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白魔女学園 オワリトハジマリ

  • posted at:2024-02-24
  • written by:砂月(すなつき)
しろまじょがくえんおわりとはじまり
「白魔女学園」生徒会(テレビ朝日=東映)
配給:東映
製作年:2015年
公開日:2015年6月13日
監督:坂本浩一
製作:角南源五 興田尚志
企画:前田寿之 西村裕明 吉村文雄 三田村裕一
プロデューサー:梶淳 長谷川主水 高橋一浩 坂航太
アソシエイトプロデューサー:織田笑里 尾曲理 水高愛 稲村雅也 黒澤祐介 押切大機
スーパーバイザー:高瀬裕章
脚本:吉田玲子
音楽:三澤康広
撮影:百瀬修司
照明:太田博
美術:和田洋
装飾:井隈啓太 前田亮
録音:山口満大
編集:須永弘志 大畑英亮
助監督:伊藤良一 茶谷和行
制作担当:早川徹
ラインプロデューサー:榊田茂樹
スクリプター:中村めぐみ
ヘアメイク:内城千栄子 及川奈緒美 知野香那子
音響効果:渋谷圭介
スタントコーディネーター:野口彰宏 稲留正樹
グラフィックデザイン:田嶋秀樹
衣装デザイン:高野<YOU-KO>裕子
衣装制作:近藤静香 松井健介
革造形及び装飾品デザイン監修:川上登
衣装制作:JAP工房
VFXスーパーバイザー:鹿角剛
主題歌:「ブランニューワールド」でんぱ組.inc
挿入歌:「新世界創造計画」斉藤秀翼
音楽プロデューサー:本谷侑紀
制作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
アクション監督:坂本浩一
出演:最上もが 夢眠ねむ 古川未鈴 成瀬瑛美 藤咲彩音
アメリカンビスタ カラー 94分

心が傷つき痛みを抱えた少女たちだけを迎え入れる秘密の園「白魔女学園」。エチュードと呼ばれる過酷な訓練で最後まで生き残った白鳥もがは「白魔女」となり、世界を救うために旅立った。一人でも多く苦しむ少女を救いたいと考えていた彼女は、エチュードで魔力を使い果たし廃人となったところを蘇らせた同級生の小田巻瑛美とともに戦っていた。ある夜、黄昏公園通りで少女が襲われているという知らせを受けて駆けつけると、そこではもう一人の白魔女・衣笠りなが襲われていたが、彼女を取り囲むのは弟切すみれ、立花美咲、麻生聖子の黒魔女軍団だった。無益な殺生を避けるためにもがは三人の動きを止める間にりなを連れて逃げようとするが、彼女の左腕を掴んだ瞬間にお互いの感情が各々に流れ込んだ。二人はともに強いエンパスの持ち主だった。

もがと瑛美はりなを白魔女学園に連れ帰ると傷の手当てをした。りなはもがたちとは違う白魔女学園にいたのだが、突然現れた黒魔女軍団による白魔女狩りに遭い只一人逃げ延びたのだった。そのことを話しているとすみれたちが居場所を嗅ぎつけ、黒魔女は白魔女よりも優れた存在だと言った。白魔女は力を使う度に自らが痛み疲弊するが、そんなことでは少女たちを救う前に自らが滅びる。そこで他人に痛みを与えることが力の源である黒魔女が表舞台に立ち新世界を造ろうと企んだ。だがそれには究極の白魔女を生贄にする必要があった。そして選ばれたのがりなだった。りなはもがたちを守るために白魔女となってすみれたちと戦うが、聖子が放った矢が瑛美の体を貫き絶命した。最愛の友を失ったもがの心が傷つくと、りなも同じように傷ついた。力を失ったりなはすみれたちに連れ去られ、もがはショックで体から力が抜けた。そんな彼女を支えたのはテラという謎の男だった。テラはりなを助けに行くのならばいい方法があるとスマホの画面を見せた。そこには生徒募集中と書かれた黒魔女学園のホームページが表示されていた。もがは変装して学園に潜入することに決めた。

屋台的映画館
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白魔女学園

  • posted at:2024-02-12
  • written by:砂月(すなつき)
しろまじょがくえん
「白魔女学園」生徒会(テレビ朝日=東映)
配給:東映
製作年:2013年
公開日:2013年9月21日
監督:坂本浩一
製作:藤ノ木正哉 興田尚志
企画:武居康仁 西村裕明 吉村文雄 三田村裕一
アソシエイトプロデューサー:尾曲理 梶淳 長谷川主水 黒澤祐介 坂航太
プロデューサー:高橋一浩 村上弓 小川泰明
脚本:吉田玲子
音楽:三澤康広
撮影:百瀬修司
照明:常谷良男
美術:和田洋
装飾:山本信毅
録音:山口満大
編集:須永弘志
助監督:伊藤良一
制作担当:中村哲也
ラインプロデューサー:平原大志
スタイリスト:加藤みゆき
ヘアメイク:及川奈緒美
スクリプター:松村陽子
スタントコーディネーター:稲留正樹
コスチュームデザイン:YOU-KO
コスチューム制作:近藤静香
音響効果:渋谷圭介 京江正恵
VFXスーパーバイザー:鹿角剛
主題歌:「W.W.D II」でんぱ組.inc
オープニングテーマ:「瞬間リアリティ」みみめめMIMI
音楽プロデューサー:本谷侑紀
アクション監督:坂本浩一
配給協力:ティ・ジョイ
制作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
出演:最上もが 夢眠ねむ 古川未鈴 成瀬瑛美 藤咲彩音
アメリカンビスタ カラー 98分

親友とのある出来事がきっかけで心に深い傷を負った白鳥もがはそれ以来同じ夢でうなされるようになった。ある夜、彼女のパソコンに一通のメールが届いた。それは白魔女学園の入学案内だった。その学園は傷ついた少女たちに手を差し伸べる白魔女を育成する機関で、その歴史は十八世紀頃までさかのぼる。ヨーロッパから逃げてきた魔女を匿ったことがルーツで、清らかな乙女のその魔女は感謝して神社の巫女たちに魔力を伝承したといわれている。神社はいつしか少女たちが駆け込む場所となり、女学校が作られ、今は魔女を育成する場所となっていた。

白魔女学園に入学したのはもがの他に綿貫ねむ、小田巻瑛美、塩見彩音、雪野未鈴、柏木冬子、百田夏代がいた。彼女たちの前に現れた上級生の菊田梨紗、三雲杏、菱餅ニゲラは儀式を執り行ない、魔女との契約の証であるチョーカーを与えた。それは密かに眠る力を引き出す重要なアイテムだった。梨紗たちが野外授業を行うと言って新入生を連れ出した先は立体駐車場の中だった。そこでは女子高生が集団でいじめを行っており、三人の上級生は不思議な力を使ってあっという間に問題を片付けた。そして呆気に取られる新入生に、梨紗は傷ついた者だけが世界を救えるし痛みを知る者だけが世界を正しく導けると言った。あなたたちも私たちと一緒に世界を変えましょうと杏が言うと新入生はうなずいた。

新入生の前には上級生がエチュードと呼ぶ過酷な訓練が待っていた。水着になったもがたちはプールサイドに並ぶと、何故魔女になるために水泳が必要になるのかと未鈴が疑問を口にした。すると杏が魔力を使うには体力が必要だからと説明した。彩音が泳げないんですけどと手を挙げると、ニゲラが素早く近寄りプールに突き落としたのだった。これが号令となり訓練が始まった。弱音を吐きながらも初日を最後まで成し遂げた七人はホームルームで一日を振り返り神に祈りを捧げたが、突然冬子が苦しみ出し彼女の前に魔法を使うための道具が現れた。次に夏代の左腕が痛み始め、その左腕から強力なエネルギーが放出された。それは彼女らに白魔女の能力が発芽した証だった。

屋台的映画館

少林寺拳法

  • posted at:2023-10-25
  • written by:砂月(すなつき)
しょうりんじけんぽう
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年2月15日 併映「仁義の墓場」
監督:鈴木則文
企画:吉峰甲子夫 高村賢治
脚本:松本功
撮影:中島芳男
録音:宗方弘好
照明:山口利雄
美術:中村修一郎
音楽:菊池俊輔
編集:祖田冨美夫
助監督:深町秀熙
記録:高津省子
擬斗:日尾孝司
スチール:遠藤努
進行主任:松本可則
装置:井保国夫
装飾:田島俊英
美粧:住吉久良蔵
美容:花沢久子
衣裳:福崎精吾
演技事務:山田光男
現像:東映化学
協力:社団法人 日本少林寺拳法連盟
出演:千葉真一 佐藤允 中島ゆたか 誠直也 北林早苗
アメリカンビスタ カラー 87分

少林寺拳法は今から約千五百年前にインドの達磨大師によって中国河南省の少林寺に伝えられ、禅僧の間で座禅と並行して修行されてきた武術である。当時、門外不出の秘伝とされたその武術は全てが防御から始まっており、後手必勝の理想的な護身術として世界最古の歴史を有する。

昭和二十年、中国大陸で日本軍の特務機関に従事していた宗道臣だったが、敗戦の混乱の中に人の醜さを見た。翌年、焦土と化した日本の地を踏んだ道臣は岡山にある宗家の墓に向かった。幼い頃に父親を失い、母と二人の妹との四人暮らしをしていた道臣は貧乏な暮らしをしていた。母・吉野からは耐えることを教わったが、道臣は自らの力で戦う道を選んだのだった。昭和八年、北京に隠棲する北少林義和門拳の文太宗老師の弟子となった彼は拳技を修行し、その三年後に義和門の法統を継いで師家となった。

大阪・阿倍野で戦災孤児を養っていた道臣は不正はダメだが不法はOKだと教えていた。子供たちが赤松組から進駐軍の横流し品のかっぱらって捕まったことを知った彼は事務所の前で大立ち回りを繰り広げ、道行く人たちにそれらを配って喝采を浴びた。ある夜、道臣は縄張りで勝手に商売をしたとして袋叩きに遭っていた女を助けたが、その女は満州で会った坂本菊だった。引き揚げ船の中で母を亡くし弟を養うために身を粉にして働いていたが、生きるためには仕方がないと客を取ることに決めたのだ。彼女が苦労をしていることを知った道臣は二人に雑炊を腹いっぱい食べさせた。菊はお礼を体で返そうとするが、道臣は自分を粗末にするものじゃないと叱った。そして将来を悲観する彼女にうちに来て仕事をすればいいと言った。闇市の立ち食い食堂で働くことになった菊だったが、弟が目の前で進駐軍の車に撥ねられた。道臣はそのまま行こうとする車に飛び乗ると軍人を投げ飛ばしたが、タイミングよく警官が駆けつけ逮捕された。道臣を疎ましく思っていた赤松栄組長は地元の警察と結託して締め出しを計っていたのだった。警察署長の小早川信之は道臣を呼び出すと今夜中に大阪を出て遠くへ行けと言った。彼は道臣が何度も不祥事を起こすうちにその生き方に興味を持ったのだ。小早川は条件として絶対に闇市に近づくなと言った。何故なら道臣がいることがわかれば進駐軍が一帯を封鎖し菊や子供たちの安全が脅かされるからだ。それを聞いた道臣は小さく頷いた。

屋台的映画館

受難

  • posted at:2023-09-02
  • written by:砂月(すなつき)
じゅなん
「受難」製作委員会(キングレコード ファントム・フィルム 日本出版販売)
配給:ファントム・フィルム
製作年:2013年
公開日:2013年12月7日
監督:吉田良子
製作:重村博文 小西啓介 宮路敬久
プロデューサー:山口幸彦 小林智浩 宮崎大
原作:姫野カオルコ
脚本:吉田良子
撮影:芦澤明子
照明:御木茂則
録音:伊藤裕規
美術:平井淳郎
音響効果:齋藤昌利
編集:平田竜馬
スタイリスト:小倉久乃
ヘアメイク:橋本申二
助監督:林啓史
製作担当:齋藤玉恵
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
音楽:大友良英
企画協力:文藝春秋
製作プロダクション:アグン・インク
製作協力:日本出版販売
出演:岩佐真悠子 古舘寛治 淵上泰史 伊藤久美子 奥浜レイラ
アメリカンビスタ カラー 95分

天涯孤独で自分の中にある一線を越えられずに悩むクリスチャンのフランチェス子は、いくら教会で祈っても神が答えてくれないため、小さな奇跡が起こることを信じて誕生日にある決断をした。だがそのせいか立て続けに災難が彼女を襲った。モデルの仕事をしていたフランチェス子は好意を抱くカメラマンのCUS(くす)に告白することに決めたのだが、写真スタジオへ行く途中で車に撥ねられた。告白したもののCUSには振られ、スタッフの陰口を偶然耳にしたことで仕事も辞めた。そして住んでいた家は火事で焼失した。一晩教会で過ごすことになった彼女はイエス像の前で罰を甘んじて受けると懺悔すると何処からか奇妙な笑い声が聞こえた。その声はまるでおっさんで、「身の程知らずのダメ女め、一瞬でも期待するなど貴様にはないのだ」と罵った。ショックを受けたフランチェス子は神の声が聞こえたと腰を抜かすが、その出処は天ではなく下の方からだった。慌ててパンティーを脱ぎ手元にあった銀製の盆で映すと、そこにはヒゲ面のおっさんの顔があった。男と交わることを諦めたフランチェス子は貞節を守り抜くことに決めた。

新居に引っ越したフランチェス子は人面瘡と奇妙な共同生活を送ることになった。彼女が何かを言うと、人面瘡はそれに対し口汚く罵った。だがフランチェス子は誰かと本音で会話が出来るという今までにない楽しみを見つけ、人面瘡に親しみを込めて「古賀さん」と名付けた。

修道院で育ったフランチェス子はどうして男と女がつき合うのか、何故セックスをするのかが理解出来なかった。そこで社会生活に順応すべく社食で働き始めた際に、会う人すべてに「私と目が合った時にヤりたいと思いましたか」と尋ねた。だが皆「特にそうは思わない」と一様に答えた。そしてそのやり取りはいつしか666回に達していた。そのことを話しながら日課のゴミ拾いをしていると古賀さんから底抜けに愚かな女だと罵られた。気づくと辺りは暗くなっており見知らぬ場所まで来ていた。星空を見上げていると古賀さんが興奮してあれを見ろと言った。目の前の白いワゴン車が大きく揺れているのだ。自分の目で見てエロスを享受しろと言う古賀さんが無理矢理連れて行こうとするが、フランチェス子は必死に抵抗した。そのやり取りに気づいたワゴン車は猛スピードで逃げて行った。

屋台的映画館

首都消失

  • posted at:2023-07-25
  • written by:砂月(すなつき)
しゅとしょうしつ
関西テレビ放送=徳間書店=大映
配給:東宝
製作年:1987年
公開日:1987年1月17日
監督:舛田利雄
製作:徳間康快 村上七郎
企画:巻幡展男 荒井修 山本洋
プロデューサー:溝口勝美 栢原幹
アソシエイト・プロデューサー:飯泉征吉 和田康作
クリエイティブ・アドバイザー:永田貴士 鹿野司
音楽:モーリス・ジャール
原作:小松左京
脚本:山浦弘靖 舛田利雄
撮影:飯村雅彦
美術:育野重一
装飾:安田彰一
CRTイメージ:土屋裕
照明:川崎保之丞
録音:瀬川徹夫
音響効果:帆苅幸雄
編集:谷口登司夫
ネガ編集:南とめ 青木千恵
記録:加藤八千代
助監督:上野堯
演技事務:小野多美雄
操演:白熊栄次
特殊効果:久米攻
特機:中静健治 竹中亨
衣裳:山田実 松井律子
ヘア・メーク:遠藤節子 池上美代子
スタイリスト:成田有子
製作デスク:小野克己 鈴木良紀
製作担当:丹羽邦夫 小橋孝裕
音楽プロデューサー:三浦光紀
音楽監督:松居和
編曲:ゲーリー・ストックデール
ミュージック・アドバイザー:鈴木清司
挿入歌:「LONELY CRY」松村冬風
特撮スタッフ・撮影:江口憲一 佐藤祐史
特撮スタッフ・美術:井上泰幸
特撮スタッフ・照明:白川弘
特撮スタッフ・特殊効果:渡辺忠昭
特撮スタッフ・操演:松本光司
特撮スタッフ・合成作画:真野田嘉一 石井義雄
特撮スタッフ・背景:島倉二千六
特撮スタッフ・記録:中田秀子
スーパー・バイザー:佐川和夫 宮西武史
特撮監督:中野昭慶
出演:渡瀬恒彦 名取裕子 山下真司 大滝秀治 石野陽子
アメリカンビスタ カラー 120分

関西放送のテレビディレクター・田宮洋介は「午後のワイドショー」を担当しているが、視聴率のためならどんな企画でもやる男だった。特に好評なのは男女の下ネタで、昼下がりの主婦を引きつけるには恰好の話題だった。だが台本を渡されたフリーキャスターの小出まり子はいつも自分がそのインタビューをしなければならないことを苦にしていた。まり子は秋の新番組の編成で東京テレビから誘われていた。二人は同棲をしているが、バツイチの彼女は娘の由美を東京の杉並区に住む母・梅子に預けていることからこれを機に人生をやり直そうと考えていた。そんなことを考えながら新大阪発東京行きの新幹線ひかり302号に乗ると列車公衆電話で梅子と近況を話した。すると梅子は今どき霧が出るなんて珍しいわねと言った。同じ頃、北斗電機技術開発部長の朝倉達也は名古屋駅から神奈川県川崎市百合ケ丘の自宅に電話を掛けていた。本社での会議の後、厚木の中央研究所に寄らなければならないから帰るかわからないと報告すると、妻の由美子は労いの言葉を掛けた。由美子は家庭を顧みない夫との離婚を考えていたが、仕事人間の達也はそれさえ忙しいと言って取り合わなかった。もう改めて話し合うこともないと思ったその矢先、雑音とともに切れた。すると部屋の照明が消えテレビが映らなくなった。水道の水もコンロの都市ガスも止まった。停電かと思い外の出るとどす黒い雲が空一面を覆っていた。

東京キー局の電波が止まり関西放送の局内はパニックに陥っていた。あらゆる連絡の手段がつかないため原因究明のしようがない。過激派の一斉ゲリラか、大きな地震か、それとも核攻撃か。そこで報道部長の川村はまず東京に一番近い駿河テレビと連絡を取ろうとするが、局長賞を狙う田宮は報道部カメラマンの小山を引き連れてヘリコプターから特ダネを掴もうと考えた。ひかり302号が富士川を通過した頃、車内の朝倉に声を掛けたのは高校時代のクラスメイトで航空自衛隊二等空佐の佐久間英司だった。佐久間は三島駅に用意した車に、朝倉とその隣にいたまり子、そして郵政大臣秘書の三好大一郎を乗せることにした。高台に着くと関東が分厚い雲に覆われていることがわかった。調査を行う二機の自衛隊機・連絡偵察機LR-1がその雲の中へ突っ込んで行くが、そのうちの一機が謎の爆発を起こした。それを目の前で見たヘリコプター内の田宮は、飛行禁止になったから無理だと言うパイロットを何とか雲へ向かわせようともがいた。

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