「総理の夫」製作委員会(日活=東映=テレビ朝日=トライストーン・エンターテインメント=朝日放送テレビ=ローソンエンターテインメント=東映ビデオ=実業之日本社)
配給:東映=日活
製作年:2021年
公開日:2021年9月23日
監督:河合勇人
製作:鳥羽乾二郎 村松秀信 西新 佐藤政治 今村俊昭 渡辺章仁 與田尚志 岩野裕一
エグゼクティブプロデューサー:福家康孝 柳迫成彦 三輪祐見子
企画・プロデュース:谷戸豊 橋本恵一
プロデューサー:山本章
共同プロデューサー:小久保聡 大森氏勝
キャスティングプロデューサー:福岡康裕
原作:原田マハ
脚本:松田沙也 杉原憲明
音楽:富貴晴美
撮影:木村信也
照明:石黒靖浩
美術:黒瀧きみえ
録音:日下部雅也
編集:瀧田隆一
装飾:鈴村高正
VFXスーパーバイザー:赤羽智史
衣裳:遠藤良樹
ヘアメイク:百瀬広美
スクリプター:杉本友美
選曲:長澤佑樹
音響効果:松井謙典
助監督:木ノ本豪
制作担当:赤間俊秀
製作幹事:日活 東映
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
出演:田中圭 中谷美紀 貫地谷しほり 工藤阿須加 松井愛莉
アメリカンビスタ カラー 121分
善田鳥類研究所に勤務する鳥類学者の相馬日和は朝のバードウォッチングと野鳥観察日誌をつけることを日課としている。出張の朝も同じルーティンをこなすと妻・凛子を起こし朝食を作った。他の大学の研究グループと合同で渡り鳥の標識調査の北海道で行うことになっており、心を躍らせていることが顔に出ているのを凛子から指摘された。観測値は北海道の東の端にある電波の届かない自然に囲まれた場所で、彼はそこで充実した十日間を過ごした。調査を終え成田空港に着いた日和がスマートフォンの電源を入れると見知らぬ携帯電話からの着信履歴があった。しかも分単位でだ。不審に思い掛け直すことなく空港を出ようとすると、今度は複数のマスコミに囲まれた。思わぬ質問攻めに圧倒されていると見知らぬ女性から手を引かれて停めてあった車に乗せられた。
突然現れた女性は直進党広報部職員で内閣広報室に配属されたばかりの富士宮あやかだった。どうやら凛子の担当になったらしいが、何が起こったのかわからない日和は彼女がしゃべることに助手席でただ頷くことしか出来なかった。だが高速道路沿いにある大型電光ビジョンに流れる速報のニュースを目の当たりにすることでようやく事態が飲み込めた。妻が史上最年少で日本初の女性総理大臣になったのだ。凛子は与党直進党の総裁選挙で勝利し第111代総理大臣に指名された。つまり日和も日本初の総理の夫となったのだ。職場に行けば所員たちからもてはやされたが、その後は問い合わせの電話が鳴りっぱなしで業務に支障が出るようになり恐縮するばかりだった。そんな中、彼の母親である崇子が尋ねてきた。崇子はソウマグローバルの会長で、研究所に多額の寄付をしていた。恩着せがましい性格は溺愛する息子にも容赦なく、そのせいで日和は母親に頭が上がらないでいた。崇子は彼の姿を見つけるや否や、嫁が総理大臣になるなんて寝耳に水だと文句を言った。そして組閣にはソウマグローバルの会長としてひと言意見を言いたいと言い出したのだ。国会議事堂へ向かう車の中で小言を並べられているとあやかから電話が掛かり、勝手に出歩かないで下さいと言いましたよねと指摘された。彼女からは専用のスマートフォンを渡されていたが、GPSの機能で居場所を確認されていたのだ。崇子と国会議事堂へ向かっていることを知ったあやかから今すぐ戻ってくださいと怒鳴られた日和は、初日から母親と政治との板挟みに遭った。
屋台的映画館
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