にっかつ
配給:にっかつ
製作年:1981年
公開日:1981年10月9日 併映「ズームアップ 暴行白書」
監督:小原宏裕
プロデューサー:林功
企画:山田耕大
脚本:伴一彦
撮影:水野尾信正
照明:加藤松作
録音:福島信雅
美術:渡辺平八郎
編集:鍋島惇
音楽:甲斐八郎
助監督:藤澤龍一
色彩計測:青柳勝義
現像:東洋現像所
製作進行:三浦増博
出演:朝比奈順子 竹村祐佳 中川みづ穂 江利川さをり 吉原正皓
アメリカンビスタ カラー 67分
カーラ化粧品の女子体操部に所属するキャプテンでコーチ兼任の桂は国体出場に向けて練習に励んでいた。その日も仕事を終えると更衣室に直行したが、先に体育館へ行った部員たちが不満を口にしながら戻ってきた。何事かと尋ねてみると山本部長から今日限り体操部を解散すると言われたのだという。驚いた桂は体育館に行くが練習道具は片付けられて何もなし。そこで山本のところへ抗議に行くと小林専務の独断で決められたことだから断れなかったと言われた。だが部活が完全になくなるわけではなかった。会社が部活に資金を出すのは宣伝効果を期待してのことだが、体操部はここ数年優勝から遠ざかっていた。そこで翌春のキャンペーンテーマを「女性美の再発見」とし、発展的解散と称して新体操部を新たに立ち上げることになったのだ。まだ新体操部を抱えている企業が少ないためそれを利用すれば世間の注目は間違いなかった。桂はキャンペーンガール扱いされるのを嫌がったが、女の魅力で勝負すればいいとアドバイスされた。
2年つき合った恋人から愛想を尽かされ別れ際にもう器械体操の選手の体形ではないと言われた桂はショックを受けた。翌日、依頼を断るつもりで専務室を訪ねた彼女だったが、そこには部員の他に青木という新任コーチがいた。青木は桂の高校時代の熱血体育教師であり肉体関係もあった。コーチをクビになることを悟った桂だったが、小林はもう一度選手に戻って欲しいという。いちごやまりたちも当然断るものだと思っていたが、レオタードや道具を見て俄然やる気を見せた。翌日に体育館で練習が始まると噂を聞きつけた男子社員たちが押しかけたが、その中には桂の姿もあった。期待と股間を膨らませて指導を行う青木と、それを見て誰が先に味見をするか競おうとするいちごたち。だが青木は時折、指導を忘れて桂を見つめた。すると帯状布の扱いに手間取るみゆきに黙っていられなくなった桂は自ら手本となって演技を披露した。それを見たいちごたちは技術も恋もキャプテンには叶わないと舌を巻いた。
屋台的映画館
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