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怪獣総進撃

  • posted at:2017-05-23
  • written by:砂月(すなつき)
かいじゅうそうしんげき
東宝
配給:東宝
製作年:1968年
公開日:1968年8月1日 併映「海底軍艦」(短縮版)「海ひこ山ひこ」
監督:本多猪四郎
制作:田中友幸
脚本:馬渕薫 本多猪四郎
撮影:完倉泰一
美術:北猛夫
録音:吉沢昭一
照明:平野清久
音楽:伊福部昭
整音:下永尚
監督助手:谷清次
編集:藤井良平
音響効果:西本定正
現像:東京現像所
制作担当者:坂本泰明
特殊技術・撮影:富岡素敬 真野田陽一
特殊技術・光学撮影:徳政義行
特殊技術・美術:井上泰幸
特殊技術・照明:原文良
特殊技術・操演:中代文雄
特殊技術・合成:向山宏
特殊技術・監督助手:中野昭慶
特技監修:円谷英二
特殊監督:有川貞昌
出演:久保明 小林夕岐子 愛京子 田崎潤 土屋嘉男
シネマスコープ カラー 89分

20世紀も終わりに近づいた頃、月に探検基地を開設した国連科学委員会は、硫黄島にある第二宇宙空港から連日ムーンライトSY-3号を打ち上げていた。一方、小笠原諸島の周辺を利用して一大海底牧場を建設してあらゆる魚類の養殖を始め、それと同時に世界を恐怖を与えた怪獣を島に集めて研究を行っていた。怪獣たちが区域外に出ようとした場合、それぞれの本能と習性に応じた管制装置が働き科学的な壁が発生して脱走を防ぐのだ。島の周囲は食糧が豊富であることから怪獣たちが飢え死にすることはなかった。この怪獣ランド海底牧場は地底深く建設されたコントロールセンターで管理されていた。

SY-3号の艇長山辺克男は勤務する月基地から怪獣ランドに初出勤した恋人の真鍋杏子に冷やかしを兼ねて電話をしたが、電波障害によって通話が途切れた。その頃、地上では制御装置が全て故障するという異常事態が起きていたおり、大谷博士は職員に機材の点検を命じた。だが障害は自動的に短時間で復旧。その後、怪獣ランドは謎のガスに覆われた。突然連絡を絶った怪獣ランド調査のために、東京にある国連科学委員会は吉田博士の指揮のもとで通信衛星での査察を行った。電波障害を受ける中、入手した映像に映った怪獣ランドは見るも無残に荒れ果ており、新たな火山活動を示すような山の盛り上がり方をして途切れた。その後、モスクワ放送が緊急放送で午前11時25分に突如モスクワに飛来したラドンが建物を破壊し続けていることを伝えると、凱旋門前に地底から出現したバラゴンが破壊活動を行っていることをパリ放送が伝えた。世界の重要都市が怪獣によって破壊されており、北京に現れたのはモスラ、ロンドンにはマンダ、そしてニューヨークに上陸したのはゴジラだった。委員会に詰めかけたマスコミの質問攻めに遭ったスチーブンソン博士は答えに窮し、吉田も活動を予測できない怪獣に対して警戒が必要だとしか言えなかった。すると記者の一人が素朴な質問をした。怪獣ランドに一番近い東京が何故襲撃されないのか、と。それは吉田にとって答えを出すことが最も難しい質問だった。

月基地の西川隊長は地表の調査を行っていたSY-3号に帰還を命じたが、克男はその途中で謎の飛行物体を確認したため操縦士に追跡するように言った。だが目標を見失ってしまい、西川から大目玉を食らった。基地に戻ると委員会の吉田からSY-3号で怪獣ランドに向かえという指令を受けた。地球に戻り詳細がわからないままコントロールセンターの入り口に到着すると、吉田は新たな指令を出した。それは潜入した何者かの正体と目的を突き止めることだった。武装せよという言葉に只事ではないと感じた克男たちは気を引き締めた。

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怪談佐賀屋敷

  • posted at:2017-04-12
  • written by:砂月(すなつき)
かいだんさがやしき
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1953年
公開日:1953年9月3日
監督:荒井良平
企画:菅沼完二
脚本:木下藤吉
撮影:牧田行正
録音:林土太郎
照明:島崎一二
美術:川村鬼世志
音楽:高橋半
編集:宮田味津三
特殊撮影:影山重雄
制作主任:黒田豊
装置:吉原多助
装飾:水谷秀太郎
背景:高橋作次
美粧:日樫義男
結髪:石井エミ
衣裳:大畠夘一
記録:新関良子
スチール:杉山夘一郎
助監督:古川俊男
撮影助手:大北治三郎
録音助手:江村恭一
照明助手:多田義孝
美術助手:神田孝一郎
移動効果:村若由春
擬闘:宮内昌平
演技事務:千賀滝三郎
進行:村上忠男
出演:坂東好太郎 沢村国太郎 杉山昌三九 南條新太郎 入江たか子
スタンダード モノクロ 97分

正室が生来の虚弱で子種に恵まれないことから、このままでは佐賀藩は他家からの養子を迎えなければならなかった。そこで城代家老磯早豊前は藩主鍋島丹後守に誕生日を祝う園遊会の提案をし開催する運びとなった。この園遊会は表向きで、本当の目的は家中の娘たちの中から側室候補を物色することだった。豊前はこのまたとない機会を利用して妹お豊のいる茶室に殿を呼び込み顔合わせをさせようとしたが、丹後守の目に留まったのは家老上席龍造寺又一郎の妹のお冬だった。焦った豊前は急いでお豊と引き合わせたが、もう丹後守の眼中にはなかった。茶を一服した丹後守は近習を呼び寄せると、又一郎に相談したいことがあると伝えた。屋敷に戻った丹後守は園遊会の目的を話したが、又一郎は本人の気持ちが大事だから自分の一存では決められないと答えを避けたのだった。その様子を知っておもしろくないのは豊前だった。彼は側室となったお豊に世継ぎを産ませ、行く行くは鍋島家の権力を一手に握るという目論見があったからだ。
  
又一郎はお冬、母お政の方を交えて話し合った。元来龍造寺家は鍋島の主筋に当る名家であり、両家が姻戚関係で結ばれることは喜ばしいことであった。だがそれは正室の場合でのこと。政の方は娘を思い、たとえ微禄であってもちゃんとした嫁入りをさせてあげたいと話した。すると又一郎も同意したことで、お冬は側室を断る決断をした。丹後守は碁の手合わせの機会を設け吉報を心待ちにしていたが、又一郎はお冬が話を信じようとしないと言い訳して許しを乞うたのだった。部屋から出てきた丹後守が立腹していたことから、豊前は又一郎が龍造寺の家来である鍋島家に妹を差し出せるかと家中の間に言いふらしていると根も葉もないことを耳に入れた。さらにお豊が丹精込めて育てたという室咲きの花を差し入れてご機嫌を取ったのだった。その後も酒席を設けて自宅へ招きお豊の舞踊を観賞させるなどの接待漬けで丹後守の心をわしづかみにした。

あの日以来、丹後守から呼び出しがないことは機嫌を損ねているに違いないと又一郎は感じていた。そこで彼は雨の日にも拘らず、盲目の体を押して伺うことにした。だがその日に限って愛猫のコマは袴の裾を噛んで彼を行かせようとしなかった。又一郎はきっと離れるのが寂しいのだろうと諭して出かけた。彼と入れ替わるように屋敷へやってきたのは、その日非番の城代家老小森半左衛門だった。教えを乞うためにきた半左衛門だったが、又一郎が不在であることがわかり残念がった。そんな彼を気遣ったお政の方はお冬を呼んで相手をさせ部屋を二人きりにした。その頃、又一郎は丹後守の碁の相手をしていた。敗北が濃厚となったことで悔しがる丹後守を見た豊前は彼が座を外した隙に一目隠した。だが戻ってきた又一郎にそのことを指摘されると、当初は思い違いと言い張っていたものの言い逃れが出来なくなり、丹後守はついに刀に手を掛けたのだった。

屋台的映画館

ガンバとカワウソの冒険

  • posted at:2017-03-20
  • written by:砂月(すなつき)
がんばとかわうそのぼうけん
東京ムービー新社=共同映画全国系列会議
配給:共同映画全国系列会議
製作年:1991年
公開日:1991年7月20日
監督:大賀俊二
制作:野原嘉一郎 加藤俊三
プロデューサー:柳内一彦
原作:斎藤惇夫
脚本:岸間信明
音楽:近藤浩章
キャラクターデザイン:鈴木信一
作画監督:鈴木信一
美術監督:田村盛揮
撮影監督:長谷川肇
音響監督:加藤敏
音楽監督:鈴木清司
編集:鶴渕允寿
助監督:篠原俊哉
オープニングテーマ:「がんばれ ガンバ」寺尾友美
エンディングテーマ:「パンプスは似合わない」寺尾友美
声の出演:野沢雅子 水城蘭子 内海賢二 富山敬 堀絢子
スタンダード カラー 80分

都会の港町でシジンが医者をしていることを風の便りに聞き、親友のボーボとやってきたがんばり屋のガンバ。だが町についた途端、二匹は猫に追いかけられるという災難に遭った。橋の欄干を逃げるガンバは眼下の川に発泡スチロールの箱が流れていることに気付き、そこへ飛び降りるとボーボも続いた。猫をうまく巻いたことではしゃいでいると、騒々しいなと箱の隅から声が聞こえた。それは一緒に大冒険をしたかつての仲間・イカサマだった。風の吹くまま気の向くまま、明日の行方はサイコロ次第。その偶然が再会を生んだのだ。ガンバたちはシジンの驚く顔を想像しながら港へ向かった。その頃、マツタケ狩りをすることを思いつき、バスに忍び込んで山を目指していた船乗りネズミのヨイショと幼なじみのガクシャ。だがガクシャの乗り間違いでバスは港に向かっていた。呆れて海を眺めていたヨイショは、消波ブロックのてっぺんで涙ながらに立ちつくすシジンの姿を見つけたため下車することに決めた。

シジンが診療所に戻ると、昔の仲間たちが彼を温かく迎えた。再会の喜びが一段落すると、シジンはみんなに頼みごとをした。それは一緒に南の島へ行って欲しいというものだった。彼にはこの診療所で看護師をしているナギサという婚約者がいるが、先祖の墓参りをすると言って南の島へ行ったきりひと月経っても帰ってこないのだ。何かあったのではないかと心配していた矢先に手紙が届き、そこには「ごめんなさい 私のことは忘れてください」と書いてあったことから、手助けが必要だと考え思い悩んでいたのだった。2のゾロ目が出たことで、いいも悪いも行ってみなけりゃわからねえとイカサマが言ったが、ガクシャはシジンにやきもちを焼きマツタケ狩りに行くと言って聞かなかった。おいしいものが食べられるとボーボもそっちについたことで残りのメンバーでシジンを助ける話になったが、ヨイショが二匹を説得したことで全員参加に決まった。「しっぽを立てろ!」。

定期船に乗り込み南の島に到着したガンバたちは早速ナギサの情報収集を行った。その結果、みやげ物屋の屋根裏に住む物知り婆さんが手がかりを知っていることがわかり早速尋ねてみることにした。するとこの辺では見かけない娘が来たことがあり、先祖の墓があると言って川の上流へ向かったが、それ以来姿を見ていないというのだ。シジンはそれがナギサだと確信したが、そこに行くにはたくさんの困難が待ち受けていると婆さんは言った。その最たるものはずる賢くて獰猛な野犬の群れで、狩りを行うことに喜びを感じているのだ。猶予がないことを知ったガンバたちはナギサを捜す冒険に出かけた。

屋台的映画館

怪獣島の決戦 ゴジラの息子

  • posted at:2017-03-05
  • written by:砂月(すなつき)
かいじゅうとうのけっせんごじらのむすこ
東宝
配給:東宝
製作年:1967年
公開日:1967年12月16日 併映「君に幸福を センチメンタル・ボーイ」
監督:福田純
制作:田中友幸
脚本:関沢新一 斯波一絵
撮影:山田一夫
美術:北猛夫
録音:渡会伸 伴利也
照明:山口偉治 小島正七
音楽:佐藤勝
整音:下永尚
監督助手:長野卓
編集:藤井良平
音響効果:金山実
現像:東京現像所
制作担当者:坂本泰明
特殊技術・撮影:富岡素敬 真野田陽一
特殊技術・光学撮影:徳政義行
特殊技術・美術:井上泰幸
特殊技術・照明:原文良
特殊技術・操演:中代文雄
特殊技術・合成:向山宏
特殊技術・監督助手:中野昭慶
特技監修:円谷英二
特殊監督:有川貞昌
協力:パン・アメリカン航空
出演:高島忠夫 前田美波里 久保明 平田昭彦 佐原健二
シネマスコープ カラー 85分

南太平洋の孤島・ゾルゲル島では、楠見恒蔵博士を中心としたチームによる国連主導の実験が極秘裏に進められていた。それは将来起こる人口増加での食糧難を解決するための、太陽熱吸収合成放射能ゾンデを利用した気象コントロール実験「シャーベット計画」だった。しかしこの計画が悪用されれば地球を凍結させることも出来ることから国連は公開実験を行わなかったのだ。特ダネを飯の種としているトップ屋の真城伍郎はゾルゲル島での動きを嗅ぎつけ、楠見に取材を直接申し込んだが無下に断られた。だが藤崎は泳いで返すわけにもいかないと温情を見せ、雑用係の隊員としての採用を認めさせたのだった。その夜、奇妙な鳴き声に驚いた伍郎が部屋を飛び出すと、ジャングルをオオカマキリが移動していた。だが夜のジャングルは命取りになることから取材を断念するしかなかった。

翌朝、食事の準備をしていた伍郎は森尾からゾルゲルパセリが森の奥に自生していることを聞き新芽を摘みに行くことにした。収穫を終えた彼が海岸にたどり着くと、ひとりの少女が泳いでいたのだ。無人島であるはずなのに。カメラを取り出そうとした伍郎が石に足を取られると、その音に驚いた少女は海の中に姿を消した。その夜、ミーティングを兼ねた夕食で藤崎は気象が実験条件に近づきつつあることを発表し、この機会を逃す手はないと楠見は翌日の実施を決断した。それを聞いた伍郎はある疑問を口にした。「原住民の若い女はいつ収容するんです?」。島内調査は完全に済んでいると主張する藤崎にその人を保護することが先決だと反論する伍郎に、この島へきてノイローゼ気味の古川は俺たちの邪魔をしにきたのかと声を荒げた。
 
夜が明けるとその日は絶好の実験日和となったことから、チームのメンバーはテキパキと作業をこなした。そして実験が開始されると、まず内部温度マイナス115度の冷凍ゾンデが打ち上げられ、800メートルの上空で爆破。その影響で島の上空に上昇気流が発生したことが確認されるとカプセルからヨウ化リンが噴射された。気温降下の確認後、合成放射能ゾンデが打ち上げられたが、島の中央部からの妨害エネルギーによって制御不能になり予定高度よりも低い位置で破裂した。その結果、物理作用によって反転現象が起こり、上空の霧が凸レンズ化。ゾルゲル島は摂氏70度という人類が未だ経験したことがない異常高温に見舞われたのだった。

4日後、気温は37度にまで下がり、チームのメンバーはカプセルで過ごしたことで無事だった。伍郎は少女を見た場所へ楠見を連れて出かけたが、その途中であのオオカマキリがさらに巨大化しているのを目撃した。二人が第1カプセルへ逃げ込んで様子を見ていると、3匹のオオカマキリが集まり土の山を崩し始めたのだ。そこは妨害エネルギーの発信場所であり、中から巨大な卵が顔を覗かせた。

屋台的映画館

唐獅子株式会社

  • posted at:2017-02-23
  • written by:砂月(すなつき)
からじしかぶしきがいしゃ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1983年
公開日:1983年12月17日 併映「ドラゴン特攻隊」
監督:曽根中生
企画:天尾完次
原作:小林信彦
脚本:内藤誠 桂千穂
構成:笠原和夫
プロデューサー:井上真介 木村政雄 林信雄
撮影:鈴木耕一
録音:川島一郎
照明:梅谷茂
美術:今保太郎
音楽:甲斐正人
助監督:田中雄二
編集:西東清明
音響効果:原尚
音楽事務:新井明美
記録:勝原繁子
制作調整:山田光男
装置:開米慶四郎
背景:植田義明
美粧:武藤佳子
美容:石川靖江
衣裳:福崎精吾
装飾:岡万雄
演技事務:鎌田賢一
宣伝担当:松田仁 荒井一弥 西嶋光弘 藤沢正博
スチール:関谷嘉明
擬斗:西本良治郎
刺青:毛利清二
水中撮影:中村征夫
進行主任:酒井喬二
現像:東映化学
カー・スタント:高橋レーシング
協力:KOBEポートピアランド
衣裳協力:(株)フーフォレー
制作協力:吉本興業株式会社
音楽プロデューサー:高桑忠男 石川光
協力:アロー・エース
主題歌:「ローリング・ストーン」山本譲二
挿入歌:「唐獅子ロック」甲斐智枝美
・・・:「坂津の夜は泪色」甲斐智枝美
・・・:「惚れたお前は大阪の女」唐獅子ブルースバンド
出演:横山やすし 伊東四朗 桒名正博 甲斐智枝美 佳那晃子
アメリカンビスタ カラー 102分

三年の刑期を終え出所したダーク荒巻。彼を出迎えたのは須磨組の組員ではなく、これまで彼に痛めつけられた島田組のヤクザだった。車にねじ込まれ身動き出来なくされたダークだったが、アクシデントに遭った隙に逃げ出すと慣れ親しんだ事務所に戻った。ところがそこには須磨組の看板はなく、その代わりに唐獅子通信社という見慣れぬものが。彼はちょうど外に出てきた原田に須磨組は何処に行ったのかと尋ねると、ここだという。理解出来ないダークが哲兄ぃに会わせろと息巻くと、専務のことを軽々しく呼ぶなと抵抗した。そして事務所になだれ込み大暴れしていると、その専務の黒田哲夫が現れたのだった。黒田がダークに気安く挨拶したことで、原田は大阪刑務所で出迎えた男が別人だったことに気付いたのだ。慌てた彼は客人として迎えた男を応接室から連れ出すと仲間とともに痛めつけて窓から放り出したのだった。男は島田組のチンピラだった。今回はワシの顔を立てて勘弁してくれと黒田が謝ると、ダークは三年間ご無沙汰してましたと抱き付いた。

社長の須磨義輝は息子の安輝のことで頭を痛めていた。安輝がフランス料理のコックになりたいと言い出したことで超一流ホテルの料理長を家庭教師として招いているが、そうなると組は後継者を失うことになるのだ。二代目組長の跡目を巡って内部抗争が起きることを避けたい須磨は人の調和を大切にすることを考え、「唐獅子通信」を発刊して自分の精神を他の組員やカタギの衆にまで普及しようとしたのだ。ダークの出所祝いを開いた義輝はそのことや日本の文化について切々と説いたが、そこに現れた彼の娘の輝子がこれからのカルチャーはマネーと結びつかないと意味がないと言った。ナウいことしてお金をガッポリ。「これからはビデオの時代」という彼女の言葉に影響を受けた義輝は新たな事業を立ち上げることにした。黒田が出資し原田が監督を担当して成人向けビデオ映画を撮ることになったが、素人同然の彼らではうまく行くはずがなかった。

新し物好きの義輝は「唐獅子芸能社」という会社を設立することにした。タレントを育てて派手に売りまくりガッポリといただくマネージメント事業。それは輝子の入れ知恵だった。一流になるためにはどのような苦労もするという伊吹ひとみの言葉に惚れ込み、6週間後に迫る坂津音楽祭に出演して大々的に売り出せば大きな反響を得られることは間違いなかった。だがそうなるには東京のテレビのコンテスト番組で優勝させる必要があったことから、義輝は一度だけテレビに出演した経験のあるダークを指名し彼女を託すことにしたのだ。ダークはひとみに会ってみたが、魅力的な体つきをしているものの声が大きいだけで歌が心に響かなかったため頭を抱えた。

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