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冒険者たち ガンバと7匹のなかま

  • posted at:2017-03-11
  • written by:砂月(すなつき)
ぼうけんしゃたちがんばとななひきのなかま
東京ムービー新社
配給:共同映画全国系列会議
製作年:1984年
公開日:1984年3月4日
監督:出崎統
制作:藤岡豊
プロデューサー:加藤俊三
原作:斉藤惇夫
脚本:大和屋竺 馬嶋満 金子裕 吉川惣司 高屋敷英夫
作画監督:椛島義夫
画面設定:芝山努
美術:小林七郎
撮影:清水達正
音楽:山下毅雄
主題歌:「ガンバのうた」河原裕昌
・・・:「冒険者たちのバラード」すぎうらよしひろ
録音:加藤敏
編集:鶴渕允寿
声の出演:野沢雅子 水城蘭子 内海賢二 島田彰 堀絢子
スタンダード カラー 93分

町ネズミのガンバは生まれてこの方、海を見たことがなかった。そこで親友のボーボを誘って川を下ることにしたのだ。どんな川でも繋がっていると聞き、海への憧れから想像を膨らませるガンバ。様々な困難を乗り越えてたどり着いた港で雨宿りをするシジンからこの先に海があると聞いて驚いた二人は喜び勇んで桟橋へ向かった。だがそこにあるのは夕闇に沈む大きな水たまりだった。がっかりした二人は寝床を探すことにしたが、ボーボがごちそうの匂いを嗅ぎつけたためガンバもついて行くことにした。倉庫では年に一度開かれる港ネズミと船乗りネズミによる大パーティーが始まっており、彼らはガンバたちを快く受け入れた。やがてパーティーは佳境に入り、メインイベントのケンカナンバーワンが始まった。優勝商品は5年連続のチャンピオンのヨイショが七つの海を渡り歩いて手に入れた品物だったが誰も敵う者がいなかった。成り行きで挑戦することになったガンバは互角に渡り合ったが、そこへ傷だらけの小ネズミが転がり込んできたのだった。彼の名前は忠太といい、島にイタチが乗り込んできて仲間を片っ端から殺して行くと言うのだ。その島は夢見ヶ島というが、ノロイ島という別名があることを忠太が説明すると倉庫に緊張が走った。島の名前が雪のように白い大きなイタチのノロイのことだとわかると、拘わり合いになるのはごめんだと港ネズミたちは去って行った。何故なら歯向かったら最後、死しか待っていないからだ。逃げるネズミたちを引き留めようとするガンバに、ヨイショは相手が悪過ぎるんだと説得した。だが涙を流す忠太のことが見捨てられない彼は一人でも行くことに決めたのだった。忠太をおんぶして船に乗り込んだガンバを待っていたのは、サイコロをお守り代わりにしているイカサマ、力自慢のヨイショと彼の幼なじみで物知りのガクシャ、酔っ払いの医者・シジン、そして食いしん坊のボーボだった。がんばり屋のガンバは思わぬ援軍に涙して喜んだ。

ヨイショは忠太から島の情報を得ることにした。夢見ヶ島は雨が多く風が強いがネズミにとっては過ごしやすいところだった。だが白い悪魔を首領としたノロイ族が瞬く間に島のほとんどを占拠したのだ。赤い月が出ていた夜、長老ネズミの発案で数が3分の1に減った島ネズミたちはほとんど食べ物のない北側の岩山地帯へ逃げ延びた。イタチはここまで追ってこないだろうと。だがノロイは待ち伏せていた。ノロイ族の目的はネズミの縄張りを奪うことではなく、ただ「殺す」ことだった。やっと見つけた洞穴に逃げ込むことが出来たのはほんの一握りのネズミだけで、このままでは全滅してしまうと長老は忠太に島の地図を渡したのだった。仲間の命運は身軽でケガのない彼に託されたが、先回りしていたノロイに狙われたのだ。その話を聞いた6匹はショックを受けたが、ガンバは日光に映える海の姿を甲板から見たことで元気を取り戻し、その姿を見た仲間たちも勇気づけられるのだった。

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ホラ吹き太閤記

  • posted at:2015-08-20
  • written by:砂月(すなつき)
ほらふきたいこうき
東宝
配給:東宝
製作年:1964年
公開日:1964年10月31日 併映「喜劇 駅前天神」
監督:古澤憲吾
制作:渡辺晋 森田信
脚本:笠原良三
撮影:西垣六郎
美術:北猛夫
録音:増尾鼎
照明:隠田紀一
整音:下永尚
音楽:宮川泰 萩原哲晶
主題歌:「だまって俺について来い」植木等
振付:竹部董
監督助手:清水勝弥
編集:黒岩義民
現像:東洋現像所
制作担当者:島田武治
協力:国宝姫路城 姫路城管理事務所
出演:植木等 ハナ肇 谷啓 浜美枝 藤山陽子
シネマスコープ カラー 98分

今からおよそ400年の昔。京都・足利幕府の秩序が乱れたことで全国各地に群雄が割拠し、現代の政党や暴力団の派閥争いをオーバーにした戦国時代が始まった。ちょうどその頃、三河の国のある宿場に一人の陽気な若者が現れた。宿賃を辛抱するために矢矧橋の上で野宿していた若者の横を夜盗・蜂須賀小六の一行が通り過ぎようとしたが、小六はそれが死体かどうか確かめるために槍で突いた。殺されてはたまらないと飛び起きた青年はふざけたことするなと怒鳴り、謝るまで放さんと槍を掴んだまま小六を睨み続けた。すると小六はすまなかったと頭を下げ、青年もそうさっぱりくりゃ勘弁してやると槍を放した。度胸がある奴だと感心した小六が名乗ると、わしは尾張中村の日吉丸で今に名のある大名に仕官したら木下藤吉郎と名乗る予定の前途有望な男だと青年は言った。俺の家来になってひと働きしないかと誘われた日吉丸は思案したが、どうせ野武士の仕事は泥棒、強盗、追剥の類だろうと断った。それを聞いた小六は、天下の領民、百姓に悪事を働くことはないと断言した。今夜の狙いが岡崎の野武士・日比野六太夫の屋敷であることを知った日吉丸は、報酬が手柄次第だと聞いて了承した。

その夜、門前にやってきた小六は日比野邸に討ち入ろうとしたが、それでは屋敷の中の者が目を覚まして斬り合いになってしまうと忠告した。それを覚悟で夜討ちをかけに来たのだという小六に、日吉丸は味方がやられないうちに目的の千両箱を奪えばいいと言った。そして小六の槍を借りると棒高跳びのように門を飛び越え、閂を引き抜いて中から開けたのだ。その鮮やかな姿に小六は思わず猿だと呟いた。日吉丸は一団に門前で待つように指示すると屋敷に忍び込み、頃合いを見て泥棒だと叫んだのだ。彼の作戦はまんまと当たり、千両箱を盗み出すことに成功した。明け方、疲れ果てた小六の一行が矢矧橋に差し掛かると、日吉丸が誰もケガがなかったかなと声をかけた。今度は容赦せんぞと怒鳴る小六に日吉丸は千両箱を見せ、これで勘定は引き合うわけだと高笑いした。すると小六も負けずに高笑いした。

小六たちは陣地に戻ると祝杯を挙げた。機嫌のいい小六が酒を勧めると日吉丸は参加報酬のことを口にし、金はいらないからその代わりにあんたが大事にしている刀が欲しいと言った。その刀は備前村正という名刀で、お前らに易々とくれてやるわけにはいかんと小六が言うと、もしわしが三日のうちにそれを盗ったとしたら頂戴できますかと提案した。泥棒のところで手柄を立てるとしたら泥棒の一手しかない。小六はその申し出を喜んで受けたのだった。

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