忍者ブログ

摩天楼の男

  • posted at:2025-07-07
  • written by:砂月(すなつき)
まてんろうのおとこ
日活
配給:日活
製作年:1960年
公開日:1960年9月14日 併映「借りは返すぜ」
監督:野村孝
企画:浅田健三
原作:城戸禮
脚本:星川清司 熊井啓
撮影:山崎善弘
照明:森年男
録音:八木多木之助
美術:坂口武玄
編集:鈴木晄
音楽:松村禎三
助監督:吉田憲二
製作主任:野村耕祐
技斗:峰三平 千代田弘
出演:二谷英明 白木マリ 清水まゆみ 山内明 丹波哲郎
シネマスコープ モノクロ 78分

雷神ダムの工事を請け負う三浦建設の現場監督3人が作業中の事故によって死亡した。この度重なるトラブルによって後任の現場監督を引き受ける者はいないだろうと思われていたが、事情を知った上で名乗りを上げたのは東京本社の竜崎三四郎という青年だった。下津連絡所所長の片桐康雄は彼を快く迎えるが、竜崎はまず山を見てから改めて相談に伺うと言った。三浦建設幹部の速水周作は大学の後輩でもある竜崎を四駆車で作業場へ連れて行こうとするが、その途中の橋からあれがそうだと指差した。

雷神ダムは日本最大のロックフィル形式で、一見岩山のように見える本堤と余水吐、そして地下発電所関係の工事を三浦建設が請け負っていると事務所長の山内は模型を使って竜崎に説明した。現場総監督の沢島はダムに犠牲者はある程度つきものだと前置きし、証拠がないから何とも言えないが荒川組の妨害ではないかと言った。上流の付帯設備一切を担当しているのは荒川組なのだ。それ程までにして荒川組が妨害する理由は何かと竜崎が尋ねると、山内は今の工事が終わるとその支流に第二発電所が造られることになるがそれを請け負うのは三浦建設か荒川組かのどちらかになると言った。電業開発局は選定基準を工事の出来で判断することになっており、荒川組はそのために暴力団を雇っていたのだ。君も志願したからには相当な覚悟で来たのだろうが、困難は予想以上だからノイローゼにならないようにしなさいと沢島は竜崎に忠告した。

東京日報社が発行する週刊誌グラフ東京の編集部は雷神ダムの取材のために特派員を派遣したが何者かの妨害に遭い負傷して戻ってきた。これ以上犠牲者を出すわけにはいかないと考えた編集長の有賀正光は断念することに決めたのだが、そこに手を挙げたのはカメラマンの井川ユリだった。会長の娘である彼女はこうと決めたら絶対に引かない頑固者なのだ。有賀は何があっても認めないつもりだったが、一枚上手のユリは辞表を提出して会社を出て行ったのだ。

屋台的映画館
PR
Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass
Pictgram
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

 

プロフィール

HN:
砂月(すなつき)
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

P R

 

フリーエリア