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男はつらいよ 寅次郎春の夢

  • posted at:2021-05-26
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとらじろうはるのゆめ
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1979年
公開日:1979年12月28日 併映「神様のくれた赤ん坊」
監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫 小林俊一
ストーリー:山田洋次 レナード・シュレイダー
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆 栗山富夫 レナード・シュレイダー
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:中村寛
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
進行:玉生久宗
製作主任:峰順一
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
撮影機材:パナビジョン
協力:柴又 神明会 日本航空
出演:渥美清 ハーブ・エデルマン 倍賞千恵子 下條正巳 三崎千恵子
アメリカンビスタ カラー 104分

紅葉が色づいてきた頃、一人の外国人が柴又題経寺で何やら尋ねてきた。言葉がわからない御前様は困り果て、学校で習ったのだから会話が出来て当然だととらやを手伝うさくらを頼ることにした。だが彼女は英語をすっかり忘れており、竜造もつねも困惑するばかり。するとどうやらこの人は旅館を探しているらしいと団子を買いにきていた女性が言った。彼女はさくらの息子・満男が通う英語教室の先生をする高井めぐみの母・圭子だった。マイケル・ジョーダンというその外国人はビタミン剤のセールスマンとして日本にきたのだが、習慣の違いから仕事がうまくいかなかった。金もないためホテルに泊まることが出来ず安い旅館を探していたのだった。そこで御前様は日米親善のために二階に泊まらせてみてはどうかと提案した。その部屋はさくらの兄の寅次郎の部屋だが、今はテキヤとして放浪の旅に出ている。竜造は言葉の通じない見ず知らずの男を部屋に泊めることに反対だったが御前様から頼まれれば受け入れるしかなかった。

言葉が通じない人との生活は車家にとって一大事だった。だがお互いが気遣いながら暮らすうちにいつの間にか家族のような関係になっていた。片言ながらも言葉が通じるようになり何とかコミュニケーションを取れるようになると、つき合ってみれば下手な日本人よりマシさとつねが言った。油を売りにきていた梅太郎がそれを聞いて、そう言えば下手な日本人がいたなとつぶやくと、その人物が店先にいたのだった。紀州を旅していた寅次郎はふと故郷が懐かしくなり帰ってきたのだ。少し前に帰ってきたにも拘らず。今度こそゆっくりと体を休めたいから長逗留したいと寅次郎が言うと、血の気が引いたのは竜造たちだった。自分の部屋へ行こうとする彼を引き留めた竜造はアメリカが好きかと尋ねた。すると寅次郎は黒船が浦賀の沖へきて徳川三百年天下泰平の夢が破られてそれ以来日本人が不幸せになったのだから嫌いだと言った。するとそこにマイケルが現れ仕事に出掛けて行った。その体の大きさに圧倒されて腰を抜かした寅次郎は、お遣いから帰ってきたさくらに一体どういうことかと問い詰めた。自分の部屋に外国人を泊めたことが我慢ならない彼は出て行こうとするが、皆で何とか説得した。ひと眠りして元気を取り戻した寅次郎は帰ってきたマイケルと対決して叩き出そうと考えていたが、店にきた圭子とめぐみが帰ってきたマイケルと親しそうにしていることでいいところを見せようと見えを張った。そして話の流れで圭子が未亡人であることがわかると寅次郎の恋がまた始まった。

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男はつらいよ 翔んでる寅次郎

  • posted at:2021-05-17
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとんでるとらじろう
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1979年
公開日:1979年8月4日 併映「港町紳士録」
監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫 小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:中村寛
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
進行:玉生久宗
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
製作主任:峰順一
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
撮影機材:パナビジョン
協力:柴又 神明会 いすず自動車 ホテルニューオータニ
出演:渥美清 倍賞千恵子 桃井かおり 下條正巳 三崎千恵子
アメリカンビスタ カラー 107分

初夏の葛飾柴又は祝福の声で賑わっていた。桂梅太郎が営む印刷工場の工員の中村が結婚式を挙げたのだ。新婚旅行に送り出した博とさくらがとらやに戻り、式の様子を竜造とつねに話していると疲れた顔をした梅太郎がやってきた。博たちが結婚して10年になるという話からお互い歳を取るわけだと梅太郎が言うと、変わらないのはとらやとお前の工場だけだと竜造は笑った。するとつねは、変わらない男がもう一人いるけどねと言った。どうしているだろうなと博がつぶやくと、その男が突然店の前に現れたのだった。車寅次郎は店に入るなり息を飲んだ。さくらたちが黒い服を着ているからだ。誰か死んだのではないかと心配したのもつかの間、結婚式の礼服だとわかり安心した。だが結婚したのが工員だと知ると薄給なのにと嘲笑した。それを聞いた梅太郎は涙を流し、竜造は自分が結婚出来ないからと言って他人にケチをつけることはないと叱った。夕食の時間になり皆が集まると、二階から下りてきた寅次郎は昼間のことは悪かったと頭を下げた。機嫌を直した竜造が彼を許すと、博は息子の満男が学校で三重丸をもらったという作文を寅次郎に渡した。両親について書かれたそれを寅次郎は興味本位に声を出して読み始めたが、途中で顔を曇らせた。そこには、近所の人がおじさんの悪口を言うとお母さんが悲しい顔をするので早くお嫁さんをもらってお母さんを安心させて欲しいと書かれてあったのだ。お前はとらやの恥だと竜造が言ったことがきっかけで大喧嘩となったが、誰よりも傷ついたのは思ったことを素直に書いた満男だった。寅次郎は申し訳なく思い店を出て行った。

北海道で啖呵売をしていた寅次郎は、仕事を終えると一人佇み景色を見ていた。すると入江ひとみいう若い女性がもしよかったら車に乗って行きませんかと声を掛けてきた。旅の行きずりの男を簡単に誘ってはいけないと寅次郎がたしなめると、おじさんって変わっているのねと笑いながら去って行った。それから数日後、寅次郎が支笏湖を旅していると、ひとみが助けを求めてきた。彼女がガス欠で困っていることにつけ込んで男が体を求めてきたからだ。寅次郎は男を追い払うと一緒に旅をすることに決めた。ひとみが宿を予約していないことを知り自分が泊まる旅館に連れて行くが、そこにいたのはあの男だった。彼はこの旅館の若旦那で、警察に通報されることを恐れて丁重に持て成した。

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男はつらいよ 噂の寅次郎

  • posted at:2021-05-04
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいようわさのとらじろう
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1978年
公開日:1978年12月27日 併映「俺は上野のプレスリー」
監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫 小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:中村寛
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
進行:玉生久宗
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
製作主任:峰順一
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
撮影機材:パナビジョン
協力:柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 下條正巳 三崎千恵子 前田吟
アメリカンビスタ カラー 105分

春の彼岸となり、車一家は柴又題経寺にある墓参りに出掛けた。天気が良くて何よりと御前様が声を掛けると、空を見上げたさくらは飛ぶ渡り鳥を見て「これから行くのかしら。それとも帰ってきたのかしら」とつぶやいた。それを聞いたつねがうちの渡り鳥はどうしてるのかしらというと、竜造は変なのを思い出しちゃったなと苦笑いした。そんなことを言いながら墓地に向かうと見慣れた姿がそこにあった。寅次郎が帰ってきていたのだった。上野で商売をしていたところ今日が彼岸だということに気づき、親の墓に線香一本でもあげようかなという気持ちになったのだという。その行いが褒められたのもつかの間、彼が参っていたのは隣の墓だった。笑い声が響く中、皆で改めて参拝した。

その日の夕方、さくらが竜造の腰をさするのを見た寅次郎は俺がもう少ししっかりしていればと独り言ちた。それに対し竜造は人にはそれぞれ任があるのだからその気持ちだけで十分だと言った。寅次郎は彼が帰ってくると真っ先にやってくる印刷工場社長の桂梅太郎の姿がないことに気づき博に理由を尋ねると、昼過ぎに出掛けたきりまだ帰ってきていないのだという。ひと頃に比べると仕事の量が減っているため赤字承知で仕事を引き受けているという話を聞き心配になった寅次郎は皆に心当たりを捜すように命じた。彼は中小企業の社長の自殺者が増えているのを気に掛けていたのだ。葬儀のプランを披露し俺が帰ってくるのがもう一日早ければと悔やんでいると、その梅太郎が上機嫌でやってきた。たまには憂さ晴らしをしようと仲間たちと池袋に繰り出していたのだ。そうとは知らない寅次郎は大喧嘩をし、翌朝早くに置き手紙をして出て行った。

静岡を旅する寅次郎はすれ違った雲水に女難の相が出ていると言われたが、特に気にすることもなく縁日で啖呵売を行った。ひと仕事終えダムの休憩室で昼食の弁当を食べ終わると今晩泊まる宿へ向かおうとしたのだが、訳ありげな女性が欄干に佇んで泣いている姿が目に留まった。一瞬頭の中に女難の相という言葉が思い浮かんだが、見て見ぬ振りが出来ない寅次郎は声を掛けることにした。つらいことがあったのなら通りすがりの俺が話を聞くぜとキザに決め、何もかも話しちまえば気持ちが楽になるよと町の食堂へ連れて行った。すると彼女の愚痴は止まることを知らず、その迫力に寅次郎は気を失いそうになった。

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男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく

  • posted at:2021-04-23
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとらじろうわがみちをゆく
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1978年
公開日:1978年8月5日 併映「俺は田舎のプレスリー」 監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫 小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:中村寛
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
進行:玉生久宗
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
製作主任:峰順一
SKD振付:新井重美 松見登 花柳瀧蔵 藤間貴与志 西崎真由美 篠井世津子
SKD装置:三林亮太郎 三輪祐輔
SKD衣裳:所治海 川路龍子
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
協力:柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 木の実ナナ 下條正巳 三崎千恵子
アメリカンビスタ カラー 103分

暦は五月となり、柴又題経寺では松竹歌劇団を前に御前様や寺男の源公が忙しく動き回っていた。境内ではもうすぐ国際劇場で始まる毎年恒例の「東京踊り」の大入祈願が行われようとしていた。自転車で傍を通り掛かった諏訪さくらはその様子を見て幼い頃に憧れた記憶を懐かしんだ。団子屋・とらやに向かうと叔父の竜造は調子が良さそうで安心した。昨夜、突然具合が悪くなり叔母のつねから電話が掛かったときはどうなることかと心配した。だが一夜明けると何事もなかったようにピンピンしていたのだ。竜造によると、もうダメかと思った瞬間に四角い寅次郎の顔が目の前に浮かび、しっかりしないといけないと考えた途端に元へ戻ったのだという。そんな話をしていると祈願を終えたSKDの一団が通り過ぎた。そしてその後ろを金魚のフンのようについて行ったのは寅次郎だった。その情けない姿を見た竜造は頭を抱えた。

その夜、寅次郎は竜造が病気をだったのを知らなかったことを反省し見舞金を手渡した。この予想外の出来事に驚いた竜造は涙ぐみ、全快祝いにきた博や印刷会社社長の梅太郎も感動した。不景気のあおりでとらやの経営が大変なことが竜造の病気の一因でもあることを知ると、自分も商売人の端くれだからそんなことはわかると寅次郎は言った。もしものときは頼むよとつねから言われた彼は、将来この店をどのようにして行くか語った。攻めの経営で新聞広告を入れ、月に一度の値引きセールでとらやの名を広める。そうやって客が増やせば当然店は手狭になる。そこで思い切って店を鉄筋コンクリートのビルを建設し、一階には店、二階には座敷、三階を老夫婦の隠居にする。その頃には裏に印刷工場が潰れているはずだから労働者ごと買い取り団子工場でオートメーション化する。浴衣を着た若い͡看板娘に接客させれば、全国にとらやチェーンがズラリと並ぶはずだ、と。その話を聞いた竜造は呆れ果て、つねはガックリと肩を落とした。博とさくらは聞かなかった聞かなかったことにし、その態度に怒った寅次郎は帰ろうとする梅太郎にてめえは食い逃げかと暴言を吐いた。それがきっかけとなって騒動が始まり、寅次郎は店を出て行った。

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男はつらいよ 寅次郎頑張れ!

  • posted at:2021-04-11
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとらじろうがんばれ
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1977年
公開日:1977年12月29日 併映「ワニと鸚鵡とおっとせい」
監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫 小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:中村寛
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
進行:玉生久宗
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
製作主任:峰順一
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
協力:柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 藤村志保 大竹しのぶ 下條正巳
アメリカンビスタ カラー 95分

葛飾柴又の団子屋とらやにぶっきらぼうだが気立てのいい青年が下宿していた。電気工事の会社で働く島田良介というその青年は博が住むアパートの裏に住んでおり、彼の息子の満男をとても可愛がっていた。そんな縁もあって博は竜造に次のアパートが見つかるまで預かって欲しいと頼み込んだのだった。そうとは知らずにふらりと帰ってきた車寅次郎は良介から押し売りと間違えられて憤慨した。その夜に開かれた家族会議で、寅次郎はそんなにお前たちがあの男を気に入っているんだったら養子にでもして俺が代わりに出て行くと拗ねた。ところが事情を察した良介は荷物をまとめ家賃を置いて出て行ったのだった。

泊めてくれる友人が帰るまで良介がパチンコ屋で時間を潰していると、背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。反省をしていたところにやってきた印刷会社社長・桂梅太郎のひと言に腹を立てた寅次郎はむしゃくしゃした気持ちを解消するためにパチンコをしにやってきたのだ。ところが玉は穴に吸い込まれるばかりで、面白くも何ともありゃしねえなと嘆いた。そんな彼を見兼ねた良介は自分の玉を差し出し、この釘を目掛けて打てばいいアドバイスした。すると何度もチューリップが開き寅次郎は上機嫌になった。意気投合して飲み屋を梯子したことで寅次郎は泥酔し、良介は彼をとらやに送り届けて去ろうとした。すると寅次郎は俺が許すからずっとここにいろと言った。

翌日、昼頃に起きたことで竜造やつねから小言を言われた寅次郎はふるさと亭という近所の食堂で朝食をとることにした。その店では元気のいい福村幸子という若い娘が働いており、ちょうど良介がきていたことからいい娘だなと言った。良介は素っ気ない返事をしたが、その割には幸子のことを詳しく知っているため、寅次郎は良介が彼女に惚れていることに感づいたのだった。何とか二人をくっつけたい寅次郎は、翌日団子を買いにきた幸子を良介に家まで送らせた。そして次の日曜日にデートする約束をしたことを聞くと益々調子に乗るのだった。

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