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思い出の指輪

  • posted at:2025-07-24
  • written by:砂月(すなつき)
おもいでのゆびわ
ホリ・プロダクション
配給:松竹
製作年:1968年
公開日:1968年4月27日 「夜明けの二人」
監督:斎藤耕一
製作:堀威夫
企画:升本喜年
脚本:桜井義久
撮影:斎藤耕一 南文憲
美術:平井逸郎
音楽:チャーリー脇野 北川裕
録音:杉崎喬
照明:海野義雄
編集:足立律
監督助手:小島義史
記録:木村富子
衣裳:東京衣裳
現像:東洋現像所
進行:小田信吾
製作主任:佐々木国雄 金沢博
主題歌:「思い出の指輪」ヴィレッジ・シンガーズ
・・・:「虹の中のレモン」ヴィレッジ・シンガーズ
協力:富士急ハイランド いすゞ自動車 エーザイ メンズウェア.Jazz
出演:清水道夫 林ゆたか 小池哲夫 笹井一臣 小松久
シネマスコープ カラー 84分

城南学園の卒業生の妹尾昌子は先輩の森ひろしのユニークな結婚式に出席した。それは神前結婚式ではなく人前結婚式。つまり出席者の前で未来永劫の契りを交わして婚姻届に署名を行いそれを皆でするというものだった。森は昌子の先輩同窓生というだけでなく「ナルシスの指輪」の初代受賞者でもあった。ナルシスの指輪とは城南学園の同窓生に伝わる伝統で、女子学生が勝手気ままに選んで男子学生に与える名誉の勲章だった。受賞者は一年間それを持って名誉を汚すことなく行動し翌年の受賞者に渡すのだ。指輪は各年代に引き継がれたが、昨年の受賞者である七代目の堺の場合は特殊だった。昌子の恋人でもある彼はあろうことか自ら指輪を要求したのだ。それが公私混同と非難されたことから今年の選考委員は審査を厳重に行うことに決めた。候補に残ったのは清水道夫、林ゆたか、小池啓夫、笹井一臣、小松久の五人だった。

昌子は週刊プレイメイツの編集部で記者として働いていたが、ある日彼女宛てにエアメールが届いた。それはタヒチにいる堺からで、グループサウンズバンド「ザ・スパイダース」の一員として活動している彼は誤ってコンテナに閉じ込められ輸送船で南太平洋の国へ運ばれたのたのだ。生きるか死ぬかの瀬戸際にいる堺には気掛かりなことがあった。それはナルシスの指輪のことだった。手紙でそのことを知った昌子は失踪をいつもの冗談だと思ったが、彼女にとって重要なのは管理人となっている指輪の方なのだ。ザ・スパイダースが失踪したことを世間に知られずに捜し出すには探偵の力を借りるしかないと考えた彼女は早速探偵事務所に駆け込んだ。

学園では第一回審査委員会が開かれ、指輪授与に関する五つの基準に則った審査が始まった。第一条は、学科の成績は各学科の十番以内であってはならない。第二条は、酒や煙草を全くたしまない人間であってはならない。第三条は、権力に左右される人であってはならない。第四条は、パッチ(ズボン下)をはいている人であってはならない。ここまでの審査では優劣がつけがたい結果となり、最終判断は臨時アシスタントとして招いた容姿端麗で歌もうまい広瀬マリに協力してもらって決めることにした。第五条は、特定の恋人があってはならない。かと云って女性に全く無関心であってもならない。マリ名義で五人にラブレターを送りその反応を試すことにしたのだ。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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