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サルベージ・マイス

  • posted at:2024-03-12
  • written by:砂月(すなつき)
さるべーじまいす
「サルベージ・マイス」製作委員会(広島ホームテレビ=キングレコード=アマゾンラテルナ)
配給:ティ・ジョイ
製作年:2011年
公開日:2012年3月24日
監督:田崎竜太
製作:大辻茂 重村博文 倉内均
企画:亀井修 西垣慎一郎 重松修 椎名保
エグゼクティブプロデューサー:戸崎和良 紀伊宗之
プロデューサー:西冬彦 田原絹子 小川勝広 若林雄介
脚本:田口忠
撮影:小松高志
照明:藤森玄一郎
録音:九連石由文
美術:龍田哲児
編集:相良直一郎
音響効果:松浦大樹
ポストプロダクションプロデューサー:篠田学
VFXスーパーバイザー:大萩真司
カラリスト:長谷川将広
キャスティング:山口正志 安生泰子
ヘアメイク:酒井夢月
衣裳:齋藤ますみ
特殊造形:奥山友太
助監督:塩崎遵 山本大輔
アクションコーディネーター:永嶋美佐子
ラインプロデューサー:田口雄介
音楽:安川午朗
主題歌:「BIONIC CHERRY」ももいろクローバーZ
制作プロダクション:アマゾンラテルナ ダブ
アクション監督:西冬彦
出演:谷村美月 長野じゅりあ 佐藤祐基 長田成哉  リチャード・ウィリアム・ヘセルトン
アメリカンビスタ カラー 82分

世の中の騙され奪い取られた宝の数々を盗み出し、本来の持ち主に戻すのが怪盗サルベージ・マイスと相棒のマリクの仕事だった。ある夜、マイスとマリクは国際歴史美術館に忍び込み目的の虚空宝来菩薩像を盗み出すことに成功したが、そこに謎の集団が現れた。何が起こったのかとマイスが戸惑っていると、マリクは彼女を殴りつけ「お前とのサルベージは今夜で終わりだ」と言った。窃盗グループに幹部として迎えられることになったマリクはマイスを裏切り、像だけ奪ってその責任を縄で縛り上げた彼女になすりつけようとしたのだ。ピンチに陥るマイスだったが隙を見て抜け出し、大暴れして窃盗グループの一人から像を奪うと姿をくらました。

今はサルベージ・マウスとなった彼女もマスクを取れば一人の女性となる。有栖川真唯は虚空宝来菩薩像を元の持ち主の世良美智枝というおばあさんに返したが、介護ヘルパーとして来ていた山重という女性に帰ろうとしたところを呼び止められた。彼女はこの仕事をしていると怪盗の噂を良く聞くと言い、真唯の立ち振る舞いから怪我をしていることを言い当てた。自分の正体がばれているのではないかと不安に思った真唯は急いでその場を去った。その頃、広島では国際歴史美術館に展示されていた美術品が全て盗まれたことが話題になっていた。その額は1億6千万円にも及び、マリクが残した証拠のせいで「怪盗マイス」に容疑が掛かっているのだ。そのことを知った真唯はくやしがるが歩みを止める訳にはいかなかった。

広島の街をきれいにするために結成された自警団「広島クリーンズ」。その団長は人一倍広島愛が強い女子高生の宇佐木美緒だった。華奢に見える彼女だが実は空手の有段者で、ゴミ拾いだけでなく社会のゴミまで片付けようとした。ある夜、広島クリーンズがパトロールをしていると非常ベルが鳴った。広島西洋美術館からヴェネチアン・カラフェを持ち出したマイスと鉢合わせした美緒は対決するが、「広島の女の子は大したことない」と言われスイッチが入った。

屋台的映画館
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さまよう小指

  • posted at:2023-01-21
  • written by:砂月(すなつき)
さまようこゆび
Team The Pinkie
配給:S・D・P
製作年:2014年
公開日:2014年9月14日
監督:竹葉リサ
プロデューサー:竹葉リサ
クリエイティブプロデューサー:蔭山周
脚本:竹葉リサ
撮影:釘宮慎治
照明:杉本周士
整音:平間文人
録音:小牧将人 光地拓郎
プロダクションスーパーバイザー:林和哉
助監督:Radley Silla
美術監督:片桐真理子
美術造形:今関舞香 早川剛史
アクション監督:園村健介
ヘアメイク:元木美紗 中川美香 進藤健志
特殊メイク:北落香奈子
衣裳:増田翠
アクセサリー装飾:松岡まゆむ
編集:蔭山周 竹葉リサ
制作:中野雄斗
音楽:藤永憲太郎
主題歌:「Young love」Andersons
編集:西村喜廣
出資協力:DIRECTIONS S・D・P
出演:小澤亮太 我妻三輪子 末永遥 かでなれおん  仁科貴
アメリカンビスタ カラー 63分

タバコをくゆらせる涼介は情事を終え着替える真奈美に子供の頃の話をした。彼が5歳の頃にまるでストーカーのようにつきまとってラブコールを送る桃子という女の子と出会った。好みでない女の子に追いかけられることを迷惑に思っていた涼介はいつも逃げ回っていたが、ある日家に火をつけられ一家は路頭に迷うことになった。話を続ける彼の背を花火の明かりが照らしているのを見た真奈美は、春の花火は不幸になるんだよと言った。どうしてと尋ねると、花がたくさんあるのに花火なんて必要ないからと真奈美は答えた。人って結局愛するより愛されたいのよと誰に言うでもなくつぶやくと、何があっても俺が守ると涼介は後ろから抱きついた。その時、部屋のドアが激しく開き男たちがなだれ込んできた。涼介がヤクザの親分の情婦を寝取ったことが組の連中にバレてしまった。というか真奈美がバラしたのだ。袋叩きに遭った涼介は真奈美を愛しているなら死ねるなと親分に迫られ、思わず「愛して・・・ません」と口走った。親分の逆鱗に触れたことで指を詰めなければならなくなった。

涼介の体から離れた左手の小指は勢いよく跳ね上がり、若頭の笹神がそれを蹴り飛ばした。空高く舞い上がった小指はやがて道路に転がり落ちたが、それを拾った女は臭いを嗅ぐとにんまりと笑った。「見ーつけた!」。桃子は満足げに小指を持つ手を空に突き上げた。急いで家に帰ると実験室と化した部屋に閉じこもり研究の成果が実るのを今か今かと待ち構えていた。そしてついにその時を迎えた。ひと眠りする桃子が明滅する強い光で目覚めると、そこには全裸の男がいた。彼は桃子が創ったクローン人間だった。「月刊クローン人間をつくろう」の愛読者である彼女は付録のキットを全て集め組み立てた。問題は涼介の遺伝子をどうやって手に入れるかだったが、散歩していた彼女の前に小指が偶然転がってきたのだ。大きなイチモツをぶら下げ仁王立ちする涼介そっくりの男に桃子は顔を赤らめながらパンツはボクサー派かブリーフ派かと尋ねた。こうしてクローン人間との奇妙な同棲生活が始まった。

屋台的映画館
さむらいせんたいしんけんじゃーたいごーおんじゃーぎんまくばん
「シンケンジャーVSゴーオンジャー」製作委員会(テレビ朝日=東映ビデオ=東映=東映エージエンシー=木下工務店)
配給:東映
製作年:2010年
公開日:2010年1月30日
監督:中澤祥次郎
製作:平城隆司 福原英行 鈴木武幸 松田英史 木下直哉
企画:梅澤道彦 日達長夫 中曽根千治 小川政則
原作:八手三郎
脚本:小林靖子
音楽:高木洋 大橋恵
撮影:松村文雄
照明:柴田守
美術:大谷和正
編集:佐藤連
録音:伝田直樹
整音:小林喬
スクリプター:関根秀子
助監督:須上和泰
製作担当:小林智裕
主題歌:「侍ファーストラップ 銀幕BANG!!」Project.R(YOFFY 高取ヒデアキ Sister MAYO)
・・・:「侍戦隊シンケンジャー」サイキックラバー(Project.R)
・・・:「炎神戦隊ゴーオンジャー」高橋秀幸(Project.R)
音楽プロデュース:Project.R
製作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
エグゼクティブプロデューサー:杉山登 疋田和樹
プロデュース:佐々木基 加藤和夫 宇都宮孝明 大森敬仁 矢田晃一 深田明宏
アクション監督:石垣広文
特撮監督:佛田洋
出演:松坂桃李 相葉弘樹 高梨臨 鈴木勝吾 森田涼花
アメリカンビスタ カラー 65分

かつて地球汚染を企む蛮機族ガイアークから世界を守った7人のヒーロー・炎神戦隊ゴーオンジャー。総裏大臣ヨゴシマクリタインを倒した彼らはヒューマンワールドを飛び出しガンマンワールドへ旅立った。ゴーオンジャーが倒すべき敵はガイアークの大物・害統領バッチード。戦いは今まさに佳境を迎えた。巨大化したバッチードに対しゴーオンジャーは巨大ロボット・エンジンオーG12で決闘を行った。互いに3歩進んで振り向きざまに撃つが、エンジンオーG12の方が一瞬早かった。銃弾を受けよろめくバッチード。だがそれは巧妙な作戦だった。一瞬の隙が生まれたことでバッチードの反撃に遭いゴーオンジャーは戦いに敗れた。バッチードは弱点の心臓部を狙ってくることを予測しそこにコインを仕込んで補強していたのだ。ゴーオンジャーの7人はバッチードが作った次元の穴に吸い込まれガンマンワールドから排除された。

工事現場で作業員が襲われているという知らせを受けて駆けつけた志葉丈瑠、池波流ノ介、白石茉子、谷千明、花織ことはの5人だったが、そこにいたのは外道衆のナナシ連中ではなくガイアークの蛮機兵ウガッツだった。だが市民に危害を加えていることには違いないため侍戦隊シンケンジャーに変身して戦うことにした。するとそこにゴーオンレッドが現れあっという間に片付けてしまった。ゴーオンレッドこと江角走輔はヒーロー同士の初対面ということで握手を求めるが、丈瑠はそれを無視した。これが二人の間に亀裂を生んだ。丈瑠は走輔の無駄の多い攻撃と戦いを甘く見た態度を見て「素人」だと言った。一方、走輔も仲間の上で偉そうにしているような奴の家来にされちゃたまらないと協力を断った。

三途の川に浮かぶ六門船に突然乗り込んだバッチードは外道衆の御大将・血祭ドウコクと接触した。バッチードは11次元全ての世界を簡単に汚染させることが出来るバッチリウムプラントをヒューマンワールドに完成させた。一旦動き出せば最高に汚れたガスを永遠に生産し続けるという代物で、その材料となるのが三途の川の水だった。バッチードの次元を超える力を使って三途の川の水をあふれさせて世界を汚染すれば、ドウコクの望みとバッチードの望みが一度に叶うのだ。ドウコクはアヤカシのホムラコギを呼び出しバッチードへの協力を命じた。

屋台的映画館
さむらいせんたいしんけんじゃーぎんまくばんてんかわけめのいくさ
劇場版「ディケイド・シンケンジャー」製作委員会(東映=テレビ朝日=東映アニメーション=東映ビデオ=アサツーディ・ケイ=東映エージエンシー=バンダイ)
配給:東映
製作年:2009年
公開日:2009年8月8日 併映「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」
監督:中澤祥次郎
製作:鈴木武幸 亀山慶二 高橋浩
企画:中曽根千治 梅澤道彦 日達長夫 篠田芳彦 松田英史 竹中一博
原作:八手三郎
脚本:小林靖子
音楽:高木洋
撮影:松村文雄
照明:柴田守
美術:大谷和正
編集:佐藤連
録音:伝田直樹
整音:小林喬
スクリプター:渋谷康子
助監督:安養寺工
製作担当:小林智裕
主題歌:「侍戦隊シンケンジャー」サイキックラバー(Project.R)
エンディング曲:「四六時夢中 シンケンジャー 銀幕版」シンケンジャーと高取ヒデアキ
音楽プロデュース:Project.R
製作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
エグゼクティブプロデューサー:杉山登
プロデュース:宇都宮孝明 大森敬仁 佐々木基 矢田晃一 深田明宏
アクション監督:石垣広文
特撮監督:佛田洋
出演:松坂桃李 相葉弘樹 高梨臨 鈴木勝吾 森田涼花
アメリカンビスタ カラー 21分

時は平成二十一年夏、外道衆の中の外道衆と呼ばれるクサレ外道衆のおよそ一万体にも及ぶ大軍があの世からこの世に侵攻した。それを率いるのは御大将・血祭ドウコクによって封印が解かれたクサレ外道衆の頭目・脂目マンプクだった。この世の平和を守るために戦うシンケンジャーは総力を挙げてこれを迎え撃つが、戦いは既に三日目を数えそれでも岩を削る波のように押し寄せる大軍の前にシンケンジャーの疲れは色濃かった。彼らの休息は、体内に取り込んだ三途の川の水切れを起こしたクサレ外道衆が撤収した時だけだった。

志葉家十八代目当主・志葉丈瑠、家臣の池波流ノ介、白石茉子、谷千明、花織ことは、そして丈瑠の幼馴染の梅盛源太は志葉家の屋敷に戻り傷の手当てを行った。脂目マンプクは約三百年前に初代シンケンレッドこと志葉烈堂によって封印されたが、この時に武器として使った初代秘伝ディスクがあれば封印だけでなく倒すことが出来るかもしれなかった。そのディスクは長い間行方不明になっていたが、家老の日下部彦馬が配下の黒子に方々を探させ、ついに幻竜神社にあることを突き止めたのだった。だがそこは今、敵陣のど真ん中にあった。強行突破することも考えられたが、戦いは避けた方がいいという茉子の助言に従い、天然ボケの流ノ介とことはの奇抜なアイデアを借りて敵の意表を衝く作戦を練ることにした。

翌日の総攻撃に備え五人は幻竜神社に向かった。二人が思いついた作戦とは、雑兵・ナナシ連中のコスプレをした流ノ介、千明、ことはが酒をふるまう間に丈瑠と茉子が忍び込むというものだった。これなら正面突破も可能だが、成功する確率は限りなく低いはずだった。ところが雑兵たちは酒にしか興味を示さず丈瑠たちは易々と御社殿に辿りついたのだった。中に入ると秘伝ディスクは壁に飾られており、それを手にした丈瑠は戦闘に使う刀・シンケンマルにセットして起動させた。するとホログラム姿の烈堂が現れたが、短いメッセージに脂目マンプクを倒すヒントはなかった。成す術なく立ちすくんでいると、小さな姉弟がお参りに訪れ、みんなやお父さん、お母さんを助けてくださいと願い事をして帰った。それを聞いた丈瑠たちは迷いを捨てクサレ外道衆の陣内に乗り込む決意を固めた。

屋台的映画館

五月みどりのかまきり夫人の告白

  • posted at:2022-06-23
  • written by:砂月(すなつき)
さつきみどりのかまきりふじんのこくはく
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年11月1日 併映「新 仁義なき戦い 組長の首」
監督:牧口雄二
企画:今川行雄 奈村協
脚本:安西英男
撮影:塩見作治
照明:海地栄
録音:格畑学
美術:園田一佳
編集:神田忠男
助監督:萩原将司
音楽:渡辺岳夫
記録:辻敬子
装置:和泉隆幸
装飾:野路昇
スチール:諸角良男
美粧:枦川芳昭
結髪:明田多美枝
衣裳:豊中健
擬斗:菅原俊夫
演技事務:上田義一
進行主任:伊藤彰将
協力:マルチレーシングチーム
出演:五月みどり 伊吹吾郎 白石襄 衣麻遼子 森崎友紀
シネマスコープ カラー 65分

総合タレントの五月みどりと夫で東大教授の評論家・津島泰一はおしどり夫婦として知られている。特に夫婦で司会を務めるアフタヌーンショーは、興味深い内容と二人のテンポの良い会話によって主婦たちの人気番組となっていた。ある回では浮気について取り上げ、観覧者50人の女性に実際にしてみたいかとアンケートを取った。その内49人がしたいと答えたが、実際に浮気をした人はいなかった。結果を見て夫婦の信頼と愛情が結婚生活の基礎だとみどりが言うと、泰一はただ笑って番組を締めた。みどりは知っていた。夫が浮気をしていることを。興信所の調査によって泰一の浮気相手が生徒の星川小百合だという証拠を掴んでいたみどりは殺したい程憎んでいた。だが今の境遇に満足していることもあり二人で築いた財産と人気を守らなければならないとも考えていた。自分を裏切った男に一泡吹かせるにはどうしたらいいか。そうだ、私も浮気をすれば五分と五分になる。みどりは黄色のポルシェで旅に出た。

サーキット場でフォーミュラカーのレースを観戦していたみどりは優勝した沢井武雄に目をつけた。そして車の故障を装って武雄に近づくと計画通りに深い仲になった。ところが武雄はレーサーを辞めてテストドライバーになるのだという。みどりと出会ったことで死がいつも頭に浮かびレースが怖くなったというのだ。武雄は君と一緒に暮らしたいと告白するが、牙を抜かれた豹にみどりは興味をうしなった。翌日、彼の最後のレースが始まると、スタンドにいたみどりは席を立った。その背後で爆発音が鳴り響き、救急車に運ばれた武雄は動かなかった。

避暑地にある静かな別荘でくつろぐみどりの姿をうらやまし気に見ていたのは隣家の湯川研一郎だった。入り婿の彼は妻・静子に頭が上がらず肩身の狭い思いをしながら毎日を過ごしていた。ある日、研一郎の視線を感じたみどりは誘惑し体を重ねた。それ以来、彼女の虜になり正気を失った研一郎は静子の制止を振り切り湯川家の家と土地の権利書を売ってマンションを購入した。妻から逃げ出してみどりとの人生を謳歌するつもりでいた研一郎だったが残酷な未来が待っていた。みどりはちょっとした浮気だったから聞き分けて頂戴と言って受話器を置いた。

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