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おっぱいバレー

  • posted at:2017-10-23
  • written by:砂月(すなつき)
おっぱいばれー
「おっぱいバレー」製作委員会(日本テレビ放送網=エイベックス・エンタテインメント=ROBOT=ワーナー・ブラザース映画=東映=ホリプロ=読売テレビ=バップ=札幌テレビ=ミヤギテレビ=静岡第一テレビ=広島テレビ=福岡放送)
配給:ワーナー・ブラザース映画=東映
製作年:2008年
公開日:2009年4月18日
監督:羽住英一郎
制作:堀越徹 千葉龍平 阿部秀司 上木則安 遠藤茂行 堀義貴 西垣慎一郎 平井文宏
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治 堀健一郎
Coエグゼクティブプロデューサー:菅沼直樹
プロデュース:堀部徹
プロデューサー:藤村直人 明石真弓
Coプロデューサー:穀田正仁
アソシエイトプロデューサー:小出真佐樹 中島真理子
企画協力:江上雅彦
原作:水野宗徳
脚本:岡田惠和
音楽:佐藤直紀
ラインプロデューサー:武石宏登
撮影:西村博光
照明:三善章誉
美術:北谷岳之
録音:柳屋文彦
装飾:湯沢幸夫
編集:松尾浩
選曲:藤村義孝
音響効果:大河原将
スクリプター:目黒亜希子
助監督:吉田和弘
制作担当:古屋厚
出演:綾瀬はるか 青木崇高 木村遼希 高橋賢人 橘義尋
アメリカンビスタ カラー 102分

1979年、春。国語教師の寺嶋美香子は東小倉中から戸畑第三中に赴任してきた。新任の挨拶で朝礼台に立った彼女は中学時代の恩師から教わった高村光太郎の詩集「道程」を紹介したが、多感な生徒たちはその言葉の響きに反応し鼻血を出す者まで現れる始末。全校朝会を混乱させたことを教頭に詫びた美香子は、ついでに男子バレーボール部の顧問を頼まれた。バレーの経験は学生時代の体育の授業程度しかなかったが、頑張る気持ちがあれば乗り越えられると信じていた。翌日、放課後になると練習着に着替えた彼女は早速部室に顔を出したが、そこにいた部員はまるでやる気のない者たちばかりだった。平田育夫、楠木靖男、杉浦健吾、江口拓、岩崎耕平の5人は女の子にしか興味がなく、部員でありながら練習どころかボールにすら触ったことがなかった。ランニングが終わると美香子は女子との対抗試合を組もうとしたが、5人はいつものようにメンバーが足りないことを理由にして逃げようとした。ところが入部を希望する経験者の1年生・城良樹が現れたことで後に引けなくなり、試合を行ったものの結果は1ポイントも取れない惨敗。負けたことに悔しさを感じない彼らを見て呆れた良樹は1時間も経たずに辞めて行った。

部室に戻った美香子はそこで男子バレー部の真実を知った。彼らのひとつ上に中井という怖い先輩がおり卒業するまで毎日いびられた。試合で緊張しないための特訓としてパンツ一丁で歌を歌わされたり、チームワークを強化するという理由で校庭に白線でおっぱいの絵を描かされたりした。それが理由で周りから男子バレー部は「バカ部」呼ばわりされていた。体育館は借りられず、外のコートも女子に占領されているために練習が出来ないのだ。そこで彼らはバレーボール以外のことを楽しむことにしたのだった。僕らが勝つことはありえないと育夫が言ったことで、このままではダメだと考えた美香子はやる気を出させようとし、あなたたちが本気で頑張るなら何でもすると言った。それを聞いた5人は顔を突き合わせて相談するとすぐにひとつの結論に達し、育夫が男子バレー部を代表して要望を伝えた。「もし僕らが今度の大会で1勝したら、先生のおっぱいを見せてください!」。それを聞いて当惑する美香子はそんなこと出来るわけないじゃないと突っぱねるが、嘘つき呼ばわりされたことでムキになって言い返したことから結果的に認めることになった。困った彼女は同僚の堀内健次に相談するが、学校に知られたらどうするのかと聞かれて返答に詰まった。考えた末にこの約束自体をなかったことにすることに決めたが、そんなことなど知りもしない5人は翌日、隣町の竜王中に忍び込んで偵察することにした。

屋台的映画館
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女番長 野良猫ロック

  • posted at:2017-10-04
  • written by:砂月(すなつき)
おんなばんちょうのらねころっく
ホリ企画
配給:日活
製作年:1970年
公開日:1970年5月2日 併映「ハレンチ学園」
監督:長谷部安春
制作:笹井英男 飯島旦
企画:佐々木志郎
脚本:永原秀一
撮影:上田宗男
照明:海野義雄
録音:杉崎喬
美術:斉藤嘉男
編集:鈴木晄
助監督:蔵原惟二
色彩計測:永塚各一郎
現像:東洋現像所
製作担当者:金沢博
音楽:鈴木邦彦
主題歌:「野良猫ロック」和田アキ子
・・・:「男と女のロック」和田アキ子
協力:後楽園ホール 田辺ジム 東京スリー・ホークス・モーター・クラブ
出演:和田アキ子 梶芽衣子 和田浩治 藤竜也 ケン・サンダース
シネマスコープ カラー 82分

土曜日の午後、新宿のガソリンスタンドで休憩を取るアコがコーラを飲み干すと調度給油が終わった。バイクにまたがりエンジンをオン。歩道で車が切れるのを待っていると誰かがシートに乗ってきた。急いでいるから西口まで乗せて行って欲しいと女がせがんでくるので、アコは仕方なくスタートさせた。女が降りた場所が工場の資材置き場だったことから気になって中を覗いてみると、そこでは今まさに決闘が始まろうとしていた。アコが乗せたのはグループの番長のメイで、ルールを破り続ける別のグループの番長のトシエにお灸をすえることにしたのだ。ナイフでのサシの勝負の行方はメイの方に傾いたが、不利と見たトシエの仲間が黙っていられずに加勢に入ったことでメイの仲間のユリ子たちも協力した。するとそこにバギーで乗りつけた勝也をリーダーとする黒シャツ隊が現れたことで形勢は逆転した。ジリジリと壁に追い詰められるメイたち。そこに颯爽と現れたのはアコだった。彼女は後ろにメイを乗せるとユリ子たちが逃げる時間を稼ぐためにトシエたちを追い回し、頃合いを計ってその場を離れたのだった。

メイには矢上道男という恋人がいるが、彼はたまり場で繰り返す「遊び」に嫌気が差していた。そこで男を上げるために選んだ道は新興団体・青勇会に入ることだったが、ボスに認められるにはどデカいことをやらなければならなかった。そこで彼はボクシングの八百長試合を選択した。その夜行われる全日本ミドル級選手権に出場するケリー藤山は道男の幼馴染で、これが成功すれば入会が認められることは間違いなかった。新宿支部に顔を出した道男は幹部の花田に連れられて支部長室に入った。賭け率が8:2となり絶対有利な三橋高夫に1千万円を賭けたことと筋書き通りに行けば4千万円の利益が出ることを花田が説明すると、静かに聞いていた支部長の権藤は働き次第ですぐにでも幹部になれるのだから頑張りたまえと道男に言った。早速ボクシングジムへ向かった道男はケリーと会って説得したが、未だ無敗のケリーにとってそれは苦しい決断だった。

逃げそこなったユカとミキが黒シャツ隊に捕まり、ミキは何とか逃げ出したがユカは拉致された。それを知ったアコは殴り込みを掛けるためにメンバーを集め、アジトに乗り込むとユカを取り返した。黙っていられない勝也はアコとサシでケリをつけようとしたが、そこに現れた花田が仲裁に入った。黒シャツ隊は青勇会の弟分だったのだ。花田はアコたちが帰るのを見届けると勝也を説教し、新たな仕事を与えた。それは安心ならないケリーを試合開始まで見張ることだった。

屋台的映画館

女必殺五段拳

  • posted at:2017-08-17
  • written by:砂月(すなつき)
おんなひっさつごだんけん
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1976年
公開日:1976年5月29日 併映「お祭り野郎 魚河岸の兄弟分」
監督:小沢茂弘
企画:松平乗道
構成:小沢茂弘
脚本:鳥居元宏 松本功 志村正浩
撮影:塩見作治
録音:伊藤宏一
照明:井上孝二
美術:佐野義和
音楽:上柴はじめ
編集:市田勇
助監督:鈴木秀雄
装置:前川宗太郎
装飾:宮川俊夫
背景:西村三郎
美粧:池内豊
結髪:中沢妙子
記録:辻敬子
擬斗:菅原俊夫 斎藤一文
衣裳:松本俊和
演技事務:伊藤彰将
協力:国際ナイトクラブ三千里
出演:志穂美悦子 ミッチー・ラブ ケン・ウォーレス 川合伸旺 汐路章
アメリカンビスタ カラー 77分

越前海岸の市場で取引された魚は北国水産のトラックに積み込まれたが、その荷を密かに狙う者がいた。何故ならその魚には密輸された袋詰めの麻薬が仕込まれていたからだ。びわ湖タワーの駐車場で待ち合わせていた車に荷を積み替えるとその車は走り去ったが、そうとは知らない男はトラックの荷台を確認しようとし用心棒の男に殺された。その後、麻薬を積んだ車は極東映画の撮影所に消えて行った。ハリウッド映画との合作が決まったことでプロデューサーのジョー・スペンサーが来日し撮影所の見学を行っていたが、彼の本来の目的は別のところにあった。藤山隆三が所長を務める撮影所の裏の顔は国際麻薬密売組織だった。相談役で貝原美術商会の社長の貝塚喜一郎が日本支部の代表であり、日本海ルートで水揚げされた麻薬を別室で仏像に仕込むのを指示したのも彼だった。古物商でもある貝塚はそれをアメリカへ送るのだ。その手口を知ったスペンサーはとても感心したが、彼が来日した理由はアメリカで麻薬Gメンが動き出したことを忠告するためだった。それを聞いた貝塚は直ちに情報を集めその人物を消す命令を出した。河川敷の工事現場で一人の男の死体が発見された。通報を受け現場に向かった麻薬取締官の高木修二と水島保は、それが同僚の大曽根五郎だとわかると残念がった。囮捜査で北国水産のトラックを追っていた大曽根は男たちに殺され高速道路から放り出されたのだ。取引に関する手掛かりを失ったことで高木たちは落胆した。

京都西陣の織物問屋「奥井京店」では年頃の一人娘・中川菊に婿養子を迎えようと見合いを企てたが、男よりも武道にご執心の彼女にとって両親の心配なんて何処吹く風。結婚に全く興味のない菊は用事を思い出したと言って抜け出し空手道場へ向かった。菊は道場の門弟の中で親のいない混血児のミッチーを妹のように可愛がった。ミッチーには父親が異なる兄のサリバンがおり、彼は生まれ育った沖縄に兄妹二人でレストランを出す夢を持っていた。そしてミッチーに愛情を注ぐ菊をとても信頼していた。ある日、京都ガードサービスという警備会社からの依頼で東洋文化研究者でアメリカ・フォード大学教授のルー・ダグラス博士を警護することになったミッチーは大喜びしたが、その理由が通訳兼任だったことにがっかりした。ダグラスが来日した理由は、麻薬を仕込んだ仏像がロスの暗黒街で半月前に発見されたからだった。相談を受けた高木は流通ルートを探るために美術商を調べることにした。数日後、極東映画とスペンサープロダクションとの提携記念パーティーが行われ、菊は父・武夫の仕事の関係で出席した。武夫はそこで貝原やスペンサーらと面会させたが、本当の目的は親友の息子である高木と会せることだった。菊は思わず顔を赤らめたが、その後起こる大事件に巻き込まれることを彼女はまだ知らなかった。

屋台的映画館

温泉スッポン芸者

  • posted at:2017-05-04
  • written by:砂月(すなつき)
おんせんすっぽんげいしゃ
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1972年
公開日:1972年7月3日 併映「極道罷り通る」
監督:鈴木則文
企画:天尾完次
原案:掛札昌裕
脚本:関本郁夫 鈴木則文
撮影:増田敏雄
照明:金子凱美
録音:堀場一朗
美術:雨森義允
音楽:荒木一郎
主題歌:「温泉スッポン芸者」杉本美樹
編集:神田忠男
助監督:関本郁夫
記録:石田照
装置:稲田源兵衛
装飾:山田久司
美粧結髪:東和美粧
演技事務:生駒実麿
スチール:中山健司
衣裳:岩逧保
進行主任:上田正直
出演:杉本美樹 城恵美 女屋実和子 三原葉子 成瀬正孝
シネマスコープ カラー 84分

浅草で六代続いたスッポン料理屋丸浅。天然のスッポンにこだわり続けたことで店は倒産し、さらに店主とその妻が亡くなったことで一家を支えることになった娘の浅井良江は温泉芸者として働くことになった。浅井家の誇りを失って欲しくなかった良江は妹の夏子を上流家庭の嫁にやることを夢見て大学進学の援助をしていたが、その夏子にはそんな気などさらさらなかった。姉の気持ちを考えた彼女は同志社大に合格したと嘘をつき、偽の学生証で校内に潜り込んで大学生活を満喫するようになった。アルバイトで生計を立てていた彼女はある日デラックス東寺劇場のステージに三条さゆりの名で立ったが、豊満な肉体の持ち主であることで人気を博し連日多くの人が押し掛けた。その中のひとりである山本明は前列でかぶりついて彼女の姿を拝んでいたが、キャバレーで働いている姿を見かけて驚いた。同じように驚いたのは夏子を清純派だと思い込んでいた友人で法学部4回生の実方信治だった。彼女は踊り子だ学生だと押し問答になったことから、夏子は学生であることを証明するために学生証を提示したのだが、押されていた印鑑が違うことで偽学生だということがばれてしまった。明は夏子が通う大学の教授だった。このことは良子の耳にも入り怒りは頂点に達していた。

良子が山陰城崎温泉に戻ってしばらく経った頃、夏子は姉危篤という電報を受け取った。驚いた彼女は急いで温泉街に向かったが既に息を引き取った後だった。女将の横溝富子によると京都から戻った良子は様子がおかしく、座敷へ出ることなく酒浸りの日々を送り、ふらふらと歩いているところをダンプカーに撥ねられたのだという。それを聞いた夏子は責任を感じていたが、その一端は他にもあることを知った。良子にはスッポンの研究に没頭する風変わりな恋人・服部倉次郎がいたが結婚しようとはしなかった。夏子がその理由を質すために会いに行くと、彼はそんなことを出来るはずがないときっぱり言った。良子は命の恩人の娘だからだ。腹を空かせて上野のガード下をうろついていた戦災孤児の倉次郎を助けたのが彼女の父親で、満腹になるまでスッポン料理を食べさせてもらったことに感謝していた。それ以来、天然の味の虜になった倉次郎は、15年前に父親が流したという500匹の子供が根づいたことを信じてこの地に居を構えたのだった。

夏子は町の観光ポスターのモデルをすることになり、それが評判を呼んで温泉街は活気づいた。ある日、学生時代の初恋のひとにそっくりだという理由で経総連理事長の石橋から夏子に指名が掛かったことから、富子は一夜を共にするようにと頭を下げた。彼は財界のお偉方であり町の発展にも関わるからだ。夏子は返事を渋ったが、姉の200万円の借金を減額すると聞き引き受けることにした。いざ布団に入ると夏子の名器が石橋を咥え込み二人は病院へ搬送される騒動になったが、雷が鳴ると何事もなかったように離したのだった。

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温泉こんにゃく芸者

  • posted at:2017-04-07
  • written by:砂月(すなつき)
おんせんこんにゃくげいしゃ
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1970年
公開日:1970年8月14日 併映「新網走番外地 大森林の決斗」
監督:中島貞夫
企画:岡田茂 天尾完次
脚本:掛札昌裕 金子武郎 中島貞夫
撮影:鈴木重平
照明:金子凱美
録音:溝口正義
美術:石原昭
音楽:広瀬健次郎
編集:神田忠男
助監督:篠塚正秀
記録:牧野淑子
装置:矢守好弘
装飾:清水悦夫
美粧:中野進明
結髪:白鳥里子
衣裳:豊中健
擬斗:三好郁夫
振付:藤間勘眞次
進行主任:西村哲男
協力:石川県片山津温泉 たかやま紫雲荘
出演:女屋実和子 荒木一郎 小松芳正 松井康子 安城由貴
アメリカンビスタ カラー 86分

金沢でこんにゃく屋を営む小諸徳助は、B-29の攻撃で失った幼い娘とそっくりだという理由で珠枝を引き取ることにした。それから約10年、珠枝は世のため人のために役立つゴム製品工場で働いていたが、会社は不況により倒産した。退職金に窮する川上社長が現物給与として自社特製のコンドームを支給することにしたことで労組はそんなもんで腹が膨れるかと抗議した。するとこれは腹が膨らまないように出来ていると川上が言い返したことで、役員と労組が取っ組み合いになった。そんな彼らを静かに見ていた珠枝は倉庫に向かうと詰め込めるだけコンドームを袋に押し込んで会社を後にしたのだった。そして自宅に戻ると旅の支度を整え徳助に別れの挨拶をした。彼女には行く当てがなかったが、金にならない彼の研究に付き合うつもりがなかったからだ。不能者の徳助は何万、何十万という男の悩みを解消する性具の開発をしており、完成すれば金は何とかなると考えていたのだ。そんな頼りない徳助に、珠枝はお金が出来たら送るわと約束した。

ヒッチハイクで片山津温泉にやってきた珠枝は、お金を作るためにみやげ物屋に入ると客にコンドームを売りつけようとしたが誰も相手にしてくれなかった。諦めて店を出た彼女に声を掛けてきたのはヌードスタジオの店主・荒川で、そうとは知らない珠枝はあっさりとついて行ったのだ。そして薄暗い部屋で押し倒されると、これを使ってとコンドームを差し出したのだ。荒川は自分が初めての男だったことを知るとこのスタジオ働かないかと好待遇の条件で誘ったが、珠枝は約束どおり買ってくださいと袋の中身をぶちまけたのだった。大量のコンドームの箱に面食らう荒川がこんなに一人で使い切れるわけがないじゃないかと怒鳴ったことで彼女はプイと部屋を出て行き、泊まるところがないため公園のボートで野宿することにした。翌日、珠枝は置屋でコンドームを捌こうとしたが、女将の満子は芸者のやりくりでそれどころではなかった。だが彼女が金に困っていることがわかると、今日一日ここで働いてみてはと誘った。満子にとって渡りに舟。珠枝をインスタント芸者に仕立てることにしたのだ。座っているだけでお金になると聞き、食事と住居の条件も受け入れてもらったことで珠枝は承諾することにした。

他の芸者衆とともに旅館の広間へ通された珠枝は座敷でただおとなしく座っていたが、そんな彼女に見惚れた水源寺の了賢和尚は花蝶という馴染みがいるにも拘らず指名した。アルバイトついでに相手をしたことで5万円を手にした珠枝は翌日その金を父親に送金したが、娘という資金源を見つけた徳助はアパートを引き払って片山津に出てきたのだった。

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