 湯の山温泉 近鉄観光ホテル 湯の山ホテル 柴又 神明会
衣裳協力:鴫河株式会社(きもの) いづくら(帯) 
出演:渥美清 新珠三千代 倍賞千恵子 香山美子 河原崎建三
シネマスコープ カラー 93分

旅先で風邪をひき妹のさくらが恋しくなったフーテンの寅こと車寅次郎は故郷の葛飾柴又に帰ってきた。叔父の竜造や叔母のつねが温かく迎える中、さくらの夫・諏訪博はとっておきの話を用意していた。それは寅次郎の縁談だった。博はとらやの裏にある朝日印刷所で職工として働いているが、そこの社長の桂梅太郎の提案が発端だった。博から一度会ってみませんかと言われたものの突然のことに気持ちの整理がつかず、だが気風が良く粋で頼り甲斐がある昔の侠客のような男だと伝えたことで先方が乗り気になったと竜造が話すと寅次郎はその気になった。それからトントン拍子に話が進み翌日の午後1時から見合いが行われることになった。

ダチ公から借りた背広を着て見合い相手を待つ寅次郎はガチガチに緊張していた。ところが相手の顔を見るなり顔がほころんだ。彼女は仙台の狸小路にある焼き鳥屋で働いていた昔馴染みの駒子だった。だが確か彼女には亭主がいたはず。寅次郎がその疑問を投げ掛けると駒子は泣き崩れた。仙台から東京へ移り住み新生活が始まると思った矢先に彼女の夫・為吉が新しい勤め先のラーメン屋の娘と浮気をした。そこで悔しい駒子は腹いせに見合いをすることにしたのだ。寅次郎はその話に興味がなかったが、駒子の体に新しい命が宿っていることがわかると話は別だ。駒子と為吉をとらやに連れてくると、お互いに言いたいことはあるだろうが元通りに仲良くやってくれと説得した。そして万事丸く収まるとささやかな結婚式を行うが、騒動はその後に待っていた。仕出しの料理代や芸者代、ハイヤー代など全ての費用をとらやのツケにしていたのだ。寅次郎ならまだしも赤の他人のツケを押しつけられたことに竜造とつねは黙っていられず、見るに見かねた博が割って入った。ところが寅次郎からお前なんかに妹をやるんじゃなかったと言われたことで頭に血が上り取っ組み合いのケンカになった。力ずくで押さえ込まれた寅次郎は観念し、夜が明けたら出て行く決心をした。翌朝、熱を出した息子・満男の看病から解放されたさくらと会った寅次郎は、博と幸せに暮らせよと伝えると柴又を離れた。

ひと月後、竜造はつねとともに三重県にある湯の山温泉へ旅行に出掛けた。泊まるもみじ荘は古びた旅館だが、女将のお志津は美人で気立てが良かった。女中の千代によるとお志津は未亡人で、客の中には彼女の魅力に取りつかれそのまま居ついて番頭になった者がいるのだという。しばらくして部屋のこたつの修理をするためにその番頭がやってきたが、二人は廊下に響くその声に驚いた。そのまま居ついた番頭とは寅次郎のことだったのだ。

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