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月光仮面 幽霊党の逆襲

  • posted at:2019-07-02
  • written by:砂月(すなつき)
げっこうかめんかいじゅうこんぐ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1959年
公開日:1959年4月1日 併映「お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷」
監督:相野田悟
企画:園田実彦
原作:川内康範
脚本:織田清司
撮影:飯村雅彦
特殊撮影:宝来正三
録音:大谷政信
照明:森沢淑明
美術:中村修一郎
編集:祖田冨美夫
進行主任:白浜汎城
音楽:小川寛興
主題歌:「月光仮面は誰でしょう」近藤よし子 キング子鳩会
・・・:「月光仮面の歌」三船浩
助監督:佐伯孚治
出演:大村文武 白河通子 若水ヤエ子 加藤嘉 山本麟一
シネマスコープ モノクロ 59分

台風25号が上陸し関東地方は戦後最大の台風禍にさらされていた。午後8時10分、北多摩刑務所で暴風雨を利用した死刑囚による集団脱走事件が発生し、8人のうち3人を逮捕したが5人が行方不明になっていた。探偵の祝十郎は警視庁の松田警部から捜査の協力を依頼されたが、それとは別の事件だった。原子抗素体の権威である山脇博士が誘拐されたというのだ。急いで山脇原子抗素研究所に向かうと松田が博士の助手から聞き取りを行っていた。原子抗素体には原子爆弾の放射能を防ぐ血清のような働きをすることは知られているが、それ以外に途方もない力を秘めている可能性があることから博士は助手にすら研究内容を明かすことはしなかった。既に博士が原子抗素体を完成させているのではないかと考え事をしていた十郎だったが、捜査員の声で現実に戻った。「祝十郎に告ぐ この事件に手を出すな!」という怪獣コングからの警告文が現場に落ちていたのだ。博士の誘拐と現場に残された35センチの足跡、そして集団脱走。十郎はそれらが原子抗素体の完成を待つ同一の犯人によって引き起こされているのではないかと考えたが、その目的を明らかにすることは出来なかった。室内に助手の姿が見つからないことに気づいた十郎だったが、次の瞬間、松田は驚きの声を上げながら窓を指差した。そこには奇怪な姿をした男の影が映っていたのだ。地獄からお前らを迎えにきたのだと嘲り笑うコングは銃声とともに姿を消した。

夜道を疾走する車とそれを追う車。十郎はコングを追跡していたが、その途中でコングがUターンをして突っ込んできたために十郎は急ハンドルを切った。車は小屋に激突しコングは十郎の息の根を止めようとしたが、目の前に立ちはだかったのは月よりの使者・月光仮面だった。不利と見るやコングは逃げ出し車を飛ばしたが、月光仮面は追跡の手を緩めなかった。だがトンネルに入ると同時に爆破され窮地に追い込まれた。その頃、国際暗殺団は脱獄囚5人がいる場所を突き止め、ドクターはそのうちの抵抗する2人を射殺した。そして暗殺団の首領は不死身の体を持つコングの恐ろしい力を見せ、逆らえば餌食になるぞと脅して残りの3人に服従を誓わせたのだ。首領の目的は山脇を始めとする10人の重要人物を消して日本の政治経済を混乱に陥れることだった。そこで彼は脱獄囚に世界的権威の青戸村博士や東山国防長官の自宅を特定させるとコングを送り込んで惨殺した。

松田に呼び出された十郎は自宅に届いた挑戦状を手渡した。そこには第3の標的が秋山警視総監であることが書かれていたのだ。驚いた松田は八王子に出張している秋山を守るために緊急配備を敷くことにした。

屋台的映画館
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月光仮面 魔人の爪

  • posted at:2019-06-22
  • written by:砂月(すなつき)
げっこうかめんさたんのつめ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1958年
公開日:1958年12月22日
監督:若林榮二郎
企画:園田実彦
原作:川内康範
脚本:川内康範 織田清司
撮影:星島一郎
録音:岩田廣一
照明:銀屋謙蔵
美術:藤田博
音楽:小川博興
編集:祖田冨美夫
助監督:島津昇一
メーキャップ:住吉久良蔵
美容:金子あや子
衣裳:八木一郎
記録:川村澪子
スチール:田中牧夫
擬斗:火石利男
進行主任:大木福榮
撮影助手:稲田喜一
録音助手:渡辺義夫
照明助手:大野忠三郎
美術助手:近藤照男
装置:奈良場作治
装飾:小谷春勇
電飾:金田孝夫
音響効果:岩藤龍三
主題歌:「月光仮面は誰でしょう」近藤よし子 キング子鳩会
・・・:「月光仮面の歌」三船浩
出演:大村文武 小宮光江 松島トモ子 柳谷寛 若水ヤエ子
シネマスコープ モノクロ 61分

日本に駐在するバラダイ王国のアフナリア・シャバナン殿下が何者かによって自宅で暗殺された。警視庁は捜査を開始したが犯人の手掛かりを掴むことは出来ず、担当の松田警部は探偵の祝十郎に協力を願い出たのだった。松田は悪魔のような仮面を被った犯人を見たという女中のきみに殿下が肌身離さず大切にしていた物はないかと尋ねた。動揺するきみは中々思い出せずにいたが、ベッドの下にあったアルバムを十郎が見せると彼女は小さく頷いた。そのアルバムには二ヶ所剥ぎ取られた跡があり、中を一度見たことがあるというきみは人物の写真が一枚だけだったことを思い出した。そしてもう一枚が古びた地図であることを証言したとき急に苦しみ出したのだ。犯人は彼女が薬を飲むための水を運んできた看護師だった。きみは苦しみながら写真の人物が「母一人娘一人の浅川」と十郎に伝えると息を引き取った。看護師が持ってきた盆の裏には「祝十郎に忠告する この事件から手を引け」というサタンの爪からの警告文が貼られており、悪魔の仮面の人物がサタンの爪であること、そして看護師が手下だったことを知った。

サタンの爪はシャバナンから奪った写真と地図を使い、横浜に住む浅川母娘が拘わる何かを狙っているに違いないと松田は考えていた。一方、母親がシャバナンの愛人ではないかと考えた十郎は、助手の袋五郎八とカボ子に横浜での調査を命じた。二人は電話帳を使って浅川姓の家を一軒ずつしらみつぶしに訪問し、へとへとになりながら靴底をすり減らした。その頃、高台にある浅川家ではサタンの爪が昌子と不二子の母娘を監禁していた。サタンの爪の狙いは地図を照らし出す「アラーの眼」というダイヤだった。バラダイ王国の秘宝を示す地図を手に入れたもののそれがなければ何の意味もないのだ。サタンの爪は言わなければシャバナンの一粒種である不二子の命はないと脅し、昌子が向けた視線の先を追った。そこには花瓶があったがそれらしき物は見当たらなかった。だがその下に隠してあったケースの中にアラーの眼は入っていたのだ。サタンの爪はそれを月明かりに照らし妖しく光る様を楽しんでいたが、一発の銃声でそれは遮られた。窓から現れた月光仮面は母娘を助け出すとともにアラーの眼も奪って姿を消した。昌子たちの身柄を確保した五郎八とカボ子はタクシーを使って探偵事務所に向かっていたが、母娘はサブーナたちに誘拐された。だがその車の後ろにはバイクを駆る月光仮面がいた。

屋台的映画館
げっこうかめん/げっこうかめんぜっかいのしとう
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1958年
公開日(月光仮面):1958年7月30日 併映「若君千両傘」
公開日(月光仮面 絶海の死斗):1958年8月6日 併映「ひばりの花形探偵合戦」
監督:小林恒夫
企画:園田実彦
原作:川内康範
脚本:川内康範
撮影:星島一郎
録音:大谷政信
照明:城田昌貞
美術:藤田博
音楽:小川博興
編集:祖田冨美夫
助監督:若林榮二郎
メーキャップ:名越彰炳
美容:京空幸子
衣裳:八木一郎
記録:宮腰千代
スチール:山守勇
進行主任:山下明
撮影助手:林七郎
録音助手:岸勇
照明助手:山本辰雄
美術助手:金子元昭
装置:石森恒男
装飾:小谷春勇
電飾:金田孝夫
音響効果:岩藤龍三
主題歌:「月光仮面は誰でしょう」近藤よし子 キング子鳩会
・・・:「月光仮面の歌」三船浩
出演(月光仮面):大村文武 峰博子 小宮光江 宇佐美淳也 柳谷寛
出演(月光仮面 絶海の死斗):大村文武 峰博子 小宮光江 宇佐美淳也 柳谷寛
(月光仮面):シネマスコープ モノクロ 51分
(月光仮面 絶海の死斗):シネマスコープ モノクロ 52分

人類の滅亡と繁栄の鍵を握る世紀の爆弾「H・Oジョー発爆弾」が日本の科学者たちによって開発された。ひとたび爆発するや地上の空気は一瞬にして真空状態となり、あらゆる動植物は瞬く間に窒息することとなる。その恐ろしい爆弾の実験が発明者・中山博士の悲願を込めて極秘裏に行われようとしていた。実験は成功し計画は無事に終了したかに思えたが、第2監視所からの報告で実行寸前に危険地域内へ潜入者が逃走したことを知り関係者は沈痛な面持ちになった。爆発に巻き込まれたことは間違いなく、犠牲者が出たことを嘆く中山たちは爆心現場を調査することにした。防護服に身を包んだ彼らが現場に近づくと、その先にいた黒ずくめの4人が慌てて姿を消した。

調査から戻ると爆弾の資料が入っていた中山の鞄が盗まれていた。机の上には「H・Oジョー発爆弾の機密は貰った」という置手紙が残されており、国際スパイ団の仕業ではないかと考えた田坂博士は祝探偵事務所へ連絡するよう助手に命じた。私立探偵の祝十郎は明晰な頭脳と高い運動能力を持つ人物で警察からも絶大な信頼を得ていた。だがこの日は仕事の依頼でインドへ行くことになっていたのだ。探偵事務所で留守番をしていたカボ子は助手からの連絡を受けたのちに急いで空港に電話を掛けたが、十郎は旅立った後だった。十郎に仕事の依頼をしたのは国際スパイ団のアダラ・カーンだった。実験前の爆弾強奪に失敗した首領のどくろ仮面は、中山から爆弾の設計図が入った鞄を奪い取り十郎から追及を受けないよう偽の依頼で遠ざけたのだが、十郎の方が一枚上手だった。鞄の中は空だったのだ。怒り心頭のどくろ仮面は計画に失敗したタイガー白木に再度チャンスを与えた。

仕事を終え自宅に戻った中山の心は晴れなかった。例え死んだ人間が国際スパイ団の一味だったとしても実験の犠牲者には違いないからだ。彼は爆発によって起こる真空状態を大気圏外まで延長しロケットでの宇宙飛行計画を容易に進められるか、そして平和に寄与出来るかという問題点を考えながら研究を続けてきた。だが田坂は否定的であり、実際に悲惨な結果が出たことで最初からやるべきではなかったと悔やんでいたのだ。相談相手でもある娘のあや子は元気づけようと努力し、せめてもの慰めは設計図が相手に渡らなかったことだと中山は考えるようにした。彼は十郎の指示に従い設計図の隠し場所を記した地図をペンダントに隠して肌身離さず持っていた。だが自分の命が狙われる可能性が高まったことでそれをあや子に託したのだ。一方、どくろ仮面はタイガーの妹・ジプシーのユリを家政婦として中山邸に潜り込ませていた。

屋台的映画館

劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル

  • posted at:2019-06-05
  • written by:砂月(すなつき)
げきじょうばんとりっくれいのうりょくしゃばとるろいやる
テレビ朝日=東宝
配給:東宝
製作年:2006年
公開日:2006年6月10日
監督:堤幸彦
制作:上松道夫 島谷能成
共同制作:尾木徹 水野文英 吉川鏡 長坂信人
エグゼクティブプロデューサー:平城隆司 市川南
企画:梅澤道彦 塚田素浩
チーフプロデューサー:桑田潔 山内章弘
プロデューサー:船津浩一 蒔田光治 樋口優香
ラインプロデューサー:渡邊範雄
協力プロデューサー:小久保聡 吉川大祐
コンテンツプロデューサー:高野渉
脚本:蒔田光治
音楽:辻陽
監督補:木村ひさし
撮影:斑目重友
美術:稲垣尚夫
VFX:野崎宏二
映像:中村寿昌
照明:川里一幸
録音:臼井久雄
スクリプター:奥平紋子
編集:大野昌寛
助監督:高明
装飾:山田好男
現場編集:似内千晶
制作担当:篠宮隆浩
主題歌:「月恋歌」熊谷育美
制作協力:オフィスクレッシェンド
共同制作:プロダクション尾木 朝日放送 メ~テレ オフィスクレッシェンド
出演:仲間由紀恵 阿部寛 生瀬勝久 松平健 佐藤健
アメリカンビスタ カラー 111分

日本科学技術大学理工学部教授・上田次郎のもとに一人の青年がやってきた。彼は自然豊かな万練村の青年団に所属する中森翔平で、どんな不可思議な現象も科学で証明出来るという上田を頼ってきたのだ。万練村は神が繁栄し栄えるという言葉が由来の「カミハエーリ」という霊媒師によって昔から治められてきた。カミハエーリは霊能力で天変地異を鎮め村の災いを取り除くと言い伝えられているが、50年それを務めてきた翔平の祖母が先日亡くなったことで100日以内に後任を決めなければならなくなった。何故なら大きな災いが訪れると言われているからだ。村にはカミハエーリを選ぶための特別な風習があった。それは全国から集めた霊能力者を戦わせ生き残った者を後継者とするのだ。次のカミハエーリにしたい祖母は彼が小さい頃から奇跡を引き起こす方法を授けてきた。それはマジックの類だったが、それを見た村人たちがとても驚いたことで翔平は霊能力者のふりをし続けなければならなくなったのだ。当然のことながらその戦いに彼も参加することになっており、過去に残虐な殺し合いがあったことから、翔平は二度とそうならないために霊能力者のインチキを暴いて村人たちを納得させて欲しいと上田に願い出たのだった。

「自称」超天才美人巨乳マジシャンの山田奈緒子は客の集まらないステージでも健気にこなしていたが、ある日「てじなーにゃ」の掛け声とともに現れた兄弟マジシャンに居場所を奪われクビになった。興行主はその代わりにインターネットで見つけた万練村の大会を紹介し、カミハエーリに選ばれれば貢物がもらえるかもしれないという話を聞くと奈緒子の心はぐらついた。2ヶ月分の家賃を滞納していることを大家から責められていたからだ。結局プライドよりもお金への思いが勝り、上田から週末に温泉旅行に行かないかと誘われたものの彼女の気持ちは決まっていた。

5月8日土曜日。終点へ向かうバスの中で奈緒子は奇妙な光景を目にした。それは乗客の一人が突然苦しみ始めたのだが、別の男が両手を掲げると乗客は何事もなかったように立ち上がり礼を言った。その男は奈緒子と同じく終点で降りたが、彼女が目を離した隙に姿を消した。1時間半掛けて歩きようやく村にたどり着いた奈緒子は役場で受付を済ませたが、そこにはあの男の姿もあった。実行委員長の木下権三郎によると1時間ほど前にきていたのだという。その頃、村長の宇田川八兵衛宅には上田がいた。翔平の依頼を受けることにした彼は一人で参加することを心細く感じ、温泉旅行と偽って奈緒子を誘おうとしたのだが見事に振られたのだ。宇田川からカミハエーリについての話を聞いていると、霊能力者を名乗る者が村人相手に怪しげなことをやっていると実行委員の男が飛び込んできた。それが奈緒子だとわかると上田は他人のふりをし合図を送った。

屋台的映画館

月光仮面(1981年)

  • posted at:2018-12-17
  • written by:砂月(すなつき)
げっこうかめん
プルミエ・インターナショナル=ヘラルドエンタープライズ
配給:日本ヘラルド
製作年:1981年
公開日:1981年3月14日 併映「おじゃまんが山田くん」
監督:澤田幸弘
企画:愛企画センター
制作:古川博三 増田久雄
原作:川内康範
制作監修:川内康範
脚本:川内康範 澤田幸弘
音楽:川内康範
キャスティングプロデューサー:田中大三
制作補:山本勉
撮影:山崎善弘
照明:矢部一男
録音:信岡実
美術:徳岡博
編集:鈴木晄
助監督:高橋芳明
衣裳デザイン:朝倉摂
色彩計測:杉本一海
制作担当:堀井健一
主題歌:「愛の助っ人」ノーザン・ライツ
協力:にっかつ撮影所
出演:桑原大輔 志穂美悦子 地井武男 原田大二郎 ジョニー・大倉
アメリカンビスタ カラー 107分

東朋銀行京橋支店がレッドマスク団に襲撃され、白昼にも拘らず5億円が奪われた。その手口は鮮やかで、ラジカセと大きな箱を持ってカウンターに現れたサングラスの女がラジカセのボリュームを上げると、客として潜入していた他のメンバーが顔を隠す真っ赤な衣装に早変わりした。そして女が開けた箱の中から一斉にスズメが飛び出したことで行内が混乱すると、仲間たちは防犯カメラを使用不能にしアクロバティックな動きで行員やガードマン、客の行動を制したのだった。強盗団が複数の証拠品を残していたため、警視庁の松田警部は事件が早々に片づくと考えていた。ところがスズメを扱うペットショップは一つも見つからず、ラジカセから流れた「オー・マイ・ベイビー」というフレーズの曲を出しているレコード会社も見当たらなかった。覆面の似顔絵だけでは犯人の特定を出来るはずもなく捜査は初期段階からつまずいた。数日後、今度は現金輸送車が強盗団に襲撃された。強盗団は撒菱を道路に撒いて輸送車をパンクさせ、横転した車から運び出したジュラルミンケースは待ち伏せていた霊柩車に積まれた。警察の検問を掻い潜った霊柩車が工場の敷地内に停められたトラックに横づけされるとジュラルミンケースは再び積み替えられた。

国家転覆を企む竹林賢法は、「愛」を説き理想国家「ニューラブ・カントリー」建設を掲げることで多くの若者たちから支持された。洗脳された彼らは賢法の言いなりとなり、国家建設の資金集めを早急に行うためにレッドマスク団を組織して非合法な手段で多額の現金を手に入れたのだ。その夜、トラックは港に向かっていたが、バイクに乗った謎の男によって行く手を阻まれた。白い衣装に身を包んだヒーローは、あの「月光仮面」だった。

霊柩車から多数の指紋が発見されたが、それらは前科者に繋がらなかった。捜査の糸口を見つけられない松田が頭を抱えていると匿名の電話が掛かってきた。電話の主は、現金輸送車から奪われた5億円を返す代わりに10パーセントの手数料を差し引くと言った。狐につままれたような話だが松田は話を続けた。時間は明日の午後3時、場所は銀座。取引場所はわかったが、通話時間が短かったことで逆探知は失敗に終わり、声も加工されていたことから人物を特定することは出来なかった。翌日、買い物客に扮して歩行者天国に現れた松田は何気ないふりをして辺りを観察したが、どうしても全ての人々が怪しく見えるのだ。そんなときに限って娘ののぞみとバッタリ出会い、困った彼は小遣いを渡して追い払った。その周辺には、観光中のリムサド王国・ラジャニ王妃が身につけた時価数十億のダイヤのアクセサリーを狙うレッドマスク団の姿があった。

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