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ザ・タイガース ハーイ!ロンドン 

  • posted at:2018-09-30
  • written by:砂月(すなつき)
ざたいがーすはーいろんどん
渡辺プロ=東京映画
配給:東宝
製作年:1969年
公開日:1969年7月12日 併映「ニュージーランドの若大将」
監督:岩内克己
製作:渡辺晋 田波靖男
脚本:田波靖男
撮影:原一民
美術:樋口幸男
録音:長岡憲治
照明:比留川大助
整音:西尾曻
編集:広瀬千鶴
監督助手:渥美和明
現像:東京現像所
製作担当者:大久保欣四郎
音楽:村井邦彦
主題歌:「美しい愛の掟」ザ・タイガース
・・・:「風は知らない」ザ・タイガース
・・・:「嘆き」ザ・タイガース
・・・:「はだしで」ザ・タイガース
・・・:「LOV’IN LIFE」ザ・タイガース
・・・:「SMILE FOR ME」ザ・タイガース
・・・:「RAIN FALLS ON THE LONELY」ザ・タイガース
・・・:「髪がゆれている」久美かおり
協力:BOAC英国航空
出演:沢田研二 瞳みのる 岸部シロー 森本太郎 岸部おさみ
アメリカンビスタ カラー 85分

コンサート会場、テレビ局、録音スタジオと飛び回り過密なスケジュールを消化して行くザ・タイガース。時間を惜しみ移動中のバスで仮眠を取ることは常態化していた。自由な時間が欲しいというのは5人のメンバーの共通の願いで、多忙な毎日を送ることに限界を感じていたジュリーが心の中で自由な時間が買えるのならどんなことをしてでも買いたいよと呟くと、売ってあげようかという声が何処からか聞こえた。5人の楽屋に現れた声の主は出門鬼太郎という悪魔の化身で、好きなだけの時間を取引出来るが、その条件として魂を担保にすることだという。指定した場所と時間に戻ってくることが出来れば問題ないが、それを過ぎるようなことがあれば魂をもらうというのだ。そうなった場合でも死ぬことはないが、人を愛する心を失うのだ。金銭を一切受け取らない鬼太郎は悪魔大王から人間の魂を買い集めるように命じられた外交員だから損得抜きで活動しているのだった。サリーたちは男の話を端から信じようとしなかったが、死ぬことはないとわかり気楽になったジュリーは3時間だけ契約することにした。そこへマネージャーの石川が出番を知らせに現れ5人は渋々ステージに上がり演奏を始めると、ジュリーを残して時間は止まった。鬼太郎の説明を受け音楽喫茶の中だけ世間と切り離されていることがわかると彼は早速そこを抜け出して街中を歩き回った。そして遊園地へ向かうとそこにいた子供たちと遊び、河川敷でのんびりと昼寝をし、寺の境内でカブトムシ取りをするうちに約束の時間が迫ると彼は何事もなかったようにステージに立った。すると時間が今まで通りに流れ出しジュリーはいつものように熱演した。

楽屋に戻るとジュリーは多摩川で取った3匹のカブトムシを4人に見せ3時間の出来事を話したが、その奇想天外な顛末を半信半疑に聞いていた。だがCM撮影で監督とカメラマンが長時間揉めるのを見せられたことで仕事が嫌になり「出門鬼太郎、出てこい!」とシローが叫ぶと悪魔は再び姿を現した。5人は早速、鬼太郎から契約書を受け取り24時間の契約を結んだが、それは一度に5つの魂を手に入れるための彼の罠だった。鬼太郎は魔女のマジョリーを使ってドライブに出掛けた5人を妨害しようと企んだのだ。ジュリーたちが車を走らせていると困っている様子の美女の姿が目に入った。友人と泳いでいるうちに服を盗られたのだという。5人は興味本位で後をついて行ったが、美女が魔女だと気づいたときにはもう遅かった。タイヤは砂で空回りし海岸から抜け出すことが出来なくなっていたのだ。流木を拾ってタイヤに噛ませてもうまく行かずただ時間だけを浪費した。車を諦めてヒッチハイクすることにしたのだが一台も停まろうとはしなかった。もうどうしようもないと諦めかけたとき、彼らを救ったのは海岸を走っていたサンドバギーだった。メンバーのことを知っていた新倉めぐみのおかげで窮地を脱したのだ。

屋台的映画館
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洗濯機は俺にまかせろ

  • posted at:2018-09-25
  • written by:砂月(すなつき)
せんたくきはおれにまかせろ
ボノボ=スターポート
配給:ボノボ=スターポート
製作年:1999年
公開日:1999年4月24日
監督:篠原哲雄
企画:笹岡幸三郎 月影伸志
プロデューサー:笹岡幸三郎 細川慶人
原作:宮崎和雄
脚本:松岡周作
音楽:村山達哉
主題歌:「ポーカーフェイス」染谷俊
美術:金勝浩一
撮影:上野彰吾
照明:矢部一男
録音:田中靖志
装飾:鈴村高正
衣裳:小田切陽子
メイク:馮啓孝
編集:冨田伸子
助監督:大崎章
制作担当:土本貴生
アシスタントプロデューサー:東康彦
特別協賛:OCT大阪工業技術専門学校
出演:筒井道隆 富田靖子 百瀬綾乃 橋本功 入江若葉
アメリカンビスタ カラー 102分

東京の下町の商店街にある片桐中古電機店は家電量販店の本店から中古の家電を引き取り修理、販売をしている。その店を住み込みで任されているのは木崎敏郎という青年で、中古洗濯機の見立てを得意としていた。夕立に見舞われたある日、敏郎がチラシ用の漫画を描いていたところ、ずぶ濡れの女性が駆け込んできた。その女性は勝手知ったる店内にズカズカと入り込むと奥のストーブで服と髪を乾かし始めたのだった。彼女は片桐電機社長・片桐喬の一人娘の節子で、先日までラジオのパーソナリティーを務めていたが、離婚とともに仕事も辞めて出戻ったのだ。その日以降もふらりとやってきては気の弱そうな敏郎にちょっかいを出して時間を潰した。それからひと月が経った月曜日、節子は連絡先として指定した支店である電話を待っていた。それはFMつくばからの仕事内定の連絡だった。心待ちにしていた電話が掛かってきたものの、先方からの返事は「間に合っている」。だがもうその言葉は慣れっこになっていた。実家に戻れば肩身が狭い思いをしなければならないため、彼女はあの日から仕事に関する連絡先を支店に決めたが一度もいい返事をもらうことは出来なかった。昼食の時間となり節子がそばを食べに車で出て行くと、入れ替わるように喬が中古の家電を運んできた。その中には二層式の半自動洗濯機というレア物が含まれており、喬は自信なさげな敏郎に時間が掛かってもいいから直してみなさいと言った。その夜、敏郎を行きつけのスナックに連れ出した喬は野球の話題ついでに、見逃し三振の人生だけは送ってはいけないとアドバイスした。

火曜日。家電の査定の依頼を受けた敏郎は節子とともに依頼主のマンションへ向かったが、その家庭には険悪なムードが漂っていた。離婚届を前に言い合いをする夫と妻。すると見兼ねた節子がテーブルの方へ歩いて行き、置かれていた二つの印鑑を容赦なく押した。そして炊飯器も見たくないほど嫌いならさっさと離婚すればと言い残して部屋を出て行ったのだ。その思わぬ行動に敏郎はどうすることも出来ずただその場でオロオロするばかりだった。帰りの車内の空気は重く、沈黙に耐えられない節子は途中で降りた。支店で敏郎の帰りを待っていた喬の妻の千栄子からは、年上の女房が流行っているから節子をもらって欲しいと言われたため笑って誤魔化した。その夜、自転車のライトが点かなくなったと向かいのパン屋で働く小暮秀子が訪ねてきた。敏郎は以前から彼女のことが気になっていたが、話すきっかけを見つけられずにいたのだ。幸い節子がいないことから秀子を店内に入れ、修理はすぐに終わるからそれまで商品をゆっくり見て行ってくださいと言った。そして話しているうちに彼女の家にある洗濯機が故障していることがわかると、バイトが休みだという木曜日に修理に伺う約束の他に映画付きの食事の約束まで取り付けたのだった。

屋台的映画館

女番長

  • posted at:2018-09-21
  • written by:砂月(すなつき)
すけばん
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1973年
公開日:1973年1月13日 併映「仁義なき戦い」
監督:鈴木則文
企画:天尾完次
脚本:大原清秀 皆川隆之 鈴木則文
撮影:増田敏雄
照明:和多田弘
録音:堀場一朗
美術:雨森義允
音楽:八木正生
編集:堀池幸三
助監督:皆川隆之
記録:牧野淑子
装置:吉岡茂一
装飾:松原邦四郎
美粧:東和美粧
結髪:東和美粧
演技事務:伊駒実麿
衣裳:豊中健
擬斗:三好郁夫
進行主任:長岡功
主題歌:「女番長流れ者」杉本美樹
挿入歌:「兄妹」西来路ひろみ
出演:杉本美樹 宮内洋 衣麻遼子 太田美鈴 西来路ひろみ
シネマスコープ カラー 84分

特別少年院へ向かう護送車を一台のトラックが追い抜いた。それは車内の女番長・燎子を助けるために講じた子分たちの妨害工作で、荷台から落としたドラム缶で護送車の進路を塞ぐと法務教官がうろたえる隙を突いて計画を実行した。するとその騒動に乗じて他の女番長たちも脱走を企てたのだった。その中の一人、関東小政は一匹狼として大阪の盛り場に潜り込もうと考えていたが、彼女の気風の良さに惚れ込んだ桃子、鈴江、ラン子から自分たちのリーダーになって欲しいと頼まれたため急遽ジプシー団を結成した。大阪の繁華街へたどり着いたものの一文無し。しかも朝から何も食べていなかったため力が出なかった。だがそんな時ほど悪知恵が働く小政は飛んでいるハエを捕まえると仲間を引き連れて中華料理店に向かった。そしてフルコースで腹を満たすと残った料理の皿にハエを放り込みクレームをつけて逃げるはずだった。だがその店を経営しているのが暴力団・北竜会だったことから手口を見抜かれ、事務所で袋叩きに遭うのだった。初犯ということもあり何とかその程度で許してもらったが、大阪で生き抜くためには次の手を考えなければならなかった。そこでひらめいたのは街中にいる鳩を投網で捕まえ路上で焼き鳥として売り捌くことだった。すると巡回中の警官に見つかり撤去を求められたが、冷や酒一杯で穏便に済ませてもらった。次のシノギはパチンコ店の床に落ちた玉を拾うふりをして客の鞄から現金を抜き取ることだったが、桃子が地元の女番長グループ・黒菊団に見つかり殴られた。だが小政たちが現れたことで形勢が逆転した。

よそ者のジプシー団の存在感が増していることに嫌気が差していたのは女番長グループ・梅田学ラン会だった。学ラン会はジプシー団を路地裏へ連れて行くとケンカを吹っ掛けたが、それを止めたのは黒菊団のリーダーとなった燎子だった。彼女は護送車でのいざこざで小政から左手に傷を受けており、その仕返しとパチンコ店での子分の仇を討つために決闘を申し出たのだった。だがパトカーのサイレンが鳴り響いたことで勝負はお預けとなり彼女らは蜘蛛の子を散らすように逃げた。道に迷い戸惑う小政を家に引き入れ匿ったのは一郎という男だった。彼は北竜会の予備軍に当たる三星会の一員で、道端での靴磨きやブルーフィルムの監督などをして上納金を稼いでいた。その三星会のリーダーを務める手代木達夫は若者に会のバッジを1つ3千円で手荒く売りつけたが、それが北竜会幹部・淀博丈の逆鱗に触れ事務所に呼び出された。その若者は税務署長・二宮昌三の息子だったのだ。達夫が暴行を受けた上に上納金も倍額にされたことを一郎が愚痴ると、小政は仇を取りたくないかと提案した。その方法とは二宮の妻・文子を騙してブルーフィルムを撮り、北竜会に脱税の指南をする二宮から口止め料をせしめることだった。

屋台的映画館

なつかしい風来坊

  • posted at:2018-09-17
  • written by:砂月(すなつき)
なつかしいふうらいぼう
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1966年
公開日:1966年11月12日 併映「土方歳三 燃えよ剣」
監督:山田洋次
製作:脇田茂
脚本:山田洋次 森崎東
撮影:高羽哲夫
美術:重田重盛
音楽:木下忠司
照明:青木好文
録音:飯島陸夫
調音:佐藤広文
編集:浦岡敬一
監督助手:大嶺俊順
装置:中村良三
進行:福山正幸
現像:東京現像所
製作主任:沼尾鈞
出演:ハナ肇 倍賞千恵子 有島一郎 中北千枝子 真山知子
シネマスコープ カラー 90分

痔で苦しむ民生省衛生局防疫課課長補佐民生技官の早乙女良吉が痛さに耐えきれずに早引けをしたある日、電車の中で「あいつ」と初めて出会った。「あいつ」はガラの悪い酔っ払いで、乗客に絡んでは悪態をついたが、何故か良吉を気に入り空いた席に座らせようとした。尻が痛い彼はなるべく立っていたかったが、問題が起こると困るので仕方なく従うことにした。「あいつ」は新聞紙を広げてその上に座ると鞄の中からウイスキーの小瓶を取り出し、一杯行こうやと蓋に並々ついで勧めてきたが、痔が悪いと訳を話すとそいつは良くねえなと大声で言った。それを聞いて笑い出す乗客を一喝すると親父の話を始めて理解を示したが、車内で騒いだことで鉄道公安官に連れて行かれた。良吉は災難から逃れてホッとしたが、それと同時に名残惜しさも感じた。しかしまさか再び会うことになろうとは。

良吉の同僚の吉川が国立病院の管理、指導で福岡へ転任することが決まり、その夜は送別会が行われた。良吉との別れを惜しみ吉川は散会となってからも小料理屋で杯を交わし愚痴をこぼした。深酒をして酔っ払った吉川を良吉は自宅まで送り届けたのだが、帰りの電車に乗る頃には自分にも酔いが回っていた。茅ケ崎駅に着いたがバス最終便の時間はとうに過ぎており、仕方なくタクシーを待つ列に並ぶことにしたのだが、そのときに「あいつ」と再会したのだ。その後の記憶はなかったが、泥酔した良吉は「あいつ」とともに帰宅したのだった。妻の絹子や長女の房子、長男の学は気味悪がったが、何かあって良吉の身に何かあってはいけないと警察への通報は避けた。「あいつ」は伴源五郎という名の日雇い労働者だった。翌朝、良吉が目覚めると源五郎は姿を消していた。彼は迷惑が掛かると思いこっそりと家を後にしたのだが、海岸でごろ寝していたときにふとあることに気づいた。全財産の入った風呂敷包みを忘れてきたのだ。源五郎が家に戻ると良吉は既に出勤しており絹子にお礼を言って立ち去ろうとしたのだが、押し売りに困る隣の奥さんがやってきたため代わりに追い返した。その話を後に絹子から聞いた良吉はその場にいなかったことを残念に思い、再び会えることはないと思うと無性に懐かしく感じてならなかった。

ふた月程経ったある秋の夜のこと、聞き覚えのある男の歌声が聞こえた。絹子たちが嫌な顔をする中、良吉が招き入れると源五郎は奄美大島で請負った防波堤工事の出来事を話し始め土産を渡した。次の仕事を良吉が尋ねると、源五郎は駅の向こう側にある浄水場の工事を行っていると答えさっさと帰っていた。絹子が不安に感じていると、次の日曜日に源五郎はまたやってきた。今度は犬を連れて。

屋台的映画館

女番長ゲリラ

  • posted at:2018-09-13
  • written by:砂月(すなつき)
すけばんげりら
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年8月12日 併映「新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義」
監督:鈴木則文
企画:天尾完次
脚本:皆川隆之 鈴木則文
撮影:赤塚滋
照明:和多田弘
録音:堀場一朗
美術:石原昭
音楽:津島利章
編集:市田勇
助監督:清水彰
記録:石田照
装置:米沢勝
装飾:宮川俊夫
美粧:東和美粧
結髪:東和美粧
演技事務:森村英次
スチール:諸角義雄
衣裳:岩逧保
擬斗:三好郁夫
進行主任:渡辺操
主題歌:「女番長流れ者」杉本美樹
挿入歌:「赤色エレジー」あがた森魚+蜂蜜ぱい
協力:西伊豆土肥温泉 桂川シーサイドホテル
出演:杉本美樹 成瀬正孝 丘ナオミ 小林千枝 城恵美
シネマスコープ カラー 84分

暴走族新宿赤ヘル団の団長・女番長(スケバン)幸子は仲間のユキ、浮子、リンダを引き連れて京都にやってきた。そもそもは祗園祭の開催日が近く生まれ故郷に行きたいとユキが言ったことが発端で、それ以外に目的もないまま無一文でたどり着いたのだ。遊ぶためには金が必要なことから、各自で資金集めを行うことにした。男やもめをたぶらかすなどシノギを積み重ねて調達し合流すると、地元のグループが修学旅行生を相手にカツアゲをしている場面に出くわした。それを見過ごせない4人が中に割って入ると、リーダー格のヤスがサシゴロで勝負をつけようと提案した。するとユキが幸子よりも先にパンチを繰り出し相手をノックアウトにした。それを見兼ねた辰美が彼女を助け上げ、総番長に合わせるために顔を貸して欲しいと言うと、幸子は素直に従った。京都女番長連合の総番長で京極グループのリーダー・リカが仁義を切り、シマを荒らすのならそれなりの覚悟をしてきたんだろうと言った。すると幸子も負けじと勝ったらシマを貰うよと啖呵を切った。二人のサシでの勝負が始まり、当初はリカの優勢だったものの形勢が逆転し幸子が優位に立った。勝負は決したに見えたが、リカが隠し持っていたナイフをかざすと他のメンバーもナイフを取り出した。幸子たちは命の危険にさらされたが、それを止めたのは祗園囃子の奈美だった。京都生まれの彼女は総番長をリカに譲り一匹狼となって旅に出たのだが、お囃子が懐かしくなって戻ってきたのだ。だが思い切りの良さを見込んで地位を譲ったにも拘らず、そのリカが負けを認めないことに失望し叱責した。そして好きなようにしなと幸子に言った。

偶然鉢合わせし奈美が街に戻ってきたことを知って驚いたのは暴力団筒井組の幹部・中原修司だった。彼は組長の筒井猛に奈美を預けようとしたが、突然姿を消したことで恥をかいたのだ。また俺に恥をかかせる気かと質すと、奈美は彼の頬に平手を一発食らわせた。何故なら奈美は修司の妹だからだ。修司は兄貴のメンツを潰す奴は妹じゃねえと言い放ちすぐに出て行けと促したが、指図は受けないと奈美は突っぱねた。その頃、総番長となった幸子は幹部を集め、シマはそのまま預ける代わりに週一回動きを報告するよう命じた。そこにやってきた修司は、例え総番長が代わっても組への上納金は忘れるなと釘を刺した。その時、駐車場に停めてあったリンダのバイクが尼寺の坊主に盗まれ、4人は3台のバイクで追い掛けた。すると事故を起こしてケガをした坊主は何処の病院でもいいから連れて行って欲しいと泣きついたのだった。とりあえず近所の産婦人科に担ぎ込んだのだが、そこに夫婦が乗り込んできたことで院内は騒動になった。妻の唄代は中絶手術を行ったが、院長の竹見兵衛がもぐりの医者であることを後に知ったのだ。観念した竹見は今日限りで医者を辞め慰謝料を払う代わりに警察への通報を勘弁して欲しいと泣きついたが、浮子はそれをネタにして強請り大金をせしめたのだった。幸子は坊主を尼寺の桂子と改名させて新宿赤ヘル団の一員とし、総括の掟を教え込むと同時にメンバーの証である薔薇の刺青を左の胸に入れた。

屋台的映画館

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