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ピンクカット 太く愛して深く愛して

  • posted at:2021-03-18
  • written by:砂月(すなつき)
ぴんくかっとふとくあいしてふかくあいして
にっかつ
配給:にっかつ
製作年:1983年
公開日:1983年1月21日 併映「セクシードール 阿部定3世」
監督:森田芳光
プロデューサー:中川好久
企画:進藤貴美男 小松裕司
脚本:木村智美 森田芳光
撮影:鈴木耕一
照明:矢部一男
録音:小野寺修
美術:中沢克己
編集:川島章正
選曲:佐藤富士男
助監督:金子修介
色彩計測:田口晴久
現像:東洋現像所
製作担当者:三浦増博
挿入歌:「ロックンロールタイフーン」寺島まゆみ
・・・:「青紫」寺島まゆみ
・・・:「ヒート・ビート・ナイト」寺島まゆみ
・・・:「忘却唄」寺島まゆみ
出演:寺島まゆみ 井上麻衣 山口千枝 麻生みちこ 山地美貴
アメリカンビスタ カラー 68分

就職活動に精を出す城南大学の友永明は会社の面接を受ける前に散髪をすることにした。第一印象を左右するのはまず身だしなみだからだ。面接時間が午後3時であることを先方に電話で確認した明は、その公衆電話の近くにある理容院「おしゃれサロン・アズサ」でリクルートカットにすることにした。一見何処にでもありそうなとても地味なその店のドアを開けると、その先には花園が広がっていた。理容師は若い美人揃いでしかもミニスカート。優しく接してくれるその娘たちに頭を触ってもらうことに明は至福の喜びを感じたのだった。そのことを話したくて仕方がない彼は、翌日学校に行くと親友の江川巧を捉まえた。明にとって今は面接の結果よりも理容院の方が大事だった。

明が学校終わりに駅前の売店で就職情報誌などを買っていると、ヘアカットの担当をした理容師が横を通り過ぎた。声を掛けると彼女は明のことをちゃんと覚えていた。名前は軽部まみといい、自宅はあのアズサだった。父子家庭で育ったまみだったが、一年前に父親が亡くなったため後を引き継いだのだ。彼女も同じ城南大学の生徒だったが、そのことは言わずにいた。

まみの魅力に惹かれる明だったが、彼には篠原由加という恋人がいた。周りの友達が次々と就職先を決めて行く中、明だけ遅れを取っていることに彼女は呆れ果てていた。それでも出来るだけ力になりたいと一人暮らしのアパートへ押し掛けたり、それが出来ないときは電話で勇気づけた。ある夜、由加からの電話を切った直後に巧が訪ねてきた。傍には理容師の村里みどりがおり、今すぐ明に映画でも観てこいというのだ。強引に部屋を追い出された明だったが特に行くところはなし。まみに会いたくなりアズサへ行くと、営業時間が終わっていても快く迎えてくれた。シャンプー台を洗う彼女のミニスカートからパンティーが見えたことでムラムラとした明はまみを押し倒すが、そんなつもりできたのと言われたことで我に返りゴメンと謝った。

ある日、理容師の丸山智枝がスペシャルサービスで客からチップを貰おうとした。まみは彼女を別室に連れて行き説教をしたが、お客が喜ぶことをして何がいけないのと言われたことがいつまでも心に引っ掛かっていた。その夜、未だに就職先が決まっていない明を呼び出すと、励ますためにスペシャルなサービスを施すことにした。

屋台的映画館
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百円の恋

  • posted at:2020-11-28
  • written by:砂月(すなつき)
ひゃくえんのこい
東映ビデオ
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
製作年:2014年
公開日:2014年12月20日
監督:武正晴
製作:間宮登良松
企画監修:黒澤満
エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫
プロデューサー:佐藤現 平体雄二 狩野善則
脚本:足立紳
撮影:西村博光
照明:常谷良男
録音:古谷正志
美術:将多
編集:洲崎千恵子
音響効果:柴崎憲治
衣裳:宮本まさ江
ヘアメイク:金森恵
助監督:山田一洋
制作担当:大川伸介
音楽:海田庄吾
主題歌:「百八円の恋」クリープハイプ
企画協力:セントラル・アーツ オフィス作 ブレス
製作プロダクション:スタジオブルー
出演:安藤サクラ 新井浩文 伊藤洋三郎 稲川実代子 早織
アメリカンビスタ カラー 113分

母親一人で切り盛りする実家で弁当屋のさいとう亭に引きこもり自堕落な生活を送る斉藤一子、32歳。ある日、離婚をして息子の太郎と戻ってきた妹の二三子と同居することになったが、彼女の日常には特に変化が見えなかった。腹が減れば近所にあるコンビニ風の100円ショップ・百円生活に行って食べたいものを買い、好きな時間に眠り、それ以外はゲームやマンガ漬けの日々を送った。一週間が経った頃、不満が爆発した二三子とケンカをした一子は家を出て行った。母・佳子から貰った資金を使ってアパートに住むことになり、今後のことを考えて働くことに決めた。彼女が履歴書を提出した先は、いつも利用している百円生活だった。店長の岡野淳は学生時代にさいとう亭をよく利用しており、深夜勤務ならと即決した。その夜、店長よりも勤続年数の長いベテラン店員の野間明から研修を受けながら働くことになったが、休憩時間になりタバコを燻らせながらバックヤードで休んでいると知らない女がやってきて廃棄処分のうどんを勝手に持って帰った。野間によると彼女は池内敏子という元店員で、レジの金を盗んだことがわかりクビになったのだという。

一子の最初の客は早朝にやってきた青木ボクシングジムのボクサー・狩野祐二だった。ふらりと店に現れては大量のバナナを買って行くため野間たちは「バナナマン」と陰で呼んでいたが、一子に気を取られて肝心のバナナを置き忘れて帰ってしまった。一子が次の出勤時にジムへそれを届けると、祐二はいつもこの道を通るよなとぶっきらぼうに言い、その流れでにデートに誘った。彼女はジムの前を通る度に祐二のことを気に掛けており、照れる一子は明後日ならとOKを出した。

動物園でのデートから数日後、岡野が心労で辞め本部から店長代理として佐田和弘が派遣されてきた。店内が混乱する中、バナナを買いにきた祐二は金の代わりに二枚のチケットをレジ台に置き何も持たずに帰っていた。それは彼が出場する試合のチケットだった。祐二の年齢はプロボクサーの上限である36歳に達しており、それが彼にとって引退試合だった。祐二はその試合の1ラウンドでKO負けを喫したが、初めてプロボクシングを目の前で観戦した一子は迫力に圧倒された。

屋台的映画館

必殺! 三味線屋勇次

  • posted at:2020-11-07
  • written by:砂月(すなつき)
ひっさつしゃみせんやゆうじ
松竹京都映画=グランプリ=ミュージアムピクチャーズ
配給:松竹
製作年:1999年
公開日:1999年2月11日
監督:石原興
企画:山内久司
製作:櫻井洋三 北側雅司
プロデューサー:佐々木勇 中島仁
脚本:野上龍雄
音楽:平尾昌晃 長部正和
撮影:藤原三郎
照明:中島利男
監督補:酒井信行
美術:原田哲男
録音:中路豊隆
編集:園井弘一
調音:鈴木信一
記録:竹内美年子
装飾:中込秀志
殺陣:宇仁貫三
渉外:木辻竜三
演技事務:山緑美香
製作主任:高坂光幸
製作協力:沢井プロダクション
主題歌:「あの日の嘘のつぐないに」中条きよし
後援:朝日放送
出演:中条きよし 天海祐希 阿部寛 清水健太郎 三国一夫
アメリカンビスタ カラー 101分

柳橋の料亭で高利貸の烏山検校が殺された。その正体は晴らせぬ恨みを金で解決する仕事人の仕業だった。客として紛れ込んだ三味線屋の勇次は髪結いの弥助と協力して仕事を終えたが、彼らの行動に目をつけていたのは三味線の師匠をしているお喜和だった。

お千代、お駒を引き連れて全国を旅する大道芸人の伝兵衛は江戸の町へやってきた。その夜、大衆の前でお千代たちが空手の演武を見せると、五十文でこの娘たちの頬を一発でも張り倒すことが出来れば一両差し上げると伝兵衛が呷った。挑戦者が次々と名乗りをあげる中、そこを二人の掏摸が駆け抜けて行き突然のことに伝兵衛は呆気に取られた。そんな彼に密かに声を掛けてきたのは弥助だった。伝兵衛はかつて上方で仕事人の元締をしていたが、彼はそのときの仕事仲間だった。伝兵衛は無理するなとつぶやくと何事もなかったようにお千代たちのもとへ戻り商売を再開した。

弥助の日課は恋心を抱くおとよの店で晩酌をすることだった。だがいつものように店に入ると彼女の様子が違い、気になって近くの葦簀をめくるとあの掏摸の兄弟が隠れて飯を食っていたのだ。おとよの頼みを断れない弥助は二人の少年を一晩だけ匿うことになったが、彼にはやらなければならないことが待っていた。深夜、二人が寝静まると弥助は音を立てずに出掛けた。弥助の的は鬼の岩松と恐れられる無法者の岩松平吾郎だったが、内田平内という表向きは手習師匠の男に先を越されたのだった。

明け方、弥助を訪ねてきたのは岡っ引浜町の浅吉だった。彼は柳橋の料亭で行われた髪結い仲間の集まりに出た弥助が騒動の最中に帰ったことを怪しいと睨んでいた。だが証拠は見つからずにトボトボと帰って行くと、その様子を隣の部屋で聞いていた兄弟は弥助が夜中に出掛けたことを岡っ引に黙っておく代わりに置いて欲しいと言ってきた。困った弥助は勇次に相談をするが、それがきっかけとなってこっちの尻に火が着いちゃたまらないと断った。だが彼らを自分のようにしたくないという弥助の本音を知り二人を預かることに決めた。

屋台的映画館

秘密戦隊ゴレンジャー 火の山最期の大噴火

  • posted at:2020-10-29
  • written by:砂月(すなつき)
ひみつせんたいごれんじゃーひのやまさいごのだいふんか
NET=東映
配給:東映
製作年:1976年
公開日:1976年12月19日 併映「西遊記」「UFOロボ グレンダイザー 赤い夕陽の対決」「ピノキオより ピコリーノの冒険」「一休さん おねしょお姫さま」「忍者キャプター」
監督:田口勝彦
プロデューサー:荻野隆史 平山亨 吉川進
原作:石森章太郎
脚本:上原正三
撮影:高梨昇
照明:城田昌貞
美術:小川富美夫
仕上制作:映広音響
録音:太田克己
編集:菅野順吉
効果:大平隆義
選曲:村田好次
記録:徳永絵里子
音楽:渡辺宙明
音楽制作:あんだんて
主題歌:「進め!ゴレンジャー」ささきいさお 堀江美都子
・・・:「秘密戦隊ゴレンジャー」ささきいさお こおろぎ’73
助監督:福島孔道
進行主任:大里俊博
技斗:岡田勝
メークアップ:のざねまさえ
装置:日向勤
制作担当:伊東暉雄
トランポリン:湯川泰男
衣裳:東京衣裳
オートバイ協力:スズキ自動車
現像:東映化学
特撮研究所:鈴木昶
大平特殊効果:菊地潔
オートバイアクション:室町健三
キャラクター制作:エキスプロダクション
出演:誠直也 畠山麦 小牧りさ 伊藤幸雄 宮内洋
アメリカンビスタ カラー 20分

黒十字軍の三代目幹部である火の山仮面マグマン将軍はゴレンジャーとイーグル基地を全滅させるために移動要塞ナバローンを使ってローラー作戦を開始した。一方、バリドリーンでの上空からの偵察によりナバローンを発見した新命明と大岩大太はバルカンミサイル・スカイロックを発射した。ところが要塞はバリヤーで守られており傷をつけることすら出来なかった。その頃、アカレンジャー、モモレンジャー、ミドレンジャーの三人はゴレンジャーマシーンで地上から様子を窺うが、火炎放射攻撃・ファイヤーロードで炎に包まれた。新命と大岩はアオレンジャーとキレンジャーに変身するとバリドリーンに搭載されたバリタンクに乗り込み、消火装置で三人を助け出すと反撃を開始した。下方からミサイル攻撃を行うがバリヤーは破れないため、巨大なマジックハンド・バリハンドを高速で回転させるジャイロスクリューで地中に潜った。手薄な外壁を突き破ったバリタンクは突き進み火薬庫に迫った。追い詰められたマグマンは要塞の資料室を切り離して逃走したが、そこにはナバローンの設計図が残されていたのだった。基地に戻った五人は早速分析を始めた。

ナバローンは指令室が何処にあるのかわからないような設計されており、どのパーツでも自由に切り離せるように出来ていた。つまり攻撃を受けても決定的なダメージを負わないようになっているのだ。手に入れた設計図は詳細を記したものではないためそれ以上のことはわからなかったが、その紙自体に何か仕掛けがあるのではないかと考えた大岩のアイデアをもとに解析を進められた。その頃、マグマンは黒十字軍総統から叱責されていた。設計図が奪われたことで勝負は「負け」と決めつけられたのだ。設計図は簡単には見破られないような仕組みになっており、そのことを説明をするために総統を追い掛けたのだが祈祷所に籠った後だった。一刻も早く伝えたいマグマンは裏口から忍び込むが、彼がそこで見たのは永く眠る魂を蘇らせる儀式だった。高電圧装置が施された棺の横には「時きたれば我自ら目覚めん」と書かれゴールデン仮面大将軍の紋章が描かれていたことから、マグマンは自分が総統から見捨てられたことを知った。そこで彼は最終決戦に挑み、勝利して信頼を取り戻そうと考えたのだった。

屋台的映画館

必殺始末人

  • posted at:2020-10-02
  • written by:砂月(すなつき)
ひっさつしまつにん
衛星劇場
配給:松竹
製作年:1997年
公開日:1997年3月1日
監督:石原興
製作:櫻井洋三 鍋島壽夫
プロデューサー:佐々木勇
プロデューサー補:片岡公生
脚本:鈴木生朗
音楽:平尾昌晃
撮影:藤原三郎
照明:中島利男
美術:原田哲男
録音:広瀬浩一
編集:園井弘一
調音:鈴木信一
助監督:酒井信行
記録:野崎やえこ
装飾:中込秀志
制作主任:高坂光幸
殺陣:諸鍜治裕太 加藤正記
撮影助手:江原祥二 山本浩太郎
スチール:渡辺伸二
効果:上床隆幸 藤原誠
主題歌:「恋路」石川さゆり
製作協力:松竹京都映画
出演:田原俊彦 南野陽子 俊藤光利 朝加真由美 樹木希林
アメリカンビスタ カラー 88分

源兵衛長屋で鳥籠作りをしながら暮らす武州浪人の山村只次郎は事件に巻き込まれ下手人となった。南町奉行所与力白鳥右京は只次郎の申し立てを全て却下し斬首刑に処した。死体置き場で目覚めた只次郎は生きていた。剣客時代の腕を右京に買われた只次郎は、命と引き換えに奉行所でも裁けない悪人を一仕事三十両で成敗する闇の始末人としての道を進むしかなかった。繋ぎの役目を担うのはお駒という門付けだった。

諸紙問屋井筒屋の放蕩息子千太郎が博打で捕まり牢に入れられた。父親の利兵衛は牢屋敷に顔が効く差入業地蔵屋のおとらに取り入り金で解決してもらおうと依頼した。五十両を手に入れたおとらは百叩きを五十叩きに減らしてもらおうしたが、実際には四、五日もすれば出されるという軽微な罪だった。金をもらった以上何とかしなければならないと考えたおとらは懲りるだろうと本人のためを思って五十叩きを申し出ることにした。だが彼女が牢屋敷にきた本当の理由は違った。男を刺殺したお駒という女が牢屋に入っていたはずだが、町で偶然見掛けたため確かめにきたのだ。だが同じ頃に入れられたおくまからひどい取り調べを受けた後に仕置きで斬首されたと聞き、他人のそら似だと思った。

千太郎が解き放たれた日の夜、商売敵の亀甲屋で火付け騒ぎが起きた。お駒の投げ文によって調査に乗り出した北町奉行所与力黒沢河内守が利兵衛を厳しく追及したが、大枚の金が渡ったことで亀甲屋の失火と結論づけた。そして井筒屋はお咎めなしとなった。亀甲屋と結託して井筒屋を乗っ取ろうと考えていた右京にとってそれは想定外の出来事だった。北町がけりをつけたことで手を出せなくなった右京は次なる手段として只次郎に黒沢河内守の暗殺を命じた。

おとらが酒代を払いに居酒屋へ行くとそこには見たことがある男がいた。最初は誰だか思い出せなかったが、それが仕置場で斬首された男だとわかると拘らないように帰った。ところが家に入ると人の気配を感じたため、私を始末しにきたのなら江戸中の囚人が黙っていないよと脅した。おとらは只次郎のことを全て調べ上げており、今しがた人を斬ったばかりの血のにおいがするよと鼻を近づけて言った。

屋台的映画館

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