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女体育教師 跳んで開いて

  • posted at:2022-04-26
  • written by:砂月(すなつき)
おんなたいいくきょうしとんでひらいて
にっかつ
配給:にっかつ
製作年:1981年
公開日:1981年10月9日 併映「ズームアップ 暴行白書」
監督:小原宏裕
プロデューサー:林功
企画:山田耕大
脚本:伴一彦
撮影:水野尾信正
照明:加藤松作
録音:福島信雅
美術:渡辺平八郎
編集:鍋島惇
音楽:甲斐八郎
助監督:藤澤龍一
色彩計測:青柳勝義
現像:東洋現像所
製作進行:三浦増博
出演:朝比奈順子 竹村祐佳 中川みづ穂 江利川さをり 吉原正皓
アメリカンビスタ カラー 67分

カーラ化粧品の女子体操部に所属するキャプテンでコーチ兼任の桂は国体出場に向けて練習に励んでいた。その日も仕事を終えると更衣室に直行したが、先に体育館へ行った部員たちが不満を口にしながら戻ってきた。何事かと尋ねてみると山本部長から今日限り体操部を解散すると言われたのだという。驚いた桂は体育館に行くが練習道具は片付けられて何もなし。そこで山本のところへ抗議に行くと小林専務の独断で決められたことだから断れなかったと言われた。だが部活が完全になくなるわけではなかった。会社が部活に資金を出すのは宣伝効果を期待してのことだが、体操部はここ数年優勝から遠ざかっていた。そこで翌春のキャンペーンテーマを「女性美の再発見」とし、発展的解散と称して新体操部を新たに立ち上げることになったのだ。まだ新体操部を抱えている企業が少ないためそれを利用すれば世間の注目は間違いなかった。桂はキャンペーンガール扱いされるのを嫌がったが、女の魅力で勝負すればいいとアドバイスされた。

2年つき合った恋人から愛想を尽かされ別れ際にもう器械体操の選手の体形ではないと言われた桂はショックを受けた。翌日、依頼を断るつもりで専務室を訪ねた彼女だったが、そこには部員の他に青木という新任コーチがいた。青木は桂の高校時代の熱血体育教師であり肉体関係もあった。コーチをクビになることを悟った桂だったが、小林はもう一度選手に戻って欲しいという。いちごやまりたちも当然断るものだと思っていたが、レオタードや道具を見て俄然やる気を見せた。翌日に体育館で練習が始まると噂を聞きつけた男子社員たちが押しかけたが、その中には桂の姿もあった。期待と股間を膨らませて指導を行う青木と、それを見て誰が先に味見をするか競おうとするいちごたち。だが青木は時折、指導を忘れて桂を見つめた。すると帯状布の扱いに手間取るみゆきに黙っていられなくなった桂は自ら手本となって演技を披露した。それを見たいちごたちは技術も恋もキャプテンには叶わないと舌を巻いた。

屋台的映画館
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男はつらいよ お帰り 寅さん

  • posted at:2022-02-07
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよおかえりとらさん
松竹
配給:松竹
製作年:2019年
公開日:2019年12月27日
監督:山田洋次
製作代表:大谷信義
製作総指揮:迫本淳一
プロデューサー:深澤宏
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
音楽:山本直純 山本純ノ介
撮影:近森眞史
美術監修:出川三男
美術:倉田智子 吉澤祥子
照明:土山正人
編集:石井巌 石島一秀
録音:岸田和美
衣裳:牧亜矢美 松田和夫
装飾:湯澤幸雄
監督助手:佐々江智明
VFXスーパーバイザー:浅野秀二
VFXディレクター:横石淳
音楽プロデューサー:小野寺重之
宣伝プロデューサー:飯田桂介
スチール:金田正
記録:宮下こずゑ
製作担当:牧野内知行
製作主任:入交祥子
ラインプロデューサー:相場貴和
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
オープニング唄:「男はつらいよ」桑田佳祐
制作協力:松竹映像センター
制作プロダクション:松竹撮影所 東京スタジオ
特別協賛:木下グループ スミフルジャパン スターツグループ みずほ銀行 芙蓉総合リース
出演:渥美清 倍賞千恵子 吉岡秀隆 後藤久美子 前田吟
シネマスコープ カラー 116分

長い間サラリーマン生活をしていた諏訪満男だったが、その合間に書いた小説が認められたことで仕事を辞め小説家になった。出版社に資料を貰いに行った彼は編集担当の高野節子から飯田編集長との会食を勧められたが断った。その日は妻・瞳の七回忌の法要だった。都内のアパートに中学三年生の娘のユリと暮らしているが、家事は専ら満男が担当している。法要の会場は彼が幼い頃から実家同然に過ごしてきた車家だったが、主人の竜造やその妻のつねが亡くなったことで店舗は団子屋から喫茶店に変わっていた。御前様が到着しお経が始まると、満男の頭の中にふと伯父さんのことが思い浮かんだ。彼の母・さくらは父・博の初恋の人である。今はアパートになっているこの家の裏手にその昔小さな印刷工場があり、工員の博は塀越しにさくらに思いを寄せていた。その切ない片思いを成就させたのは、満男の伯父さんでさくらの兄の車寅次郎だった。

法要が終わると瞳の父・窪田は、もしいい人がいるならば気兼ねせずに再婚をして欲しいと満男に言った。突然のことに驚いた彼はとりあえずわかりましたとだけ答えたが、妻の命日にその話をしたことを心底怒っていた。ユリのことが心配になり女の子には母親が必要なのかとさくらに相談すると、親子でも女同士の話はあると言われた。満男は博が忙しかったために男同士の話をしたことはなかったが、親身になって話を聞いてくれたのはいつも寅次郎だった。高校時代にブラスバンド部の後輩だった及川泉と卒業後も文通を続けていたが、それは彼にとって初恋だった。その後、遠距離恋愛に発展し泉は就職で上京したが、母・礼子の看病のために名古屋へ帰ってしまった。自分が振られたと思った満男が寅次郎に人間は何のために生きているんだろうと尋ねると、寅次郎はしばらく考えた末に、人生に何度かある生まれてきてよかったなと思うことのためじゃないかと言った。そのことを思い出したことをきっかけに何故かその日は泉のことが繰り返し頭に浮かんだ。

飯田の勧めで「幻影女子」のサイン会が八重洲ブックセンターで行われることになったが、悪筆を気にしている満男は乗り気ではなかった。ようやく列が終わりに差し掛かった頃、聞き覚えのある女性の声がしたため視線を上げると、そこに泉がいたため開いた口が塞がらなかった。見合い相手との縁談を解消した泉は満男との結婚を考えたが、いつまで経っても煮え切らないためヨーロッパへ留学した。その際に難民問題に興味を持った泉は親友とNGOのスタッフとして働くうちに国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の職員と親しくなりそのまま就職した。今は上級渉外官として活動をしており、副国連難民高等弁務官に同行して東京に出張してきた際に偶然立ち寄った書店で満男のポスターを見掛けたのだ。サイン会が終わると満男は会わせたい人がいると言って彼女を行きつけの小さなジャズ喫茶に連れて行った。すると泉はそこのママの顔を見るなり笑顔があふれた。彼女は奄美大島で世話になった寅次郎の恋人のリリーだった。

屋台的映画館
おとこはつらいよとらじろうはいびすかすのはなとくべつへん
松竹
配給:松竹
製作年:1997年
公開日:1997年11月22日 併映「新 サラリーマン専科」
監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫 小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:鈴木功
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
進行:玉生久宗
製作主任:峰順一
CG技術:株式会社日立製作所 武田晴夫(システム開発研究所)
撮影協力:日本航空 沖縄県 沖縄県観光連盟 琉球映画貿易 柴又 神明会
オーケストラ:東京ニューフィルハーモニック管弦楽団
主題歌:「男はつらいよ」八代亜紀
出演:渥美清 倍賞千恵子 吉岡秀隆 下條正巳 三崎千恵子
シネマスコープ カラー 106分

靴の製造、販売を行う光陽商事のセールスマン・諏訪満男は、サンプルを詰めたカバンを担いで鈍行列車に乗り地方都市を訪ね歩いていた。旅先で安いビジネスホテルに泊まることがあるが、彼はそんな時に決まって伯父さんのことを思い出した。今頃、何をしているのだろう。僕と同じようにトランクを下げて旅をしているのだろうか。伯父さんに会いたいという満男の気持ちは日に日に強まって行った。伯父さんこと車寅次郎は年中誰かに恋をしているが決まって振られる。満男が物心ついたときから柴又にたくさんの女性を連れてきたが、彼が特に印象に残っているのは歌手のリリーだった。満男は旅の列車に揺られながら二人のことを考えているうちに深い眠りに落ちた。

新緑の季節。印刷工場で働く満男の父・博は注文を受けたチラシを届けるために小岩駅前の繁華街にあるキャバレーへ向かったが、そこで偶然リリーと再会した。忙しい彼女はすぐにステージに立たなければならず、とても逢いたいと寅さんに伝えてと別れ際に言った。とらやでの夕食時にそのことを話していると、偶然その寅次郎から電話が掛かってきた。さくらの話でリリーが逢いたがっていることを知った寅次郎は詳しく話を聞き出そうとしたが、公衆電話の10円玉がなくなって切れてしまった。もやもやしたまま彼は仲間たちと旅に出た。

それからひと月後、とらや一家はアヤメの花が盛りな水元公園でピクニックをしようと出掛ける準備をしていたが、間が悪いことに寅次郎が帰ってきた。さくらたちはそのこと必死に隠そうとするが結局バレてしまい、変に気を使ったことが悪いと寅次郎は拗ねた。気分が悪いと竜造は計画を取り止め、一晩厄介になろうと思ったがそんな気分になれないと寅次郎は出て行こうとした。だが自分宛ての速達郵便が届いていたことを知り手紙を読んだ。差出人はリリーで、ステージで血を吐き今は病院で療養中だと書かれていた。気弱な文面に居ても立っても居られなくなった寅次郎は病院のある那覇市へ行くことに決めたが、一番早く到着出来る手段が飛行機だとわかり青ざめた。お金の問題ではない。高い所が死ぬほど苦手なのだ。どうしても乗りたくないという寅次郎を説得するために近所の人だけではなく御前様までくる始末。何とか納得させて事なきを得たが、騒動は翌日に待ち構えていた。朝早く博が運転する車で出掛けたまでは良かったが、空港でジェット機を目の前にして怖気づいたのだ。諦めかけたところに客室乗務員の一団が通り掛かり、声を掛けられた寅次郎は調子に乗ってついて行ったのだった。だが苦手なものはやっぱり苦手。那覇空港に着いたときには腰が抜けてフラフラになっていた。

屋台的映画館

男はつらいよ 寅次郎紅の花

  • posted at:2022-01-18
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとらじろうくれないのはな
松竹
配給:松竹
製作年:1995年
公開日:1995年12月23日 併映「サラリーマン専科」
監督:山田洋次
製作:中川滋弘
プロデューサー:深澤宏
企画:小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:長沼六男 高羽哲夫
音楽:山本直純 山本純ノ介
美術:出川三男
照明:野田正博
編集:石井巌
監督助手:阿部勉
録音:鈴木功
調音:松本隆司
スチール:金田正
進行:副田稔
製作担当:峰順一
装置:森篤信
装飾:露木幸次
美粧:宮澤兼子
衣裳:本間邦人(松竹衣裳)
現像:東京現像所
撮影機材:パナビジョン
撮影助手:池谷秀行
録音助手:原田真一
照明助手:青本隆司
編集助手:後藤彦治
美術助手:須江大輔
協力:鹿児島県 奄美群島 岡山県 津山市
撮影協力:柴又 神明会
ニュースフィルム提供:サンテレビジョン
島唄:坪山豊 皆吉佐代子 元ちとせ
挿入歌:徳永英明
CG技術協力:株式会社日立製作所 武田晴夫(システム開発研究所)
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
出演:渥美清 倍賞千恵子 吉岡秀隆 下條正巳 三崎千恵子
シネマスコープ カラー 110分

秋の彼岸入りで暑さもようやく落ち着いた頃、くるま菓子舗では尋ね人の新聞広告を再び出すか相談をしていた。団子屋の跡取りである車寅次郎は全国を旅しているが、1月の半ばに神戸から缶入りのビスケットが届いたきりで連絡が取れていなかった。平成7年1月17日明け方に兵庫県の南部で地震が発生し甚大な被害をもたらした。その震災に巻き込まれたのではないかと考えた叔父の竜造は尋ね人の広告を出したのだが音沙汰がなく、居ても立っても居られない妻のつねがもう一度出してみようと提案したのだ。だが竜造はそもそも寅次郎が新聞を読むはずがないし何かあれば神戸の市役所から連絡があるはずだと言った。すると妹のさくらも便りがないのが無事の知らせって言うじゃないとつねを落ち着かせた。テレビで震災のドキュメンタリー番組が始まると3人はそれを見ることにした。ボランティア活動の様子が紹介されていたが、なんと炊き出しをする人々の中に寅次郎の姿が映っていたのだ。思わず顔を見合わせるさくらたち。およそ半年前の映像だがとりあえず無事であることがわかりホッと胸をなで下ろした。そこに訪ねてきたのは神戸の長田区でパン屋を営む石倉という男だった。寅次郎に世話になった彼は東京の用事ついでに挨拶にきたのだ。その寅次郎は被災者の中にいた元芸者の婦人に失恋して神戸を離れたと知りさくらはがっかりした。石倉はすぐに神戸へ戻らなければならないらしく、さくらは別れ際に頑張ってくださいねと元気づけた。

さくらの息子の満男が会社で靴の試作品の仕事をしていると及川泉が訪ねてきた。突然会いたくなって名古屋から新幹線できたのだという。泉の相談事、それはこの夏に見合いをした医者の卵との縁談だった。高校生の頃から恋心を抱く相手からの思いがけない相談に満男は動揺を隠せず、いい人にめぐり会えたのなら気を遣って報告しなくてもよかったのにと格好をつけて言ってしまった。その言葉にショックを受けた泉は傷ついたまま名古屋へ帰って行った。それ以来、満男の頭から彼女のことが離れなくなった。結婚式当日、泉を乗せたタクシーの進路を塞いだのは満男の車だった。彼は車をタクシーにぶつけるとそのまま前進した。岡山・津山地方では花嫁が後ろに下がることは縁起が悪いとされており、式や披露宴は即刻中止となった。

屋台的映画館

男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様

  • posted at:2022-01-06
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよはいけいくるまとらじろうさま
松竹
配給:松竹
製作年:1994年
公開日:1994年12月23日 併映「釣りバカ日誌7」
監督:山田洋次
製作:櫻井洋三
プロデューサー:野村芳樹 深澤宏
企画:小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
音楽:山本直純 山本純ノ介
美術:出川三男 横山豊
撮影:池谷秀行
照明:野田正博
編集:石井巌
録音:鈴木功
調音:松本隆司
スチール:金田正
進行:副田稔
製作担当:峰順一
装置:秋元重矩
装飾:露木幸次
美粧:宮沢兼子
衣裳:松竹衣裳
現像:東京現像所
撮影機材:パナビジョン
ファッションアドバイザー:ピーコ
ステディカムオペレーター:佐光朗
監督助手:阿部勉
撮影助手:近森眞史
録音助手:原田真一
照明助手:青本隆司
編集助手:石島一秀
美術助手:土志田佳世
協力:滋賀県 長浜市他湖北十二町
撮影協力:上越市 全国特定郵便局長会 柴又 神明会
特別協力:郵政省貯金局
撮影監督:高羽哲夫
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
出演:渥美清 倍賞千恵子 吉岡秀隆 牧瀬里穂 下條正巳
シネマスコープ カラー 101分

庭先の柿がたわわに実をつける頃、諏訪家に一通の絵葉書が届いた。差出人は満男の大学時代の先輩で今は実家の滋賀・長浜に住む川井信夫だった。満男が靴の製造、販売を行う光陽商事に勤め始めて半年が経つが、営業職が自分に向いていないのではないかと思うようになり身も心も疲れていた。そんな息子を気に掛ける父親の博はたまには気晴らしに会ってこいと言うが、仕事が忙し過ぎてそんな余裕もなかった。ある日、ビルの屋上で昼の休憩していると専務から声を掛けられた。彼は満男が考えていることをお見通しで、悩んだ上で辞めるというなら仕方がないが本気で仕事に取り組むならば一生面倒を見ると言った。じっくりと悩んで結論を教えてくれと言われた満男は考え事をしながら午後の仕事についたが、そこに掛かってきた電話の主は伯父の車寅次郎だった。

夜遅くくるま菓子舗に立ち寄った満男は久しぶりに帰ってきた寅次郎に相談を持ち掛けた。すると寅次郎は鉛筆を2本取り出すと俺に売ってみなと言った。物を売るのは満男も寅次郎も同じ。だが何処にでもある鉛筆なんて売りようがないと満男が文句を言うと寅次郎はそれを取り上げ、子供の頃の話を始めた。満足に削ることが出来ずいつも母親にしてもらい、短くなった分だけ賢くなったような気がした、と。妹のさくらも思い出話を始めると、それにつられて皆その時分の話しを始めた。頃合いを見て寅次郎が値段の交渉を始めると満男は思わず金を払いそうになった。長年テキヤ稼業で培った話術を間近で聞いた満男はその饒舌ぶりに感心したのだった。翌日、満男は得意先のクレーム処理を教わった話術で乗り切ると、寅次郎にひと言お礼を言いたいと自宅に電話をした。だが既に旅立ったことをさくらから聞きがっかりした。

長浜を旅する寅次郎は琵琶湖の畔で写真撮影をする女性と出会った。カメラを趣味とする彼女は宮典子といい、一年に一週間だけ撮影旅行に出るのだという。せっかくの時間を邪魔したなと格好良く去ろうとした寅次郎だったが、足の滑りやすい岩場で典子が転んだため慌てて駆け寄った。彼女が腕を押さえてひどく痛がるため寅次郎は接骨院に運び込むが幸い脱臼で済んだ。その夜、典子と同じ旅館に泊まることにした寅次郎だったが、家庭に縛られた彼女にとってこの旅行が唯一の解放される時間だと知り不憫に思った。

屋台的映画館

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