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相棒 劇場版IV

  • posted at:2024-01-23
  • written by:砂月(すなつき)
あいぼうげきじょうばんふぉー
「相棒 劇場版IV」パートナーズ(テレビ朝日=東映=トライサム=小学館=朝日放送=メ~テレ=木下グループ=研音=北海道テレビ=広島ホームテレビ=九州朝日放送)
配給:東映
製作年:2017年
公開日:2017年2月11日
監督:橋本一
製作総指揮:早河洋
製作:亀山慶二 手塚治 水谷晴夫 久保雅一 浅井賢二 木下直哉 大川ナオ 樋泉実 伊藤裕章 二木清彦
エグゼクティブプロデューサー:西新
Co.エグゼクティブプロデューサー:佐々木基
プロデューサー:桑田潔 佐藤涼一 伊東仁 遠藤英明 西平敦郎 土田真通
脚本:太田愛
音楽:池頼広
撮影監督:会田正裕
美術:近藤成之
照明:松村泰裕
録音:舛森強
編集:只野信也
装飾:山本信毅
VFXプロデューサー:戸枝誠憲
VFXスーパーバイザー:宮島壮司
音響効果:西村洋一
スクリプター:小関ひろみ
助監督:安養寺工
制作担当:金井光則
アシスタントプロデューサー:増田玲介
ラインプロデューサー:今村勝範
音楽プロデューサー:津島玄一
製作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション
出演:水谷豊 反町隆史 鈴木杏樹 川原和久 山中崇史
アメリカンビスタ カラー 120分

国連犯罪情報事務局職員のロイ・モリスが埠頭の倉庫で遺体となって発見された。警視庁捜査一課刑事の伊丹憲一と芹沢慶二が現場に立ち会うが、疑問に感じていたのは何故そこに特命係の杉下右京と冠城亘、そしてその隣に白髪の老紳士がいるかだった。そのことを伊丹が訪ねると、杉下はその老紳士が国連犯罪情報事務局元理事のマーク・リュウだと紹介した。彼は引退後も国際的犯罪組織・バーズのリーダーのレイブンを追っていたが、その部下のモリスから情報を得られるかもしれないとの知らせを受けて急遽香港から来日した。リュウは総務部広報課課長・社美彌子の内閣官房内閣情報調査室時代の知人で、彼女の指示で特命係が同行することになったのだ。だがモリスは「天谷克則という男を調べて欲しい」というメッセージをリュウに伝えたところで何者かに殺されたのだった。

モリスを殺害した人物はサプレッサー付きの銃を使用し、被害者のタブレットとスマートフォンを持ち去っていた。防犯カメラに映った体形や身のこなしから年齢は30代から50代の男、そして首の後ろに黒い羽のタトゥーがあったことから警視庁はその男をレイブンとしてマークすることにした。レイブンの活動の中心はヨーロッパでマネーロンダリングや誘拐、贋作売買と多岐に渡っていたが、日本と接点があるのは7年前に在英日本大使館で起きた事件だった。当時、鷺沢参事官が冬の間に借りていた別荘で10歳になる娘・瑛里佳の誕生日パーティーが行われていたが、客用と召し使い用のティーポットに青酸カリが入れられお茶を飲んだ関係者が皆死んだ。メイドの一人が息絶える前に通報したことで事件が発覚し、難を逃れた瑛里佳は一旦は警察に保護された。だが大使館職員が到着をするのを待っているほんの少しの間に何者かに連れ去られたのだった。その後、バーズからの身代金の要求はなく、2日後にレイブンの配下で実行犯とみられるイギリス人のデニス・コナーがロンドン郊外で射殺体となって発見された。この事件は青酸カリを混入した犯人も瑛里佳の行方もわからないままだった。

杉下はリュウがモリスと行くはずだった日本料理店に同行することにしたが、食事中にリュウが突然苦しみだし、レストラン街の他の飲食店でも同様の患者が複数発生した。その直後、外務省のホームページがハッキングされ、レイブンからのメッセージ動画が掲載された。その動画には現在の瑛里佳が映っており、日本政府に700万ユーロの身代金を要求した。期限は今夜0時。それは7年前に日本政府が無視した身代金に対する報復だった。

屋台的映画館
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あばたろうせんたいどんぶらざーずざむーびーしんはつこいひーろー
劇場版「リバイス・ドンブラザーズ」製作委員会(東映=テレビ朝日=東映アニメーション=東映ビデオ=ADKエモーションズ=東映エージエンシー=バンダイ)
配給:東映ビデオ
製作年:2022年
公開日:2022年7月22日 併映「劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア」「お昼のショッカーさん THE ムービィー」
監督:田崎龍太
製作:手塚治 西新 高木勝裕 與田尚志 野田孝寛 村松秀信 古澤圭亮
企画:金子保之 三輪祐見子 鈴木篤志 加藤和夫 志村章 清水啓司 大矢陽久
プロデューサー:白倉伸一郎 井上千尋 矢田晃一 深田明宏
原作:八手三郎
Special Thanks:石ノ森章太郎
脚本:井上敏樹
音楽:山下康介
撮影:上赤寿一
照明:柴田守
美術:岡村匡一
録音:中山寿範
編集:金田昌吉
スクリプター:國米美帆
助監督:茶谷和行
制作担当:吉川和也
ラインプロデューサー:佐々木幸司
キャラクターデザイン:篠原保 プレックス
資料担当:松井大 神内大輝
筆文字:平原ようす
キャラクター造型製作:レインボー造型企画 前澤範 前澤まさる 吉川学
主題歌:「俺こそオンリーワン(Movieサイズ)」MORISAKI WIN
音楽プロデューサー:本谷侑紀 穴井健太郎 野口智
音楽制作協力:ジェニュイン
音楽制作:東映音楽出版 日本コロムビアエンタテインメント テレビ朝日ミュージック
製作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
アクション監督:福沢博文
出演:樋口幸平 別府由来 志田こはく 柊太朗 鈴木浩文
アメリカンビスタ カラー 30分

津野角高校に通う女子高生の鬼頭はるかはデビュー作の漫画「初恋ヒーロー」が冗談社マンガ大賞を受賞したことで一躍時の人となった。ところがその内容が若者を中心に人気を集めている椎名ナオキ作の同人漫画「失恋ナイト」の盗作ではないかとの疑いを掛けられ一気に信頼を失った。その「失恋ナイト」が「新・初恋ヒーロー」として映画化されることになり、映画プロデューサーの三枝玲子は監督にリアル志向が強い黒岩氏を、主人公の一文字ヒロ役に脳人(ノート)と知らずにスカウトしたソノイを、そしてヒロインの道明寺ハナコ役にソノニを抜擢した。撮影はスタートしたが、二人の演技があまりにもうま過ぎてリアリティーに欠けるから俺の映画には向かないと黒岩がゴネたのだ。再び人選をしなければならなくなり玲子は頭を痛めた。そんな矢先に街中でヒトツ鬼の忍風鬼が現れ、強制的に呼び出された5人の戦士・暴太郎戦隊ドンブラザーズとの戦いになった。そこにソノザが加わったことで話がややこしくなり忍風鬼を取り逃がしてしまったが、その様子を見て興奮した玲子は彼らを出演させることに決めた。

映画出演について話し合うために桃井タロウ、猿原真一、雉野つよし、そしてはるかの4人は喫茶どんぶらに集まった。本物のヒーローが偽りのヒーローを演じる必要があるのかと真一が言うと、つよしもはるかを盗作呼ばわりした作品だしと続けた。だがはるかはこれをきっかけにして椎名ナオキに会えるのではないかと考え、真相を暴くために出演することに決めた。するとタロウがこれも何かの縁で玲子が困っているのなら助けたいと言った。だが一つ懸念があった。嘘がつけないタロウが演技を出来るかだった。つよしごそのことを口にするとタロウは嘘とセリフは違うと胸を張って言った。その話をカウンターの奥で聞いていたマスターの五色田介人はコーヒーを運びながらヒーローは目立たないことが基本だとアドバイスした。

一文字ヒロ役にタロウ、道明寺ハナコ役にはるかを抜擢して撮影が始まったが、二人の棒演技に玲子はめまいを起こした。素人には無理だったかと肩を落とす彼女だったが、黒岩はその下手さがリアルだとご満悦だった。その様子を陰で見ていたソノイはここでも奴が主役かと残念がるが、ソノニは脇役が主役を食うこともあると言った。

屋台的映画館

相棒 劇場版ⅠⅠⅠ

  • posted at:2023-12-12
  • written by:砂月(すなつき)
あいぼうげきじょうばんすりー
「相棒 劇場版III」パートナーズ(テレビ朝日=東映=トライサム=小学館=朝日放送=メ~テレ=木下グループ=北海道テレビ=広島ホームテレビ=九州朝日放送=トップコート)
配給:東映
製作年:2014年
公開日:2014年4月26日
監督:和泉聖治
製作総指揮:早河洋
製作:平城隆司 鈴木武幸 水谷晴夫 都築伸一郎 山本晋也 浅井賢二 木下直哉 樋泉実 大辻茂 笹栗哲朗 渡辺万由美
エグゼクティブプロデューサー:林雄一郎
Co.エグゼクティブプロデューサー:大川武宏
プロデューサー:松本基弘 伊東仁 遠藤英明 西平敦郎 土田真通
脚本:輿水泰弘
音楽:池頼広
撮影:会田正裕
照明:大久保武志
美術:近藤成之
録音:舛森強
編集:只野信也
装飾:山岸正一
音響効果:西村洋一
スクリプター:唐崎真理子
助監督:安養寺工 近藤一彦
制作担当:金井光則
監督補:東伸児
ラインプロデューサー:今村勝範
アソシエイトプロデューサー:岸本隆宏
音楽プロデューサー:津島玄一
製作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション
出演:水谷豊 成宮寛貴 川原和久 大谷亮介 山中崇史
アメリカンビスタ カラー 114分

警視庁本部庁舎の3階には組織犯罪対策部組織犯罪対策5課があるが、その奥の小さな部屋に捜査権限のない特命係があった。そこには係長を務める杉下右京と巡査部長の甲斐享が所属しているが、ある日出勤した二人をそこで出迎えたのは杉下のかつての相棒で今は警察庁長官官房付の神戸尊だった。神戸が訪ねてきた理由は「馬に蹴られ男性死亡」という小さな記事が新聞に載ったからだ。事故が起きたのは八丈島から船で40分程のところにある鳳凰島で、そこでは民間の国防部隊が旗揚げし少数の民兵が合宿生活を送っていた。島には非合法兵器を製造しているという噂があり、公安部ではそれが生物兵器だという見立てを行っていた。この事故をきっかけにして特命係に潜入捜査をさせよう考えたのは神戸ではなく警察庁次長の甲斐峯秋だった。無理強いは出来ないからあとは杉下さんの判断に任せると神戸は告げ、八丈島行きの航空券2枚を机に置くと部屋を出て行った。

杉下と享は気乗りしないながらも八丈島発の海上タクシーで鳳凰島に向かっていた。そこはある実業家の個人所有の島で、元自衛隊員たちが訓練のために共同生活を送っていた。民兵組織のリーダー・神室司と高野志摩子の案内で事故現場に向かうが、杉下たちが歓迎されていないことは彼らやその他の隊員の態度からひしひしと伝わってきた。事故で死亡したのは一時的に訓練に参加していた予備自衛官の岩代純也で、八丈島警察署が作成した調書をもとに聞き取りを行っていたところ、杉下には数々の疑問が湧き事故ではなく殺人事件ではないかと考えるようになった。恋人に誕生日のお祝いが言いたいと享が神室から借りた衛星携帯電話を使い杉下は刑事部鑑識課の米沢守と組織犯罪対策第5課長の角田六郎に調べて欲しいと頼んだ。翌日、鳳凰島に捜査一課の伊丹憲一、三浦信輔、芹沢慶二、そして米沢の4人が到着した。甲斐次長は杉下たちを連れ戻せと指示を出したが、本当の目的は彼ら合流して捜査を進めることにあった。

屋台的映画館

赤穂城断絶

  • posted at:2023-10-11
  • written by:砂月(すなつき)
あこうじょうだんぜつ
東映(京都撮影所)=東映太秦映画村
配給:東映
製作年:1978年
公開日:1978年10月28日
監督:深作欣二
企画:高岩淡 日下部五朗 本田達男 三村敬三
原作:高田宏治
脚本:高田宏治
撮影監督:宮島義男
撮影:仲沢半次郎
美術:井川徳道
照明:中山治雄
録音:荒川輝彦
編集:市田勇
音楽:津島利章
助監督:藤原敏之
記録:田中美佐江
装置:三浦公久
装飾:柴田澄臣
背景:西村三郎
スチール:中山健司
衣裳:森護
美粧:鳥居清一
結髪:白鳥里子
擬斗:上野隆三
和楽:中本敏生
演技事務:森村英次
宣伝担当:佐々木嗣郎 田中憲吾
舞踊振付:藤間勘五郎
進行主任:山本吉応
協力:東映俳優センター
出演:萬屋錦之介 千葉真一 松方弘樹 西郷輝彦 渡瀬恒彦
シネマスコープ カラー 159分

元禄十四年三月十四日、天皇家の勅使を迎えた江戸城では五代将軍徳川綱吉による奉答の儀が行われることになっていた。松の廊下で旗本の梶川頼照が播磨赤穂藩藩主浅野内匠頭と話しているのが気になった高家筆頭の吉良上野介は梶川を呼び寄せるとその内容を尋ねた。梶川は奉答の儀の終了後に勅使と会うことになっている桂昌院の名代を浅野にお願いしようとしたのだが、吉良はあの御仁に何がわかるのかとわざと聞こえるように言った。調子に乗った吉良は御馳走役とは名ばかりで物覚えが悪くて気が利かないから今日もまた御役目を辱めはしないかと心配していると言いたい放題。この度重なる侮辱に堪り兼ねた浅野はついに刃傷に及んだのだった。殿中での出来事に激怒した綱吉は大老格の柳沢吉保に浅野の即日切腹を命じた。一切手向かいをしなかった吉良は一切御構い無しの裁きとなったのに対し、場所をわきまえずに宿意を以って刃傷に及んだ浅野には切腹を申しつけるという裁きが下ったことを加藤越中守が目付たちに報告すると、浅野から聴取を行った多門伝八郎は喧嘩には双方に申し分があり重ねて吟味が必要であると異議を申し立てた。聴取の際に見せた浅野の作法が乱心によるものではないと感じ、吉良にも非があるのではないかと考えた多門は喧嘩両成敗が適用されるのではないかと主張した。だが吉良は刀の柄に指一本すら掛かっていなかったということで喧嘩とは認められなかった。それでも多門が再吟味を申し出ると、御上の御裁きに手抜かりはないと柳沢が一喝した。

三月十九日、赤穂の平和は早駕篭によって破られた。原惣右衛門らの報告で浅野の切腹、領地召上げ、御家断絶、正室の阿久里は江戸表の屋敷を即日引き払った後に落飾し瑤泉院の法名に改め里に移ったことが伝えられた。吉良に何の咎めもなかったことを知った筆頭家老の大石内蔵助は憤るが、まず領内の混乱を抑え百姓町人の不安を払拭するために藩札を正貨に換えることにした。城の明け渡しについては三千人にも及ぶ大所帯の行く末を考え結論を先延ばしにした。赤穂藩取り潰しの知らせは百姓町人の間にも恐慌を巻き起こした。更にまた世間には大石以下籠城との噂が伝わり浅野家ゆかりの浪人たちが働き場所を求めて続々と城門に詰め掛けてきた。幕府からは城明け渡しの要請があったが、大石は理不尽な御公儀の裁きによる失望は家中一同の総意であるとしてそれを拒否した。

屋台的映画館

赤胴鈴之助 どくろ団退治

  • posted at:2023-06-20
  • written by:砂月(すなつき)
あかどうすずのすけどくろだんたいじ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1958年
公開日:1958年12月21日 併映「化け猫御用だ」「水戸黄門漫遊記」
監督:弘津三男
製作:三浦信夫
企画:八尋大和
原作:武内つなよし
脚本:岡本繁男 吉田哲郎
撮影:竹村康和
録音:奥村雅弘
照明:島崎一二
美術:神田孝一郎
編集:伊藤嘉英
音楽:渡辺浦人
製作主任:田辺満
装置:本島陽三
装飾:後藤栄三郎
背景:滝野好男
美粧:小林昌典
結髪:中井つる
衣裳:万木利昭
擬斗:宮内昌平
普通写真:杉山卯三郎
助監督:古川俊男
撮影助手:野本一雄
録音助手:武田十九男
照明助手:美間博
移動効果:宇野薫
音響効果:倉島暢
記録:田巻町子
演技事務:中村元次郎
進行:今村喬
出演:桃山太郎 浅野寿々子 林成年 黒川弥太郎 美川純子
シネマスコープ モノクロ 60分

黒雲谷の雷人を退治した赤胴鈴之助は祖父の仇である火京物太夫と岳林坊を追って下野国の山中に差し掛かった。鈴之助はその先で休息する二人を見つけ追い掛けるが、彼の前に立ち塞がったのは風太郎という野獣のような男だった。物太夫から悪い男に追われているという嘘を真に受けた風太郎は鈴之助に襲い掛かるが、傍で見ていた師匠の乾卜心斎は鈴之助の立ち振る舞いを見て止めよと命じた。そして物太夫たちが本当の仇であることを知ると近道へ連れて行った。風太郎が一人で稽古を続けていると青江玄蕃と嶋十郎太という二人の武士が現れた。彼らは真の武芸者を探していると言い、その腕前なら立身出世は間違いないから江戸へこぬかと誘った。立派な屋敷に住んで美しい着物を着てうまい物が食べ放題な生活が出来ると聞き心が動くが、卜心斎が同行しなければ嫌だと言った。そこで玄蕃は卜心斎が今から十年前に仲間と組んでお前の父加賀美源左衛門を殺した憎い仇だと吹き込み、その証拠だという血染めの陣羽織を見せて恨みを抱く我々に力を貸して欲しいと願い出た。すると風太郎は逆上し卜心斎を追い掛けて行った。その頃、鈴之助は真っ直ぐ下りて行けば必ず麓で物太夫たちに追いつくという近道を教えてもらっていた。卜心斎が鈴之助を見送っているとそこに風太郎が現れよくも今日まで騙したなと暴力を振るった。弁当を届けにきた卜心斎の娘の美雪が止めようとするが風太郎は聞く耳を持たず崖から突き落とした。女の叫び声を聞いた鈴之助が沢へ向かうと美雪が卜心斎を介抱していた。鈴之助の姿を見た卜心斎は何者かにたぶらかされた風太郎を止めなければ恐ろしいことが起きると言い一刻も早く捜し出して欲しいと願い出たのだった。

江戸の町には夜な夜などくろ団が出没するようになった。彼らは天下万民のために徳川幕府を倒し世直しを計るための軍資金の徴収と称した押込み強盗を働いていたのだ。豪商ばかり襲うその集団の首領は玄蕃であり、千両箱を奪うと風太郎が捕方と大暴れしている間に逃げるのだ。事態を重く見た町奉行の池田播磨守の依頼で千葉周作の弟子の竜巻雷之進が警護を行うことになった。播磨守が仕掛けた大捕物により風太郎は逃げ出すが、追い掛けた雷之進が見失った場所は南丈二刀流青葉天心道場の前だった。

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